
歯の黄ばみを予防する方法
歯の黄ばみや、くすみって気になりますよねせっかくメイクや髪形を整えて、バッチリ決めても、歯が黄ばんでいると魅力は半減…。
歯は笑ったときに見えるので、歯の黄ばみがコンプレックスになると、だんだんと笑顔が消え表情が暗くなったり、思い切り笑えなくなったりなど深刻な悩みに繋がることもあります
歯の黄ばみの多くは、歯の表面に付着する食事や飲料の着色汚れ「ステイン」によるものです。湯呑みに付着する茶渋をイメージしてもらうと分かりやすいのではないでしょうか?
歯の黄ばみは、歯そのものが変色しているわけではないので、普段から正しいケアをすることで着色汚れを防ぐことができるんです!
そこで、歯の汚れを防ぎ真っ白な歯を維持する方法を紹介します。
1.色が濃い食べ物は水と一緒に食べる!
歯の黄ばみの原因となるステインは、ほぼすべての食べ物に含まれています。中でも特に注意したいのが次の食品です。
歯の黄ばみの原因になる主な食品
アルコール
色が濃いもの
硫黄を豊富に含むもの
カフェインを含むもの
ポリフェノールを含むもの
カフェインやポリフェノールは「コーヒーや赤ワイン、紅茶にチョコレートなど」、硫黄を含むものは「ネギ類やニンニク」、色が濃いものは「カレーなど」です。
色の濃いものほどたくさんのカテキンが含まれているので、それだけ歯を汚していきます。色の濃いものを飲食するときには、できるだけ着色成分が口の中に留まっていられないように、水を一緒に飲んで洗い流しましょう。
食事中、お茶を一緒に飲む人もいますが、お茶に含まれるカテキンも歯を汚してしまうので、逆効果なんです
水を飲むときには、歯の汚れを取るつもりで口に含むと効果的です。コーヒーや紅茶など、色の濃い飲み物を飲む場合には、ストローを使うのがオススメです!色素が歯につくのを防ぐことができますよ。
2.食後すぐに歯磨きをしない
私たちが日ごろから食べているものの多くは、酸性なので食事によって歯の表面はわずかに溶かされています。
食後すぐに歯の表面がザラザラする特徴があるのは、歯の表面が溶かされてしまったから。でも、そのザラつきは一過性のもので、30分もすれば修復されます。歯の黄ばみを予防するためには、修復後の歯みがきが効果的なのです。
とは言え、色の濃いものを食べたあと30分もそのままにしておくのは考えものですよね
色の濃いものを食べたあとは?
食後すぐにうがいをして、30分後に歯磨きする!
もし、食後30分以内に歯をみがく場合、硬い歯ブラシで力を入れてゴシゴシとみがくのはNG!歯みがきは、歯の汚れを取り除くことが目的なので、優しく丁寧に磨くことが秘訣です。
3.歯磨き粉に頼り過ぎない
ホワイトニング効果があると言われる研磨剤入りの歯みがき粉を使うと、一時的に歯の表面がキレイになります。
でも、粒子が大きい研磨剤入りの歯みがき粉は、歯の表面のエナメル質を削ってしまう可能性があります。エナメル質が薄くなると、色素がつきやすい歯になるだけでなく、エナメル質の中の象牙質が透けて歯が黄ばんで見えます
歯磨きで優先させることは?
歯垢を取り除くこと!
歯みがきをするときには、歯みがき粉に頼り過ぎずに、歯垢を取り除くことを優先させましょう。歯の黄ばみを進行させないように、優しく丁寧にブラッシングすることが大切です。
4.鼻呼吸を心がける
アナタは日頃から口で呼吸をしていませんか?実は、口で呼吸をしている人は鼻呼吸をしている人に比べて歯が黄色くなりやすくなる傾向があります!
口呼吸のデメリット
唾液の分泌を妨げて、口の中を乾燥させる!
唾液には、歯の表面の汚れを防ぐ効果があるので、口の中が乾燥すると、歯の表面が汚れたり、色素沈着を起こしたりしてしまうのです。
口で呼吸することが癖になっている場合には、鼻で呼吸することを意識してみましょう。
また、水分をこまめに摂って口の中の乾燥を防ぐのもオススメ!唾液には、抗菌作用や口臭予防、歯の再石灰化効果もあるので、口の中が乾燥しているなと感じたら舌や顎を動かして唾液の分泌を促してくださいね。
5.コーヒーやタバコを控える
コーヒーやタバコを日常的に愛用している人って多いですよね。でも、これらの嗜好品は、歯の黄ばみを増長させてしまうんです。
ヘビースモーカーで歯が真っ白な人ってあまり見かけませんよね。タバコに含まれるヤニは、それだけ歯を黄ばませる原因となるということ。
ヤニの色素沈着は、食品とは比べ物にならないほど強力だと言われています。また、コーヒーの色は「着色されていない自然な色」ではありますが、この色が歯の黄ばみを更に強力なものにします
コーヒーやタバコは、やめられるのならそれに越したことはありませんが、歯の黄ばみを予防するためには、できるだけ回数や本数を減らす努力も必要です。
とは言え、どうしても楽しみたいと思うときもありますよね。そんなときには、コーヒーを飲んだりタバコを吸ったりしたあとすぐに水でうがいをして汚れを洗い流しましょう。
6.柑橘類の皮で歯をこする
オレンジやみかんなどの柑橘類の皮には、リモネンと呼ばれるシミを落とす効果を持つ精油成分が含まれています。これは、油汚れを落とすことでも知られていますが、歯の着色汚れにも有効です。
やり方は簡単!柑橘類の皮の内側の白い部分を歯に当ててこするだけ。これだけで、歯を白くするだけでなく、歯垢の除去にも効果があります。
ただし、ここで注意!
柑橘類に含まれるクエン酸は、歯の表面を溶かす!
磨いたままにしておくと、柑橘類に含まれるクエン酸によって「歯の表面を覆うエナメル質が溶かされてしまう」ことがあるので、終わったあとは口をゆすぐか歯みがきをしましょう。
7.定期的に歯医者さんでクリーニングをしてもらう
歯は、どれだけしっかりとケアをしても少しずつ黄ばんでいきます。
歯が黄ばみ始めてしまうと、自力で白い歯に戻すのは困難です。歯の表面だけに色素が付着して黄ばんでいる初期の黄ばみの場合には、歯をクリーニングするだけで元に戻すことができるので、定期的に歯医者さんでクリーニングしてもらうと良いでしょう。
色素が沈着してしまうと、ホワイトニングをしても真っ白な歯に戻すことはできません。歯の黄ばみが気になりだしたら、すぐにクリーニングをすることをおすすめします。
8.重曹で口をゆすぐ
強い研磨作用があることから、シンク周りなどの掃除に使われることもある重曹。実は、この重曹を使って口をゆすぐことで歯の黄ばみを予防することができるんです。
うがい水の作り方
- 容器に水100ccと小さじ1/2の重曹を入れる
- スプーンなどでよく混ぜて重曹を水に溶かす
うがい水を口に含んで30秒ほどゆすぐだけで、歯の黄ばみの予防・改善に役立ちます。また、虫歯や歯周病、口臭などの予防にも効果があるので、習慣化させるのもオススメです。
ただし!重曹は、口の中の粘膜を溶かしたり、たんぱく質を分解したりする作用を持っているため、次の点に注意しましょう。
- 分量を守る
- 食用の重曹を使う
- 1日に何度も重曹うがいをしない
- 塩分制限がある場合には使用しない
- 保存は冷蔵庫で、できるだけ早く使い切る
歯の黄ばみには日頃のケアが重要!
歯の表面についた着色汚れは、時間の経過とともに汚れが歯に浸透して落ちにくくなってしまいます。こうなると、歯みがきやデンタルフロスでは汚れを落とすことができなくなってしまうので、早めのケアが大切です。
色が濃い食べ物は水と一緒に食べる
食後すぐに歯磨きをしない
歯磨き粉に頼り過ぎない
鼻呼吸を心がける
コーヒーやタバコを控える
柑橘類の皮で歯を磨く
重曹で口をゆすぐ
でも、正しいケアで日ごろからしっかりと歯の黄ばみを予防していても、完全とは言えません
その理由は、唾液から分泌されるたんぱく質「ペリクル」にあります。ペリクルは、歯の表面からカルシウムやミネラルが溶け出すのを防いだり、歯の再石灰化をサポートしたりする働きを持っていますが、同時に細菌やステインを付着させる働きも持っています。
正しいケアをしていても、ペリクルは分泌され続けるので、結果として少しずつ歯が黄ばんでしまうのです
歯が完全に黄ばんでしまった場合には、ホワイトニングが有効です。歯をワントーン白くすることができるので、専門クリニックで試してみるのもひとつの方法ですよ♪
理想的な白い歯になれば、笑顔を見せることにも自信が戻り明るい毎日を過ごせるハズです