
顔の汗を止める方法が知りたい
気温が高い季節は、汗をかきやすい体質の人にとっては憂鬱な季節です。化粧崩れを防ぐ下地を塗って、朝しっかりメイクをしても通勤の途中で汗だく…。せっかくのお化粧が落ちてしまったり、薄手の服を着ると脇に汗染みがクッキリできてしまうなど爽快なはずの夏が憎い!
どうにかして汗をかかない方法、汗の量を抑える方法があれば、そういった悩みも軽減されますよね。では、顔の汗を抑える!止める方法を紹介します。
1.適度な有酸素運動を習慣にする
運動をすると「逆に汗をかきやすくなるのでは?」と、敬遠している人もいるはず。
人間の体には200万以上の汗腺があるといわれていますが、長い期間使われない汗腺は活動が鈍くなってしまい汗を排出しなくなり、その代りに、背中や胸、よく動かす「顔」などの汗腺に集中して汗が出るようになるのです。
激しい運動でなくてもいいので、できるだけ足や体全体の筋肉を動かすような、ジョギングや水泳などの有酸素運動を日常生活に取り入れていきましょう。
どうして有酸素運動がイイの?
全身の汗腺が活発になって「顔だけに汗をかく状態」が改善される!
2.体の末端を温めて、発汗させる
「顔に汗をかく」というのは、顔の熱量が高くなっているからです。運動だけではなく、足湯や手湯などで体の末端を温めると、顔から遠い位置にある汗腺の動きを活発にし、そこから汗を排出できる体作りをする効果が期待できます。
足先や手先を温めるとどうなるの?
今まで使っていなかった汗腺が活動を始めます。
顔だけにかいていた汗が分散されるため、メイクが崩れるほどの汗の量を抑えることができます。それだけでなく、新陳代謝が活発になることで「汗の匂いも薄くなる」という、嬉しいダブル効果も期待できるのです。
3.首や脇の下を冷やす
高熱が出たときの対処法として、首や脇の下、太ももの付け根のリンパを冷やす方法の応用です。体温が上がりすぎて出る汗を抑えます。
しかし、外出先で脇の下を冷やしている姿をさらすわけにはいきませんね。小さな保冷剤を持ち歩いて通勤中や外歩きをするときは「首」を冷やしてみて下さいね。 オフィスでは、市販のスカーフタイプの保冷剤が活躍してくれます。
4.両方の脇の下の肋骨部分を手の平で押える
汗の量を抑える方法のひとつとして「ブラジャーをキツめに着ける」という方法がありますね。これは、ブラジャーのアンダーが脇の下にあたる部分の「汗を抑えるツボ」を、ブラの締めつけで刺激する、という方法なのです。
こんな人におすすめ!
・長時間の締めつけは耐えられない!
・ブラキャミだからアンダーの調節ができない!
外出中に汗を少しでも抑えたいときにトイレなどでギュッと、両脇の下を手の平で強く押えて下さい。効果は一時的なものですが、一旦、汗を引かせたいときにオススメの方法です。
5.体の筋肉や神経をリラックスさせる
緊張やストレスによって、神経が過敏になったり筋肉がこわばったりすると汗をかきやすくなります。そういう汗は止めようとすればするほど、かえって量が増えてくるので、一度リラックスして気持ちや体を落ち着かせることが大切。
外出先などで、すぐに気持ちが切り換えられないという人は、自分が好きな香りやミストを常備しておき、緊張でドキドキしてきたら自分にシュッと吹きかけてみてください。
気持ちが落ち着きを取り戻したら、かいてしまった汗を拭きとってスッキリしてから行動を始めることも、余計なストレスを溜め込まないコツ!
6.「顔だけ寒い」と思い込む
そう簡単に習得できるワザではありませんが、ある女優さんが、実際に試していることとして話していた方法です。
撮影中は顔に汗をかくことを禁じられているため「私の顔は冷たい」「汗なんて出ない」と、言い聞かせて「汗をかかない顔をイメージする癖」をつけたというのです。
根気が必要な方法ですが、モデルさんなど撮影される立場の方々からも「顔だけには汗をかかなくなった」というのは、よく聞く話なので試す価値はありそうですね。
7.効果を実感した顔汗を止める方法
実際にやってみて効果のあった「顔汗を止める方法」を紹介します。この中からも自分にピッタリの顔の滝汗を止めるテクニックを探してみてくださいね。
保冷材を当てる
暑かったり、緊張して顔汗が噴き出てきたときは「保冷材を首の裏や横に当てる」と治まります。
冷たすぎて肌が痛いときは、薄いハンカチなどで巻くとちょうど良くなりますし、保冷材は市販の物でもいいですがケーキ屋さんなどで入れてくれる小さい保冷材はベストなサイズなので、いつも捨てずに使っています。
胸の上をギュッと締め付けます
「胸の上をサラシかヒモでギュッと締め付ける」方法で顔汗を止めています。
身体の左右または上下の汗を止めると、もう一方からその分の汗が出る「皮膚圧反射」の仕組みを利用しています。昔から舞子さんなどが用いている方法で、胸の上をしばると上半身の汗が出にくくなり、代わりに下半身の汗が出やすくなりますが、顔汗によるメイク崩れを防げますよ。
濡れタオルで顔を拭く
濡れた物で拭くと表面の温度が下がるため、すぐに汗が噴き出ることがありません。乾いたもので拭くと身体が「もっと汗を出して冷やさなきゃ!」と反応するので逆効果です。
市販のフェイスペーパーは、ヒンヤリ成分が入っているので長時間スッキリするし、長く効果を実感できます。
リンパを冷やして体温を下げる方法
リンパを冷やして体温を下げると簡単に顔汗を止めることができます。よく冷えた缶ジュースやペットボトル、濡れたタオルなどで脇の下や首の後ろを冷やすと体温が下がりやすいです。
リンパを冷やすと身体の内側から冷えてくる感覚になり、顔の汗も同時に止まってきます。 他にも「膝の後ろ」や「手首」などを冷やしても顔汗を止める効果がありますよ。
汗を止めたくても健康管理には要注意
人間の体はもともと汗をかくようにできているので、体温調節のために必要な汗であれば気にしすぎることはありませんが「汗ダラダラの状態」は、やはり解消したいものですね。
しかし、自分も周りの人にも不快感を与えてしまう汗に対処する場合でも「水分を摂らない」など、体に負担をかける「汗を止める方法」は、重大な体調不良を招いてしまうこともあるので十分ご注意下さいね。