昔ながらの美肌アイテム
昔から美容効果に気づいた女性にずっと愛され続けてきた美肌アイテムは、時代が変わってもスキンケアに取り入れたくなる品ばかり!
京美人もつかっている「米ぬか」
玄米を精米するときにとれる「米ぬか」は、美容効果があると古くから女性に愛されてきた美肌アイテムのひとつです。昔は販売していた銭湯もあったほどで、しっとり美しい肌になりたい女性たちに大人気でした。
米ぬかの美容効果 |
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肌のシミをうすくする |
肌がうるおい透明感がでる |
お風呂に入れると湯冷めしにくい |
石鹸がなかった頃、京都で石鹸代わりにお米の研ぎ汁で顔を洗い続けていたら肌がスベスベになり透明感が増してきたことから「米ぬかには美容効果がある」と評判になり大流行したそうです。
美容につかう「米ぬか」は4回精米しないと採れない貴重なもので、精米の工程によって「赤・中・白」と三種類あり、スキンケアに使うのは「白」の「化粧糠」です。
「米ぬか」を配合した化粧水やパウダーも多いですが、本来の美容効果を実感するために添加物が含まれない純度の高い商品も注目したいですね。
江戸時代に日本に伝わった「薔薇」
ローズウォーター等の化粧水やクリーム、パック、ヘアケア、フレグランスと薔薇を使用したコスメがいっぱいありますが、日本では江戸時代に発行された美容書にバラを用いた化粧水と効能が紹介されています。
バラ化粧水の効果 |
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肌の艶をだす |
肌の匂いをよくする |
肌をきめ細かく整える |
肌の腫ものを抑える |
江戸時代に多くの女性が読んだであろう「都風俗化粧伝(みやこふうぞくけわいでん)」に書かれている「バラの美容効果」です。 この頃、使われていたのは「野ばら」の代表的な種の「ノイバラ」。日本以外でも「ローズウォーター」を美容アイテムとして使用する国は多く、もとは西アジアでバラの花の蒸留が盛んに行われていて、日本に伝わったのは江戸時代だといわれています。
肌の状態を整える以外にも、リラクゼーション効果がある薔薇の香りが好きな女性も多いのですが、主にダマスクローズが香料として使われています。
室町時代から続いている「ヘチマ」
室町時代にヘチマが中国から日本に渡り「化粧水」として使われるようになったという説があり、生薬屋の手によって美しいガラス瓶に入れられ「江戸の水」という商品名で発売されたのが江戸時代。
「江戸の水」の当時の広告に書かれている美容効果は、以下のとおり。
- 肌を白くする
- 腫れもの(にきび)が出来ない
- 肌のキメを整える
- 白粉のりがよい肌になる
古くから「美人になれるヘチマ水」の美肌効果が期待されていたのですね。
ヘチマに含まれる美容成分 |
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サポニン |
ペクチン |
カリウム |
タンパク質 |
多糖類 |
注目すべき成分はサポニンです。「ヘチマ」に含まれる11種類のうち9種類は他の植物には一切含まれない、との研究結果が徳島大学文理薬学部と近畿大学東洋医学研究所の共同研究で判明しています。
▼ヘチマのサポニン美容効果
- 火傷や傷などの消炎効果
- 肌あれ改善
- 皮膚の新陳代謝の促進
美容効果が大きいサポニンは「ヘチマの葉」の部分に多く含まれ「ヘチマの葉エキス」を配合した商品も豊富にあり、プチプラ価格でドラッグストアでも気軽に購入できます。