シングルマザー子育て方法・子供と自分の幸せ守る10箇条

シングルマザーとして子育て中で夫婦として支えになるパートナーが居なくても、実家や友人たちの協力や支援制度を上手く活用しながらストレスや不安を軽減することも大切。ママに生まれた心の余裕を愛情に変えて!

シングルマザー子育て方法・子供と自分の幸せ守る10箇条

シングルマザーの子育て10箇条

シングルマザーに限らず、どの親にとっても子育ては大変な難行です。ましてや、パートナーのいない状況で子どもの衣食住からしつけ、教育まで、ひとりで担わなくてはならないシングルマザーは、時には疲れ、迷い、途方に暮れてしまうことも、しばしばあることでしょう。

でも、子育ては、基本的に「楽しいこと」なのです。子どもと楽しく触れ合って行くことが何よりも幸せと感じることができれば、子育てはまずまず上手く行っていると自信を持ちましょう。

まず、シングルマザーの心得として一番大切なことは、「子どもの幸せと健全な成長を第一に考えること」です。そして、母もまた幸せになることです。

人それぞれに幸せの形は違いますが、ママにとっての幸せは、まずは「自分も子供が笑顔でいられること」でしょう。

それには、いくつかの心得「シングルマザー子育て10箇条」を、以下の順で紹介します。

シングルマザーの子育て10ヶ条

当事者にとっては、どれも「言うは易し行うは難し」で大変なことだらけですが、母子家庭で子育てをしていく中で、子供と一緒に幸せになるヒントとして意識しながら、少しずつ実践を試みて下さいね。

1.頑張りすぎない

離婚等などの事情によって、支えとなるパートナーがいないと「何事も頑張らなければ…」と、無意識のうちに気負ってしまいますよね。シングルマザーは経済的に生活を支え、育児も家事もこなし、子どもが成長すれば教育や人間関係の件でも一人で責任を背負っているわけですから、もう充分に頑張っているのです。

ただ「私が、こんなに頑張っているのに…」と思い過ぎると、子どもが思うように育たない場面に出くわしたときに、ついつい愚痴が出たり、子どもに対して感情的になってしまうので、頑張り過ぎることは必ずしも良い結果を生むとは限らないのです。

一緒に笑顔で食卓を囲み、自分にも子どもにも多少の欠点があったとしても「まあ、いいか…」と、あっさりと諦めて心身の健康を保つことも大切です。

親子関係で大切なこと

完璧な母親であることよりも、温かい愛情を注ぐこと

食事をしている赤ちゃんと母親

2.頼っても、頼りすぎない

子どもが新生児や幼児であれば、親や兄弟、友人、知人、保育所に頼ることをお勧めします。すべてを自分で抱え込むと、心労のため育児ノイローゼや育児放棄、虐待へと進んでしまう危険があるからです。

子育てを手助けしてくれる人がいたら、感謝して甘えてしまいましょう。子どもが成長するときには、たくさんの「目」が必要です。

ただし、「自分が親であること」を忘れてはいけません。「自分は一人で頑張って仕事をして稼いで子どもを養っているのだから、多少のことは大目に見て欲しい」というのは甘えです。

常に誰かに頼らないと生きていけない人は離婚には向きません。配偶者との死別、または、未婚の母になる状況に置かれているのではなく、現在、夫との離婚を検討中ながら自身の依存体質を自覚しているのなら、じっくり離婚後の生活を考えてから最終的な判断を下すことをおすすめします。

シングルマザーは一家の舵取りなので、母の判断次第で正しい方向にも間違った方向にも、自分や子どもを向かせてしまう重い責任があるのです。正しい道ばかり選び歩くのは理想ですが、自分の判断が間違ってしまったときは、他人に責任を押し付けずに、子供が相手でも素直に謝り、軌道修正していきましょう。

「やってしまったことはクヨクヨと引きずらない、そして、二度と同じ過ち繰り返さない」が鉄則です。

母だって間違える

大切なことは自分の過失を認めて素直に反省し、気持ちを切り替えて次のステップに進むこと

3.経済的にも精神的にも自立する

一人で子育てをする全ての女性が、シングルマザーになる以前から職業を確立し、経済的な安定を得ているわけではありません。夫が急逝したり、離婚するまで専業主婦だった女性は、職探しから始めなければいけません。

また、現実には子供がいると、条件の良い職に就けないことも大いに考えられます。正規雇用で職を見つけるのは、更に狭き門です。

元夫から慰謝料や養育費を出してもらうことを条件に離婚した場合でも、養育費が途絶えてしまう可能性も覚悟しておかなくてはいけません。

収入がなければ、自分も子供も生きてはいけません。パートや内職で食いつないでいるシングルマザーも多く存在しますが、国の援助を受けたり、親が健在であれば、経済的に頼ることもできます。

しかし、子どもの成長を考えると、必死になって働いている母の姿を見せることも大切なのです。

子供は親の背中を見て育ちます。今後の生活の基盤を作るために、「がんばって働いて、子どもを育てる」という決心をして、経済的にも精神的にも自立する努力が必要です。

出勤する子供と赤ちゃん

4.子どもに依存しない

一番、子どもに言ってはいけないことは「アナタのために、私は辛いことにも耐えて頑張っている」ということです。

実際に、シングルマザーが厳しい状況に置かれているのは確かです。ついつい、弱音を吐きたい気持ちは痛切に理解できます。でも、厳しい状況を作ったのは子供ではないのです。子どもには何の責任もありません。

また、「アナタさえ居なければ、私はもっと楽になれる。幸せになれる」「アナタなんて生まれて来なければ良かったのに…」などと、子どもの存在を否定してする発言は決して吐いてはいけません。

子どもは、常に弱者です。親の言葉を無防備にストレートに受けてしまうので、「自分は母親から愛されていない」と、心に深い傷を負い、人生に影を残すトラウマになります。

これらは全て、子どもへの依存が原因です。子どもは自分の所有物ではなく「生まれたときから、ひとつの人格を持った人間だ」ということを尊重しない限り、健全な親子関係は生まれず、親子共々、辛い思いをします。

夫が不在である為、ストレートに愛情を注いでしまうのは仕方がありませんが「子どものためだけに生きている」と強調する言動や態度は、我が子にプレッシャーを掛けて追い詰めてしまうだけです。

親子関係で大切なこと

子供を一個人として認める

5.悲観的にならない

母親の感情は恐ろしいほど子どもにダイレクトに感染します。暗い表情で落ち込んでいたり、無言になったり、愚痴ばかり言っていると、すぐに子どもは察知します。

仕事や子育てに行き詰って、「もう、何もかも嫌だ」と思うこが幾度もあり、経済的な危機に陥って目の前が真っ暗になることもありますが、辛くて堪らない時こそ、「なるようにしか、ならない」と考えましょう。実際、落ち込んでいても何の解決にもつながりません。

子どもと食卓を囲んで冗談を言い合ったり、テレビを観ながら一緒に大声を出して笑い飛ばしましょう。気持ちを明るく前向きにすることによって、打開策が見つかることもあります。気持ちを切り替えて、今、自分のできることを考えましょう。

母親の笑顔

子供のとって何よりのご馳走

母が鬱々としていては、子供も暗い性格になってしまいます。

テレビを見る親子

6.世間体を気にしない

シングルマザーは、とかく、後ろ指を指されることが多いのです。子どもが何か問題を起こせば「父親がいないから子供をちゃんと躾られない」等と言わて、怒り心頭に達したり、身の置き場もないほど卑屈になってしまう経験があるはずです。

でも、いちいち気にしてはいけません。母親が世間体ばかりを気にしていると、子どもも委縮してノビノビと育ってくれません。

言いたい人には、言わせておけば良いのです。子どもが引きこもりになったり、万引きをしたり、家出をするなど、片親だろうと両親が揃っていようと、子供がいる家庭では起こり得ることです。

また、自分の子どもが他人に迷惑をかけたら、真摯に向き合って謝罪するのは当然のことで、それは、シングルマザーの家庭でも両親の揃っている家庭でも同じことです。

中傷への対処法

何を言われても毅然として動じず「ウチの子は、私に似てバカですけど、決して『片親だからダメな子』ということではありませんよ」と、笑顔で応戦する

7.被害者意識を持たない

シングルマザーになるには理由があります。夫が死別した場合、離婚した場合、未婚の母の場合など、それぞれの事情を抱えての状況でしょう。

夫が亡くなれば「どうして私達を置いて先に逝っちゃったの?」と、悲しみに暮れ、喪失感に見舞われる日々が続くと思います。また、離婚は、「性格の不一致」という理由だけでは、おさまらない場合もあります。夫の浮気、借金、DVなど、過酷な夫婦生活に終止符を打った人もいるでしょう。

でも、「私は不幸だ」と思ってしまうと、子供もまた、不幸になってしまいます。無理やりでも新しい生活を始めることに楽しみを見出し、「これからは、私と子供と元気に仲良く生きて行こう」と、気持ちを前向きに持っていきましょう。

笑顔の母子

8.子どもに過度の期待をしない

シングルマザーの中には「両親の揃っている家庭の子どもに負けたくない」と、強く思う人がいます。意地を持って育てるのは励みになって良いことですが、それはあくまでも母親の意地です。

子どもに対抗心を持たせて無理に勉強やスポーツをやらせるのは、我が子の心に負担を与えます。子ども自身が見つけた好きなことや興味のあることを応援していくことが大切です。

たとえ、進学や就職に関係ないことでも精一杯に応援することで、子供との絆や信頼が生まれてきます。

「自分だって、たいしたことなかったんだから…」と、自身が子供時代に駄目だったところを認めて、我が子の良いところを見つけて励ましていきましょう。

「何をさせるか」ではなく

子どもが「頑張りたいこと」を一緒に探してあげる

9.「女」としての幸せを求めすぎない

母親だって、ひとりの女なので、時には惹かれる男性と出会い恋をして、胸がときめくことがあって当然ですが、やはり、子育て中は「子供を一番に考えて」いかないと、悲劇を招く恐れがあります。

子どもは母親の心が自分にないことを見抜いてしまうのです。幼い子どもにとって、母親は唯一無二の特別な存在であり、誰にも奪われたくないのです。「母親の気持ちが自分にはない…」と気づいたとき、子供は心のバランスを失い不安定になってしまいます。

恋人がいても良いですし、再婚を考えても良いですが、気持ちがすべて男性へ向いてしまい、子育てが疎かになって悲しい事件や事故が発生するケースも多々あるので、気持ちや行動をコントロールすることが大事です。

安らぐ母子

10.子どもに感謝や恩返しを求めない

多くの場合、母親の子どもに対する愛情は「無償の愛」で、見返りを期待して子育てをする母親は少ないでしょう。

ただし、シングルマザーも含め、全ての人がいつまでも元気で働けるわけではありません。いずれは、齢をとって思うように体が動かず働けなくなったり、病気になったり、経済的に困窮するかも知れません。

体の自由が利かなくなってくると、ついつい子供に「あなたを一人前にしたのは私なんだから」「金銭的な援助をしてくれたってイイじゃない」などと、恩返しを求めてしまわないように気をつけましょう。

その一言で、今まで、頑張ってきたことが、すべて台無しになってしまいます。将来、子どもに迷惑をかけないために、自立すること、子離れすることが大切です。

子供が社会偉人として自立したら

どんな親も「お役御免」なのです

シングルマザーの子育てには利点もある

シングルマザーの子育ては苦労も人一倍ですが、喜びもまた大きいものです。経済的にも日々の生活にも追われて、その日その日を精一杯に生きるしかない状況に置かれているのですから、幸いなことに「暇を持て余す」ということには縁がありません。

その他にも、シングルマザーにしかできない利点はあります。

  • 自分の理想の家庭環境を作れる
  • シンプルな親子関係を築ける
  • 子どもの自立が早い

実際、夫婦で子どもの教育方針が違って統一性がなくなるより、単純に「我が家の家訓」を一本に絞って暮らして行くほうが、子供も迷わなくて済むのです。

独りで子どもを背負っているように思ってしまいがちですが、子どもを育てていくうちに、親も学習させられ、時には反省し、成長させてもらっているのです。

もしかしたら、両親の揃っている家庭より、本音を出さざるを得ない分、子供との心の距離は近いのかも知れません。辛いことがあっても、子どもと一緒に笑える時間が持てれば、シングルマザーも幸せになれるのです。

気持ちを強く持って、子育てを充分に楽しんでください。今の日々の闘いも、必ず、いつかゴールにたどり着きます。失敗しても、へこたれても、子どもは確実に成長していきます。後悔のないように、しっかりと子どもと向き合って、大切な時間を過ごしてください。一緒に触れ合い笑える時間を人生の宝物として頑張ってくださいね。