
「抑毛」はこれからのお手入れに加えたいムダ毛処理
肌の露出が増える季節は、ムダ毛の処理が面倒!という人におすすめ。
ムダ毛のお手入れに「抑毛」を取り入れたら、脱毛の回数が減らせるはずです。
「抑毛」と「脱毛」の違いとは?
脱毛といえば、シェーバーや除毛剤を使って表面のムダ毛を除去したり、毛抜きやワックス剤を使ってムダ毛を抜くなど。これまでのムダ毛処理は「抜く」「剃る」「除く」などして、生えてしまったムダ毛を処理する方法がほとんどでした。
それに対して「抑毛」は、ムダ毛の成長にアプローチ。ムダ毛は成長が抑えられることで、細くなって抜けやすくなるのです。特に、大豆に抑毛効果があるということから、最近では抑毛剤に取り入れられるようになりました。
なぜ大豆が抑毛に効くの?
ヒトには性別を問わず、男性ホルモンと女性ホルモンが両方あります。男性ホルモンが多い女性は毛深いなんてよく言いますよね。
一般的に、男性は男性ホルモンの影響を受けることで、体毛が濃くて、頭髪が薄くなりやすく、また女性は女性ホルモンの影響を受けているため体毛が薄いといわれています。そして、女性の体毛が薄い原因とされているのが「エストロゲン」という女性ホルモンです。
そして、大豆に含まれるイソフラボンには「エストロゲン様作用」という、エストロゲンのような働きがあることから、体毛を薄くする効果があると考えられています。
大豆イソフラボンの抑毛効果
髪の毛や体毛は、毛乳頭にある毛母細胞が増殖を繰り返すことで成長するため、毛乳頭の働きが抑えられると体毛の成長が遅くなります。そしてエストロゲンには、毛乳頭や毛母細胞を包んでいる毛包の活動を抑制する働きがあることから、大豆イソフラボンによる抑毛が有効だと考えられているのです。
さらに、大豆に含まれる苦み成分のサポニンには、皮脂を溶かして毛穴をきれいにする働きがあることから、イソフラボンが毛穴に浸透しやすくなります。
豆乳ローション作りにチャレンジ!
大豆の抑毛効果が得られるとして、最近、通販などで人気の「豆乳ローション」。
実は、自宅でも簡単に作ることができるんです。
大豆イソフラボンはクエン酸を加えることで、抑毛効果が大きい活性化大豆イソフラボンに変化することから、ここではクエン酸を多く含むレモンを使います。ただし、レモンの皮にはソラレンというシミの原因となる物質が含まれているため、レモンを絞る際はあらかじめ皮を取り除いておきましょう。
用意するもの
成分無調整の豆乳 ・・・・・ 400ml
レモン果汁 ・・・・・・・・ 1個分
消毒用エタノール ・・・・・ 40ml
キッチンペーパー ・・・・・ 適量
ザルまたはこしき
作り方
■ 表面に膜ができないようにかきまぜながら、豆乳を湯煎であたためる
■ 60度くらいになったら、レモンの果汁を加えてかきまぜる
■ 豆乳がプチプチと固まり始めたら、火から下ろす
■ エタノールを加えて、よく混ぜ合わせる
■ キッチンペーパーでこしてでき上がり
注1:清潔な容器に小分けにして保管して下さい。
注2:すぐ使うものは冷蔵庫、残りは冷凍保存して下さい。