頭皮の臭いはシャンプーや生活習慣の見直しで改善できる

頭皮の臭い原因はシャンプーにあり!洗浄力が強いものを使っていたり、1日に何度も洗っていませんか?実は、その生活習慣こそがニオイを強くさせる原因です。この機会に正しいシャンプー方法を覚えておきましょう。

頭皮の臭いはシャンプーや生活習慣の見直しで改善できる

頭皮が臭う原因と正しいシャンプー法

頭皮って自分で直接確かめることが難しいですし、臭いはデリケートな問題なので、自分の頭皮の臭いが気になっても、親や兄弟、恋人にさえ確かめてもらうのも躊躇しますよね。

だからこそ「1日に何度もシャンプー」したり「香りが強いスプレーやスタイリング剤」などを使っている人も多いのではないでしょうか?でも、ニオイ対策のつもりのシャンプーが、頭皮のニオイの原因になっているかもしれないんです!

これが事実だとしたら、今すぐに改善したいですよね。そこで「頭皮が臭う原因」と「正しいシャンプーの仕方」「頭皮の臭いを解消するコツ」を紹介します。

頭皮が臭い原因はシャンプーにある

カラフルなシャンプー

ニオイセンサーを使って20~30代女子のシャンプー後24時間の頭皮のニオイを調査したところ、その平均値はザリガニやサンマを上回るという結果が出ています。その臭いを想像すると、あまりの強烈さに驚きますよね。

なんとなく「頭皮が臭う人=毎日シャンプーしていない人」というイメージを持つ人が多いのですが、実は朝シャンしたり、1日に2回シャンプーしたりなど、毎日しっかりとシャンプーしている人が多いんです。

しっかりとシャンプーしているのに、どうして頭皮が臭うのでしょうか?その原因は毎日のシャンプーに隠されているんです!頭皮の臭いを解決すべく、まずは問題となるシャンプーの仕方を見ていきましょう。

1.シャンプーの洗浄力が強すぎる

汗や皮脂などの分泌物には「ニオイの元となる物質」が含まれていますが、これは本来臭いものではありません。汗や皮脂などと混ざり、皮脂が酸化したり、雑菌が繁殖することで、ニオイを発生させているんです。

では、ニオイの元となる物質を含む皮脂を取り除けば頭皮の臭いが改善するのかといえば、実はそうでもないんです。それは、皮脂には「外的刺激や乾燥から肌を守る」という大切な働きがありますので、全て取り除くと今度は地肌が荒れる原因になります。

洗浄力が強いシャンプーで必要以上に皮脂を取り除くと、失った皮脂を補おうとして皮脂を過剰に分泌させます。

皮脂の分泌量が増えるということは、それだけニオイも強くなるということ。洗浄力が強いシャンプーを使い続けていると、皮脂の過剰分泌が習慣化して体質そのものが変化するため、シャンプーを変えても皮脂の分泌量が多いままになることもありますので注意してくださいね。

ピンク色のシャンプー

2.シャンプーのし過ぎ

頭皮の臭いが気になっていると、1度のシャンプーでは物足りない気がして、2度3度とシャンプーしたり、力を入れてゴシゴシと洗ったりしがちです。

でも、何度もシャンプーすると「汚れだけではなく皮脂を落とし過ぎる」ため、皮脂の過剰分泌を招きますし、力を入れて洗ったり、爪を立てて洗ったりすると、頭皮が傷つくことにも繋がります。

これらの原因により、頭皮の常在菌が大繁殖して頭皮の臭いを加速させます。

シャンプーをするときはゴシゴシ洗い過ぎないで

3.洗い残しやすすぎ残し

シャンプーやスタイリング剤など、しっかりと洗い流せているつもりでも意外と洗い残しやすすぎ残しが多いんです。皮膚に生息している常在菌は、皮脂やフケ、シャンプー成分などをエサにしているため、洗い残しやすすぎ残しがあると常在菌がどんどん増殖します。

また、頭皮は人体でもっとも皮脂腺が多い部分。シャンプーはもちろん、スプレーなどのスタイリング剤で毛穴が詰まると皮脂が溜まり、酸化します。

これにシャンプーやコンディショナーなどの成分が混ざると、強いニオイを発生させることもあるので洗った時は十分に流すようにしてくださいね。

シャンプーやリンスはちゃんと洗い流しましょう

4.髪を濡らしたまま寝る

疲れている、暑い、面倒くさいなどさまざまな理由で、髪を乾かさないまま寝たことがあるのではないでしょうか?実は「髪が濡れたまま寝る」その行為が、頭皮の臭いの原因になっているんです!

洗濯物を部屋干しにすると柔軟剤のニオイに混じって嫌なニオイがしますよね。これは、衣類で繁殖した雑菌のニオイですが、髪を乾かさずに寝ることは、洗濯物の部屋干しと同じことなんです。

髪が濡れたまま寝ると、寝ている間に頭皮の湿度が高くなります。これは常在菌にとって最高の環境で、角質をエサにどんどん繁殖し続け、ニオイの原因になったり、頭皮の臭いを強くするのです。

寝る前に髪はキチンと乾かしましょう

臭いを防ぐ正しいシャンプーのコツ

多くの人が「シャンプーは髪の汚れを落とすもの」だと思っているのでは?もちろん、髪の汚れを落とすことも目的のひとつですが、実は、シャンプーの本来の目的は地肌を洗うことなんです。

でも、頭皮は髪の毛で覆われているので、とても洗いにくい場所。頭皮の臭いを防ぎ、美しい髪をキープするためにも、正しい方法でシャンプーしましょう。

1.シャンプー前にブラッシングする

髪の絡まりって濡らすとほぐしにくくなりますよね。それでも無理にほぐそうとすると、髪だけでなく頭皮を傷つけ、ニオイの原因になることがあるんです。髪の絡まりをほどき、汚れを落とすためにも、シャンプー前にはブラッシングを習慣化させましょう。

ですが、スプレーなどで固めている場合は逆効果となりますので注意してくださいね。無理にブラシを通すことで、かえって髪や頭皮を傷めることにつながるので、スプレーなどで固めているときにはブラッシングしないでください。

ブラッシングする女性

2.しっかり予洗いする

髪や頭皮の汚れは「シャンプーで落とすもの」と思いがちですが、シャンプー前の予洗いを丁寧に行うだけで、およそ8割もの汚れを洗い流すことができます。

最低でも1分を目安に地肌から十分に濡らしましょう。この時、指先を丸めて髪や頭皮にお湯を含ませるよう流すのがコツです。こうしておくことで、シャンプーをつけたときに泡立ちが良くなり、まんべんなく頭皮を洗えます。

また、熱いお湯や高いシャワー圧は、髪や頭皮を傷めることがあるので、温度やシャワー圧にも注意すると安心です。

適切な温度とシャワー圧

・湯温:38~40℃ほどのぬるま湯
・シャワー圧:浴室の壁にしぶきが当たらない程度

シャワーなどの湯温は38~40℃ほどのぬるま湯で

3.皮脂の落としすぎに注意する

予洗いが終わったら、いよいよシャンプーです。まずはシャンプーを効率よく使うためにも、髪の水気をしぼりましょう。適量のシャンプーを手に取ったら、手のひらでしっかりと泡立て洗っていきます。

泡立てないで洗うデメリット

シャンプーが頭皮に残り臭いやかゆみの原因になる

泡立てたシャンプーは髪だけではなく、頭皮にもつけるように意識しましょう。洗うときには、爪を立てず指の腹を使います。毛量が多い後頭部は、シャンプーがつきにくい場所なので、髪をめくるように上にあげて洗うのがおすすめです。

頭皮を洗うときのコツ

・指の腹をジグザグに動かす
・頭皮をわしづかみするように掴む
・円を描くように優しくマッサージするように洗う

円を描くようにマッサージして頭皮を洗いましょう

親指は、どうしても力が入りやすい指。力を入れて洗うと、頭皮を傷つける可能性があるため、親指を除いた4本の指を使って洗うと良いでしょう。

  • 生え際
  • 耳の周り
  • 後頭部から襟足

洗い残しが多い部分を意識して洗いましょう。

4.十分にすすぐ

シャワーで髪をすすぐ女性

頭皮をくまなく洗ったら、浮き出た汚れを落とすために、しっかりと丁寧にすすぎましょう最低3分を目安に、ぬるつきを感じなくなるまですすぎます。

『ちょっとすすぎ過ぎかな?』と感じるくらいがちょうどいい状態で「洗い残しが多い部分」は「すすぎ残ししやすい部分」です。洗うときと同じように、後頭部から襟足、耳の周り、生え際を意識してすすぎましょう。

すすぎのコツ

・シャワーは頭皮に当てること
・シャンプーするときと同じ指使いですすぐ

仕上げのコンディショナーやトリートメント類は髪の栄養剤。これが頭皮につくと、毛穴を塞ぎ、ニオイや抜け毛の原因になるので、頭皮につかないように注意してくださいね。

髪を洗う時のポイント

・シャンプーは地肌を洗うもの
・トリートメント類は髪だけにつける

5.しっかりと乾かす

タオルで髪を乾かす女性

シャンプーを終えたあと、タオルでゴシゴシと拭いていませんか?髪を傷める原因となるので、頭皮の水気を吸い取るイメージで、優しくタオルドライしましょう。

頭皮の水気を十分にとったら、ドライヤーで頭皮を中心に髪の根元から乾かしていきます。頭皮に熱風が当たると、乾燥して皮脂が過剰分泌され臭いの原因になるので、熱すぎない温風で乾かしてから、こもっている熱を冷風で逃がすのがポイントです。

完全に乾かすと髪が傷むので、9割ほど乾いたら自然乾燥させると良いでしょう。ただし、根元部分だけは完全に乾かすことをお忘れなく。

頭皮の臭いを解消するコツ

頭皮の臭いが気になると1日に何度もシャンプーしたくなりますよね。でも、洗い過ぎると頭皮が乾燥して、フケを発生させます。雑菌やカビが繁殖してニオイの原因になることもあるので1日に1回、しっかりとシャンプーするだけで十分です!

最後に、頭皮の臭いを解消するコツを紹介しましょう。

1.タオル蒸しで皮脂を浮かせる

頭皮から分泌される皮脂を取り除きすぎるのは、かえってニオイを強める原因になりますが、だからと言って余分な皮脂をそのままにしておくのもNG!皮脂が酸化してニオイの元となるので、余分な皮脂はしっかり落としましょう。

予洗い後、濡れた髪にタオルを巻き、5分ほど湯船に浸かると頭皮が蒸れるので、余分な皮脂を取り除きやすくなります。

ですが、頭皮の臭いが気にならない時は、油分を落とし過ぎるので、蒸らさずにそのまま洗ってくださいね。

頭にタオルを巻いた女性

2.シャンプーに炭酸水をプラスする

炭酸ヘッドスパってスッキリして気持ちいいですよね。

  • 頭皮の血行が良くなる
  • 髪表面の汚れが落ちる
  • 頭皮の不要な皮脂や汚れが落ちる

など嬉しい効果が満載!これを自宅で簡単に行うことができるんです。

自宅で出来る炭酸ヘッドスパ

【用意するもの】
・炭酸水 50ml
・1回分のシャンプー
・500mlの空きペットボトル

【作り方】
1.ペットボトルに炭酸水とシャンプーを入れる
2.蓋をしてよく振る

※ペットボトルの中が泡だらけになったら完成

泡を手に取りマッサージするように頭皮を洗いましょう。毛穴に皮脂が溜まっている場合には、シャンプー前に500mlの炭酸水で頭皮を洗っておくと効果がアップしますよ。炭酸ヘッドスパをするとトリートメント効果も高まるので、ぜひ試してみてくださいね。

頭を能う女性

3.耳の後ろを洗う

臭いの原因となる物質をたくさん含む汗が出るアポクリン腺は、脇の下だけでなく、耳の後ろにも集中しています。耳周りは特に体温が高く、ニオイが発生しがち。せっかく頭皮の臭い対策をしても、耳の後ろから嫌なニオイがしていたら台なしですよね。

頭皮の臭い対策をする場合には、耳の後ろも念入りに洗うよう心がけましょう。

4.地肌から乾かす

雑菌は湿ったところを好み、どんどん繁殖します。頭皮の臭いを防ぐためには、出来るだけ早く頭皮を乾かすことが大切です。

  • できるだけすぐに頭皮を乾かす
  • 入浴後、頭にタオルを巻いたままにしない
  • タオルの乾いた部分をまんべんなく使って、地肌の水分を吸い取る

大きく厚みのあるバスタオルよりも、ハンドタオルのほうが頭皮や髪にフィットしやすい分、効率よく水分を吸い取ることができるので、試してみてくださいね。

タオルで髪を乾かす女性

頭皮の臭いを食生活や生活習慣からも見直そう

頭皮の臭いの原因の多くは、シャンプーや洗い方にありますが、シャンプーを見直すだけでは不十分!実は、次のような食生活や生活習慣が原因となることもあるんです。

  • 喫煙
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 過度の飲酒
  • 頭皮の日焼け
  • 甘いものの食べ過ぎ
  • 慢性的な首や肩のコリ
  • 動物性たんぱく質の摂り過ぎ

頭皮の臭いは、ヘアコロンやヘアスプレーなどでは隠しきれるものではありません。シャンプーの仕方とともに食生活や生活習慣も見直してみると安心ですね。