虫よけ効果のあるハーブ・肌の弱い人も安心な使い方を紹介

虫よけハーブを使って、虫除けスプレーや防虫剤を手作りしましょう!天然ハーブを使うから、敏感肌の方や幼い子供など幅広く使えます。手作り虫除けスプレーや防虫剤は、どれも作り方が簡単なので不器用な方でも出来ますよ。

虫よけ効果のあるハーブ・肌の弱い人も安心な使い方を紹介

虫よけ効果のあるハーブ

暖かい春~夏は虫が活発に動き回る時期ですが、苦手な人にとっては嫌なことこの上ないでしょう。虫が平気な人でも、蚊やアブに噛まれるのは是非とも避けたいものです。今回は、虫よけに効果のあるハーブを紹介します。

定番「ハッカオイル」

ペパーミント

虫除けの定番ハーブがハッカ(ミント)です。ハッカを乾燥させて抽出したのがハッカオイルなので、もちろん殺虫・忌避効果があります。室内に出てくる嫌なヤツといえばダニやゴキブリにも効きますし、「ハッカ油」と表記しているハッカオイルは純粋なハッカ油のため安全です(注1)。

ただし、ハッカオイルは刺激が強く荒れる可能性があるので、そのまま皮膚に使用しないでください。また、ハッカ油はプラスチックをひび割れさせたり、ゴムを溶かしたりしてしまうので、なるべくガラス容器に移し替えるようにしましょう。

とはいえ、薄めてしまえば市販の虫除けスプレーを使うと肌荒れしてしまう人でも使える、虫除けスプレーになります。ハエやチャバネゴキブリに対しても虫除け効果がある(注2)ので、身体にかけるだけでなく部屋にスプレーしたり網戸に振りかけたりしても良いでしょう。

また、虫除けクリームを作ればスプレーを使うのが不安な幼い子供にも使えます。一度ハッカ油を買ってしまえば何回も作れるのでコスパが良い点も嬉しいですし、清涼感のある爽やかな香りが漂うため、特に夏にぴったりのアイテムになります。

ただし、虫のいない時期は好きなアロマオイルを使えば好きな香りのクリームになりますが、柑橘系は塗った後に日光を浴びると日焼けたりシミになったりするので避けましょう。

ハッカ油スプレーの作り方

  1. 無水エタノール10mlにハッカ油を5~10滴ほど混ぜる。
  2. 水を90ml入れてよく振り交ぜ、スプレーボトルに移し替えて完成。

傷みやすいので、使う分だけ作ってください。

ハッカクリームの作り方

  1. ワセリン小さじ1/2、ミツロウ2g、シアバター1gを耐熱容器に入れて、湯煎して溶かす。
  2. 材料が溶けたら混ぜる。
  3. 湯煎の火を止め、ハッカ油を1~2滴垂らす。
  4. クリームをフタ付きのクリームケースに手早く注ぐ。
  5. あら熱が取れたら、フタをして冷蔵庫で1時間ほどしっかり固めて完成。

虫刺されに塗るとスーッと爽快感を覚えるので、かゆみが抑えられます。

生も虫に効く「ペパーミント」

乾燥ペパーミントとティーバッグ

ペパーミントは、ハッカオイルの原料です。虫が嫌うのはミントに多く含まれるメントールという成分で、ハッカオイルにも含まれています。

ゴキブリも嫌がる成分なので、嫌いな人はぜひ生のミントを使って、防虫剤を作ってみてください。シンクの上下、食器棚、洗面台の下、窓際など、ゴキブリの通り道や出やすい場所に置いておきましょう。

生のミントが手に入りにくい人は、大きめの鉢植えを用意すれば栽培も可能です。とても繁殖力が強いので、初心者でも簡単に育てられますよ。

ミント防虫剤の作り方

  1. 生のペパーミントを乾燥させるか、乾燥ペパーミントを用意する。
  2. 不織布のティーバッグに葉を入れて完成。

針を使ってティーバッグの角に糸をつければ、壁に掛けることも可能です。

香りのよい「シトロネラ」

シトロネラのアロマオイル

シトロネラという防虫に有効なハーブがあり、シトロネラ油として抽出されたものが販売されています。レモングラスと同じイネ科に属するためか似たような香りがし、スッキリとした柑橘系の良い香りがします。

シトロネラ油には、一部の害虫が宿主を探すために使うセンサーの邪魔をする働きがあり(注3)、100%純粋なオイルを使えば年齢問わず人やペットに使えます。使い方は、シトロネラのアロマオイルを靴下(素材によって劣化の可能性アリ)やくるぶしに1~2滴垂らすだけです。

ただし、雨や汗で効果が低下しやすいので頻繁につけ直すことを勧めます。もちろん、皮膚に異常が現れた場合は使用を中止して、皮膚科へ行ってください。

蚊が嫌がる「レモンユーカリ」

レモンユーカリ

レモンユーカリの主成分であるシトロネラールは蚊の嫌がる成分で(注4)、さらに主成分含む他の成分に香りを放つ効果があり、防虫しつつレモンユーカリの爽やかな香りを楽しめます。ただし生の葉だと香りがかなり濃厚なので、苦手に感じる方も出てくるでしょう。

レモンユーカリのアロマオイルをアロマディフューザーにセットして、部屋に香りを漂わせると蚊が嫌がって入ってこなくなるでしょう。アロマディフューザーがなければ、ルームスプレーを手作りして部屋中に吹き付けると良いです。

レモンユーカリスプレーの作り方

  1. スプレーボトルに消毒用アルコール(ウォッカやサラダ油でも可)100g、バニラエッセンス小さじ1、レモンユーカリオイル30滴に入れて良く混ぜる。
  2. 玄関やベランダ、網戸等、気になるところに吹き付ける。

実は効果ナシ「レモングラス」

カレンソウ

レモングラスは東南アジアの料理によく使われたり、レモンの代わりに絞って飲まれたりしています。虫除けに効くハーブとして知られていますが、実際には効果がありません!

蚊が嫌うシトロネラールという成分があるのですが、レモングラスにはシトラールという、名前は似ていても蚊除けの効果は無い成分が含まれています。どうやら成分の名前を混同したことから、「レモングラスには蚊除け効果がある」という話が出てきてしまったようです。

蚊が嫌ならレモングラスではなく、シトロネラールが含まれているカレンソウという植物を育てることをオススメします(注5)。また、ハーブではありませんがゼラニウムという花も虫除けにとても効くので、ガーデニングが趣味の方はぜひ育ててみてください(注6)。

ハーブを育てて肌に優しい虫よけをする

ハーブスプレーを虫除けとして使ってる女性

敏感肌の方の中には、市販の虫除けスプレーを使うと肌が赤くなったり痛痒くなったり、肌荒れを起こしてしまう人がいます。虫除けスプレーが出来ないばかりに、キャンプやBBQなどアウトドアに出るたび毎回蚊に何か所も刺されていたら、思いっきり楽しめません。

しかし、今回紹介した天然ハーブの虫除けスプレーやクリームを使えば、肌荒れの心配をあまりしなくても良くなります。もちろん、アレルギー反応が出る場合がありますので、発疹や痒みが現れた場合はすぐに水で洗い流し、皮膚科へ行ってください。

参考文献