口紅を使い切る活用法・最後まで使わないなんて勿体ない
口紅を使い切ることなく使用期限を迎えるなんて勿体ないですよね。ちょっと工夫すればメイクだけじゃなく、日常生活の中で最後までリップスティックを有効活用することが可能なんですよ。
口紅を使い切る活用術
ピンク、赤、ベージュ系など、口紅の流行色はシーズンごとに変わりますが、1本のリップスティックを全部使い切る人はあまりいないのではないでしょうか。
メイクアイテムには”旬のカラー”があるので、去年買った口紅を今年も使うとなるとトレンドに敏感な女性は躊躇いを感じることもありますよね。使わない口紅を持っていても仕方ないし、コスメには使用期限があるので放置していたらゴミ箱行きは確実…。
では、使わなくて残った口紅に、ほんの少し手を加えて最後まで使い切るアイデアを紹介します。
1.違う色とミックスして新色に変える
増えすぎたリップスティックを使い切る一番簡単な方法は、違う色のリップと混ぜ合わせて新しい色味を作ったり、2色以上のリップを塗り分けることです。
2色以上の口紅を混ぜ合わせる際は、リップカラーの色味がハッキリわかる白色のパレットの使用をオススメします。2本の口紅の色がイイ感じで馴染むことが確認できたら、次からは、いちいちパレットに移し替えなくても、直接、2色のリップを唇に重ねて塗っても大丈夫です。
複数の口紅を混ぜ合わせるのではなく、唇の真ん中に濃い目のリップカラーを塗って、外側に向けて徐々に淡い色のリップを塗るなど、グラデーションをつけた塗り方をするとモードな印象に仕上がりますよ。
2.色を薄めてグロスにする
口紅とグロスを混ぜて光沢を出し、唇にツヤを出す「グロス」に変身させる方法です。熱を加えることで、口紅は溶けて液状になります。それを透明なグロスに混ぜるだけで「色付きのグロス」の出来上がり。
オリジナルグロスの作り方
1.使わなくなった口紅(適量)をヘラで削りパレットにのせる
2.ドライヤーの温風を当てる
グロスに混ぜることによって色味が薄くなるので、キレイな色だと思って買ってみたものの、イメージと違う発色にガッカリして泣く泣く使わなくなってしまった口紅でも再利用できる、便利で嬉しい活用方法ですよ。
3.手作りの色付きリップを作る
唇の保湿をするリップクリームが手作りできるって知っていますか?お手製のリップクリームを作るときに、削ってから温風で溶かした液体状の口紅を混ぜることで、ほんのり色の付いた手作りリップが出来上がります。
リップクリームの作り方
1.蜜蝋(ビーズワックス)を耐熱容器に入れ湯煎する
2.割り箸などでかき混ぜながら溶かす
3.液体状になった口紅を混ぜる
4.リップ型に入れて冷ます
ロウが冷えて固まれば「色付きリップクリーム」の完成。リップを流し入れる器は、コスメポーチに入れて持ち運べる小さな可愛い缶などがおススメ。
電子レンジでも耐熱容器に入れたミツロウを溶かすことは可能ですが、あっと云う間に溶けてしまうので5~10秒おきにレンジを止めて、溶け具合を確認して下さいね。
”蜜蝋(みつろう)”とは?
防水性のある巣を作るときにミツバチが分泌する蝋(ろう)のこと。
蜜蝋はリップクリーム以外のコスメにも使用されていますが、肌に直接つけるものなので不純物を取り除いた「精製蜜ろう」など、品質を重視して選んで下さいね。
4.口紅をチークとして使い切る
残った口紅を固形の練りチークと同じ要領で「チークとして活用する方法」があります。まずは、チークを入れる頬の位置を決めてから、ほんのり健康的に色づく可愛い頬っぺたに仕上げて下さいね。
口紅をチークとして活用する方法
1.口紅を手の甲に塗り付け、指先で色を確かめる
2.指先でポン、ポンと色を置く
3.色のついてない指先で色を広げてぼかす
※たったこれだけでOK!
口紅だけでは固すぎて上手く塗れないことがあるので、少量のリキッドファンデーションと合わせて使ってみて下さい。伸びが良くなりキレイに色をのせることが出来ますよ。
5.手作りキャンドルの色付けに活用する
使わない口紅を利用して、自宅でも可愛くてお洒落な手作りキャンドルが簡単に作れます。
口紅をキャンドル作りに活用する方法
1.普通の白いロウソクを湯煎にかけて溶かす
2.削った口紅を加えて、色合いを見ながら一緒に溶かす
3.口紅が溶けてロウに色がついたら、好みの形の容器に入れ、タコ糸を垂らして芯を作る
※そのまま冷やして固まったら出来上がり
溶かしたロウソク全体に口紅の色を混ぜれば一色タイプのキャンドルが完成します。マーブル状に溶かしてオリジナルの模様を作ってみるのもアリ!
アロマオイルを加えればリラックス効果がある「いい香りのキャンドル」が出来あがり!
6.口紅をクレヨンとして使い切る
子どもがいる家庭なら、口紅をクレヨン代わりに活用する方法があります。画用紙に絵を描くだけでなく、ガラスや鏡などにも塗れるので、口紅を捨てようと思っているのならクレヨンとして再利用しましょう。
口紅はもちろん食用ではないですが、もともと唇に塗るものなので、多少は手や体についてもクレヨンよりは安心ですね。
口紅は使用期限内に使い切ること
数年に渡って保管していたり、直射日光が当たる場所や高温多湿の環境に置いて品質が劣化し、異臭を放っている口紅は勿体なくても処分しましょう。
劣化した口紅を再活用して肌に塗ると、肌荒れなどのトラブルを招く恐れがあるのでオススメできません。
品質に問題がない口紅を使用する場合でも注意したいのが、必ず「先端を削ってから再利用する」こと。塗りつけるために一度でも使用したリップスティックの先端には、唾液などが付着して雑菌が繁殖している可能性があるので気をつけて下さいね。