
マフラーの巻き方12パターン
簡単なので難易度が低い「定番のマフラーの巻き方」と、首元にボリュームができるので「小顔効果を狙えるマフラーの巻き方」、固定概念を取り払ってファッションのポイントに活用する「お洒落なマフラーの巻き方」を紹介します。
目次
大判タイプやコンパクトサイズ、素材、薄手や厚手、長さなど、選ぶマフラーよって同じ巻き方でも全体の印象が大きく変わります。
簡単な定番!マフラーの巻き方
特別なテクニックが不要のシンプルなマフラーの巻き方を紹介します。
簡単で基本的なルールをマスターすれば、独自のアレンジに応用可能!
シンプルクロスの巻き方
巻き方の名前のとおり、とってもシンプルなマフラーの巻き方です。
首に巻き付ける回数が少ないので、寒さが気になるときは幅広のマフラーを使用するとお洒落に決まり、防寒対策もできます。
ハリがある生地のマフラーなら、折り目の山がピシッとなるように半分か3つ折りにしてからシンプルクロス巻きすると、キッチリ感や清楚な雰囲気を演出できます。
ふわっと柔らかい素材のマフラーなら、少しルーズに折ってから首に巻きつけると、抜け感が出てオシャレにまとまります。
1.左右どちらか長くなるように首にかける
2.長いほうのマフラーを反対側の首にかける
3.形を整えればシンプルクロスの出来上がり
一周巻きの手順
基本のシンプルクロスに、もう半周の巻きをプラスしたマフラーの巻き方です。「二重巻き」とも呼ばれています。
マフラーを首に一周させるので、シンプルクロスよりも形が崩れにくいのが特徴です。
服装や素材等に合わせて、マフラーの左右の長さや首回りのボリュームを調整すれば、簡単に印象を変えられます。
1.左右どちらか長くなるように後方から首にかけて正面に垂らす
2.長いほうのマフラーを首にぐるっと一周巻きつける
3.以下のように、アップめにトリミング希望
4.形を整えたら「一周巻き」が出来上がり
フロントノットの巻き方
フロントノットはシンプルクロスや一周巻きとは違って「結び目を作る」ので、少々、動いた時でも風が強い日でもマフラーがずれ落ちにくく、さらに首元をしっかりホールドするので暖かさがアップする巻き方です。
首に巻きつけたマフラーで顎(あご)や頬の下部を覆えば、小顔効果も期待できます。
1.左右均等になるようにマフラーを前方から、首にぐるっと一周巻きつける
2.左右のマフラーを首の下、正面で結ぶ
3.形を整えれば「フロントノット」が出来上がり
サイドノットの巻き方
フロントノットの応用版なので、基本の手順は同じです。
1.左右均等になるようにマフラーを前方から、首にぐるっと一周巻きつける
2.左右のマフラーを左右どちらか寄りの位置で結ぶ
3.形を整えれば出来上がり
「結び目」を左右どちらか好きなほうに持っていくだけで雰囲気が変わります。
バックノットの巻き方
バックノットはサイドノット同様に「フロントノットの応用版」なので、基本の手順は同じで結び目の位置を変えるだけ!
結び目が正面からは見えないので、ネックウォーマーのような印象になります。シンプルなセーターやコートを着たときに、バックスタイルにアクセントを付けられるマフラーの巻き方です。
1.左右均等になるようにマフラーを前方から、首にぐるっと一周巻きつける
2.左右のマフラーを正面で結ぶ
3.結び目を後ろへ持っていき、形を整えれば出来上がり
暖かくて小顔効果がある!マフラーの巻き方
首回りにボリュームが出るので小顔に見せる効果や暖かさがアップするマフラーの巻き方を数パターン紹介します。
手が込んでいるように見えますが意外と簡単にできます。
ひとつでも多くのマフラーの巻き方をマスターしておくと、お洒落度もアップ!
8の字巻きの手順
マフラーの端を隠してお洒落にまとめる「8の字巻き」は、ふんわり緩めに巻くと印象が柔らかくなって小顔効果もあります。
コートの襟から見える部分のマフラーに動きが出るので、首元をオシャレに気を遣う人にもオススメの巻き方。
1.マフラーの対角線を固結びにする
2.マフラーを結んで作った輪に、頭を通して結び目を前にもってくる
3.マフラーを半周ねじって、8の字を作る
4.結び目が後ろにいくように、8の字にしたときにできた前方の輪に頭を通す
5.結び目が隠れるように、首の後ろで内側に折りたたむ
6.正面の形を整えたら出来上がり
プレッツェル巻き(ダブルクロス)の手順
正面から見たときの形がプレッツェルに似ている、可愛らしいマフラーの巻き方で、「ダブルクロス」とも呼ばれています。
プレッツェル巻きでアクセントを加えれば、シンプルなカットソーだけでもお洒落な印象にまとまります。
何となく物足りなさを感じてコーディネートが決まらないときは、首元に動きのあるプレッツェル巻きがお勧め。
1.縦半分に折ったマフラーの片側を長くして首に掛ける
2.長いほうのマフラーで首を一周巻く
3.左側のマフラーを首の前にできた輪の中に上から通す
4.輪の中に通したマフラーの首元に外側から左手を入れて、右側のマフラーを掴んで左側へ引っ張る
5.形を整えたらお洒落なプレッツェル巻が完成!
グルグル巻きの手順
美しいドレーブを作り、顔周りにボリュームを持たせることで小顔に見える嬉しいマフラーの巻き方です。
「グルグル巻いて留めるだけ」なので、とっても簡単!
ロングヘアなら髪の毛の上からマフラーを巻くと、ボブっぽくなって顔の印象や雰囲気をガラッと変える効果もありますよ。
1.マフラーを首に掛ける
2.片方ずつ、首にマフラーをグルグルと巻きつける
3.左右ともに首に巻きつけた部分に巻き終わったマフラーの端を上から通して留めて、形を整えたら完成
ウィンディ巻きの手順
きっちりマフラーを絡める巻き方なので、解けにくい&首元の保温効果がアップします。
少し複雑そうに見える巻き方ですが、実は簡単です。
淡い色のマフラーを用いると、クロスさせた部分が絶妙なニュアンスに仕上がるので、お洒落上級者に見えます。
1.横半分に折ったマフラーを首に掛ける
2.左肩に垂らしたマフラーの折り目部分にできる「輪」の中に、右肩から垂らして重なっているマフラーの「下側のマフラー」を通す
3.輪を右手で引っ張り、上向きに半分捻じって、更に「輪」を作る
4.新たに作った「輪」に左手を下から広げて、右側のもう1本のマフラーを上から通す
5.形を整えたらスタイリッシュで温かいウィンディ巻きの出来上がり
アスコット巻きの手順
「アスコットタイAscot tie」は、貴族の男性がフォーマルなモーニングコートに合わせて着用するものとして英国で誕生したタイですが、現代では女性もマフラーやスカーフなどを用いて「アスコットタイ風の巻き方」でコーデを楽しんでいます。
前面に布を垂らすスタイルなので、特徴的な柄が描かれたスカーフなどを用いてアスコット風の巻き方をするとお洒落度がアップします。
顎を少しマフラーで覆ってアスコット巻きをすると、首元が温かいだけじゃなく、小顔効果も狙えることから定番人気の巻き方。
1.左右どちらか長くなるように首にかける
2.長いほうが上になるように首の下で交差する
3.長いほうのマフラーを下から上にくぐらせて、ひと結びにする
4.前面のマフラーの不自然な捻じれや重なりを平たく伸ばしたら完成
ポット巻きの手順
顔まわりにボリュームができるので、小顔効果もアップする女性に嬉しいマフラーの巻き方が「ポット巻き」。
長めのマフラーを用いれば膨らみを調整できるので、コーデの幅が広がります。
コートの胸元の開きが大きすぎるときや、立体感のあるオシャレを楽しみたいときに最適!
1.マフラーを縦半分に折る
2.マフラーを首に前方から一周巻いて、左右の長さを揃えて体の前に垂らす
3.首に掛かっているマフラーを半分捻じって輪を作る
4.輪の中に左右に垂らしているマフラーを上から通す
5.形を整えたら小顔に見えるポット巻きが完成
お洒落なマフラーの巻き方
マフラーを洋服の一部のように見せて、おしゃれ上級者になれる巻き方です。
いつものコーディネートに変化をつけられる「ジレ風」と「ブルゾン巻き」、2パターンのマフラーの巻き方を紹介します。
ジレ風巻きの手順
「マフラーは首に巻く物」という固定概念を捨てて、もっと自由な発想でファッションを楽しみましょう。
「ジレ風」は、羽織物感覚でおしゃれができるマフラーの巻き方です。自宅で来客があったときやオフィスでも違和感がありません。
フリンジ付きのマフラーで裾の動きを加えたり、普段は着ることがない鮮やかな色のマフラーで新しいお洒落にチャレンジしてみるなど楽しみ方は自在です!
1.マフラーは折り畳まず、ザックリと首から掛ける
2.マフラーは体の前で交差させずに、脇の下を通して後ろに持っていく
3.腰の辺りでマフラーの角を結んで形を整えたら完成
ブルゾン巻きの手順
今回は、ふんわり厚手でロングタイプのマフラーを使用しましたが、ジャケット、コート、ブルゾンなどのアウターやシャツの襟にインする巻き方なので、首元のボリュームが調節できる薄手のマフラーが適しています。
グレーや黒など印象が重くなりがちな色のコートには、黄色、赤、白、ピンク、エメラルドグリーンやブルーなど、顔色がパッと明るく華やかになる「綺麗色のマフラー」がおすすめ。
1.ブルゾン(カーディガンでもOK)を着用し、マフラーを首に掛けて、片方を短く、片方を倍の長さにする
2.長いほうのマフラーで、首を緩めに一周巻く
3.一周巻いて体の前にできた輪を両手で「みぞおち」辺りまで下げる
4.上着(ブルゾンやカーディガン)のボタンを留めて、マフラーのボリュームや位置を調整したら完成。
マフラー1本で印象は大きく変わる
マフラーの巻き方を数パターン覚えておけば、上品なスタイルとも、カジュアルなファッションとも相性の良いスタイルに整えられます。
また、秋冬ならモコモコ厚手素材の特徴を活かしたスタイルに挑戦したり、春夏なら薄手で通気の良いリネン素材のマフラーをファッションアイテムとして取り入れ、お洒落を楽しむことができます。
基本パターンやアレンジのコツを覚えて、マフラーを活用したオシャレを楽しみましょう。