
透明美肌の敵は「くすみ」「シミ」
透明肌とは、女優の綾瀬はるかさんの肌のような、つややかで透き通るように美しく、くすみのない肌のことです。誰でも子供の頃は透明感がありますが、年齢を重ねるにつれて透明感が失われていきます。それは、肌細胞の生れ変わりであるターンオーバーが遅れて、肌がくすみ、シミができてしまうからなのです。
透明美肌になれるスキンケアは「基本」が大切
透明美肌になるには、スキンケアの「基本」を毎日コツコツと続けることが大切です。
汚れを落とす
- メイクはきちんと落とす
長時間メイクをしたままでいると、コスメに含まれる油分や肌から分泌された皮脂が徐々に酸化し、肌に負担をかけます。「メイクを落とさずに寝ると10日分老化する」と言われているくらいです。
- 洗顔は泡でやさしく
洗顔料は必ずよく泡立てて、たっぷりの泡を肌の上で転がすようにしてやさしく洗ってください。肌をこすったり、熱いお湯を使うのはNGです。肌を乾燥させてしまいます。
新陳代謝を高める
基底層で生まれた皮膚の細胞は、次々に生まれてくる細胞に押し上げられて、最後に垢となって剥がれ落ちます。これをターンオーバーといい、通常は28日サイクルです。新陳代謝が鈍くなると、このターンオーバーも遅れ、くすみ・シミなどのトラブルが起こります。新陳代謝を高めるためには、老廃物を排出して、血行を良くすることが大切です。マサージをすると、血行を改善し代謝を促すことが出来ます。
- マッサージをすることで、リンパの流れと血行がよくなります。リンパの流れが良くなることで老廃物はスムーズに排出され、血行がよくなることで血液中の酸素や栄養分が肌に行き渡るようになります。
- 耳の後ろや、こめかみ、噛み合せといったリンパのツボを刺激するのも効果的です。デコルテ部分にはリンパ管やリンパ節がたくさんあるので、デコルテ部分もぜひマッサージしてください。顔のむくみや肩こりもスッキリしますよ。
保湿・栄養分の補給
ローションはていねいに、たっぷりつけましょう。肌細胞の水分量が多いと、それだけで透明感がアップします。顔を触ってみて、冷たく感じたら保湿は完了です。たっぷり保湿したら、美容液で栄養補給します。補給した水分・栄養分を逃がさないために、乳液やクリームで皮膚に膜を作って閉じこめましょう。
紫外線対策は念入りに
シミ・しわ・乾燥を引きおこす紫外線は、美容の大敵です。朝のスキンケアの仕上げには、日焼け止めクリームを使いましょう。
透明美肌のための生活習慣
肌は体の一部ですから、健康的な生活は肌にも良いのです。食事バランスの乱れやストレスが主な原因となる肌荒れは、健康のバロメータと言えるのかもしれませんね。
美肌をつくる睡眠
お肌のゴールデンタイムは22時~2時
「寝る子は育つ」と言われるように、睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは肌の補修も行う大切なホルモンですが、この成長ホルモンが最もたくさん分泌されるのが、22時~2時です。遅くとも0時までには眠るようにしたいものです。
バランスの良い食事で体の中から美肌作り
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このように美肌に良い栄養はたくさんありますが、いくつかの栄養だけを集中的に摂るのではなく、偏りなく摂ることが大切です。特にビタミンは、他のビタミンと一緒に助け合って、その効果を高め合っているので、注意が必要です。
逆に肌に良くないのは、お酒、ファーストフードなどの高脂肪食、多量の糖分、です。お酒は、肌の代謝を低下させ、脂肪が体内で酸化すると肌は老化します。糖分の摂り過ぎは、肌の黄ぐすみの原因になります。