食べてないのに痩せない理由と燃焼スイッチを入れる方法

食べてないのに痩せない、という、理にかなわない現象は実際に起きるのです。ダイエットを心掛け、カロリー、脂質、糖質制限をした食生活を続けていても、体の燃焼力(基礎代謝)が落ちていたら痩せません。

食べてないのに痩せない理由と燃焼スイッチを入れる方法

食べてないのに痩せない原因と対処法

スリムな体型を目指してダイエットを開始して、糖分が多いお菓子や飲み物などの間食、炭水化物の摂取を少しでも減らすために野菜中心のメニューに変更して、白米、パン、パスタなどを食べるのを必死で我慢しているのにもかかわらず…、体重が減ったり、身体がキュッと細くなる嬉しい成果を得られずに、”食べないのに痩せない体質”に悩み苦しんでいる方に原因と対処法を紹介します。

食べないのに痩せない原因はモナリザ症候群かも

モナリザのイラスト

摂取カロリーを考えて暴飲暴食やドカ食いをするわけでもなく、ひたすら空腹に耐える日々の中でほんのチョッと食べただけですぐに太ってしまう、食べないのに痩せない傾向があるのなら、それは“モナリザ症候群”が影響しているのかも知れません。

交感神経がうまく働かないことで自律神経が乱れ、体がきちんとエネルギーを消費することができなくなった結果、太りやすくなってしまう状態のことを「モナリザ症候群」と言います。

赤文字部分を読むと「モナリザ」

Most
obesity
known
are
low
in
sympathetic
activity

“モナリザ症候群”のモナリザは、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた有名な美しい肖像画「モナ・リザ」とは全くの無関係で「ほとんどの肥満は交感神経の乱れによるもの」という英文から、それぞれの単語の文字を組み合わせた造語です。

食べてないのに痩せない体と自律神経の関係

ケーキを我慢している女性

「自律神経の働きが乱れて太りやすくなる」ということですが、どのような影響を体は受けるのでしょうか。

自律神経は「交感神経と副交感神経」2つの神経によって構成されています。モナリザ症候群で問題になってくる「交感神経」は、日中活動している間は活発に働いている神経。対して「副交感神経」は交感神経とは逆の働きをして、心身を休めて調子を整える働きがあります。

交感神経・主な作用

・血圧が上昇する
・瞳孔が散大する
・呼吸が浅くなる
※心身が興奮状態になる

副交感神経・主な作用

・血圧が下がる
・消化機能が高まる
・呼吸が深くなる
※心身がリラックスした状態になる

身体を健康に維持するには、交感・副交感2つの神経がバランスよく働くことが欠かせないのです。交感神経の働きが鈍くなり、本来、消費するはずのエネルギーが蓄積されやすくなる状態がモナリザ症候群なので、”食べないのに痩せない悩み”には自律神経の働きが深く影響しているとされているのです。

食べてないのに痩せない体質を改善する方法

モナリザ症候群による”太りやすい体質を改善する”には、2つの自律神経の中でも特に交感神経の働きを正常に戻すために、規則正しい生活習慣に改善する必要があります。


では、食べないのに痩せない悩み解消のヒントが得られる、以下2つの方法を紹介します。

1.自律神経を整えるライフスタイル
2.ストレスとの付き合い方

ご自身の生活習慣や心に受ける負担との向き合い方を照らし合わせて、痩せにくい体の改善点を探ってみましょう。

1.決まった時間に起床する

起床する女性

ヒトの身体は自律神経が正常に働いていれば眠っている間に副交感神経が優位に働き、体は”休んだ状態”なるため、心臓機能が抑制され呼吸や脈拍が穏やかになり心身の疲労が回復します。

朝、いつまでもダラダラと寝ていたり、起きる時間がバラバラの不規則な生活をしていると、”目覚めてはいてもカラダが休んでいる”、つまり、副交感神経が優位になったままの状態になるので、本来、交感神経のスイッチが入るはずの時間帯にズレが生じてしまいます。

就寝時間が遅くなっても決まった時間に起きる生活を実践していると夜もぐっすり眠られるようになり、乱れていた自律神経バランスが整ってくるので、交感神経が活発になる時間帯にスイッチが入るようになります。

2.午前中に日の光を浴びる

寝つきが悪く不眠気味でなかなか眠られないことを理由に、朝グダグダと過ごす習慣がある人は意識して起きるようにしないと、いつまで経っても悪循環を抜け出すことが出来ません。

午前中に外出したり日光に当たることこそ、自律神経の働きを整えるためには欠かせないのです。

日光を浴びると、身体を覚醒させる脳内物質「セロトニン」が分泌されて体内時計がリセットされるため、一定の時間が経過した頃にちゃんと眠くなるようになっていきます。結果的に規則正しい生活が習慣になり、自律神経の乱れも改善されます。

3.体を動かす習慣をつける

ランニングする女性

自律神経が乱れていて食べないのに痩せない傾向がある”モナリザ症候群の人”は、デスクワーク等で一日中カラダを動かさないライフスタイルを送っているケースも少なくないのですが、”動かない生活”が習慣になったまま対策をとらないでいると、痩せにくい体質に拍車がかかる恐れがあります。

交感神経は体を動かすことで活発になるので、仕事の合間に身体を動かすことを心掛けてみましょう。現在よりも、ほんの少し”動くこと”を意識するだけで良いのです。

激しい運動じゃなくてもOK

・椅子から立ち上がって伸びをする
・エレベーターを使わずに階段を3往復する
・背筋を伸ばして姿勢を整えて座る

4.就寝2時間前には灯りを調整する

ベッドに入ってもなかなか寝付けないことが多い人は、気持ちでは「休もう」と思っているのに交感神経が高ぶったままの状態なのかも知れません。グッスリと質の良い睡眠をとるためにも、就寝前に興奮している神経を落ち着かせる工夫をしましょう。

目から入ってくる光によってヒトの体は活動状態をコントロールします。明る過ぎる部屋にいると、夜になってもカラダは『まだ昼だ』と勘違いして活動を続けようとするため、眠って休もうと思っても言うことを聞いてくれません。

夜はしっかり心身を休めるために、部屋の灯りを調整して副交感神経を優位にすることが大切です。上から光が降ってくると昼だと錯覚を起こして交感神経の働きが活発になってしまうので、睡眠の妨げになり自律神経が乱れる原因を作ります。眠りに就く2時間前には天井からの蛍光灯や強い光は浴びずに、間接照明を利用して温かく柔らかい灯りに切り替えましょう。

また、スマートフォンやテレビ等の液晶画面が発している神経を覚醒させるブルーライトを浴びると、部屋全体の灯り薄暗く調節してもリラックス効果が得られないので要注意。寝る前はできるだけ部屋を暗くして、余計な情報や刺激をシャットダウンして副交感神経の働きを助けて下さいね。

5.湯船に浸かって体を温める

湯船につかる女性

仕事、勉強、人間関係のストレス、通勤通学の移動による身体的な負担などから、身体に溜まっている疲れや力みを効率よく解消するために、夜はシャワーを浴びるだけではなく湯船にお湯をはって肩までしっかり浸かるようにしましょう。

体全体をお湯の中に入れると水圧により筋肉をほぐしたり、血流が促されて滞っている老廃物を体外へ排出する効果が期待できます。

また、緊張していた気持ちがほぐれてストレスも和らぎ、質の良い睡眠へ向けて身体の準備が整い安眠に繋がります。結果として、翌日も活動に過ごせるようになるので、代謝をアップさせる生活を送ることが出来るのです。

ストレスと上手く付き合う方法

自律神経のバランスを崩す原因のひとつがストレスです。仕事や人間関係、病気や家庭のことなど、自分ではどうしようもできずに解決が難しい強いストレスを抱えることがありますよね。

「ストレス太り」という言葉がありますが、それは、イライラを発散するために過食気味になってカロリーオーバーの末に体重が増加するという現象だけじゃなく、精神的な不安などから自律神経のバランスが崩れることにより「食べないのに痩せないモナリザ症候群」をもたらす現象にも当てはまりますね。ストレスは美容と健康の大敵です。生きている以上は避けて通れないストレスの上手な対処法を紹介します。

1.嫌なことはその日のうちに発散する

カラオケでストレス発散する女性

長期的に感じているストレスではなく、上司に怒られたり、友人や恋人と喧嘩したなど、たまたま嫌な気分になることを体験したときは、翌日に持ち越さず、その日のうちに気持ちをリフレッシュさせることが大切。

カラオケなどで大声を出す、スポーツや買い物などで体を動かす、友達と長電話をして話を聞いてもらう、などがオススメです。小さなストレスはこまめに体の中から外に出すイメージで対処しましょう。

2.美しい物に触れる

ずっとスッキリしないままストレス抱えている場合は、できるだけ美しいものに触れる機会を作りましょう。美術館やコンサートなどに行くのもいいですし、時間がないときは花屋さんで、お花を買って部屋に飾っておくだけでもいいです。

人は目から入ってくる情報に大きな影響を受けると言われているので、美しいものを見ると自然と心が安らぎ、お花からは香りを感じることもできるので、自分でも気が付かないうちに疲れが癒されます。

心と体は連動しているものなので「気持ち」を変えることが難しい場合は、さきに「環境」を整えることから始めてみるのもひとつの方法です。

3.困難を乗り越えた自分をイメージする

仕事をやり遂げた女性

「期限は限られているが嫌で堪らない仕事」など、明らかにしばらくの間、付き合わなければならないストレスの原因を抱えている時は、それを終えた後のイメージして下さい。

たとえば重要な仕事を任されたときに「できなかったらどうしよう…」と考えてしまうと、強いストレスを感じて神経の緊張状態が続いてしまいます。その時は「これが終わったら気分はスッキリするだろうな」と、乗り越えた後の楽しみを持つことでストレスと上手く付き合うことができます。

モナリザ症候群の改善中は前向きに!

スイーツやジャンクフードなど、明らかに糖質や脂質の多いものを食べている自覚があるのなら、体重が増えて太ったとしても自業自得と受け止められますが、食べてないのに太るなんて納得できませんよね。

本コラムで説明したように「自律神経のバランスが崩れている」と、原因がわかっていたとしても、やはり当事者にとっては大きなストレスになるものです。そうするとどうなるか?モナリザ症候群が悪化する恐れがあります。

モナリザ症候群の解決策のひとつは「ストレスを溜めないこと」でしたよね?だから、ウジウジ悩んでいてはいけないのです。まずは、「生活習慣を変えて心穏やかに前向きに過ごせば、食べないのに太る(やせない)悩みを解消することができる」と、現状を前向きに捉える必要があります。自律神経のはたらきは回復して「食べないのに痩せない体質」を撃退して下さいね。

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