災害時に必要なもの!今すぐチェックして準備したい必需品

防災グッズを揃えておくことは大切ですが、無理なく持ち運べる適切な重さをオーバーしていませんか?パニックに陥りやすい緊急時でも速やかに行動できるように、災害時に必要な物を再チェック!

災害時に必要なもの!今すぐチェックして準備したい必需品

あると困らない!災害時に必要な物

地震や台風などのニュースに触れたり、実際に体験したりしたときは、「何か起きたときに困らないように、最低限必要な物は準備しておこう」と思っていても、後回しにしていると時間と共に忘れてしまいがちです。

「自分だけは大丈夫」と何も備えることなく油断していると、災害時に大変な目に遭う可能性があります。

地震、台風、噴火、河川の氾濫といった自然災害は、いつ起こるかわかりません。だからこそ大切なのが日ごろの備えと正しい知識。

今回は、少しでも安心して大変な事態を乗り切るために備えておきたい、災害時に必要な物を紹介します。

「重さ」も考えて災害に必要な物を揃える

災害時に必要な物を持出袋に入れる男性の手

災害時に備えて水や食料を備蓄しておくのは基本ですが、他にも必要な物があります。

非常用に持ち出す「防災グッズ」はホームセンターや通販でも購入できますが、さらに物を追加するのなら「本当に必要になるかどうか?」を考えましょう。

場合によっては不要な物をパッと取り出して速やかに避難場所へ移動できるように、防災グッズの中身を小分けにするなど工夫しましょう。

大量のグッズを準備していても重たくて持ち出せず、さらに避難が遅れてしまっては意味がありません

一般的に防災グッズは大き目のリュックに入っていることが多いですね。

しかし、一定方向に負荷が掛かってしまうので、子供や高齢者は転倒する恐れがあるので、数多くのポケットが付いた「防災ベスト」の着用を検討するなど、移動時の安全にも配慮しましょう。(注1)

一般的に無理なく持ち運べるとされている容量

・男性⇒15kg
・女性⇒10kg
(注2)

覚えておこう!市町村から発令される

防災スピーカー

急激な大雨によって川の氾濫の恐れがある場合など、災害の状況によっては、はじめから「避難指示(緊急)」が発令されることもあります。

また、山の斜面や河川の近くに住んでいて「危険だ」と感じた場合は、自治体から指示されていなくても、自主的に速やかに避難を開始しましょう。(注3)

避難準備・高齢者等避難開始

・高齢者・乳幼児・障害のある方など、避難に時間を要する人と、その支援者を対象に避難開始すべき段階
・その他の人は避難準備を整える段階

避難勧告

・速やかに避難場所へ移動すべき段階

避難指示(緊急)

・緊急に避難場所へ移動すべき段階

 「避難勧告」「避難指示(緊急)」が発令されても、外へ出ると危険が及ぶ状況の場合は、山から離れた部屋、上層階の部屋など、自宅内で最も安全と思われる場所に避難しましょう。

災害時に必要な物チェックリスト

非常時持出袋

まずは、非常時に「一次持ち出し用」として最低限用意しておきたい物のリストをチェックしておきましょう。

一般的な一次持ち出し品

 現金(紙幣と硬貨10円玉を多く)
 身分証明書、健康保険証のコピー
 口座番号、保険の契約番号の控え
 印鑑
 免許証
 家族の写真
 油性ペン
 携帯ラジオ
 懐中電灯
 乾電池
 携帯電話と充電器
 水
 非常食
 ティッシュ
 ウェットティッシュ
 携帯トイレ
 服用中の薬
 お薬手帳
 ビニール袋
 カイロ
 ホイッスル
 防災ずきん

 身分証明書や現金や災害時に家族を探すときに役立つ写真など紙製のもの以外にも、防水機能が施されていない電子機器類は水に濡れないようにジッパー付きの密閉袋に入れて保管しておくと安心です。

 セキュリティー環境を整えられるのなら、二次的な対策としてオンライン上に必要な画像やデータなどの情報を保管する方法もあります。

上記に加えて、災害時に必要になる物を「自宅で過ごす場合」と「避難所で過ごす場合」に分けて紹介します。

災害時に必要な物/自宅で過ごす場合

災害が起きたときに避難準備の段階や、避難勧告や指示が出ても避難所まで移動ができないなど、事情があって自宅での避難を余儀なくされるケースもあります。

しかし、自宅に居ても電気、ガス、水道といったライフラインが止まることもあるので、災害時に自宅で過ごすことを想定して、「一般的な一次持ち出し品」の他に、以下の物を準備しておきましょう。

自宅で避難する場合の必需品

 LEDランタン
 カセットコンロ
 ガスボンベ
 簡易トイレ

LEDランタン

災害時用LEDランタンを触る女性の手

主なライフラインのうち、もっとも早く復旧するのは電気です。それでも復旧するまでには時間を要することを想定しておきましょう。

 家の中で照明代わりに使えるLEDランタンは、キッチン用、リビング用、トイレ用に最低3つ用意しておくと安心です。

ポータブルのガスコンロ

 ライフラインが元に戻るまでの間に料理をするためにガスコンロを使用する場合、ガスボンベも必要です。

ガスの復旧も、ひと月ほど掛かることを想定し、最低でも15本用意しておくと良いでしょう。

使えない!危険なボンベもある!

 変形や歪みがある
 ボンベの先端がサビている
 完全体がサビている

 ガス漏れの恐れがあるので、保管状態の悪いガスボンベは使用厳禁!(注4)いざという時に、安全な状態で使えるように適切な方法で保管しておきましょう。

災害時用カセットコンロ用カセットボンベ

ガスボンベの保管方法

 火気や直射日光を避ける
 40℃以下で湿気の少ない場所
 キャップをする
 落下の恐れや子供の手が届かない場所

簡易トイレ

 1~3ヶ月分の簡易トイレと消臭剤を臭い対策のために用意しておきましょう。
災害時は下水道がストップして、長期的に自宅のトイレが使えなくなることもあります。

身近な物で簡易トイレは作れます

・黒色のゴミ袋に紙おむつを敷くと、市販の簡易トイレよりも安く済む

その他、災害時にあると便利な物

自宅で避難生活をおくる際に、多目的に使えて何かと役立つ物も以下にピックアップしました。

災害時用新聞紙

新聞紙の使い道

・防寒具
・食器の代わり
・骨折したときの添え木
・簡易トイレ

大きめのポリ袋の使い道

・水の保管
・水や荷物を運ぶ道具
・簡易トイレ
・3か所に穴を開けて着る(ポンチョ風)

小さ目のポリ袋やラップの使い道

・食器に被せれば、洗わずに済む

小さ目のポリ袋やラップの使い道

・食器に被せれば、洗わずに済む

キャンプ道具一式

・万が一、建物や窓が倒壊しても、持ち出せる場所にひとまとめにして保管しておくと一時的に雨風をしのげる

災害時に必要な物/避難所で過ごす場合

避難所の案内

自宅にいると危険が伴う場合は、身を護るために避難所で過ごすのが鉄則です。

多くの避難所には、毛布や非常食などを自治体が備蓄しているのですが、すべての人の手元に届くとは限らないので、手ぶらで避難すると不便な目に遭うケースもあります。

状況によっては数時間、一晩、数日間も避難所で生活しなければならないので、最低限必要になるものを持っていくと安心です。

避難所で過ごす場合の必需品

 毛布
 タオル
 着替え
 布団、寝袋
 紙皿
 ラップ
 ウォータータンク、バケツ
 レインコート
 ウェットティッシュ
 ガムテープ
 マスク
 紙製の下着

 給水車がきても水を貰えないこともあるので、ウォータータンクやバケツなどの水を入れておけるものは必須!
コンパクトに折り畳めるシリコン製のバケツなら持ち運びに便利です。

 エステサロンなどでも使用されている「紙製の下着」は、「洗える・早く乾く・繰り返し使える」ので、思うように入浴できずに衛生面が気になる避難生活で役立ちます。

 避難所でもっとも困るのは、プライバシーがないことです。

限られたスペースに大勢の人が避難してくるのですから、狭くなるのは仕方がないことですが、トイレ、着替え、話し声、イビキ、明るさなどが気になって精神的なストレスが溜まります。

避難所生活も少しでも快適に過ごすために、以下の物を持って行きましょう。

避難所生活のストレスを軽減する物

 耳栓
 携帯枕
 アイマスク
 テント(一人用)
 菓子類

公園に建てられたテント

 キャンプ用の本格的なテントは避難所の暑さや狭さから逃れるために、一時的に公園などで寝泊まりするときなどに役立ちますが、欠点は重たくてかさばることです。

車で移動と保管ができるのなら災害時のために積んでおくことをオススメしますが、避難所へ持っていくのは、一万円以下と値段も手頃なドーム型のコンパクトな一人用テントが適しています。

災害時の必需品

性別や年齢によって異なる、災害時に必要になる物があります。次は、女性、高齢者、子ども連れの場合に必要になるものをチェックしましょう。

女性が災害時に必要な物

災害時の必需品は男女で違いがあります。女性だけに必要なものは軽視されがちなので、忘れずに用意しておきましょう。

女性ならではの必需品

 生理用品

 過去に災害時に被災地で不足しやすかったのが生理用品です。ストレスや不安から、予定外の日に生理になってしまうことがあります。

恥ずかしさから「生理用品が欲しい」と言い出せずに困ったケースも実際にあるので、ナプキンや専用ショーツなどは多めに用意しておくと安心です。

災害時に女性が持っていると便利な物

 ニップレス
 ヘアゴム
 ヘアブラシ
 ストールやスカーフ
 帽子

 就寝時に下着をつける間もなく慌てて避難したときに役立つのが、繰り返し使えるタイプのニップレスです。

地震時に避難をしている女性

 避難生活を送っていると思うように入浴できないことが多いので、髪を結ぶゴムや頭に被れるアイテムがあると臭いやヘアスタイルの乱れが軽減されて便利です。

 ストールは寒さ対策になるだけでなく、眠るときや囲いが低い場所で用を足さなければいけないときには目隠しになり、折り畳めば座布団としても使えるので一枚準備しておくと安心です。

高齢者がいる場合に災害時に必要な物

体力や免疫力の低下が気になる高齢者と一緒に避難生活を送る場合は、体調が悪くならないように、健康管理できるものを用意しておきましょう。

高齢者がいる場合の必需品

 マスク
 防寒具
 メガネ
 服用中の薬
 体温計
 血圧測定器
 健康証などのコピー

また、日ごろの健康状態によっては、以下の物が必要になります。

杖を持つ高齢者

健康状態によって必要になるもの

 杖
 オムツや尿パッド
 お尻ふき
 入れ歯洗浄剤
 利用中の医療器具の予備

 我慢して体調を悪化させる高齢者もいるので、小さな変化にも気づけるように声を掛けるなどの配慮も忘れずに!

災害時に乳幼児がいる場合に必要な物

赤ちゃんや子どもがいる場合は、月齢や年齢に合わせたものを用意しておくことが基本です。
災害時にベビーカーを使用すると危険が伴うことがあります。
避難所生活ではかさばるので、子どもをしっかり抱っこしておける抱っこひもやスリングを用意しておきましょう。

子どもがいる場合の必需品

 母子手帳
 健康保険証のコピー
 抱っこひも、スリング
 紙おむつ
 おしりふき
 粉ミルク
 哺乳瓶
 ベビーフード
 着替え
 子ども用マスク

また、ストレスが溜まりやすい避難所生活では、騒ぐ声や泣き声などからトラブルに発展することもあるので、子どもを飽きさせないアイテムを用意しておくと安心です。

ベビーカーに乗っている幼児の足

乳幼児がいるときに便利な物

 おもちゃ
 絵本
 おやつ
 粉末ジュース
 爪切り
 おしゃぶり
 授乳用ケープ

災害時の行動もイメージしておけば安心

備えあれば憂いなしと言いますが、災害はいつ起こるかわからないからこそ、もしものときに備えて準備万端にしておくことが大事です。

家族がバラバラになっているときに災害に遭うこともあるので、必要な物を揃えておくだけでは不十分です。緊急事態でも速やかに対処できるように、以下のことを家族や近所の人と共有しておきましょう。

  • 避難場所
  • 避難経路
  • 安否確認の方法

水害や地震など災害によっては避難場所が異なることもあるので、さまざまな事態をイメージして家族で話し合い、何度もシミュレーションしておくと安心です。