再生栽培で野菜を育てる方法!初心者は豆苗からリボベジを!

再生栽培で節約してみませんか?近年、スーパーに並ぶ野菜の価格や数が安定しません。初心者でも失敗しにくい豆苗やバジルといった気軽に出来る野菜を始めとした、再生栽培に向いたリボベジと育て方を紹介します。

再生栽培で野菜を育てる方法!初心者は豆苗からリボベジを!

再生栽培で節約

近年は天候が不安定で、野菜の価格が急騰したり店頭に並ぶ数が少なくなったりすることが増えています。そこで注目したいのが再生栽培です!キッチンガーデニングとも呼ばれており、野菜くずとして捨ててしまう葉元や根元の部分を捨てずに、水に浸けて再び食べられるまで育てるというものです。

再生栽培できる野菜のことを、最近はリボーンベジタブル(通称リボベジ)と呼び、インスタグラムなどSNSでもハッシュタグが出来るほど、認知度が高まりつつあります。今回は、再生栽培に向く野菜と育て方を紹介します。

初心者は「豆苗」から育てると簡単!

豆苗の再生栽培

再生栽培初心者は、まず豆苗(とうみょう)から育て始めましょう!サラダはもちろん鍋物や汁物、スムージーなど、煮ても焼いても美味しい万能野菜です。スーパー等で安く手に入ります。

水の取り換えさえ忘れなければ、水栽培でも1週間前後で収穫出来るぐらい早く育つので、初心者や上手く出来るか心配な人にもオススメです。

豆苗の再生栽培方法(注1)

1.豆苗の根元3~4cmを残して切り取り、根の部分を深さのある水の入った容器に入れる。このとき、腐るのを防ぐために、豆まで水に浸らないようにする。

豆苗の根元から3~4cmを切り取る

2.日当たりの良い室内、特に窓際で栽培すると良い。ただし暑さ寒さに弱いので、夏は直射日光、冬は窓際を避けて明るい室内で育てる。

3.最低でも1日1回、夏場は腐りやすいので1日2回に水を換える。

2回は収穫可能ですが、長く育てれば育てるだけ藻やカビが発生する確率が高くなりますので、不安な人は1回収穫したら新たな苗を用意するのが良いでしょう。

成功した人の体験談

再生栽培のしやすい野菜といえばなんといっても豆苗です。根元を2~3cm残して切り取り、余った根の部分を深めの容器に入れて水を入れておくだけで新しく芽が伸びてきます。

失敗しないポイントは、こまめに水を取り替えることです。一日一回取り替えるとまず失敗しません。(30代/男性)

育てやすいのは「バジル」

バジル

パスタやピザなど、イタリア料理に多く使われるハーブ・バジル。スーパーでもバジルは売っていますが、なかなかいいお値段します。そんな時、一度バジルを買っておいて育てれば、何回か収穫できるようになりますよ!

バジルは種や苗から育てる方法が一般的ですが、スーパー等で売っている生バジルを使っても栽培可能です。今回は生バジルを水耕栽培する方法を紹介します。

バジルの再生栽培方法

1.買ってきた生バジルの茎を斜めに切って、水を入れた容器に挿しておく。

2.毎日水を換えていると、茎から根が生えてくる。

3.500mlペットボトルの上1/3を切り取って上下逆さま(飲み口が下)にし、残りの2/3の中に入れる。

4.2/3ペットボトルに水と液体タイプの肥料を入れ、飲み口が付いた方にバジルを入れる。

5.隙間にキッチンスポンジを詰め、バジルの根が水に浸かりきらないようにする。

土に植える場合は、水はけと日当たりが良い場所に植えましょう。

バジルの根が水に浸かりきると、枯れたり腐ったりする原因になるので、最低でも1~2cmは空気に触れるようにする。

成功した人の体験談

バジルは使いたい分の葉を摘んでも、また葉が生えてくるので、パスタソースやピザなどを良く食べる人にオススメです。また、生命力が強いらしいので、水を取り替えるだけでいいのも嬉しいポイントです。(20代/女性)

意外と使う「ネギ」を育てる

ネギの再生栽培

長ネギも小ネギも、どちらもリボベジとして役立ちます。味噌汁や薬味と、何かと出番の多いネギですので、育て方を覚えといて損はありません!もちろん、再生栽培では販売されているネギほどは成長しませんが、味噌汁や薬味、ネギ味噌を作れるくらいには育ちます。

耐寒性・耐暑性が高く(注2)、季節を問わず比較的育てやすいでしょう。また、ネギにはビタミンB1が含まれており、肩こりやイライラなどを解消してくれます。しかもセルロースやペクチンといった食物繊維が含まれており、腸を刺激して便秘の解消に繋がります。さらに、ブドウ球菌や連鎖球菌などに対する抗菌作用があり、日頃から食べていると病気の予防にもなります(注3)。

ネギの再生栽培方法

1.長ネギの根から5cm程度残してカット。小ネギならもう少し短くても良い。

2.底のある容器に、根が浸かる程度に水を張って入れる。

3.水は、夏場は腐りやすいので毎日、冬は毎日~3日ごとに換える。水や根が腐るとかなり臭く、衛生的にも良くないので、容器ごと全て捨てる。

直射日光に当てる必要はないが、なるべく日の当たる場所に置いておきましょう。

成功した人の体験談

私がやっている再生栽培は長ネギです。ネギの根っこの部分4~5cmを捨てずに水に浸けておくと、すぐに伸びてきて2回ほど使えます。とても便利です。(30代/女性)

新たな魅力を発見できる「大根」

大根の再生栽培

大根は、春の七草にも「すずしろ」の名で数えられており、煮ても漬けても美味しくいただけます。葉の下の白い部分しか食べない人も多いようですが、実は葉の部分も食べられます!

普段からよく食べる根の部分はビタミンCや消化を助けるジアスターゼといった酵素が豊富ですが(注4)、大根の葉の部分にもビタミンCがあり、他にも目や粘膜を正常に保つ働きのあるビタミンA(注5)など、身体に必要な栄養素が含まれています。

大根の再生栽培方法

1.大根の葉の根本を、根の部分を2cmくらい残して切り落とす。

2.浅い容器に大根を入れ、根が完全に水没しない程度に水を入れる。1cmほどが目途。

3.窓際のような明るい場所に置き、毎日1回水を換える。

4.時たま、水を換えるついでに根や容器を綺麗に洗う。

人参も同様の手順で育ちます。

広いスペースで育てたい「カボチャ」

カボチャ

場所は取りますが育てやすい野菜の一つで、煮物やサラダ、スイーツにも利用されることがあります。ちなみに、ズッキーニもカボチャの仲間です。

カボチャには、皮膚の抵抗力を強くするカロテンが多く含まれており、美容に関心の高い方には是非食べてほしい野菜です。他にもタンパク質やビタミンCなど、栄養が沢山含まれています(注6)。

カボチャの再生栽培方法(注7)

1.4月頃に、尖った方を下にして、1か所に数粒の種をまく。

2.葉が2~3枚出るまでに、元気の良い1本を残して他を間引く。

3.葉が4~5枚になったら、肥料をまいた広めの庭か畑に植え替える。

4.ツルが出てきたら親ツルの先を切り、子ツルを3~4本だけ残す。

5.花が咲いたら受粉させて、実がなるようにする。

6.実が出来たら、向きをこまめに変えて太陽を浴びせると、全体が綺麗に緑色になる。

7.実が硬くなったら収穫する。

以下の体験談のように芽が出るのは稀です。また、上記のやり方も必要最低限のことしか書いていません。

成功した人の体験談

かぼちゃです。かぼちゃの種を間違えて土に植えてしまったら(うちでは生ごみを肥料に再生しています)、芽が出てしまいました。面白そうなのでそのまま育ててみたら、不揃いではありますが美味しいカボチャが採れました。

カボチャはスーパーで買うとある程度の値段がしますし、栽培用の種も結構高いです。お店で買った種でないと、いいカボチャが実らないと思っていたので、棚からぼた餅な感じで得した気分です。

ただ、カボチャのツルは長いので、都心部の狭い庭では栽培は難しいかもしれませんが、ある程度の広さの敷地をお持ちでしたら、植えてみると良いかもしれません。

育てる手間や、実がなり終わった後のツルの始末など、労力はそれなりにかかりますが、元の種はどうせ捨てるものなので、たとえ実がならなくてももったいなくありません。買った種で失敗した時のほうが何倍も悔しいと思います。(20代/女性)

緑色のカボチャ

財布にも心にも優しい再生栽培生活

キッチンで気軽に育てられるものから庭が必要なものまで、様々な再生野菜を紹介しました。節約になるのはもちろんですが、家の中にグリーンがあるだけで心身が癒されます。事実、観葉植物や花を見た場合、神経活動を人間の最適な状態に近付ける効果があることが分かっています(注8)。

再生栽培を実践して、お財布にも精神にも優しい生活を送ってみてはいかがでしょうか!