不動産屋の選び方・良い悪い仲介業者の見極めポイント

不動産屋の選び方を間違えると、何かトラブルがあった際にスムーズに解決せず困ることになるかも。住みにくいハズレ物件に当たらないように、部屋だけでなく不動産屋もじっくりと選ぶ必要がありますよ。

不動産屋の選び方・良い悪い仲介業者の見極めポイント

安心できる良い不動産屋さんの選び方

大家さん(オーナー)と知り合いで直取引する場合でもない限り、賃貸物件を借りる際は不動産屋の仲介で契約するのが一般的です。初めて引越しを経験する、または、数年ぶりに引っ越すことになった場合、良い不動産屋の選び方の基準がイマイチ分からず迷い悩むこともあるのではないでしょうか?

ある程度、借りる側もアパートやマンション選びについて知識を蓄えておかないと「実際に住んでみたら言われていたことと違った」等と、トラブルに見舞われることがあります。

たとえ単身であっても、引越し費用、仲介料、敷金、前家賃等、引っ越しは経済的負担が大きいため「想像と違っていて嫌だから」といって、安易に退去し、別の物件へ簡単に引っ越せる訳ではありません。

では、後悔せず、良い新生活をスタートきるために、不動産屋さんの選び方のポイントを紹介します。

1.デメリットも教えてくれる

あまり良くないといわれる不動産屋は「とにかく早く住居者を決めたい」気持ちが前面に出ていて、入居者の契約を迷わせる言葉やデメリットを絶対に言わないことが多く、スタッフたちが「アナタの気になっていることを誤魔化していないか」よく注意をして、言葉(表現)に耳を傾けてくださいね。

イマイチ信用できない不動産屋が使う言葉

・他の物件も、こんなもんですよ
・住んじゃえば、皆さん気にならなくなりますよ

『みなさん気にならなくなります』は、かなり無責任な発言で、強引な見積もりや退去時の査定費用を請求される可能性がありますので注意してくださいね。

また、『他の物件もこんなもんです』は、デメリットを隠そうとしていることがあるので、そこで納得せず最後まで説明してもらいましょう。


誠実な不動産屋ほど「住んだ後にトラブルが起きる事故物件などを紹介して、迷惑をかけてはいけない」と思っているので、必ずデメリットも伝えた上で納得をしてもらい入居契約へと話を進めてくれます。

悪いコトを全く伝えず、いいコトばかり言う不動屋の言葉を全て鵜呑みにせず、その他、複数の不動産屋さんに足を運んで対応を比べてみてください。

賃貸住宅を探していると、同じ物件を複数の不動産会社が紹介していることがあり、まずは電話してみて各不動産会社の対応を探ってみるのも良い方法ですね。

電話をする女性

ワザと日当たりが悪い物件について質問をして、『他に良い物件がありますか?』と訊ねても、他の物件を紹介してくれないなら不誠実な不動産会社と言えますし、誠意のある不動産会社は、コチラから訊ねる前にいろいろな物件を紹介してくれますよ。

  • フットワークが軽く、多くの物件を案内してくれる
  • 「収納が少ないので女性には不向き」など、マイナス情報でも提供してくれる
  • 質問をしてその場で解らないことは、管理会社・大家などに問い合わせてくれる

また『どのようなご希望がありますか?』と訊いてくれるのも信頼できます。

2.家賃・敷金礼金の交渉をしてくれる

いい不動産屋というのは、管理会社・大家にも借主にも有益な関係を築こうとしてくれて『前家賃が不足しているんだけど、来月に半分繰り越せませんか?』というリクエストにも大家と交渉をしてくれる場合があります。

交渉が出来るかどうかの見分け方

・最初から釘をさしてくる
・安くならないか聞いた時の表情

また何も言っていないのに『家賃の値下げは出来ません』と言われたり、明らかに嫌な顔をされたら交渉しても受け入れてもらえないことが多いのです。

もちろん、人気の物件や引越しシーズンではNGな場合もありますが、いい不動産屋ならその理由を丁寧に説明してくれますが、頭ごなしに『値下げは絶対しません!』と言ってくる不動産屋は「入居後のトラブルに対応してくれない」「その後もことあるごとに横暴な態度を取ってくる」可能性があるので注意しましょう。


不動産屋に気に入った物件について家賃交渉などをお願いしても進めてくれない時は、管理会社のほうに悪い評判が立っている可能性があり、その場合は他の会社が管理する物件に変えたらテキパキ交渉してスムーズに契約が進むこともあります。つまり、物件をいくつか候補に挙げて確認することが重要なのです。

今まではテキパキしていたのに、特定の管理会社のときだけ動きが鈍くなるなら『もしかして、この管理会社は評判良くないのですか?』と質問をぶつけると内情を話してくれることも。

表面的な間取りや日当たりについて質問する顧客がほとんどの中、管理について訊ねることで『真剣に物件を探している顧客だから、良い物件を紹介しなくては!』と頑張ってくれるはず。

ミニチュアの家を両手に持つ不動産

3.契約を急かして来ないか

  • 『他にも住みたいって人がいて~』
  • 『今決めないと、他の人に取られちゃいますよ!』

これはあまり信用できない不動産屋がよく使うフレーズで、焦らすことによってじっくり考える時間を奪い、すぐに契約を決めるための手法です。

こんな言葉や場面に要注意!

・すぐに返事をください!
・わざとらしく、他の希望者から電話が来る

理由もなく焦らせてくるのはかなり危険で「持ち帰ってじっくりと考えさせる時間」をなくそうとしていることは、もしかするとワケあり物件を隠している可能性があります。

わざとらしいタイミングで他の希望者から電話がかかってくることが多いのなら、今すぐにでも決め手もらおうとする手法を使っているかもしれません、『今決めてもらえるなら、この人を断りますが…』と、言われたら『今すぐに決めなきゃいけないなら、大丈夫です』と、1度様子を見ましょう。


すぐに決めさせようとするのは、帰ったあとにじっくり考える時間を与えたくない場合や、ネットの口コミを見られることを恐れている可能性があります、本当に人気物件の場合もありますが、焦って決めてもいいことはありませんよ。

怪しいと思ったら調べてみよう

4.答えづらい質問に答えてくれるか

  • この物件、どうしてこんなに安いんですか?
  • 前の住人はどうして引越しをしたんですか?

物件によっては、聞きにくい質問をしたいパターンも出てきますし、借りる側としては“上手い話の裏”を聞いてみたいですよね、この反応を見れば「いい不動産屋かどうか」を見分ける1つの判断ポイントとすることが出来ます。

聞きにくい質問をした時の反応をチェック

・適当にごまかしてくるところはNG
・誠実に答えてくれるところはOK!

『担当になったばっかりなんで、後で理由聞いときますね』『ちょっとド忘れしたんで、また調べておきます~』と、明快に答えず後から質問についての音沙汰もない時は、理由を誤魔化そうとしている可能性もありますので注意してくださいね。

『実は、前の人は家賃が払えなくなったみたいで…』『日当たりがここの部屋だけ悪いので、家賃が安いんですよ』と、答えにくい質問にも隠そうとしないで答えてくれるのは、納得をして貰った上での契約を望んでいるからで、信用できる不動産屋の証拠ですね♪

また、質問を許さない空気を作ったり、不動産屋が一方的に喋っている場合も雰囲気に流されないように注意してくださいね、信頼できるところは必ず質問がないか聞いてきてくれますよ。


事故物件にも注意が必要で「前入居者が事故に巻き込まれたりして、その後空室になっている部屋」のことで、候補にしている物件の住所をインターネットで事故物件かどうか検索をしておくと安心ですし、ストレートに不動産会社に訪ねてもOKです。

事故物件であることを不動産会社が告知をしないで契約させることは、重大な告知義務違反となりますし、せっかくの新生活に水を差されないよう事前に確認をしておきましょう。

木で作ったミニチュアの家

5.絶対チェックすべき不動産の売り文句

大家さんとの仲介を請け負う不動産会社のシゴトなので、中には「早く契約をとりたい」という一心から甘く曖昧な表現を使い、滑らかなトークで契約を急がせる営業担当もいます。

また、物件に詳しい担当者や不動産会社を選ぶことは大切です。広告やホームページなどで間取りを掲載している場合、「外観・各部屋の内観・共有スペース・水回り」など、物件の状態が分かる画像が多いか?日当たりが悪い部屋を極端な画像加工で明るく見せ過ぎていないか?等をチェックして下さい。「良い・悪い」の判断基準のひとつになります。

最寄駅は「比較的大きな駅」です

東京の吉祥寺駅

距離が近く便利であることを売り文句にしている「駅まで徒歩10分くらいで比較的大きな駅ですよ」のセリフ。

改札口を通ってホームまで歩いて行かなければ電車には乗れませんよね?不動産屋が言う「駅」とは「駅の玄関口」を指すため、特に首都圏などでは想像していた以上にホームから玄関口までの距離があることに驚く可能性あります。この場合、不動産屋の営業担当者は「事実」を伝えているので、物件契約後に「話が違う」「騙された」と責めることは出来ませんので注意して下さい。

プロからのアドバイス

契約前に駅の大きさを確認する必要あり

リフォーム済みですよ

リフォームのイメージ図

キレイな部屋に住みたいという心理が揺さぶられるトークのひとつです。しかし、「リフォーム済み」という一言を鵜呑みにせず、ちゃんと「どこを、どのように改装したのか?」を確認して下さい。

「壁紙を張りかえただけ」というケースも少なくありません。家賃の値下げ交渉をしたくても「改装費用をかけているから」という大義名分で断られることもあります。

プロからのアドバイス

本来はリフォームした部分の詳細を提示する必要があるので、不明な点は遠慮せず確認する

女性限定(専用)だから安心です

不審者と遭遇を避けるためにエレベーター等でのセキュリティを重視し「女性限定」という条件が決め手で物件を選んだものの「アパートやマンションの1室だけ」「ワンフロアだけが女性専用だった」というケースは意外と多いのです。

プロからのアドバイス

全棟が女性専用になっているか?必ず質問する

最上階の部屋が、おすすめです

マンション

景色の良いマンションなどの最上階の部屋は家賃が高めに設定されている場合が多いのですが、安全面が心配だったり、生活が不便、不快になるデメリットもあるので物件選びの際は注意して下さいね。

  • 冬は風があたりやすく寒い
  • 夏は強い日差しがあたる
  • 空き巣に狙われやすい

天候や季節によって温度の影響を受けやすく、暑さ寒さの空調管理が大変になったり、光熱費がかさむこともあります。

また、階数が上の住人ほどお金を持っていると思われ、人目に付きにくい最上階の部屋は絶好の空き巣スポットとして泥棒に狙われやすいのです。

プロからのアドバイス

・日中の直射日光の当たり具合と窓の向き
・屋上からの構造(侵入されにくいか?)
※契約前に必ずチェックすること

6.物件の周辺情報について詳しいか

物件の情報以外にも気になるのが立地条件で「駅から徒歩何分なのか」の他にも、どんな立地条件が揃っているのか気になりますよね。知識がたくさんある不動産屋はスラスラと説明出来ますが、勉強不足だと駅・スーパーくらいしか出てこないことが多いのです。

こんな情報持ってる?

・治安情報
・電車の本数

治安情報は1人暮らしの女性にとって気になる情報ですし「近くに交番があるのか」など、情報を聞き出してみましょう。

最寄り駅の電車が1時間に何本程度出ているのか、終電は何時まであるのか、勉強している不動産屋さんならすぐに答えてくれるハズですよ。

知識がたくさんある不動産屋は、勉強不足の人と比べて信頼度はグッと上がりますし、立地を分かった上で勧めてくれる物件は借りる側の希望とマッチした好条件なものが多いので住み心地がいい可能性が高いのです。

契約内容を説明する不動産

不動産屋さんの言葉で物件を決めた人の話

大学へ行き1人暮らしをする娘のために日当たりとセキュリティを求めて、2階以上とできればオートロック付きマンションを考えていました。

部屋はアパートの1階ですが基礎工事で道路より一段高くなっている場所に建てられていて、人感センサーや砂利敷きなど防犯にも配慮されており、不動産屋さんの『少し前まで同僚が住んでいたオススメ物件ですよ』の、ひと言で決めました。

物件の管理が良く、閑静な住宅街で町内会が機能していて、不審者情報など共有しやすいので、一人暮らしでも安心です。
(20代女性 N子さん)

インターネットで見た対面式キッチンで窓からの見晴らしが良い物件に惹かれましたが、『その物件は管理会社が良くない』と教えてくれて、管理に定評のある物件を勧めてくれました。

初めに見た物件より見晴らしは劣りますが安心して住むことができるので、相談して良かったです。
(50代男性 Tさん)

実家のある市へ戻って物件探しをしていた時、とにかく災害に強い住宅に住みたいと思っていました。

『物件の管理会社と施工会社が同じでハード面とソフト面がきちんとしている』と紹介され、実際に見学すると物件周囲の水はけ対策や耐震など防災にも配慮されていたので契約することにしました。
(30代女性 Fさん)

快適な新生活は不動産屋の選び方にかかっている

新しく借りる部屋には、じっくりと時間をかけて考えることが多いのですが、契約をして何ヶ月、何年も住むことを考えると、不動産屋や管理会社も慎重に選ぶ必要がありますし、退去時にかかる費用や、共用部分の住宅トラブルをスムーズに解決するためにも信頼できる業者さんを見つけておきたいですよね。

  • デメリットも教えてくれる
  • 家賃交渉に応じる姿勢がある
  • 契約を急かしてこない
  • 答えづらい質問に答えてくれる
  • チェックすべき不動産の売り文句
  • 物件の周辺エリア情報に詳しい

良心的で親身になってくれる不動産屋さんの選び方を覚えておき、居心地のよいステキな物件で新生活をスタートさせてくださいね。

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