
BBクリームとCCクリームの違いって?
メイクをするときに1番大切なことは何でしょう?パッチリした二重に近づけるようなアイメイク、ツヤツヤしたリップメイク。人によって強調したい顔のパーツはそれぞれですが、実はファンデーションがメイクの基本。顔の質感を思わず触りたくなる美肌にしてからパーツ別のメイクをすることによって美しさを際立たせる効果が高まるからです。
ここ最近、定番のファンデーションとして人気なのがBBクリームとCCクリーム。BBクリームは韓国コスメ発で世に出てから数年経ちますが「それまでのリキッドタイプのファンデよりも薄づきでカバー力があり、肌の保湿効果も高い」と、多くの女性から熱い支持を獲得しましたね。
そして、次にブームとなっているのが「CCクリーム」。
- でも、BBとCCクリームの違いって?
- 自分にはどちらが合うの?
こんな疑問が湧いてきませんか?
そもそもBBやCCとは、何のことなのでしょうか?
両方とも肌を綺麗に整えてくれるファンデーションですが、使う目的や仕上がりには大きな違いがあるのです。
では「BBクリーム」と「CCクリーム」を比較してみましょう。
BBクリームって?
もともとは韓国コスメとして爆発的に流行したものが、日本でも話題になり各メーカーがBBクリームと呼ばれる商品を作るようになりました。でも、メーカーによって特徴は様々あり実はコレという定義が定まっていないのです。
1.どんな特徴があるの?
「Blemish Balm」の頭を取ってBBクリームと呼ばれています。「Blemish」は、傷、染みなどの意味があり、「Balm」は、香油、癒しなどに訳されます。
BBクリームとは、「お肌の傷やシミなどを癒す香油」というような意味になります。化粧品というよりももっと積極的に肌を保護するニュアンスですね。
ほとんどの商品に当てはまる特徴は?
オールインワン型
カバー力がある
BBクリームの最大の売りは、「オールインワン」の化粧品ということです。下地、コンシーラー、ファンデーションなどがBBクリーム1つでまかなうことができる多機能化粧品ということができます。
肌の悩みに合わせて下地からファンデーションまで揃えるのは大変ですよね。また、朝の忙しい時間にじっくりメイクをする時間も短縮したいので、クリーム1つで肌が完成できるBBクリームは、手軽さが受け入れるようになりました。
そして、コンシーラーも兼ねていることから「カバー力が強い」ので、気になるお肌の悩みもサッと手軽に隠すことができる時短アイテムなのです!
2.どんな仕上がりになるの?
BBクリームはカバー力に優れているので、ファンデーションとしてはわりとしっかりとした仕上がりになります。
毛穴やシミなどを覆い隠すので、陶器のようなツルンとした美肌を完成することができるのが、BBクリームの特徴です。
カバー力に優れているものの厚塗りのファンデーションのように重くはないので、自然に近い肌を作ることができるのですね。すっぴんではないけれど、すっぴんよりキレイに厚ぼったくならずにナチュラルな肌に仕上げたい人に向いた商品です。
3.どんな人に合うの?
BBクリームの特徴は「オールインワンとカバー力」でしたね。なので、朝のメイク時間をとにかく早く手軽に済ませたい人におススメのアイテムです。自分に肌に合うBBクリームを選ぶのだけには時間を割きましょう。
ぴったりの1品があれば、朝の忙しい時間に肌作りに時間をかける必要はなくなります。
また、ニキビ、毛穴、シミなどの悩みがある人は、カバー力があるBBクリームを使えば、しっかり隠してくれますよ。気になる箇所をメイクでカバーしたい人には特に適したアイテムと言えます。
4.どうやって使うの?
BBクリームは肌の悩みに塗って隠すタイプのベースメイクです。ねっとりとした肌色のBBクリームは、初めて使う人には重たい質感に思えるかもしれませんが使い方のコツをしっかりとおさえればトラブル時に肌をしっかりカバーしてくれる強力なお助けアイテムとなります♪
BBクリームを買う
まずは、自分の肌に合った色のクリームを選びましょう。しっかりと肌をカバーするためにも色選びは慎重に。
メーカー各社で様々な色展開をしているので色選びと一緒に塗り心地も確かめて、肌から浮いていないかチェックしてください。
色選びのポイントは?
顔を横から見ること!
耳の下からアゴに続くフェイスラインに塗って肌色に合っているか確かめてくださいね。
顔にファンデーションを塗るときに、鏡を真正面から見るだけだと、顔の色に合っていても、首の色と合っていないことがあります。
首は意外に日に焼けていたりして顔の肌色よりもトーンが1段階暗めのことがあるので、ご注意くださいね。顔と首との両方にBBクリームがなじんでいるかしっかり確認しましょう。
BBクリームを肌に塗る
BBクリームを使うときは下地を塗る必要はありません。BBクリーム自体に下地機能があるからです。
下地を塗った上にBBクリームを重ねると厚塗りになり肌が重たい感じになります。ベースメイクの塗り過ぎは肌が疲れてみえて、化粧崩れにもつながるので気をつけてくださいね。
下地ナシで使うのはヨレそうで不安…
保湿効果のある美容液で下地の代わりに!
スキンケアのあとすぐにBBクリームを肌にのせること抵抗がある人は、美容液を肌にぬりこみましょう。水分量が高まり肌が保湿されれば、次に使うBBクリームも均一に塗れて、よりキレイに仕上がります。
上からパウダーを重ねるとナチュラルに仕上がり化粧崩れも防ぐので、長時間のお化粧直しができないときなどは、パウダーを使ってみてください。パウダーを塗らないとツヤのある仕上がりになります。
BBクリームを使い分ける
BBクリームの付け心地は「軽いタイプ」と「重いタイプ」に分けられます。
軽いタイプ
付け心地が軽いタイプはノビが良いので、適量を手に取り肌に伸ばすだけでメイク終了!ムラにもなりにくいので、顔に均一にのばすことができます。
ベースメイクをスポンジなどではなく、手を使って簡単に済ませたい人におススメです。厚塗りにもなりにくいので、不器用な人にもぴったりですね。BBクリ―ムを少量ずつ肌に伸ばしていきましょう。指を使うと少量で済みます。
重いタイプ
反対に付け心地が重いタイプは水分量が少なく固体に近い形状をしていて、軽いタイプよりもカバー力に優れています。
指で塗り伸ばすのは難しいので、ファンデーション用のスポンジなどを使って軽くたたくようにお肌にのせましょう。BBクリームを少量スポンジになじませたら、額⇒鼻⇒アゴ⇒目元と顔にベールをかぶせるように優しく塗りこんでいきます。
塗り残しがちな場所は?
「アゴ」と「こめかみ」
耳の下からアゴまでのラインを塗り忘れると「顔と首の色」が違って見えます。クリームは首までよく馴染ませるようにしてくださいね
CCクリームとは?
BBクリームが話題になったので化粧品メーカーが開発を進めて発売したのが「CCクリーム」です。特徴は各メーカーによって違いますが、一般にBBクリームよりもメイクしやすさを意識した商品です。
1.どんな特徴があるの?
CCクリームの名前についてはメーカーごとに違うので、正式名称がありませんが、「Color Control」の「CCクリーム」と呼ぶことが多いようです。顔色の補正をするという意味ですね。
また、保湿やシワ予防などの美容成分も含まれていてメイクをしながらスキンケアもできるという商品もあります。
特徴もメーカーによって違うのですが、BBクリ―ムが肌のトラブルをしっかりカバーすることを目的としているのに対して、CCクリームはスキンケア機能を高め自然な肌色を目指した商品と考えられています。
2.どんな仕上がりになるの?
CCクリームは厚塗りになることなく、自然に顔色を補正します。顔に色ムラがあるときなどは、トーンアップして透明感のある綺麗な肌に見せてくれるのです。
BBクリームのようなカバー力はないのですが、肌を薄く覆いながら肌色を明るくしてナチュラルに仕上がります。素肌感は残しつつも、肌の質感を高めて美しく見せてくれます。
3.どんな人に合うの?
CCクリームは美容成分が含まれているので、メイクを落としたあとも肌の状態がよく、肌の負担も少なくてすみます。
薄付きタイプなので、クレンジグ剤が苦手で石けんなどでメイクを落としている人にも向いていますね。また、肌にトラブルがなく素肌がキレイでトーンアップだけしたい人、顔色を自然に補正してくれるすっぴんのようなナチュラルメイクが好きな人は特におススメです。
4.どうやって使うの?
CCクリームは肌色を整えてキレイに見せてくれる効果のあるベースメイクです。BBクリームよりもゆるめのテクスチャが多いので、BBクリームに慣れていると物足りないと感じる人もいるかもしれません。
自分の肌の状態、悩みをよく確かめてから使ってくださいね♪
CCクリームを買う
CCクリームの最大の特徴は、肌色の補正です。肌に塗ることで、光を反射させてキレイな肌に見せてくれます。
光のコントロールという目的があるのでCCクリームを買うときは、試し塗りをしっかりして自分の肌の色に合うか確かめましょう。肌色に合わないCCクリームを買っても、補正効果が望めず効果がないからです。
また、美容成分も入っているので乾燥肌などの肌の悩みを改善してくれる商品を選ぶとさらに美しい肌に仕上げることができます。
化粧下地として使う
CCクリームを下地として使うときは上に普段使っているファンデーションを塗りましょう。肌がトーンアップして、きちんとした印象のメイクに仕上げることができます。
また、美容成分も含まれているので、肌の乾燥を招きません。CCクリームによって潤いのある肌を保ちながら上に重ねるファンデーションで肌の悩みをカバーできるパーフェクトなメイクが完成します。
SPF機能があるCCクリームであれば日焼け止めの効果も期待できますよ♪
ファンデーションとして使う
CCクリームは薄付きタイプなので、ナチュラルメイクが、お好みの方、休日などでメイクを休みたいときは、CCクリーム単体で使ってみましょう。
朝のスキンケアの後にクリームを顔全体になじませます。色ムラが消えて透明感が生まれ、メイクをしていないようなナチュラルな素肌に仕上がります。
長持ちさせるコツは?
CCクリームの上からパウダーをはたく!
CCクリームを塗ったら仕上げにパウダーで肌をおさえて、化粧崩れを防ぎましょう。
パウダーをいれる順番は、鼻 ⇒ 額 ⇒ 頬です。Tゾーンが一番皮脂の分泌が活発なのでしっかりパウダーをのせておきましょうね。
BBとCCを使い分けて毎日パーフェクトな肌に!
BBクリームとCCクリームは両方ともベースメイクでありながら、仕上がりの肌がかなり違います。
「肌の悩みを隠してしっかりカバーしてくれる」のがBBクリームで「光による肌のトーンアップで美しく見せる」のがCCクリームです。
しっかりとしたメイクが好きな方はBBクリームを、ナチュラルなメイクが好きな方は、CCクリームを選んでも良いですね。
両方とも1本だけでベースメイクが完成できるアイテムなので、クリームを両方揃えておいて、その日の肌の状態に合わせて使い分けるのも良いですよ♪
例えば、寝不足でクマができている日には、BBクリームでしっかりと隠し、肌の状態が良いときは、CCクリームで肌の質感だけ高めたりと、使い分けることができます。
これでアナタはベースメイクの上級者!トラブルがあるときもないときも、美肌を保って他の女性に差をつけてください