もう迷わない!「美白」ではなく「日焼け止め」が白い肌を作る!
白い肌の敵のシミやくすみは、メラニン色素による色素沈着で起こります。
お肌は、紫外線によってダメージを受けると、お肌を守るためにメラニン色素がせっせと作られてしまうのです。
あなたは美白派?or 日焼け止め派?
女性なら誰でも憧れる白い肌。
シミのない白い肌に効果があるのは、美白化粧品なのか、それとも日焼け止めなのか。
どちらが良いか、迷った経験はありませんか?
美白で、お肌は白くなるの?
お肌で作られたメラニンは、通常は肌のターンオーバーによって垢となってはがれ落ちます。
ところが、過剰な生成やターンオーバーの異常によって皮膚の内部に蓄積。
その後、色素沈着によってシミになってしまうのです。
美白効果って何?
美白に有効とされる成分には、アルブチンやビタミンC誘導体などがあります。
それらの主な効果は、メラニン生成の抑制。
つまり、メラニンの生成を抑えて、シミをできにくくするのです。
美白に多い勘違い
美白に効果がある化粧品を使うと、日に焼けた肌が白くなると思われがちですよね。
実は、美白には一度できてしまったメラニンを消す効果はありません。
そのため、美白とは「お肌のシミを消してくれる」のではなく、「シミをできにくくする」というのが正しいのです。
日焼け止めの基礎知識
白い肌を目指すなら、シミの元になる紫外線のシャットアウトが一番の近道。
紫外線から肌を守る効果があるのが、日焼け止めのクリームや乳液です。
紫外線の種類
紫外線(UV)は、波長の長さによってUVA・UVB・UVCに分けられます。
そのうち地上に届く紫外線は、UVAとUVBの2種類です。
UVBの特徴
UVBは、皮膚の表面の細胞を傷つけたり、炎症をおこして肌を赤くします。
それが、シミや皮膚がんの原因になるのです。
ただ、波長が短いUVBは、オゾン層や雲を通過することで約90%がカット。
そのため、UVBによる日焼けは、日傘などでもある程度は防御が可能です。
UVAの特徴
UVBに比べて波長が長いUVAは、皮膚の深い部分にあるコラーゲンを変性。
それによって、シミだけでなくシワやたるみができると考えられています。
地上にはUVBの20倍以上が降り注いでいるほか、雲やガラスも通過。
家の中や曇りの日でも油断は禁物だといえます。
日焼け止めのSPFとPAって何?
日焼け止めのパッケージに書かれている「SPF20」とか「PA++」。
これらの指標をしっかり理解して、日焼け止めを効果的に使いましょう。
◆ SPF(Sun Protection Factor)
UVBを防ぐ指標です。
SPF20の場合、何も塗らない肌に比べて、「UVBを浴びてから皮膚が赤くなるまでの時間」が20倍長くなるという意味。
日本国内の上限値は、50よりも大きい50+です。
◆ PA(Protection Grade of UVA)
UVAを防ぐ指標です。
「PA+」「PA++」「PA+++」の3段階で、+の数が多いほど効果が高くなります。
日焼け止めを使う際の5つの注意点
■ 季節を問わず1年中使う
■ ケチらず、適量をしっかり伸ばす
■ SPFはあくまでも目安のため、気になる部分は2~3時間おきに塗り直す
■ 塗り直しが難しい化粧をした部分などは、UVカットのファンデーションやスプレーを使う
■ 窓がある部屋では、屋内でも使う