悪女の魅力とオトコが不幸を覚悟でハマる理由

悪女にロックオンされたら男は逃げられなくなります。たった一言のセリフや視線が魔性の毒となり、チクリと刺されたら男性は離れられなくなってしまうのです。

悪女の魅力とオトコが不幸を覚悟でハマる理由

男を骨抜きにする悪女の魔性

歴史上の悪女と言えば、楊貴妃、マリー・アントワネット、北条政子などが有名ですね。

楊貴妃は玄宗皇帝を美しさで魅了し国を傾け、マリー・アントワネットは浪費の末にパリ市民から恨まれフランス革命のきっかけとなり、北条政子は元祖「鬼嫁」として怖れられていました。

では「悪女」の定義とは何なのでしょうか?

  • 欲望に忠実な女

⇒ モラルに反しても自分の欲しいものは手に入れる

  • 性質の良くない女

⇒ 毒婦

  • 男を魅了して堕落させる小悪魔的な女性

⇒ 男を手玉にとる

などいろいろありますが、「魔性の女」「悪い女」との恋愛は危険と隣り合わせであることがわかっていながら、男性はなぜ見事にハマッてしまうのでしょう。

ここでは、魔性の魅力を秘めた「悪女」の特徴と、付き合ったら不幸になるとわかっていても男が心を奪われる理由を探っていきます。

1.男性心理を操り欲しいものを手に入れる

指輪をプレゼントしてもらう女性

『好きよ』『あなただけ』と男心をくすぐる言葉をスラスラと並べるものの、リップサービスをした後は決まってプレゼントのおねだりをするなど「お願い事と褒め言葉がセット」なのが定番の行動パターン。

湧き起ってくる欲望に忠実で欲しいものは、どんな手を使ってでも自分のモノにしてしまいます。物理的な要求だけでなく、愛情やそれに伴う行動も求めます。

男がハマる理由

・優しい口調や女らしい身のこなしにクラッとする

男性は自分が上手く利用されていると内心わかっていても、結局のところ腹黒い罠に自ら足を踏み入れてしまうのです。

2.お金を使わせる

『恋人に一流のものを身につけさせるのは”男の甲斐性”よ』とばかりに、男のプライドを煽ってブランド物の洋服やバッグ、ジュエリーなどを買わせ、三つ星レストランや有名な寿司店などに連れて行かせる散財型の悪女もいます。

見栄っ張りな男性は、このタイプの悪女に弱いですね。ある程度、『この女は金目当てで、俺への愛情はないのかも…』と、彼自身も承知のうえで付き合っているケールもあります。


このタイプの悪女は、男性が社会的ステイタスを上げようとするキッカケを与える存在になることも!

男がハマる理由

・一流の男として認められているような気分にしてくれるから

「欲深くて金を遣わせる悪い女」と思いつつも、男性はカッコイイところを見せようと頑張ってしまうのです。

3.強気な態度で接する

ダンスをリードする女性

『別にイイわよ。男はアナタだけじゃないんだから』と脅迫型の悪女。自分の思い通りにならないと、『いつでも捨ててやる』と言わんばかりの強気な姿勢でオトコに恐怖を与えて相手を意のままにします。まさに魔性の女らしい振る舞いです。

『何をやっても嫌われることは無い』という相当の自信がないとできないことですね。外見が派手な女王様タイプに多いので、男性もつい跪(ひざまづ)いてしまうのかも。

男がハマる理由

・一筋縄で思い通りにならないから

男性は「相手から捨てられる」と思うとプライドが許さず、『女のワガママに付き合うのも男の器の広さ』とついつい許してしまうんですよね。

4.計算高い

『こうしたら、アノ人を追い抜けるじゃない』『ここは情に流されずに利を取るべきよ』など、彼氏が出世するように入れ知恵をして悪魔の囁きをする女。彼のグレードをアップさせることによって自分が得することを目的とし、裏でアレコレ指図するのです。

自分の意見や行動に自信が持てないタイプの男性が引っ掛かりやすく、良く転べば「あげまん」となりますが、女性がよほどの切れ者でもない限り、男の格を下げる「さげまん」になることも…。彼女の指示に従って行動した結果、これまで築いてきた信頼や友情を失う男性も多いのです。

男がハマる理由

判断力に欠けるタイプの男性は「計算高い」とは思わず「頭のイイ女」「やり手の切れ者」と捉え、自分の最大の味方だと思い込みハマってしまうのです。

バーで誘う女

5.嘘をつくのが上手い

『やだぁ、この前、一緒にいたのは従兄よ』『あのね…、友だちの保証人になっちゃって、どうしても来週までにまとまったお金が必要なの』など、いかにも嘘とわかる怪しい言動でも、しれ~~っと堂々と嘘をつける女。

とぼけたり、泣いたりと演技力もバツグン!嘘をつくときは、時間帯や場所なども計算に入れて演出効果を上げることも忘れません。

男がハマる理由

男性には『こんなにイイ女だったら、騙されてみたい』という願望があり、本当に嘘をつかれても『やっぱりね…』と信じた自分が悪かったと納得し許してしまいます。

6.好意的な振る舞いをする

『○○さんの彼女は幸せですね』『○○さんみたいなタイプ、好みです』など、恋愛対象として特別に好きでもないのに、気のある素振りを見せてしまう正真正銘の悪女。

「男性から好かれる」という現象が心地良いだけで、自分から男性を本気で好きになる人は少ないのが特徴。

気のあることを言ったり、ジッと見つめるなど思わせぶりな仕草を見せておいて、男性が本気になってアプローチしてくると手の平を返したようにストーカー扱いするパターンも少なくありません。

男がハマる理由

女性と一瞬、視線が合って微笑まれただけで『俺のことが好きなのかも…』と単純に喜んでしまうのがオトコ。

はっきり気持ちを確かめもせずに勘違いする男にも問題アリなのですが「視線・言葉・笑顔・ボディタッチ」などフルコースで好意的な行動をとられたら、その気になっちゃうのは無理ないかも…。

7.寂しさや男の影をチラつかせて不安を煽る

薄幸そうな女性と慰める男

『会社の先輩の○○さんから、よくメールが来るんだよね』『この前、ランチに誘われちゃって…』など、彼氏に他の男性からモテていることをアピールして嫉妬させようという魂胆。

でも、天然悪女はどんなに寂しくても強い口調で相手を責めるようなことはしません。ちょっと寂しそうな様子を見せたほうが男に構ってもらえることを天性の魔性によって知っているので、心細そうな表情でカレ氏に罪悪感を与え、自分に関心を向かせることに成功します。

男がハマる理由

すっかり油断して遊んでいた彼氏は『放っておくと他の男に奪われるかも…』と焦りだし、彼女の側から離れなれなくなってしまうのです。

8.裏表のある腹黒を持っている

『あぁぁ、私、ジェットコースターとか苦手なんですぅぅ』男性の前では甘い声を出して腕なんかにギュッとしがみつくブリッ子対応するくせに、同性の前では『ギャァア~、はっはっはっ、サイコー!』と豪快にはしゃぐ女性。

男性の前では、ひたすら「弱い」「可愛い」「守って欲しい」を強調するのです。


この手のタイプは利口なので、噂話や悪口なども男性の前では言いません。だから、男性には人気なのですが、同性からは大ヒンシュクを買います。

でも、彼女たちにとって何より大切なのは「男ウケ」であり、それは他の女性も同じだと思っているので、自分は心のままに正直に行動しているだけだと開き直っています。

男がハマる理由

男性は甘えられたり、頼られたりするのが好きなので『この娘は、自分が守ってやらなきゃ』と紳士的な一面を刺激されてしまうのです。

9.被害者意識を武器にする

『私がいけないのよね』『私といると、あなたが不幸になるかも…』と一見、謙虚に見えるけれど、実は自己顕示欲が強い女性。何でも過去の恋愛や子どもの頃のトラウマを持ちだして問題をうやむやにしてしまいます。

たとえば男性が彼女の浪費癖に文句を言うと『私ってダメな女ね』『子どもの頃、贅沢できなかったら、せめて今は好きなものが買いたいの』と泣き落としにかかって、最後には彼氏を黙らせ逆に謝らせてしまうツワモノです。

過去の辛い体験まで持ち出されて泣かれては、男性もそれ以上、厳しく追究できないと知っている確信犯です。

男がハマる理由

男性は『彼女のことを理解できるのは俺だけだ』と優しい気持ちになってしまうのです。

10.男心を知りつくしコントロールする

腹黒そうな女性

『さすが、あなたの言ったとおりね』『あなたの意見は、とっても参考になるわ』と、男性をおだてながら上手に話を持っていけるタイプの女性です。

自覚のある悪女は堂々とイニシアチブを取ろうとしますが、隠れ悪女の場合は裏で気づかれないように言葉や態度で操るので、男性は知らず識らずのうちに彼女の思い通りの方向へ誘導されていくのです。

そして、あたかも彼自身で決めて実践したような気にさせてしまうのです。陰では悪女が糸を引いているとも知らずに…。

使い方次第で恋が上手くいく”悪”のスパイス

見るからに「悪女」であるとわかる女性は、外見も性格も派手なタイプが多いのが特徴です。自分に自信があるので、簡単に男たちを思い通りにして振り回すことができると信じているのです。

『ふふっ、私って悪い女ね…』と自分が性悪だという自覚のある悪女は、まだ可愛いです。むしろタチの悪いのは”悪女であることに自分では気づいていない”女性。

無自覚、無意識に男を振り回したり、利用したり、傷つけている女性は、やはり「悪女」と呼ぶのにふさわしく、そういうタイプに限って自分を「善人」と思い込んでいることが多いのですが、実は立派な「隠れ悪女」なのです。


悪女にも「シロの悪女」と「クロの悪女」いるのではないでしょうか。どんな女性の中にも小悪魔的な一面は潜んでいるはずです。それを上手に使えるか使えないかは本人の器量次第。

「シロの悪女」は夫や彼氏の尻を上手に叩いて誘導し、成功の道を拓いてくれます。単に相手の男性よりも頭が良く一枚も二枚も上手なだけです。


一方、「クロの悪女」は要注意。とことん男を振り回して、ダメにしてしまいます。自覚のない悪女に多いかも知れません。

『えへへ、ちょっとズルイけど、この方法を試したほうが2人の関係は上手く行く!』と、自覚しながら悪女ぶりを発揮する分には、「悪女」もそれほど悪くないかも…、です。

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島田みずき

長年、作家活動のために取材を重ね集めた情報や経験を活かして恋愛や結婚やライフスタイル記事を中心にお届けします。