ニキビ隠しだけじゃなかった!
コンシーラーのメイク活用術
寝不足の日が続くと気になるのがクマ。そして大人ニキビやシミなど、年齢を重ねていくごとに肌のトラブルも多くなりますが、そんなときに頼りになるのがコンシーラー。
「でも、コンシーラーは種類も多くて自分に合うものがイマイチ分からないし…」
「ニキビやクマだけ隠すのに購入するのはなんだかもったいない気もする…」
中にはこんな考えを持つ女性も多いかもしれませんね。確かにコンシーラーといえば、ニキビ跡やシミなどの肌の悩みを隠すベースメイクの必需品ですが、実は“隠すだけ”じゃない便利な使い道があるのをご存じでしょうか?肌の悩みを隠すという機能性はもちろん、なりたい顔立ちに近付けるメイクアイテムとしての便利な使い方があるんです
今回は、コンシーラーの使い方の基本と、ニキビ以外にも使えるコンシーラーを取り入れたメイクテクを7つご紹介します
まずは自分に合ったコンシーラー選びから!
ファンデーションで隠しきれないニキビ、クマ、シミなどを隠して、綺麗な肌に見せ、顔を立体的に仕上げるコンシーラー。肌の悩みを隠す便利なアイテムですが、合わないものを使うと逆にそのトラブルが目立ってしまうことも…。というワケで、まずはコンシーラー選びのポイント2点をキッチリ押さえておきましょう◎
1.テクスチャーで選ぶ
まずは、用途に応じて選びます。自分が何をカバーしたいのかを分かっていれば、選ぶコンシーラーに失敗することはありません。
ペンシルタイプ
ニキビやシミなどピンポイントで隠したい場合はペンシルタイプを選ぶのがオススメ。悩みの範囲全部にコンシーラーをのせてしまうと、のっぺりとした厚塗りメイクに仕上がることもあるので注意!ニキビやシミなどに塗るというよりも、ポンポンと乗せるイメージでコンシーラーを馴染ませていきましょう。
パレットタイプ
ニキビ跡が残ってしまった肌や大きなシミがある肌の場合は、パレットタイプのコンシーラーが便利です。コンシーラーの中では一番カバー力に長けているため、広範囲も楽に塗ることができます。コンシーラーを使わずファンデーションで隠そうとすると厚塗りした印象になるので、ファンデとのバランスを考えて塗るよう意識を!
リキッドタイプ
パレットタイプのコンシーラーは硬めのテクスチャなので、目元など動かす部分に使うとヨレてひび割れのようになることも…。そのため、目の下のクマやくすみを隠したいときは、リキッドタイプのコンシーラーを使うと便利です。目元や口元などよく動く場所は、薄く付いて伸縮性のあるリキッドタイプだと崩れにくい仕上がりになります
2.カラーで選ぶ
コンシーラーはカラー展開が少ないのですが、色選びを間違えるとカバーしている部分が逆に目立ってしまうことも 適当に「コレでいいや~」と選ぶのではなく、購入時にはしっかり肌馴染みの良いカラーをチェックすることが大切です!
肌と同じ色
コンシーラーを選ぶときに肌色よりも白いものを選んでしまうと、カバーしている部分を目立たせることになります。コンシーラーを選ぶポイントは、自分の肌の色と出来るだけ近付けることです。ハイライト効果を狙うのであれば、一段明るい色も揃えておくと便利ですね。
オレンジ系の色
クマ部分に白色のコンシーラーを使うと、時間が経つにつれて黒くなってクマが目立ってしまうことがあります。目元のクマを隠したいときは、肌と同じ色ではなくオレンジ系のコンシーラーを選ぶようにすると上手にカバーすることができます 特に「アイメイク命!」の方は、肌色に近いものと一緒にそろえておくと安心ですよ◎
メイク活用術!
さて、コンシーラーの基本の使い方をマスターしたところで、ニキビ隠し以外の活用術7選をご紹介していきます
1.ティントメイクに活用する
今、女子メイクのひとつとして流行しているのが韓国発祥の「ティント」。ティントはリップメイクに使用する化粧品のことで、唇の水分量と温度によって色づくという、口紅ともグロスとも違う全く新しいジャンルのアイテムです。口紅やグロスはリップに塗るものですが、ティントはリップをじゅわっと染めるイメージ。落ちにくく色持ちが良いのが特徴です。また、メイクをした感がなくナチュラルに仕上がるのも人気の理由のひとつ。
そして、このティントメイクをより映えさせるには、コンシーラーが不可欠!なのです
ティントメイクの作り方!
- リップクリームなどで唇をしっかり保湿する
- 唇の色をコンシーラーで薄くする
- ティントを唇の内側に少しのせる
- 上下の唇を馴染ませる
この工程を繰り返しながら、好みの色になるまで少しずつ色を足していきましょう。ティントはマットな仕上がりのものが多いので、よりツヤが欲しい場合は上から透明のグロスを重ねるとうるうるとしたツヤのある唇に◎
2.ハイライトとして鼻筋に入れる
外国人の女性が美しく見えるのは鼻が高いことが大きな理由のひとつ。鼻筋が通っているとそれだけで美人度がアップするのです。私たち日本人の顔は外国人ほど彫りが深くないのですが、コンシーラーを使えば鼻筋をスッと通して鼻を高く見せることができるのです。
使うのは、パレットタイプかリキッドタイプのコンシーラーです。いつも使っているファンデーションより1段明るい色を使えば、より効果アップ
鼻をスッと高くするコンシーラー術!
- 目頭の横から鼻の頭まで、鼻筋にコンシーラーをのせる
- 境目を指でぼかす
- 目頭と鼻筋の間のくぼみにブラウンのアイシャドウで丸く影を入れる
顔に立体感が生まれるので、彫りの深い印象的な顔立ちに近づくことができますよ。「ノーズシャドウは作り込み過ぎる感じがしてちょっと苦手…」という女性にもオススメです
3.涙袋を作る
ぷっくりとした涙袋が目立つ目は、誰からも愛される可愛い女性の特徴!ヒアルロン酸を涙袋に入れる美容整形を施術しなくても、コンシーラーで簡単に涙袋が作れちゃうんです
用意するのはリキッドタイプのコンシーラー。鼻筋に使うものと同じく、一段明るめのコンシーラーを使用します。
うるうるの涙袋メイクはこうする!
- 明るめのコンシーラーを涙袋にのせる
- 綿棒で境目をぼかす
- コンシーラーより少し暗めのハイライトを上から重ねる
- ブラウンのパウダーを涙袋の下に影を描くように細く薄くのせる
コンシーラーを使った涙袋メイクのコツは、色の濃淡で涙袋を作ること。涙袋の部分に一番明るい色をのせることでぷっくり見せ、涙袋の下をブラウンカラーで締めることで自然な影を作ります。アイシャドウで作るよりも肌色に近いため、よりナチュラルな涙袋に仕上がりますよ
4.アヒル口をつくる
皆がなりたい可愛らしいアヒル口。アヒル口の特徴は、上唇が薄くてきゅっと口角が上がっていること。可愛いだけではなく、加齢によって下がってきた口角を上げるアンチエイジング効果も期待できます。
とはいえ、わざとらしく表情を作るとやりすぎ感が出て恥ずかしいですよね。でもリキッドタイプのコンシーラーなら、ナチュラルなアヒル口を作れます!
アヒル口の作り方!
- リップクリームでしっかり保湿する
- コンシーラーで唇の両端を少し消す
- コンシーラーで上唇の山を少し消して、リップペンシルで丸い曲線を描く
- コンシーラーをスポンジで馴染ませる
- リップは2色使い、上唇に濃い色を下唇に明るめの色を塗る
- グロスを上から重ねる
リップを2色使うことで、下唇をぷっくり見せることができます。最後にグロスを重ねることを忘れずに!これで口角がきゅっと上がったツヤのあるアヒル口の完成です◎
5.メイク直しに使う
暑い時期にはメイク崩れがどうしても気になりますよね。Tゾーンがはげていたり目元がにじんでいたりして、鏡を見てびっくりする方も多いのでは?そんな困ったときのメイク直しにも、コンシーラーが大活躍してくれます。
基本的なメイクのお直し方法
- 肌のあぶら浮きをあぶら取り紙やティッシュで、おさえる
- アイメイクがにじんでいたら、綿棒でふきとる
- スプレータイプの化粧水を拭きかけてティッシュで、おさえる
このあとにファンデを重ねてメイク直しをする方が多いのですが、そのままファンデを重ねるとムラになったりヒビ割れる場合も…。そのため、ベースメイクのお直しにはリキッドタイプのコンシーラーを使うのがベスト!コンシーラーを指にとって、上まぶたや目の下など崩れが目立つ部分にポンポンと優しくなじませましょう。
最後にコンシーラーをつけたところがヨレないよう、フェイスパウダーを重ねたらつるんとしたお直しメイクに仕上がります
6.小顔メイク
顔のむくみが気になるときやたるんできた顎には、コンシーラーを使って小顔に見せるテクニックを取り入れて!小顔メイクのポイントは立体感を演出すること。パレットタイプのコンシーラーを使って顔の高いパーツに明るさをプラスします。
コンシーラーを使う場所は?
顔の高い場所
鼻筋
小鼻の両側
顎の先
コンシーラーに乗せたら、それぞれ指を使って丁寧に伸ばしファンデーションと馴染ませましょう。顔の中心に縦のラインができて顔立ちがスッキリ見える効果アリ。また、あご先にハイライトを入れることで、二重あごやフェイスラインのたるみを目立たなくなります
コンシーラーを乗せた部分にハイライトをプラスすれば、光の加減でより立体感が際立つので小顔効果もよりアップ!コンシーラーもハイライトもしっかりと馴染ませて、周りとの境目をぼかすことが重要なポイントです。
7.首のシワを消す
首は顔よりも年齢が出やすいパーツです。顔は熱心にお手入れやメイクをしていても、首のケアをしていなければその差は歴然。もし首にシワができている場合には、パレットタイプのコンシーラーで対処することが可能!
首のシワ消しテク!
- 首のシワがある部分に白いコンシーラーをのせる
- 指でたたくようになじませる
- フェイスパウダーで境目を目立たなくさせる
シワの部分はへこんでいるので、影になって周りの肌よりも少しだけ暗く見えてくすみがちに…。そのため、コンシーラーは肌の色と同じ色を使うのが基本ですが、首のシワ隠しには白いコンシーラーを使います。
持ち前のカバー力を最大限に活用!
コンシーラーはニキビやシミなど、お肌の気になる部分を隠すために使う守りのアイテムとしてではなく、実はなりたい顔立ちに近付ける攻めのアイテムとしても使えます。テクスチャーやカラー選びさえ間違えなければ、流行りの涙袋メイクやアヒル口メイクなどもカンタンに作ることができるのです◎
化粧ポーチに入れておけば、お化粧直しのときに大活躍。ファンデーションよりも厚ぼったくならないので、気になる部分だけささっと直せて時短な上に美しく仕上がります。
ひとつあればメイクの幅も広がり、あなたのなりたい顔にグッと近付けるコンシーラー。ぜひ積極的に使ってみてくださいね!