借金整理術!利息が増えすぎてパンクする前にやるべきこと

借金整理は自分の「借金額」と「支払いが終了する時期」を把握することが基本です。リボ払いは一定額の支払いで済むからとカードローンに頼った末に破産する人は少なくありません。借金問題を解決する方法を紹介。

借金整理術!利息が増えすぎてパンクする前にやるべきこと

借金整理は早めに始めるべき!

  • 「借金があって生活が苦しい」
  • 「借金があることを家族に言えない」
  • 「借金のせいで結婚ができない」

借金は絶対してはならないものではありませんが、収支管理が甘かったり「毎月1万円の返済なら何とかなる」と誤った感覚で安易に借金をつくることは、人生を大きく狂わせる原因になるので要注意。公共料金やローン返済の督促状に怯える毎日は悲惨です…。

借金が膨らみ返済が不可能になって自己破産をするなど、人生が決定的に破綻する前に対処できることはあります。

スーパーで買い物する女性

スーパーやネットのショッピングサイトで買い物した時に利用したクレジットカードローン、生活費に充てるためのキャッシング、分割払いで契約している趣味や美容にかかる費用など、クレジットカードがあれば、手元に現金がなくても貯金額がゼロ円でも欲しいものを購入できます。

それは、嬉しく助かりますが…、喜びやメリットを感じるのは一時的なことであり、「借金返済」という苦しみは、買った洋服や物に飽きてからも続いて生活を圧迫します…。

このまま借金が増えるとマズい状況になることを自覚していて、危機感を覚え「何とか整理したい」と焦っていたり、生活を立て直したいと思っている人に「借金整理の方法」を紹介します。

自分の借金パターンを把握する

借金をして行き詰る人に共通していることは、「自分の借金を管理できていないこと」です。管理能力に自信がなく心配な方は、以下の項目をチェックしてみましょう。

特徴に当てハマることが多い人ほど、行き当たりばったりの借金をしやすいタイプで収支管理ができていない可能性大!
借金のイメージ

借金パターンをチェック!

リボ払いを利用している
クレジットカードの利用頻度が高い
ネットで買い物する頻度が高い
値段が高い品は価値も高いと思う

リボ払いを利用しているタイプ/金利は高いのですが「毎月の返済金額が一定」というメリットがあり、借金総額を正確に把握しにくいデメリットがある。

クレジットカードの利用頻度が高いタイプ/カードを持っていなくて、さらに手元に現金がなければ、欲しい物があっても我慢します。

しかし、カードで支払う習慣があると、財布にお金が入っていなくても買い物をするのが癖になり、収支バランスを把握しにくいデメリットがある。

ショッピングする女性

ネットで買い物する頻度が高いタイプ/ネットショッピングで商品を購入する際、その場で現金の受け渡しをする必要がないので、無駄な買い物をする原因になる。

好きなブランドの新商品やオークションで激安商品を見ると、買わなければ損をするような気分になり、衝動的にポチッと購入ボタンを押す悪い癖がついてしまいます。

値段が高い品は価値も高いと思うタイプ/商品の性能をよりも「価格」で判断しているので、同じ価値(スペック)の商品でも金額が高い物を買って満足する傾向がある。

カードの利用状況を把握する

まず、買い物やキャッシングをするために使っているクレジットカードの明細を取り寄せましょう。ウェブ上で即時に利用状況を確認できるカード会社も多く、難しい手続きは不要です。

カードの利用状況を把握するポイントのイラスト

  • 残債額
  • 毎月の返済額
  • 金利
  • 借金内容

上記4つを視覚化するために、以下のように記載します。

A社の利用状況

残債/30万円
毎月の返済額/1万円
金利/17.9%
備考/エステで脱毛を申し込んだときに『お得ですよ』と勧められ契約して、クレジットカードで支払いをした「残債」

B社の利用状況

残債/20万円
毎月の返済額/2万円
金利/12%
備考/給料日前にお金が足りなくてクレジットカードの「キャッシング」を利用した返済分

C社の利用状況

残債/15万円
毎月の返済額/1万円
金利/10%
備考/ネットショッピングや近所の大型ショッピングモールのクレジットカードで、リボ設定で買い物をした返済分

 まず、ここで知っておきたいのは、毎月3社に返済しなければならない状態は異常なことで大変危険だということです!

財布を持つ女性

「私は、お金の管理能力があるから大丈夫!」と一瞬思った人でも、今すぐお財布の中身をチェックしてみて下さい。幾ら入っているか把握していますか?今月はあと幾ら使えますか?意外と即答できる人は少ないので、ご自身でも試してみてください。

何の問題もなく生活していると思い込んでいるだけで、実は目の前の欲しいものをクレジットカードやキャッシング、つまり「借金」をして購入している事実を把握することはとても重要です。

借金を整理するポイント

現状を知り、「新たな借金はつくらない」と心に決めること

金利が高い借金の返済を優先する

借金を圧縮するには新たな借金を作らないことが第一のポイントなのですが、毎月の返済総額が膨らんで、「毎月ギリギリだからカードを使わないなんて無理!」と思っているのなら、その意識を根底から変えていく必要があります。

カードで買い物を済ませる

「A・B・C」と例にあげた3社の中で、金利が高いのは「A社」の17.9パーセントです。まず、金利がもったいないので「A社の返済金額を毎月1万円から2万円以上に増やす」のです。

上乗せする1万円が捻出できない?いいえ、そんなことはありません。節約をしてお金を浮かすことは意外に簡単です。

借金を徹底的に整理する節約術

・外食を控えて自炊する
・用がないならコンビニに行かない
・ネットの買い物サイトを見ない
・着ない服や小物を売る
・返済中は見栄を張らない
・通信プランを見直す
・電車、バス、徒歩、自転車で移動する

上記7項目で各1,000円ずつでも削減できれば、毎月7千円も節約できます。

特にインターネット関連の契約に高いお金を支払って不要なオプションを付けていることが多いので、スマホの通話料金が高いなら無料通話アプリを利用するなど料金の見直し、インターネット契約も利用頻度に対して高くないか見直すなど、家電量販店の店員さんなど知識が豊富な人に相談して、少しでも契約料金を安くしましょう。

また、100円ショップの化粧品や千円ヘアカットを利用するなど、出費を抑える工夫は幾らでもできます。「節約する」という意識を持つだけで無駄遣いが減り、新たな借金を作ることへの抵抗感が高まります。

家賃を見直す

現在、一人暮らしなら毎月必ず支払うべき「家賃を減らす」ことを検討しましょう。

  • 実家に帰る
  • 家賃の低い地域に引っ越す
  • ルームシェアする

一人暮らしする女性

実家暮らしやルームシェアをして他人と住むのはプライベートが制限されるので苦痛を味わいますが「今は借金返済が最優先」と割り切らなければ、借金地獄の苦しい日々を終わらせることは出来ません。

家族・金融機関・専門家に相談する

借金が返せなくて困った人が行き着く先は、家族、金融機関、専門家のもとです。専門家とは、テレビのCMで「過払い金請求」「債務整理」などをもPRしている弁護士、司法書士のことです。

何をどう節約しても返済できない額まで借金が増えてしまった最悪な状態なのなら、頭を下げて返済を家族に肩代わりしてもらい、その後、コツコツ家族に返済することも選択肢のひとつですがお勧めはしません。

 借金を返済する作業が辛く苦しいのは当たり前のことです。それを一時的に家族に肩代わりしてもらうと、「楽勝」という考え方が無意識に生まれ、借金に対する怖さが減り、借金を繰り返す下地ができます。

それを踏まえた上で家族に借金をするなら、借用書を作って毎月必ず返済することを徹底しましょう。滞ったら絶縁されてしまうと危機感を持たなければなりません。

弁護士と相談する女性

 借りている金融機関に返済の相談をすることも可能です。取引状況によっては返済額を抑えたり、金利を優遇してくれることもあります。

金融機関は「回収できる分だけでも回収しておきたい」というのが本音なので、顧客から直接相談を受けることを歓迎してくれます。

なぜなら、専門家を通して借金の整理を持ちかけられると、金融機関としては一部のケースを除いて依頼に応じなければなりません。専門家からの依頼は金融機関にとっては脅威で、契約した顧客から金利どころか貸し付けをした元金まで返済してもらえなくなることもあるので、実損金額は計り知れません。

借金地獄に拍車をかける!カード契約は慎重にする

  • 今なら3,000円ギフト券進呈
  • 入会金無料!カード発行後5000ポイント還元

クレジットカードを契約するだけで魅力的な特典が貰えるキャンペーンに目が眩み入会したものの、結果的に不便な思いをするケースも少なくありません。

契約内容や特典利用条件を把握しないうちに目先のポイント(特典)に釣られて契約すると、使いにくいカードだということが後に判明して困ることがあります。

カードの使い方で悩む女性

「ポイントを多く貰えるうちに入会しないと損をする!」という考えから、特典に飛びついて契約を焦る人は非常に多いのですが、本当に自分に必要なカードかどうか事前に吟味してから契約すると、もっと便利に賢く使えるし余計な支出も減らせます。

契約しなくても構わないので、特典内容に興味があるならクレジットカード会社の相談窓口に電話やメールで積極的に質問してみましょう。

ここでは、クレジットカード契約前にチェックしておくべきことを説明します。

利用中の金融機関から引落せるか確認する

クレジットカードを新たに契約する際、普段、給料の振り込みなどで利用している銀行が「引き落とし対象外」だった場合、新たにカード会社が指定する銀行に口座を開設しなければならないのですが、意外と手間が掛り面倒なことになります。

仮に、新しい口座をつくった後、買い物で使用したクレジットカードの支払い前日等に残高不足であることに気づいたとします。

ATMを利用する女性

しかし、新たに口座を設けた銀行やATMが近所になくて、引き落し期限前に入金が出来なかった場合、当然のことながら「返済の遅れ」が生じるため、必然的に発生した遅延損害金(遅延・延滞利息)が翌月の請求に加算され、自身の信用にも傷がつきます。

現在は、地方に住んでいてもコンビニATMから大手カード会社が指定するメガバンク等への入金も可能ですが、給料振込み等で普段から利用している銀行以外の口座を引落し先にすると、特にお金の管理が甘い人は、上記のような「残高不足から返済遅れ」に陥りがちなのです。

以上の理由から、現在、利用中の口座からの引き落としが可能なクレジットカードを契約するのがベストです。給与が振り込まれる口座なら残高不足になる可能性も低くなるので、返済遅れを回避しやすくなるメリットがあります。

リボルビング専用カードは契約しない

クレジットカード会社が積極的に契約を勧めるのは「リボ(リボルビング)専用カード」や「毎月、好きな(可能な)金額だけ返済できるカード」です。

両者とも顧客に還元されるポイントなどの特典は大きいのですが、返済する金利が高くクレジットカード会社にとっては利益率が高いのが特徴です。

自分で返済金額を決められるシステムは、借金やローンで高額なショッピングをしても負担が軽くなるような錯覚を引き起こします。

しかし、契約している返済額が毎月1万だった場合、「今月は、お金に余裕があるから2万円を返して、早めに借金を整理しよう」と思っても、1万円しか返済を受けつけないシステムなので、結果的に契約通りの利息が加算され、借入残高が増えるリスクがあります。

無理をしない返済しかできない「リボ払い専用のクレジットカード」は、高い金利を支払うことになるので借金整理をしたい人にはお勧めできません。

リボ払いの仕組み

複数のリボ払いは元金が減らない

数万円、数十万円の家電や家具等の購入でもない限り、スーパーで日用品等の買い物で使用したカードの支払いは、通常1回払いを選択する人が多いのですが、少額でも、ちょこちょことリボ払いを選ぶ習慣がある場合、永遠に返済が終わらない可能性があります。

「永遠に終わらないなんて大袈裟な…」と思わせるところがリボ払いの盲点。何件もの実例があり、本当に起こり得る話なのです。

私は某カード会社に勤めており、返済に困った人の相談等を数多く受けていますが、借金が膨らみパンク状態になり、自己破産などに行きついてしまう多重債務者は「返済額が安くて便利だから…」と軽い気持ちでリボ払いを始めたことがきっかけで借金生活に足を踏み入れた人がほとんどなので、リボルビングカードの落とし穴は侮れないのです。

よくある怖いリボシミュレーション

すでにショッピングで20万円の利用残高があり、毎月、新たに1万円の買い物をして「1万円」のリボ払い返済をしていくとします。

この人は毎月ちゃんと「1万円を返済」しますが、必ず、「新たに1万円を使っている」のでプラスマイナスゼロです。ということは、毎月1万円返しているので借金が減っていると思いきや、実際の借入残高は1円も減らない状態です。

この状況を続けていると借金が減らないどころか、1年後には「元金20万円」が丸ごと残るだけじゃなく、数万円の金利手数料まで上乗せされるので借入残高が膨らんでしまいます。

ここがリボ払いの怖さで「毎月10,000円をきちんと返済しているから、新たに買い物をしても大丈夫」という感覚に陥り、実際には金利だけが大きく膨らんでいくのです。

リボ払いは悪いことばかりではありません。例えば、12万円の借入をして、毎月コツコツと1万円ずつ返済すれば、金利分として約1万円を含めて、合計返済額は約13万円で済みます。

しかし、例にあげたように、新たに毎月リボ払いの借入を増やしたり、複数の支払いにリボを利用すると、いつまで経っても元本が減らず、金利が膨らむというわけです。

1.リボ払いは1件で止めておく
2.緊急時以外には利用しない

この2点を守るだけで、リボ払いの落とし穴を回避できやすくなります

カードの利用停止は多重債務の入り口

リボ払いの借入残高を把握していない人は、ある日、突然カードが使えなくなって慌てます。カード会社に問い合わせると「利用可能額の上限まで使っておられます」とシビアな現実を突きつけられます。

他から借金しなければ生活が立ち行かなくなるため、新たにクレジットカードを契約して、あっという間に多重債務者になってしまうパターンは多く、はじめは「たった1万円のリボ払い」だったものが、数年で「借金総額が100万円単位になる」ことも珍しくありません。

小さな見直しから借金整理スタート

弁護士や司法書士のサポートを受けて、お金を借りている金融機関に返済額を減らしてもらう、返済期間を延ばしてもらうなどの措置によって借金を整理することはできます。

しかし、その後、ペナルティとして一定期間ローン契約が結べなくなることもあるので、やはり、安易に借金をするのは考えものです。

  • 新たにクレジットカードを使わない
  • 新たにキャッシングを利用しない
  • 一覧表をつくり借金の金額を把握する
  • 家計簿をつけて日々の収支を管理する
  • 金利の高いものを優先して返済する
  • 本当に必要な物しか買わない
  • 家賃を浮かす方法を考える
  • 見栄を捨てて買い物などを控える
  • リボ払いは利用しない

借金体質の方は、以上のことを心掛けて借金整理を目指しましょう。『借金は財産だ!別に深刻に考える必要はない』と思っている方も、ぜひ目を通して下さいね。