肌の透明感を蘇らせる方法・休ませると肌はクリアになる!

肌の透明感が失われると老けた印象を与えてしまうので、顔色も化粧ノリも悪いときって気分も落ち込んでしまいますよね。くすんだ肌にファンデを塗って誤魔化すより、根本的な解決方法を試してみて下さいね。

肌の透明感を蘇らせる方法・休ませると肌はクリアになる!

“何もしない”が肌の透明感を生む!

化粧水にクリーム、美容液などにもこだわって、日々のスキンケアを入念に行い、きちんと毎晩クレンジングも丁寧にやってメイクオフもしているのに「肌荒れ・くすみ・シワ・シミ・毛穴の汚れ」がどうしても解消されない…、と、肌の状態がパッとしないと憂鬱になりますよね。

お風呂に入って全身の血液の流れを良くすることも”肌くすみを解消”してくれますが、その効果は一時的なもの…。常に透明感のある肌の持ち主になるにはどうすれば良いのでしょうか?


キメが整った、くすみのない透明感のある肌づくりを目指すときに「汚れを落とすこと」を重視している女性が多いのですが、実際には「メイクをする行為」自体が肌トラブルを引き起こし透明感を失わせている原因になっているのです。

クリアで透き通るような素肌を取り戻したいのなら、1週間のうち丸1日~2日間は「お化粧をしないスッピンの日」を設けることで、今まで悩まされていた”くすみ”が解消し、肌の透明感が戻ってきますよ。

メイクが肌に与える影響

では、まずどうしてお化粧することが肌のくすみなど透明感を失わせる原因になるのか?「メイクが肌に与える影響」を紹介します。

1.保存料などの化学物質による刺激

メイクする女性

メイクといえばファンデーションやチーク、マスカラなど肌や顔のパーツに直接つけて使うものです。しかし、できるだけ品質の良いものにこだわり選んだとしても、その成分には保存料やカラー剤など「化学的な物質が多量に含まれている」のが事実です。

化粧品は”正しい保管方法で未開封ならば3年間は品質が保たれる”とされています。

いうことは、「無添加」で使用期限が明確に表示されている商品じゃない場合、どんなに肌に優しいと言われていても最低限の防腐剤などが使われているということです。

もちろん、すぐに肌にトラブルが生じるわけではありませんが、こうした成分が長年、蓄積されていくことで肌の老化やトラブルに繋がっていくのです。

2.肌本来のバリア機能やターンオーバーを妨げる

ファンデーションをはじめとしたメイクの主な目的は”肌をキレイに見せること”ですね。シミやくすみをカバーする、毛穴を目立たないようにするといった方法によって実現します。これはつまり、本来の肌にフタをしてしまうこと


人間のカラダにおける皮膚の役目としては、汗によって体温調節をしたり皮脂などを分泌して外部からの刺激を防ぐバリア機能などが挙げられます。

しかし、ファンデーションなどで皮膚全体をカバーすることで汗腺や皮脂腺がふさがれ、肌が自然におこなっている活動を妨げてしまうのです。

そのため、潤い不足になったり肌のキメが粗くなったりして、肌のコンディションが悪くなるのです。

3.メイク残りによる肌の汚れ

「クレンジングが美肌の基本」と、毎日洗顔をして美肌づくりに励んでいる女性は多いはず。

洗顔する女性

しかし、オイルクレンジングなど洗浄力が強いアイテムを使っても、ちゃんと馴染ませないまま洗い流してしまうなど、正しい落とし方をしなければ頑固なメイク汚れは肌に残ってしまいます。


肌に残ったメイク汚れは少しずつ蓄積され、毛穴が広がる原因になったり肌のくすみを招き、透き通るような肌からは遠ざかってしまいます。

また、大手化粧品メーカーの研究によるとパラベンなどの防腐剤はメラニンの生成を促すというデータもあり、シミなどを増やす原因になるとも考えられます。

4.ゴシゴシ洗いがシワやシミを増やす

肌をキレイな状態にしておくにはクレンジングが大事だ!と思うあまり、つい力を入れて擦りながら化粧落としをすることがありますね。

実はこうしたクレンジングの際に 肌に与える「摩擦」が、「シワ・シミ」を作る原因にもなっているのです。


また、クレンジング後にせっけんなどでクレンジング剤を洗い流すときも充分に泡立てず顔を洗うと、指が顔の皮膚に触れてしまうため刺激が加わります。

顔の皮膚はとても薄くてデリケートです。とくに目のまわりやクチビルなどは要注意!余分な負荷が肌にかかることで細胞が壊れてしまい、皮膚のハリや潤いをキープする力がなくなり透明感が失われてしまいます

休日くらいは完全メイクオフしたい理由

メイク自体やお化粧を落とす行為が肌に負担をかけるからといって「じゃあメイクをやめよう」というのは女性にとって難しいものですね。ビジネスなどにおいては社会的マナーとして素顔で出掛るわけにもいきません。

しかし、せめて会社や学校がオフの日(1~2日間)は、完全メイクオフの「すっぴんDay」を設けて下さい。

そうするだけで、肌本来の「透明感・潤い・ハリ」が戻ってきます。では、メイクをしない日に実践すべきポイントを紹介します。

1.スキンケアは保湿のみ!“シンプルケア”を徹底

スキンケアする女性

毎日メイクをして、常に外気にさらされている顔。ウイークデイでストレスや疲れが溜まってしまった肌を、休みの日だけは完全オフ状態に切り替えゆっくり休めてあげましょう。

より肌への負担を軽減させるにはスキンケアもシンプルにすることがポイント!
休みだからとエステに行ったりパックをしたりしたくなる気持ちはわかりますが、そこをぐっとこらえてシンプルなスキンケアだけにすることで肌が自分で元気になる力を蓄えることができるのです。

とはいっても、まったくカバーされていない肌は乾燥しやすくなるので保湿は大切。使うアイテムは化粧水、乳液、クリームなどの基本的なものだけにして、丁寧にハンドプッシュして肌に潤いを与えて下さい。

化粧水はゆっくり時間をかけて二度づけをして、クリームを塗った後は手で優しく押えてハンドパックをしてあげるなど、ふだんは忙しくてお粗末にしがちな「手間と時間」をかけて肌をいたわってあげることが透明感のある肌には欠かせません。

2.紫外線に当たらないように気をつける

スッピンで過ごすときに気をつけたいのが「UVケア」。日焼け止めやファンデーションをつけていれば日常生活の紫外線を気にすることはないですが、メイクをしていない無防備な肌のまま紫外線を浴びるのはシミ・シワ・くすみを加速させます。

洗濯物を干したり部屋の空気の入れ替えなどで窓を開ける際に太陽の光を浴びるときは、たとえ室内であっても顔が隠れるくらいの帽子をかぶってUVカットを心掛けて下さい。市販されている顔全体が隠れるガーデニング用のマスクなどを使用することをおすすめします。


ただし、日当たりが良く部屋全体に日差しが降り注ぐ場合は、基本的なスキンケアだけで済ますのではなく、肌への負担が軽いUVカットジェルやクリームを使用して紫外線から肌を守って下さいね。

3.手、タオル、枕カバーを清潔に

タオル

肌トラブルの大きな原因の一つが「不衛生」であることなので「手、タオル、枕カバーを綺麗にすること」が大事です。一人暮らしの場合は、1週間同じタオルや枕カバーをずっと使っているという人も少なくないのでは?

しかし、すっぴんで過ごす休日は、特に衛生的な環境をキープするよう注意して下さい。


濡れたまま放置していたタオルを再度使ったり、髪の毛や皮脂が付着した枕カバーをそのまま使用していると肌トラブルの原因となるダニや雑菌が繁殖し、汚れた手で顔に触れると吹き出物が発生しやすくなります。

あまり神経質になる必要はありませんが、枕カバーやタオルや手など肌に触れるものを不潔にしていると、発疹トラブルから赤ら顔などに悩まされることとなりクリアな透明肌は幻に…。

4.完全オフライフを一カ月続けてみる

休日すっぴん生活は、1回だけで効果が期待できるものではありません。個人差はあるものの、一般的に28周期といわれている肌のターンオーバーのサイクルから、1か月くらい続けることで肌のハリや透明感の違いを実感できるようになります。

肌への効果だけでなく、メイクをしない日を作ることで「今日はオフだ」という意識が生まれ精神的にもリラックスできるのも嬉しいメリットのひとつ。

肌の状態には、ストレスがそのまま反映されるポイント!心身ともにリラックスすることで肌の調子はみるみるアップしてきますよ

透明な肌づくりには”肌を休ませる”ことが大事

眠る女性

顔のパーツが可愛くても肌がくすんでると実際より老けて見えるので、よほど透明感に自信がなければ他人様にスッピンは曝け出したくないものです。

また、メイクをしていても重症の「くすみ肌」になってしまうと、コンシーラーやルーセントパウダーなどを塗ってもカバーしきれず化粧ノリもいまいちに…。やはり、スッピンになっても勝負できるくらいハリと潤いをパッと明るい肌になりたいですよね。


今回は「化粧が肌に与える影響」にスポットを当てて、くすんだ肌の透明感を蘇らせる方法を紹介しましたが、もうひとつ大事なのが「睡眠」

お化粧オフDayを作って”肌の外側だけ”を休めても、夜更かしばかりして睡眠不足の日々を過ごしていれば肌の内部に疲れが蓄積されてどんよりした顔色の老け顔に…。

【メイクオフの日】
⇒肌の表面を休ませる

【適切な睡眠をとる】
⇒肌を内側から休ませる

この2つをワンセットと考えて、肌の透明感をゲット&キープして下さいね。

この記事を友達に教える

モリヤマルミ

美容情報を専門にコラムを書いています。美と健康に役立つ情報を発信しますね。