胸が垂れる原因と重力に逆らう上向きバストキープする方法

ハリや潤いを失って、下を向いてしまった萎んだバストは年齢を感じさせます。下垂を防ぎ、若々しいバストを保つ簡単トレーニングと日々のケアに取り入れたい、肌のお手入れ方法を紹介します。

胸が垂れる原因と重力に逆らう上向きバストキープする方法

胸が垂れる原因&対処法

年齢と共に気になってくるのが、さまざまな部位の「下垂」です。

頬の肉がたるんでブルドックみたいな顔になってきたり、瞼(まぶた)が下がって目が小さく見えるようになったり、お尻が垂れ下がってきたりと…、”加齢、肌や筋肉の衰え”は、顔やスタイルが崩れてくる原因のひとつ。


もちろん「胸」も例外ではありません。ハリを失った肌や筋力低下などの影響を受けると、間違いなく胸は垂れてくる部位。

胸はほとんどが、柔らかい「脂肪」でできているため、何の努力もケアもせずにハリやバストの高さを維持するのは難しいのです。

では、「胸が垂れる習慣」と「ハリのある上向きバストをキープする方法」を紹介します。

胸が垂れるNG生活習慣

悪い習慣が日常化するとバストは垂れやすくなります。年齢が若いうちは肌や筋肉のハリで何とかカバーできていたとしても、年を重ねるとそうはいきません。

できるだけ早いうちに胸が垂れる悪習慣を断ち切って、美しく若々しいバストラインを維持して下さいね。

▼前かがみの姿勢は胸が垂れる

体を真っすぐ支える腹筋や背筋が弱くなってくると、肩が前方に傾いてきて、アゴが前に出やすくなり背中も丸くなってきます。

いわゆる猫背です。


  • 「前かがみになる猫背」
  • 「胸を張る姿勢」

この2つは真逆の姿勢ですね?

猫背と胸を張る姿勢


胸の筋肉に意識を集中しながら、2つのポーズを試してみて下さい。

「胸を張る姿勢」をとると?

大胸筋に程よくチカラが入りますね?

「猫背」になると?

一気に大胸筋の緊張がほどけますね?

 猫背が習慣化すると、バストを支えようとしている大胸筋を常に弛めている状態に…。結果的に筋力が弱まり、胸が垂れやすくなってしまいます。

▼楽チンすぎる下着の着用は胸が垂れる

胸やアンダーバストの締めつけが苦手な女性に大人気なのが、伸縮性のある生地を使用した「ホック&ワイヤー無しタイプのブラ」や「カップ付のキャミソール」。

メーカーによりアンダーバスト部分のゴムの強さに差があり、着け心地に違いはあるものの、一般的なワイヤー入りタイプのブラに比べて締め付けられるストレスを大幅に軽減できる快適さが人気の理由。


しかし、これらの胸を締め付けないように工夫された伸縮性のある生地の下着はラクな反面、ワイヤー入りで固めの生地の下着と比べると、どうしてもバストを高い位置でキープすることが難しいのです。


そして、「支えが強い固いブラ」をしている時より、「支えが弱い柔かいブラ」を着用していると、その分、デコルテ部分の皮膚にかかる重力の負担が大きくなります。

だから、重力に負けないように日常的にバストを支える大胸筋や小胸筋をエクササイズで鍛えたり、スキンケアを徹底して首から胸にかけたデコルテ部分の皮膚のハリを保っておかなければ、快適さの代償としてバストの位置が下がりやすくなってしまいます。

上向きバストをキープする方法

激しい運動は必要ありません。簡単なトレーニングと肌のお手入れを実践するだけで、重力も跳ねかえし、胸の位置をキープできます。

▼胸が垂れるのを防ぐ簡単トレーニング

トレーニング1

1.うつぶせになる
2.腕立て伏せのように両腕を伸ばして上体を支えて10秒キープ

※腹筋を鍛えて良い姿勢をキープ!

うつ伏せトレーニング

トレーニング2

1.うつぶせになり、両腕と足をまっすぐ伸ばす
2.両腕と足を地面から浮かせた状態を10秒キープ

※背筋を鍛えて良い姿勢をキープ!

トレーニング3

1.天井を見ながら口を思いきり「イ」の形にして10秒キープ
2.ゆっくり元に戻す

※二重あご解消にも効果あり!

口を「イ」の形にしてトレーニング

トレーニング4

1.腕を肩の高さまで上げて、胸の前で合掌する
2.そのまま両手を押し付け、10秒ほど力を入れる

※バストアップ効果もあり!

バストアップ体操

どのトレーニングも汗をかくほどハードなものではありません。自宅でテレビを観ているときや寝る前の習慣に!

姿勢が良くなったり、胸の垂れ防止が期待できます。

また、加齢に負けずキレイな胸のラインを長くキープしたいのなら、通勤電車内やオフィスでも、座っているとき、立っているときなど、常に自分の姿勢が崩れていないか日常的に意識することも大切。

▼胸のハリを維持するスキンケア

大胸筋や小胸筋などの筋肉はバストを支える土台。
ここをエクササイズで鍛えるだけでは、美しい胸の位置をキープすることは出来ません。

水分量が少なくなった肌にはシワが発生しますね。

だから、いくら土台(筋肉)をモリモリに鍛えても、表面を覆う肌が水分や皮脂不足のままでは若々しさが失われてしまいます。

でも、特別なケアが必要なわけではなく、顔と同じようにお手入れすれば良いのです。

お手入れ方法1

頭皮マッサージをして血行を良くする

※指のハラで頭皮を傷つけないように、全体を優しく指圧するように刺激する。

頭皮マッサージする女性

お手入れ方法2

「顔」「首」「胸元」「肩」「二の腕」を保湿ケアする

※顔のお手入れのついでに化粧水でたっぷり水分補給した後、乳液orボディクリームを塗り、潤いを閉じこめる。

顔の保湿

たったこれだけでOKです。

頭皮マッサージは胸が垂れるのを防ぐ

頭から足の先まで一枚の皮膚で繋がっていますね。

首のたるみが気になるからといって首だけ念入りにスキンケアをしても、首より上にある頭皮や顔の皮膚が伸びきって弛んでいたら?

首から上の肌の弛みを支えている”首や胸の皮膚”にも負担がかかり、バストが垂れやすくなってしまいます。

だからまず、顔、そして首、胸元と全体を繋いでいる皮膚のテッペン(頭皮)のたるみを防ぐために、マッサージをして柔らかくほぐすことから始めるのです。

少しのケアで上向きバストは維持できる

  • 良い姿勢を心掛ける
  • 姿勢やバストを支える筋肉を鍛える
  • 下着で人工的なチカラで重力の抵抗を抑える
  • ハリのある肌を保つ

『キレイな体型を長く保つには大変な苦労がつきもの…。私には無理』と、諦めるのはもったいない。日々、チョッとしたことに気をつけるだけで、無理をしなくても健康的で美しいスタイルをキープすることができますよ。

この記事を友達に教える

麻生れいこ

恋愛、美容、ライフスタイル等、コラム全般を担当。お役に立てる情報をお届けしたいです。特技は早起きです。