ダサいひっつめ髪をオシャレに可愛くまとめるテクニック
ひっつめ髪をダサくさせないコツは、「抜け感」にあります。髪を巻いたり、分け目をジグザグにしたり、ルーズにまとめるようにしましょう。ボサボサの髪にならないためには、ヘアケアもお忘れなく!
ひっつめ髪を可愛くアレンジ
涼しい時期ならダウンスタイルでもオシャレに決まりますが、暑い日は汗や湿気で広がったり崩れがちになり、見た目にも重苦しくなるので髪はスッキリまとめたいものです。
忙しいときでもゴムが1個あればササッと完成する手軽さから、髪を一本に束ねるスタイル「ひっつめ髪」にする人も多いと思いますが、何のアレンジもしないままでは垢抜けなくてのっぺりした印象になってしまいます。
「アレンジしてみたいけれど面倒くさい」「不器用だから自分ではできない…」と思い込んでいる人もいるでしょうが大丈夫です。
今回は、面倒くさがり屋さんでも不器用さんでもシンプルな「ひっつめ髪」を素敵にオシャレに可愛らしく仕上げるコツを紹介します!
ひっつめ髪の基本的な結び方
「髪をまとめる高さ」によって、ひとつ結びをした後の雰囲気は劇的に変わります。まずは、なりたいイメージに適した結ぶ位置をマスターしましょう。
目安となるのは「耳の位置」です。
耳よりかなり高め
顎先から耳を通って頭頂部まで斜めのラインを引いた場所です。この位置で結ぶと元気な印象になります。
耳より少し高め
「かなり高め」より、ほんの少し下の位置で結んだ場所です。アクティブで若々しい雰囲気は残しつつ、品がある印象を与えます。
耳とほぼ同じ
耳より少しだけ高いくらいに結んだ場所です。子どもっぽ過ぎず、落ち着き過ぎず、どんなシーンでも浮かないベストなバランス。
耳より低め
耳の位置よりも少し下で結ぶと落ち着いた印象が強くなります。斜めに結ぶと「こなれた感じ」に仕上がりますが、ヘアケアを怠って髪が傷んでいると地味で老けた印象を与えます。
ひっつめ髪のアレンジテクニック
髪を結ぶときの大切なポイント「結ぶ位置や高さ」をマスターしたところで、ひっつめ髪のアレンジを実践しましょう。難しいことは一切なし!可愛くなった自分を想像して早速チャレンジ
まとめる前に髪全体をコテで軽く巻く
ヘアアレンジを上手に行うコツは、髪をまとまりやすくするために予め巻いておくことです。髪を巻くことで、動きが生まれアレンジをしたときも髪が飛び出ずおさまりが良くなります。
おくれ毛が出てしまっても巻いていればオシャレを計算しているように見えるし、ふんわりした印象になって可愛らしさもアップしますよ。
内巻きのポイント
- 髪を巻く前にブロッキングをする
※サイドは耳より前の髪、トップからバックは上下左右に分ける - コテを斜めに持ってクリップを外側にして毛先をはさむ
- 内側に向かってアイロンを回転させて手ぐしでほぐす
難しそうに思えても、慣れると意外に簡単で思いのままにウェーブが作れます。髪の毛をひっつめる時はもちろん、ダウンスタイルの髪をアレンジするときにも役立つのが巻き巻きテクニック!
トップの髪を引き出して膨らませる
髪をひっつめた時にダサくならないコツは抜け感のあるラフなスタイルに仕上げること。いかにも、「ゴムできっちり、スッキリ、きつく縛りました!」というスタイルではお洒落度がダウン…。指でトップの髪を少しつまみ引き出して、逆毛を立てれば「こなれ感」を演出できます。
逆毛の基本(トップ編)
- 耳とほぼ同じくらいの位置で髪を結ぶ
- トップの毛束を長方形に分けて上へ引き上げる
- コームを毛束の後ろ側から当てて、根元に向かっておろす
逆毛の基本(毛束編)
- 毛束を取って毛先を指で持ち、側面にコームを入れる
- 毛先から根元に向かってコームで逆にとかすようにする
トップと毛束に逆毛を立てることでボリュームが生まれてオシャレに仕上がります。また、トップを膨らませることによって、顔をキレイな卵型に見せる効果があります。
くるりんぱ・逆くるりんぱで変化をつける
「ギブソンタック」とも呼ばれる「くるりんぱ」は手間をかけたように見えるヘアスタイルも簡単に可愛く仕上げられることから、手先が不器用な人にも人気の定番アレンジ方法です。
くるりんぱの基本
- 耳より低めの位置で髪を後ろで結ぶ
(少しゆるめに結ぶとアレンジがしやすい) - Y字状の毛先の結び目の上を手で分けて隙間を作る
- できた隙間に外側から内側へ毛束を入れる
- 3で通した毛束を2つに分けて左右にぐっと引っ張る
- ゴムが髪の毛に隠れるまで締める
あらかじめ髪全体をゆるく巻いておけば、エレガントな印象になります。髪を結んだら、毛先をくるっとひっくり返して、2つに割った結び目の上の部分に通すだけなので簡単!
外側から内側へ毛先をいれる「くるりんぱの基本」をマスターしたら、内側から外側に向けて毛先をとおす「逆くるりんぱ」にもチャレンジしてアレンジを楽しんで下さいね。
逆くるりんぱの基本
- 耳より低めの位置で髪を後ろで結ぶ
(少しゆるめに結ぶとアレンジがしやすい) - Y字状の毛先の結び目の上を手で分けて隙間を作る
- 隙間に毛束を内側から外側へ通して垂らす
毛先をくぐらせる隙間が大きすぎるときは穴をふさぐように片手で髪を寄せて、櫛(くし)で上下に梳(と)かしながら表面を整えてください。
ゴムの結び目は髪の毛で隠す
ひっつめた髪のゴムが見えるといかにも野暮ったいダメな印象を受けます。ここでひと手間加えてゴムを隠してみましょう。
髪の毛でゴムを隠すテク
- ゴムで髪を結ぶ
- まとめた毛束の下側にある長い髪を少し取り分ける
- 取り分けた毛束をねじりながらゴムに巻きつけていく
- 巻きつけた毛先から1~2センチのところをピンで留める
巻きつけた髪に対してピンを斜めに差すと崩れにくくなります。
毛束でゴムを上手に隠すと、普通の地味なひっつめ髪のおしゃれ度がワンランクアップします。また、根元に毛束を巻きつけるので、まとめた髪の毛が程よく締めつけられるので崩れにくくなり、結びの形もキレイに見えるという実用的な効果もありますよ。
分け目をジグザグにする
トップと毛束に逆毛を立てることをマスターできたら、次は分け目をジグザグにしてみましょう。オシャレに仕上げるコツは、きっちり結ぶのではなく空気感を意識して「ゆるく・ふんわり」まとめること。
ジグザグ・スライスの基本
- 前髪を含めた顔まわりの髪をトップ方向にかきあげる
(オールバックにするようなイメージで) - 生え際に指を置いて、トップに向かいジグザグに分ける
- 分け目のラインが崩れないように髪を結ぶ
全体をざっくりとまとめるのがポイントです。髪を結ぶときは分け目のジグザグをいかしてサイドからまとめましょう。無造作なスタイリッシュな髪型に仕上がります。
ヘアアクセサリーを活用する
シンプルな「ひっつめ髪」のアレンジを簡単に楽しむために、ヘアアクセサリーを活用します。いつものゴムをリボンやシュシュに替えたり、髪留めを使えば印象が大きく変わります。
また、おしゃれ上級者のヘアメイクアイテム「ターバン」にも挑戦してみましょう。ラインストーンや柔らかいオーガンジーのリボンなど光や動きがあるヘアアクセサリーは、女性ならではの美しさを引き立てます。
ヘアアクセの基本
キラキラ過ぎる、大きすぎる物は避ける
リボン、ビーズ、カラーストーンなどヘアアクセサリーの種類は豊富ですが、あまりにも主張が強すぎる物は使い方を間違えるとダサくなってしまうので、サイズや 華やかさも控えめの物を取り入れて品よくまとめましょう。
可愛いくて買いたいと思ったアクセサリーでも、自分の顔の印象と似合うか、合わせる洋服はあるか、ヘアアクセを使うシチュエーションに合っているかなどをよく考えて購入するように習慣づけてくださいね。
ヘアアクセはわき役です。主役はあなたの髪の毛なので髪型が引き立つようなアクセサリーを選びましょう。
毛束をアップにする
いつものひっつめ髪も毛束をクルッと巻いてアップにするだけで、エレガントなスタイルに仕上がります。お団子ヘアも可愛いらしいですが子供っぽくなりやすいので、「くるりんぱの基本テクニック」を応用して大人っぽく上品なアップヘアにアレンジしてみましょう。
くるりんぱでアップを作る方法
- くるりんぱの基本スタイルを作る
- くるりんぱで作った毛束の毛先を上から結び目の中に入れる
- ロングの人は、毛先がねじった髪の下から出ないよう繰り返す
- 「3」で入れ込んだ毛先にアメピンを数本差しこみ固定する
ポイントは毛先が飛び出さないようにしっかりと毛先を入れ込むこと!
そしてくずれないようにピンでとめれば、パーティなどにも対応できる洗練されたスタイルに仕上がります。
プチアレンジで新しい自分が見つかる
毎日の洋服のコーディネイトは真剣に悩んであれこれ試しても、髪型は何年も同じだったり、たまにアレンジしてもカーラーやコテで巻くだけだったりと、気にしているようで意外と手を抜いているのがヘアスタイル。
おしゃれの幅をもっと広げるために、髪の毛にも気を遣って服を替えるようにスタイリングもしてみましょう。ヘアアレンジは洋服を替えるより簡単に楽しめるし、全体の印象もガラッと変わるので新しい自分を発見できますよ。
今回、紹介した「ひっつめ髪のアレンジ術」は、朝の忙しい時間にもサッと簡単に仕上げることができるし、見た目も可愛いものばかりなので試してみて下さいね。