ベビーパウダーの使い方
「ベビーパウダー」は、もともと抵抗力があまりない赤ちゃんの肌に使用することを目的として作られ、美肌になりたい大人のスキンケアアイテムとしても大人気のロングセラー商品。
今回は「毛穴の黒ずみ解消効果がある」と評判の洗顔法などを、実際に試した感想と共に「ベビーパウダーの活用術」を紹介します。
最高のコストパフォーマンスもベビパの魅力お粉がたっぷり入っているのに1箱200円程度とプチプラ価格なので気軽にスキンケアを始めることができますよ。
お花と石鹸をミックスしたような優しい香りもベビーパウダーの特徴ですが、香りが苦手な人には無香性タイプの商品もあるので香りに敏感な人でも大丈夫!
今回は、和光堂の「シッカロール」でスキンケアなど、色んなベビーパウダーの活用術を実践してみました。使い方を間違って「粉だらけ」になった失敗例も画像付きで紹介していますので、ぜひ、日頃のスキンケアに用いる際は参考に!
ベビーパウダーで洗顔する
ティースプーン1杯くらいのベビーパウダーを、洗顔フォームに混ぜて泡立てます。
通常の洗顔料より泡立ちは減りますが、ネットを使用すると解決。やはり香りは、「思いっきりベビーパウダー」。洗いあがりはツッパリ感がないのに、お肌がすっきりします。
泡立てる時のポイント
手のひらに粉と洗顔料、水を普通に混ぜ合わせようとするとパウダーが飛び散ります。そして、なかなかパウダーが溶けません…。粉をあらかじめ容器にうつして水を加え、練状にしておくことをオススメします。「綿棒のフタ」はサッと水で洗うことができるので、即席容器として役立ちました!
ベビーパウダーで顔パックする
牛乳50ccにパウダー大さじ2杯ほど加えてヨーグルト状になったら肌にのせてパックします。
粉が溶けるまで時間がかかります。かき混ぜて数分置き、パウダーが水分を吸収して沈殿したら再度、混ぜ合わせることをお勧めします。パックが「ゆるい状態」なので液が垂れます。洋服を汚してしまう可能性があるので、入浴時に行うのがベスト。
牛乳の脂肪分効果なのか、お肌のしっとり感が持続しました。
ただし、デメリットも発生しました。一度メイク落としの前に試してみたところ、いつもはすぐに落ちるマスカラがクレンジングオイルを使っても落ちなくて大変だったのです。パックの常識ですが、メイク落とし&洗顔後に行いましょう。
ベビーパウダーでメイクする
固形タイプのものをルースパウダーと同じよう使います。ごく少量を肌に薄くのせるように押さえるだけで、自然なテカリ防止効果を発揮!
ニキビや吹き出物がある箇所には、ファンデーションの代わりに部分的にベビーパウダーを使うと悪化を防いでくれます。
ベビーパウダーで体を洗う
洗顔のときと同じようにベビーパウダーをボディーソープに混ぜ合わせ、肌にパウダーの粒子を優しくすり込むように、素手でクルクルと円を描くように体を洗います。
泡立つ、というよりはクリームを体に塗っている感じでした。洗い上がりは、お肌にほんのり香りが残りリラックス効果あり。
ベビーパウダーでマッサージする
クリームやオイルはベタついて苦手な人に最適なパウダーならではのサラサラな肌ざわり。
- ベビーパウダーは直接、肌に吸収されないという性質から白残りしない
- 少量でもサラサラ効果を発揮するので大量にパウダーを使う必要がない
ベビーパウダーには、この2つの利点があります。鎖骨リンパ節や鼠径部リンパ節など、デリケートな部分をマッサージするときに大活躍!粉の飛び散りを避けるためには、手のひらに少量ずつのせて手に馴染ませてから行うのがコツ。
ベビーパウダーでリラックス&ベタつき防止
シャワーやお風呂の後にワキの下や膝のウラ、首筋など、皮膚が密着して蒸れやすい部分にサッと馴染ませるだけでベタつきを抑えてくれます。
ベビーパウダー特有のやさしい香りでリラックス効果もあり。無香性タイプなら、赤ちゃんのオシリのようなスベスベの肌触りだけを楽しむこともできますよ。
ベビーパウダーでドライシャンプー
- ティースプーン1杯のパウダーを手の平にとり、手のひらによく馴染ませる
- シャンプーするときように、頭皮へ揉み込むように優しくなじませる
- そのあと、パウダーが見えなくなるまでヘアブラシで髪をとかすだけでOK
濡らしたタオルを固くしぼって頭皮を拭くと、よりさっぱり感がアップします。髪についたタバコの臭いや頭皮の汗臭さの解消にササッと役立ちます。
頭に大量のパウダーを直接のせてしまうと悲惨です。パウダーは飛び散り、鼻に入り、何度ブラシでとかしても粉は落ちず、大変な事態に陥ります…。
必ず、手のひらに少量ずつのせてから擦り合わせ、粉をよく馴染ませてから頭皮マッサージをしてください。つけ過ぎ注意!です。
ベビーパウダーを入浴剤として使う
大さじ2杯くらいのパウダーをお湯に入れて入浴してみました。とてもよい香りがしますが粉が溶けにくいのが難点で、バスタブに粉の塊がくっついてしまいます。
残念ながら、お肌のしっとり効果などは特に感じられず掃除が大変なだけでした。
ベビパを濡らして使う時は要注意
- 排水溝にパウダーがたまりやすいので、放置していると詰まります
- 粉が飛び散りやすいので、混ぜ合わせるときの工夫が必要です
慣れないうちは部屋が粉だらけになって大変でしたが、ベビーパウダーを使って洗顔した後やパックした後は「しっとり感」が得られました。
ほんのり肌に残る癒される優しい香は安眠効果もありそうですが、べビーパウダーは水に濡れると意外にも固まりやすいので排水溝の詰まりには十分気を付けてくださいね。