カビ掃除術・すっきり家中のカビを取り除く方法まとめ

カビ掃除をするときは身体に害を与えないようにマスクや手袋は必須アイテム。また、カビ菌を根元から退治するために塩素系漂白剤を使うときは換気をして、有毒ガスの発生を防ぐために他の洗剤とは混ぜないで!

カビ掃除術・すっきり家中のカビを取り除く方法まとめ

気になる場所のカビ掃除術まとめ

油断していると増殖するカビは掃除が面倒臭いからと放置していると、呼吸器系、内臓系の病気やアレルギー、皮膚炎などを引き起こす原因になり、場合によっては発ガン物質を含む致死性の高い毒素を出すこともあるので、健康被害を生み出すコワイ存在なのです。

安全な重曹、お酢、強力なカビ除去漂白剤、殺菌処理できるエタノールなどを用途に合わせて使用し、浴室、クローゼット、布団などのカビ退治を!

では、家中のカビをすっきり掃除する方法を紹介します。安心して生活できるカビのない清潔で快適な空間を手に入れましょう。

1.お風呂のカビ掃除

湿気がこもる浴室は換気が十分でないと「ロドトルラ」という赤色酵母菌によるピンク色のヌメリが発生しやすく、長く放置していると黒カビが生えやすい環境を作ってしまうため、清潔なバスルームを保つには日常的なお風呂掃除は欠かせません。

1.バスルームに余計なものを置かない

バスルームをきれいに保つためには、まずはカビが生えやすいものを置かないことが重要です。風呂桶やイス、シャンプーやコンディショナーの容器など、浴室に置いているもの全てがカビの温床といえることから、バスルームには「毎日使うものだけを置く」ことを心がけましょう。

特に、肌に直接当てるカミソリは、湿度の高いバスルームに置きっぱなしにしておくと雑菌が繁殖して感染症の原因となるため、できるだけ乾燥した場所で保管する必要があります。

カミソリは乾燥したところで保管してね

2.入浴後に必ず掃除をする

「入浴後にお風呂の掃除をするなんて面倒だし、次の日でも同じでしょ?」というのは間違いです。高温多湿が大好物のカビ原因菌が垢(あか)を餌にしてどんどん繁殖するため、バスルームは入浴直後に掃除をするのがベストなのです。

汚れを落としておけば、浴室に湿気が残っている間もカビの繁殖を抑えることができます。

3.しっかり換気をする

バスルームにカビが発生しやすい原因は高温多湿の環境にあり、逆を言えば、バスルームが低温で乾燥していればカビはできにくくなるのです。

入浴後の掃除が終わったら、浴槽、壁、床など、バスルーム全体に冷水シャワーをかけて、浴室の温度を下げた後、換気扇を回して浴室の湿気がなくなるまで換気をします。この2つの工程をしっかりと行うことで、浴室にカビが発生する確率はかなり低くなります。

お風呂掃除の後は冷水シャワーと換気扇をしっかりやりましょう

4.お手製スプレーで防カビ対策をする

市販のカビ取り用洗剤は殺菌力が高いものの、強烈な臭いや刺激が難点です。カビ除去用洗剤の使用を控えたい場合は、洗剤の代わりに「お酢と重曹」または「エタノール」を使ったカビ掃除をおすすめします。

酢と重曹でカビ掃除する方法

1.「酢1、水2」の酢スプレーを作る
酢スプレーを作る 2.カビに吹きかける
カビに酢スプレーをかける 3.重曹を振りかける
重曹を振りかける 4.1時間ほど放置した後、ブラシ等で擦る
5.水で洗い流す
水で洗い流す 6.酢スプレーを吹きかけておく

黒カビの胞子が潜んでいる天井の掃除も忘れずに行ってください。

エタノールでカビ掃除する方法

1.「エタノール8、水2」でスプレーを作る
エタノールと水を「8:2」で混ぜる 2.カビが発生しやすい箇所に吹きかける
カビが発生しやすいところへスプレーを吹きかける 3.換気を行なう

冷水シャワーをかけた後、カビができやすい箇所にエタノールスプレーを吹きかけて下さい。百均などで売っているスプレーボトルに入れておき、入浴後にササッと浴室の天井や壁などにスプレーするだけで、防カビ対策は万全です。

掃除の際はカビの胞子が飛び交うので、換気扇を回して、皮膚にカビが付着したり、体内に胞子を取り込まないようゴーグルやマスク、手袋などの防護アイテムは必ずつけましょう。

2. カビ掃除/掛け布団、敷布団、マットレス

布団類に生えてしまったカビは、少し厄介です。何故なら壁や金属と違って繊維が染色されている可能性があり、プロに頼るか、処分するなどセルフケアではカビ除去が難しい場合があるからです。

布団類のカビは早期に発見し対処することが重要。

生え始めの時期なら?

家庭でも落とせる可能性あり

重曹を水で溶かした液体に浸けて、繊維同士を擦ってカビを落として下さい。エタノールやオキシドールに浸したタオルをカビが生えた部分に被せて20~30分置いておくと殺菌効果があります。

ポツポツと黒くなっているカビには、塩素系や酸素系の漂白剤を色柄に合わせて使用してください。ただし、布団類にカビが繁殖し過ぎている場合は、そのまま使い続けると身体に悪影響を及ぼす恐れがあるので買い替えの検討を!

布団のカビは早めに対処しましょう!

3. カビ掃除/畳

畳にカビが発生した場合は、程度が軽ければ部屋の換気と掃除機で表面の吸い取りを繰り返し行うことが有効です。カビの生え方がひどい場合は、畳を屋外で干して下さい。

畳のカビ除去ワンポイント

掃除機での除去効果が薄いなら、カビを布で拭き取ってから消毒や除菌をする

消毒用アルコールや水で10倍ほど薄めたお酢スプレーで濡らした布で拭き取るとカビ菌を退治できます。畳は水分を吸いやすいので、水分を含ませた雑巾を使う際は固く絞ります。

また、カビの再発生を防ぐため、必ず換気をして、扇風機などで畳を完全に乾燥させることを忘れずに!

4. カビ掃除/押入れ・クローゼット

押入れにカビが発生していたら、まずやるべきことは中に収納されているものを全て取り出すことです。洋服、箱、など、クローゼット内に入れてあった物にはカビの胞子が付着している可能性が高いので、晴れた日に風通しの良い屋外へ持っていき、日光に当てながら乾いたタオルでカビを拭き取りましょう。

押入れのカビ対策

・酸素系や塩素系の漂白剤で除菌する

塩素系漂白剤は壁などの色落ちは避けられませんが、酵素系漂白剤よりもカビ除去効果が優れています。スプレーで拭きかけた後、カビの色が消えたら固く絞った濡れ雑巾で拭き取ったあとエタノールで消毒し、完全に乾かして下さい。

掃除する際は窓を開けるのが基本ですが、カビの胞子が他の部屋に飛ばないように風向き気をつけて下さい。

綿状のカビは埃と一緒に粘着式のカーペットクリーナー等で取り除きゴミ袋に密封し捨てる

カビがこびりついて漂白剤等でも除去できない場合は、押入れの木材ごとヤスリなどでこそぎ落とす必要があります

漂白剤でもダメなら紙ヤスリで対処しよう

5. カビ掃除/洋服

クローゼットに仕舞いこんでいた洋服に黒や白のポツポツを発見してしまったら、エタノールや酸素系漂白剤を使って除去してください。塩素系漂白剤は生地の色見を損ねるので不向きです。

酸素系漂白剤が使えないモノ

・自然素材のボタンが着いている物
・毛や絹
・金属を含むファスナーやボタンが着いている物(ほとんどの金属と酸化還元反応を起こす)

酸素系は塩素系に比べて色落ちしにくいとはいえ、”漂白剤”なので、もちろん草木染めや生成りなどの色落ちしやすいものには使えません。

アルコールで叩くように拭き取るのが安全です。

6. カビ掃除/フローリング

フローリングにカビが生えたら、まずは中性洗剤を使って表面をきれいに拭き取ります。床は人目につきやすい場所なので、変色する可能性がある漂白剤は部屋に臭いも充満するので不向きです。

床のカビ掃除

中性洗剤でカビを拭き取った後、エタノールで消毒する

目立ちにくい場所を探して”試し拭き”をして、大丈夫だったら床全体を拭いて除菌する

周囲の家具にもカビの胞子が飛んでいる可能性があるので同様に中性洗剤で拭いたあと除菌する

軽度なら4~5日繰り返すとカビは除去できます。逆に言えば、それぐらい時間がかかる作業なので、フローリングのカビ掃除は根気が必要となりますが、自分で行うには1番安全な方法です。換気を良くして、部屋に湿気を溜めないようにしましょう。

カビを拭きとったらエタノールで消毒を

7.カビ掃除/エアコン

エアコンはカビが発生しやすい吹き出し口やフィルターの掃除を怠ると、身体に悪い汚れた風を送る原因に繋がるのでカビ除去には力を入れて下さい。

エアコンのカビ掃除

・乾いた布に中性洗剤をつけて拭きとる
・専用スプレーを使用する

取り外して丸ごと洗えるのはフィルターだけです。カビが大量発生する前にこまめに掃除する習慣をつけて下さい。

エアコンの電極部分に注意!

カビ掃除をする際に、絶対に水分をつけてはいけないのが電極部分です。すぐには壊れなくても、電極部分の損傷は後々のエアコンの故障に繋がってしまうのでラップなどで保護してください。

掃除をするときは感電を防ぐために電源コンセントプラグは必ず抜いて下さい。

油断大敵!すぐ発生するカビ掃除は習慣に!

カビ掃除や対処を怠り、カーペットやクロスに手の施しようがないほど大量のカビが発生して張り替えが必要になったら費用もかかり大変です。カビは発見掃除するタイミングが早いほど、キレイに落とせる可能性も高まります。家の各場所の湿度に気をつけて日常的に換気をするなど、常にカビが生えそうな場所をチェックして対処する癖をつけて下さいね。