母乳が出ない原因・不安ストレス体質も影響するみたい

最近、子供を想う母親の気持ちにつけ込む「ニセ母乳」販売の問題が話題となりましたね。仮に出なくなっても、ネットで購入するより安全な道はあるハズ。育児を経験された先輩ママに解決法をリサーチしました!

母乳が出ない原因・不安ストレス体質も影響するみたい

ママ達に聞いた母乳が出ない原因

“偽母乳”のネット販売が問題視されたことがありましたよね。「新鮮な母乳」をうたったニセ母乳の中身には、なんと通常の1000倍の細菌が含まれていたのだとか…。

『自分の母乳で子供を育ててあげたい』という母親たちの強い“母乳信仰”の気持ちにつけ込んだ卑劣な犯罪です。

では、母乳が出ないとき、ママたちはどのように対処すべきなのでしょうか?今回は、母乳が出ない原因や実際に行った対処法を育児経験のある先輩ママたちから寄せられた体験談をもとに紹介します。

一人で全てを抱え込む必要はありません。母乳が出ないことで悩んでいるのなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1.詰まりが原因

子供が生後半年を過ぎ、母乳育児も安定してきた頃でした。元々、左右で母乳の出る量が違ったのですが、よく出る方の母乳が詰まって大変なことになったのです。

普段より少ない量しか出ないので、母乳の代わりにミルクを飲ませようとしましたが、全く口をつけてくれません…。当然、飲み足りないので母乳をあげる回数が増え、更に、出ない分だけ乳腺内に母乳が溜まって、半日で胸がボコボコに変形する程の状態になってしまいました。

飲ませているうちに詰まりは取れるだろうと思って子供にも頑張ってもらいましたが、いつもより出の悪い母乳を吸わされて機嫌は悪くなるし、自分も痛くて堪らないし、散々な思いをしました…。

不機嫌な赤ちゃん

「温めたら流れが良くなって詰りが取れるのではないか?」と.お風呂に入りながらお乳をマッサージしたら悪化して、夜も眠れない程の激痛と38度を超える熱も出してしまったのです。

夜間で病院にも行けなかったので、母に電話したら「葛根湯を飲み、胸を冷やして脂の詰まっている位置を明確にして、母乳の詰まりを取り除く方法」を教えてもらいました。冷やしてしばらくしてから乳首をじっくりチェックしたら、白く小さな角栓のようなものを発見。傷つけないように気をつけて何とか取り除くと、みるみる溜まっていた母乳が溢れ出してカチコチだったお乳が元通りになりました。

葛根湯は風邪をひいたときも使えるので、母乳で育児をされているなら万が一のときのために常備しておくと良いと思います(但し、かかりつけのお医者様や薬剤師さんに相談したうえで使用して下さいね)

2.ストレスが原因

息子が生後3ヶ月くらいの頃のことです。今になって振り返ってみると、出産後1ヶ月は緊張と母のサポートもあり、あっという間に過ぎましたが、2ヶ月目からは一人で子育てをするようになって疲れが出始めた三か月目から、少し、うつ気味になっていたのだと思います。

落ち込んでいる私に対する主人の心無い一言で口喧嘩をしたとき、急に胸の張りを感じなくなり、そのまま母乳が出なくなってしまったのです。

以前、主人の親戚が「うまくいかないことがあっても決して怒ってはいけない、知り合いの夫婦は喧嘩してお嫁さんの母乳が出なくなってしまったのよ」と仰っていましたが、まさか自分がそうなってしまうなんてショックでした。ストレスが母乳の出具合に影響するのは本当なんですね。

焦って何がなんでも出そうと頑張ったのですが全然ダメでした。とりあえず、ミルクをあげた後、気持ちを落ち着かせるために、数時間、息子をダンナに預けて散歩に出かけたら、だんだんとお乳の張りが復活して、次の授乳時にはスムーズに母乳が出るようになったのです。

赤ちゃんに母乳を与える母親

どうしてもイライラしたり怒ってしまうことはあると思いますが、できるだけドッシリ構え、もし、母乳が出なくなってもミルクもあるんだし、焦らない、慌てないことが大事だということを実感しました。

3.疲労や焦りが原因

一人目の時に母乳が出なくて苦労をしました。といっても、母乳を絞って、量を測るわけではありませんから、どのくらい出ているのか?全然、出ていないのか?なんてわかりません。わからないからこそ不安になるんですよね。

泣き出した子供を抱っこして授乳しても、なかなか飲み終わらない。お乳を離そうとすると泣く。授乳中に寝てくれてもすぐに起きてまた泣く。授乳してからまだ1時間しか経ってないから、母乳が出る気もしない…という悪循環でした出産した助産院で、母乳は飲ませていればそのうち出ると聞いていたので「とにかく母乳を飲ませなきゃ…」という意地だけでした。

夜も昼も1時間おきの授乳に疲れ果てて助産院の先生に泣きつくと、きっぱり「ミルクを足しなさい」と言われました。その日、寝る前にミルクを飲ませると、なんと朝まで眠ってくれたのです!ゆっくり眠れたからか、朝の授乳はすごく楽でした。

たくさん飲めれば、授乳にかかる時間も短くて済むし、次の授乳までの時間も開きます。そうすると次の授乳も楽で…という好循環に発展。「授乳の間隔が短くなってきたな」と思ったらまたミルクを足すということを何日か繰り返しているうちに、母乳だけで満足してくれるようになりました。

「母乳で育てたい!」という気持ちはあっても、やはり体がついていかなかったのだと思います。母乳を飲ませられるのはママだけ。ママが疲れきってしまう前に、ミルクの力を借りてみてはどうでしょうか。

ミルクを飲む赤ちゃん

4.体調を崩したことが原因

私は息子が産まれ、「母乳で育てる」と意気込んでいましたが、あまり母乳の出が悪くて、授乳の間隔も30分と短く、体力的にも精神的にも挫けそうになってた息子が産まれて二か月経った頃、急に私が39度8分と高熱が出たのです。

医者の指示で授乳をいったん中止して、療養に努めることになりました。二日後に授乳を再開しようとすると、今まで出の悪かった母乳がさらに出なくなっていました。

普通は何日も授乳をしないと母乳で胸がパンパンになるといいますが、体調不良のせいかお乳が膨らむことはなく、どうにかして母乳を出すために、食事を見直したりしましたが、全然効果がありませんでした。

その結果、ミルクで育てることを決意。最初は情けなさから自分を責めましたが、ミルクが足りなくて30分おきに泣いていた息子が、2時間や3時間ぐっすり眠るようになったのを見て、「これで良かったのだ」と思いました。

私も高熱を出して、限界だったことを実感。今、母乳が出なくて悩んでいる方は決して無理をしないでください。お母さんが笑顔でいてくれることが、何よりも赤ちゃんは嬉しいのですから。

5.母乳への強いこだわりが原因

産休だけ取得して2か月の子供を保育園に預けて仕事に復帰しました。仕事に復帰するまでは母乳で育てていたのですが、仕事中はどうしてもミルクになってしまうため、だんだん母乳の出が悪くなってきました。出ないのに無理やり吸わせて、子どもにストレスを与えるのは良くないと思い、ミルクに切り替えました。

哺乳瓶に入ったミルク

母乳はミルクより栄養豊富だとか、病気になりにくいなどの意見はありますが、ミルクにも良い点はたくさんあります。母親の食事内容によって、母乳の成分も違ったりしますが、ミルクは毎日一定の栄養素を与えることが可能です。また、母乳は子供がどれだけ飲んだか的確に量を把握できませんが、ミルクは成長に合わせて飲んだ量を把握し、飲む量を調節できます。

いつか乳離れをするときミルク育児ならスパウトやストローに移行させれば良いので、子どものストレスも軽減されます。

母乳が出なくて困っているママさんは周りにも多いのですが、ミルク育児でも元気で丈夫に育つと思うので、気にし過ぎないことも大事だと思っています。

6.子供とのタイミングが原因

子供が生後2ヶ月くらいの頃、母乳がうまく出ずにとても苦労しました。子供が飲みたがるタイミングで出てくれないし、子供も上手に母乳を飲めないし悪循環でした。

予定日の3週間前に赤ちゃんが産まれたため、出産前に行なうはずだった乳首を柔らかくする母乳マッサージができなかったことが、母乳が出にくい(出ない)原因のひとつだったのかも知れません。

対策として、出るときに出しておこうと思って搾乳器を購入しました。胸が張ったタイミングで赤ちゃんがスヤスヤ眠っているときなどに搾乳して冷蔵庫で保存しておいた母乳を赤ちゃんが泣きだした時に人肌に温めて哺乳瓶で飲ませていました。その結果、粉ミルクに頼らずとも母乳で育てられるようになりました。

母親と赤ちゃん

新米ママなら皆、母乳に苦労すると思います。出が悪いときは粉ミルクと併用してもいいと思いますし、搾乳器で出るようなら母乳でもいけると思います。ただ、「母乳の方がいい、ミルクだとダメ…」と、あまり神経質になりすぎない事も大切だと思います。

7.体質が原因

私は長男を生んだとき、母乳の出が悪くて困りました。病院にいるときから、「母乳が出にくい体質かもね」と、先生や看護婦さんにも言われて必死で出るようにマッサージしたり絞っていたりしたのですが、やっぱり出が悪かったです。

退院した後もどうしてもなかなか出ないので、思い切って生後1ヶ月ぐらいから完全にミルクに切り替えてしまいました。今までどうにか努力して、ある程度母乳に含まれる免疫などは飲ませることができたと思ったし、どうしても母乳が出ないなら、赤ちゃんを飢えさせるよりも、割り切って人工栄養にしてしまったほうがいいと思ったのです。

ぐっすり眠る赤ちゃん

私もいわゆる母乳信仰が強かったのですが、気にしないでミルクで赤ちゃんのお腹をいっぱいにさせて育てることにしました結果、子供は無事にスクスクと成長し、今では何事もなく成人しています

8.複数の原因が重なった

初めは完全母乳になることに躍起になっていたものの、いくら頻回授乳しても思うように母乳は増えませんでした。母乳マッサージに行こうかどうしようか迷っていたときに、保健師である義理の母から「母乳は何時間おきにあげているか」と聞かれ、30分や1時間でも泣いたらあげていますと答えたところ、「もっと間隔をあけた方が良い」と言われたので、一番母乳が美味しいと言われる3時間おきにあげるようにしました。

2週間程経った頃、気付いた時には母乳の量が驚くほど減っていました。前は搾乳で50mlくらいは出ていたのに両乳で10mlも出なくなり、乳を飲ませている時に反対の乳からもれていた母乳も全く出なくなりました。胸がかなり張る方だったのに張ることもなくなり、母乳パッドも1日3回くらい変えていたのがパッドいらずに…。母乳は夜間が一番良く出るそうなのですが、一時期夜中全く起きない赤ちゃんだったので、それも母乳が減った原因となったみたいです。

最近は完母で育てる事が良い事のように世間では言われていますね。私もその中の一人で、絶対に完母で育てたいと思っていました。ただ、乳首が切れると痛いので、結果ミルクに頼りきった生活をしていましたが、子供は健康に育ちましたよ。

笑顔の母と赤ちゃん

9.育児へのプレッシャーが原因

出産してから病院を退院して、直ぐに母乳が出なくなりました。たぶん、初めての出産の不安な気持ちが母乳が出なくなった原因だと思います。困って一人で悩んでいたら大変なことになると思ったので、病院に電話で相談して母乳外来を予約しました。

母乳外来では赤ちゃんの様子や赤ちゃんの体重などを測ってくれたり、専門家が親子の健康と母乳が出ない事の対処方法などをアドバイスしてくれます。

私の場合は、胸をホットタオルで温めてからマッサージをして母乳を出す方法を教えて貰いました。それと、全部を母乳にしようとするとプレッシャーで母乳が出なくなったりするので、母乳が出ない時は粉ミルクを使っても良いと教えてもらったのです。また、赤ちゃんの体重を測ってもらい、「きちんと体重が増えているので心配ない」と専門家の先生に言われた時は安心しました。

その後、母乳の量が安定するまでの間は母乳外来に通っていました。不安がなくなったことが、母乳の出が良くなった理由のひとつだと自分では感じています。もし、自宅で一人、母乳が出なくて不安で悩んでいるなら、専門の母乳外来に通って不安を取り除くのがオススメです

赤ちゃんを抱く母親

10.母乳を与える回数減が原因

20代後半に出産し、最初は母乳の出がすごくよかったのですが、途中、子供が3ヶ月経過したくらいから少しずつ母乳の出が悪くなってきていました。本来は子供が、母乳を吸えばホルモン系の神経が刺激され、より母乳の出がよくなるはずなのですが、我が子はかなり大量に母乳を飲んでいたためなのか、追いつかなくなりミルクの量がどんどん増えてしまったようなのです。恐らく、もうちょっと根気強く母乳を与え続ければ出が回復したのかもしれませんが、母乳を与える回数が減ってしまったのが原因かもしれません。

先輩ママに相談したところ「母乳の出を良くするためにマッサージ師さんにマッサージをお願いすればよい」ということを聞いたので、早速、病院を通してマッサージ師さんを紹介してもらいました。

専属のマッサージ師さんなどを紹介してもらえるかもしれませんので、適当なマッサージ師さんを自分で探すのではなく、きちんと産科の看護師さんなどに相談してみることをおすすめします。そのおかげで以前よりは血流がよくなり、母乳の出も徐々によくなってきましたよ

眠る母親と赤ちゃん

11.頻繁に発症する乳腺炎が原因

産後1、2ヶ月頃は「母乳の出る量」と「赤ちゃんの飲む量」のバランスが整わず頻繁に乳腺炎になり、発熱と身体のだるさで寝込むことがよくありました。

胸が張って授乳も辛くなるほどだったので、その間は赤ちゃんにはミルクを飲ませたりしていましたが、ママの私も水分を摂るようにしていたのに食事が喉を通らずどんどん母乳の出が悪くなっていきました。

どうしようもないので、産婦人科で胸の張りを楽にしてもらいアドバイスを受けたところ「胸が張って痛い時は、とにかく赤ちゃんに母乳を飲んでもらうこと」「母乳が出ないのは、お母さんがご飯を食べる量が足りていない」ことを教えてもらいました。

身体がツラいからと授乳を休むと出なくなるそうで、母乳の量を増やすためには五穀米などの雑穀米、味噌汁、漬物などの発酵食品がオススメだと言われました。

味噌汁と雑穀米

さらに、授乳中は、お腹が減るので間食におにぎりを食べるようにして、赤ちゃんにはとにかくたくさん吸ってもらうことが大事だそうです。

母乳が出ていなくても、赤ちゃんが吸い付くことで母乳が増えて需要と供給のバランスが整うそうですよ。

乳腺炎エピソード

乳腺炎にかかり、高熱を出しました。その後、急激に母乳の量が減ったのでミルクを併用して飲ませはじめました。息子は生後2か月でした。母乳を与えている間に2回も乳腺炎を患い、その度に母乳の量が減りました。

病院でお乳マッサージをしてみましたが、痛くて続けられなかったので、脂肪分を含む食事を控えて、母乳に良いと言われる食べ物や飲み物を摂るように心掛けました。

12.妊娠中の過度なダイエットが原因

もともと母乳の量は少なかったのですが、赤ちゃん生後1ヶ月になって吸う力と飲む量が増えてきたとき、母乳の出る量が足りないせいか、毎回、ミルクを足さないと泣くようになったのです。

もともとの体質もありますが、太るのを避けるために妊娠中に極端な食事制限をしていたことも母乳が出ない原因だとお医者様に指摘されました。妊娠中に増えた体重は5kgだけだったので、母乳を作るために必要な栄養が不足していたのでしょう。お乳は、全然、張りません。

母乳にいいと言われている、葉酸のサプリメントを飲みました。また、1日に最低でも2Lの水を飲むようにして、ご飯をきちんと食べるようにしました。また、ノンアルコールで栄養豊富な甘酒や団子を食べるようにしたら、少しだけ母乳の量が増えました。

甘酒

13.育児に不慣れなことが原因

初めての出産・育児だったため、飲ませ方は下手だし、赤ちゃんも上手く吸えないし、乳首は痛いし…、と、大変でしたが、どうにかミルクを足さずに泣いたら母乳を吸わせて頑張っていましたが、生後一ヶ月くらいで母乳の出が悪くなりました。

母乳育児は続けるべきだと思っていたのですが、赤ちゃんの体重が減少したのでミルクを足す決意をしたのです。母乳をあげてからミルクを足していましたが、ミルクを飲むと赤ちゃんが満足するのか長い時間、眠るので、だんだん母乳よりミルクを与える量が増えたのです。ミルクの量と比例して、母乳の出る量が減っていきました。

ミルク育児へ移行しかけましたが、やっぱり赤ちゃんを母乳で育てたかったので、出産した病院で「母乳外来」を受診。マッサージは痛かったけど、揉み始めてすぐにビューっと顔にかかる勢いで母乳が出始めました。それ以降も、マッサージをすると母乳は問題なく出るようになりました。

一人で悩むより相談すれば解決策が見つかる

母乳が出なくなる原因は、子育て中に感じるストレスやホルモンバランスの乱れなど様々ですが、大切なのは、母乳が出なくなったときにどう対処するか。搾乳機を使用したり、専門機関でマッサージ師を紹介してもらったりと、ネットで母乳を購入する以外にも安全な方法はたくさんあります。

また、母乳信仰の傾向が強い女性が多い中、ミルクの栄養価や利便性も見直されている模様。子供のためを思うなら、母乳が出ないことを気に病むのではなく、ミルクに頼ったり病院で相談するなどの解決法を考えてみることをオススメします。