手荒れ原因発見・ヒリヒリ痛み毎日の何気ない行動に要注意
手荒れの原因には乾燥や水仕事によるものだけでなく、ストレスやアルコール除菌など日常生活で行っている意外なものも関係しているのです。手荒れの原因を見つけて、自分にピッタリの薬と治療法を見つけましょう。
つらい手荒れの原因とは?
いくらネイルでオシャレにしていても、手が荒れてガサガサだとガッカリしてしまいますよね。クリームを塗ったばかりのベタベタした手も、男性からは犬猿されがちです。様々なシーンで目につきやすい手は保湿ケアを怠らず、しっとり綺麗な状態をキープしておきたいですよね。
指先のあか切れがパックリ割れて絆創膏だらけになったり、乾燥で指先や手の甲がゴワゴワ固くなるなど、手荒れの原因を早めに見つけて対処しましょう。
1.お湯での水仕事
お湯は汚れが落ちやすく、手も冷えなくて一石二鳥と思われがちですが、冷たい水を利用するよりもお湯を使用したときのほうが手荒れは起こりやすくなります。
通常、皮膚は肌のいたるところにある「皮脂腺」という器官から、皮脂が分泌されて守られています。皮脂はあぶらとり紙で取り除くモノで肌には良くないと思われがちですが、実は皮膚には重要な物質です。
どうしてお湯で荒れるの?
潤いをキープするために必要な皮脂を洗い流していた!
肌の潤いを保つのに大切な皮脂は、お湯にとても溶けやすいのです。また、肌がお湯に触れていると毛穴が開きます。すると毛穴の中の皮脂までもが流れてしまうのです。
2.モノに触れる機会が多い
仕事や日常生活でモノに触れる機会が多い人は、手荒れをしやすくなります。
パソコンのキーボードを打つ作業をする人、紙や紙幣に触れる機会の多い銀行員、衣類に触れる機会の多い職業アパレル系の人は油分を失い、手が乾燥しやすい状況になり、手荒れを起こします。
モノに触れることによって
大切な皮脂膜が壊れ、肌を傷つけやすくなります!
スマホに皮脂が付いているのを、見たことはありませんか?同じようにパソコンや紙などを触っていると、皮脂がどんどん取れて、手荒れを起こす確率が高くなるのです。
3.自律神経の乱れ
手荒れの原因は体の外側からくるケースが多いのですが、ストレスや身体の不調により肌の健康を維持する力を失いつつあると、どれだけ予防をしても手荒れします。
肌を作っている身体の内部から健康でないと、どんなにお手入れをしても肌は回復できないのです。
ストレスを溜めていませんか?
大きなストレスはなくても、小さなストレスが手荒れを呼び起こす可能性もあります。
身体には「ターンオーバー」という、キレイな肌をキープするための働きがあります。ストレスで体調が悪化すると、皮膚を回復する働きそのものが不調になり、肌トラブルを引き起こすのです。
4.ゴム手袋の着用
手荒れ対策で、ゴム手袋をして水仕事をする人は多いですよね。しかし、ゴム手袋をしていても、手が荒れてしまうことはあります。
ゴム手袋は手を守ってくれる?
人によってはゴムアレルギーで荒れるケースがあります。
ゴムアレルギーはもともと発症していなくても長時間ゴム手袋を使うことで、身体が過剰反応を起こしてアレルギーを発症するケースがあります。お湯や水に触れないため、100パーセント荒れないとは限らないと覚えておきましょう。
5.ハンドドライヤーの使用
飲食店やデパートのトイレに設置されているハンドドライヤーはとても便利ですよね。しかし、これも手荒れを起こす大きな要因のひとつなのです。
ハンドドライヤーを使うと?
水分を飛ばすときに、保湿成分まで蒸発します!
ドライヤーを髪の毛に長時間当てているとパサパサになるように、ハンドドライヤーを何度も使うと必要以上に乾燥し、手荒れを引き起こします。
ハンドドライヤーの機械の中で雑菌がたくさん繁殖しているケースがあり、熱風と一緒に菌を手にたくさん付けて炎症を起こす確率も高くなるのです。
6.アルコール消毒
最近では病院だけでなく、お店の入口にもよく設置されているアルコール消毒も手荒れの原因になります。
除菌はできるけれど…
アルコールが乾くときに肌の水分も一緒に出て行ってしまう!
アルコールは手にもみ込むと一瞬で乾きますが、その際手の水分も一緒に蒸発しています。すると手が過剰に乾燥して、手荒れを起こすのです。
7.食生活の乱れ
ハンドクリームでしっかりと保湿ケアを行っていても肌や手が荒れてしまう場合、普段の食生活に問題があるかもしれません。食生活の乱れで保湿に最も必要なビタミンが不足し、手荒れに繋がってしまうからです。
どうして食生活で手が荒れるの?
肌の再生に必要なビタミンが不足し、肌のターンオーバーが乱れる!
肌のターンオーバーは肌のバリア機能を高めてくれますが、ビタミンが不足すれば守ってくれる壁が無くなります。
8.洗濯が手荒れの原因
濡れて湿った洗濯物は手から油分を奪い、乾燥させます。
さらに注意点!
洗濯物に残留した洗剤は肌に付くと、炎症を起こして荒れます。
乾燥に加え洗剤の刺激で、洗濯物を干す時には高確率で手荒れをしやすくなります。しかも、洗濯物は定期的に干す必要があるので、一度手荒れを引き起こすと治るタイミングを失います。
9.血行不良
手が冷えやすい人は、手荒れをしやすくなります。冷えは身体で血行不良を起こしている状態で、必要な栄養素が冷えている部分には行き渡っていません。バランスのいい食事を摂取しても、手まで栄養が運ばれずに手荒れを起こすのです。
特に要注意なのは…
手がかじかんでいるとき!
関節が曲げにくいほど冷え切っているとき、手先の毛細血管はほとんど血流が止まっています。
栄養が運ばれなければ油分が出ず、皮脂も奪われるので、肌荒れを起こす原因に繋がるのです。
10.ハンドクリームの使い方を間違っている
手荒れをしたら保湿するためにハンドクリームを塗る人がほとんどですが、手荒れが悪化した状態にハンドクリームを塗っただけでは、治るどころか悪化するケースがあります。
ハンドクリームの注意点
出血などしている傷口がある場合、ハンドクリームから菌が繁殖して膿む可能性があります!
肌に合わないハンドクリームを使用して手荒れをする人もいるので、注意が必要です。
手荒れの前に予防する!
手荒れは水仕事からだけでなく、様々なことが原因で起こります。何気なく使っているものや心当たりがあるものもありますよね。
手荒れの原因を見つけられると、荒れて悪化する前に予防することが出来ます。症状に合った正しい薬やハンドクリームを見つけて手荒れを防止することが大切です。乾燥、湿疹知らずの美しい手を作りましょう!