カサカサ肌に潤いを!ぷるんと弾むしっとり美肌の作り方5つ
肌が乾燥すると、皮膚の持つバリア機能が衰えて肌トラブルが起きやすくなります。スキンケアと食生活や日々の生活習慣を見直し、乾燥肌を改善してしっとりぷるぷるの美肌を手に入れましょう!
カサカサ肌に悩む季節!
潤い美肌を取り戻したい!
外気の乾燥やエアコン、紫外線などの影響により、ゴワゴワに乾燥した『カサカサ肌』に悩む女性は多いもの。
肌がガサガサに荒れると、かゆみに悩まされたり、化粧ノリも悪くなったりと、鏡で自分の顔を見るたびテンションガタ落ちですよね…。
お高いスキンケアグッズを試したり、エステに通ってみたりしても、なかなか治りにくいのが困りものです。
今回は、『肌がトラブルを起こすしくみ』と、『カサカサ肌を潤い美肌に変える5つの方法』をピックアップ!
ツラい乾燥肌を解決するヒントは、日々の生活習慣に隠されているのかもしれませんよ
そもそも乾燥肌ができるしくみって?
実は本来、肌には自ら潤いを保ち、肌の健康を保つ働きがあるのをご存じでしょうか?
肌の潤いを作る3要素!
皮脂
皮膚の表面で汗と混ざり合って皮脂膜を形成し、乾燥や刺激から肌を守る
NMF(天然保湿因子)
角質細胞内に存在し水分を保つ
細胞間脂質
セラミドに代表される潤い成分。角質細胞の間で細胞同士をつなぐ役割をする
何らかの影響でこれらのうるおい成分が減ってしまうと、以下のような現象が肌に起こり、『皮膚のバリア機能』が衰えてしまいます。
皮脂が減ると?
⇒皮脂膜を形成できなくなり、乾燥や菌の侵入などを防ぎにくくなる!
NMFが減ると?
⇒角質内の水分が減り、肌の透明感や若々しさが失われる!
細胞間脂質が減ると?
⇒角質細胞をつなぐ力が弱くなり、角質がめくれ隙間が出来やすくなる!
私達の皮膚が健康な場合、皮脂膜と角質層が2段階のバリアとして正常に働き、肌内部の水分を保ち菌やハウスダストなどの異物が侵入するのを防いでくれます。
ところが、皮膚のバリア機能が衰えると、角質が剥がれた隙間から水分が蒸発して皮膚が乾燥し始めます。
乾燥した肌には菌が侵入しやすくなり、アレルギー性皮膚炎やアクネ菌によるニキビといったトラブルを引き起こすようになるのです。
また、異物が侵入すると、それを知らせるためにかゆみが起こりますが、痒い部分を掻きすぎると、さらにバリア機能を壊してしまい、肌の乾燥やトラブルが悪化してしまうという悪循環に…。
カサつくお肌の改善策5つ!
ボロボロに乾燥しきった肌に潤いを取り戻してあげるには、どういった対策をとるのがベストなのでしょうか?5つの改善方法を紹介します
1.新陳代謝を高める習慣を作る!
健康な肌は約28日に1回、新陳代謝によって生まれ変わっています。
この機能を『ターンオーバー』と呼びますが、ターンオーバーを正常に行うためには、新陳代謝を高めることが大切です。
新陳代謝を高めるためには?
血行を促進させる『運動』や『入浴』が効果的!
特に、『適度な運動』は、乾燥した肌の調子を整えるには必要不可欠。軽いジョギングやウォーキングで血行を促進し、新陳代謝を高めましょう。
ただし、屋外で行う運動の際は、日焼け止めや帽子での紫外線対策を忘れずに行ってくださいね。
また、湯船にゆっくり浸かってマッサージをすると、老廃物が排出されてお肌の血行が良くなります。
ついシャワーで済ませてしまいがちな方は、『入浴剤』に凝ってみるとバスタイムをとる習慣が身につきやすくなるかも?
新陳代謝を高める入浴剤!
・バスソルト(天然塩のみ)
・日本酒
・しょうが
もちろん市販の商品は効果が期待できますが、自宅にあるものを代用することでも代謝アップは可能!
血流がアップすれば、乾燥肌の改善だけではなく、身体全体の調子も整ってくるハズですよ。
2.シートマスクは使用方法を守る!
『保湿成分がたくさん含まれている化粧水で、潤いをたっぷり補給して…。』と、スキンケア用品には気を遣う女性は多いですよね。
なかでもよく使用されているアイテムといえば『シートマスク』ですが、使い方を間違えてしまうと、お肌に潤いを補給するどころか、乾燥肌を引き起こすトラブルにつながってしまうのです。
シートマスクの使用頻度は?
週に1~2回が理想!
毎日のようにシートマスクを使用してしまうと、肌がシートマスクに頼りっきりの状態になり、肌本来のバリア機能が正常に働かなくなってしまうことに…。
シートマスクやフェイスパックなどのスペシャルケアは、恒常的に使用するよりも『たまに使用する』ことで効果が感じられるものだと心得て。
また、使用頻度はもちろんですが『ちょっとしか使わないのも、なんだかもったいないし…。』と、パッケージに掲載された使用時間を守らず、マスクを長々と顔に乗せ続けるのもNG。
パッケージの使用方法はしっかりと守って活用しましょう!
3.クレンジングアイテムは使い分ける!
オイルやクリーム、ジェル、シートタイプなど、メイクを落とすとき、あなたは普段どの種類のクレンジングを使用していますか?
『いつも同じものを使ってる!』という方は、もしかするとそれこそがあなたの肌を乾燥させている原因かもしれません。
クレンジングの効果は?
タイプによって違いがある!
オイルタイプのクレンジングは、メイクは落ちやすい反面、皮膚が乾燥しやすく、シートタイプは手軽にメイクオフできますが、落とし切れない部分があるなど、クレンジング剤の種類によって様々な特徴があります。
そのため、がっつりメイクのときはオイルタイプ、優しくじっくりオフしたいときはクリームタイプなど、メイクの濃さやTPOに合わせて使い分けるのが重要なポイント!
汚れが残ってしまうのも避けたいですが、落とすことに集中してゴシゴシするのもタブー。どのクレンジング剤を使うときも、赤ちゃんの肌を撫でるように優しいお手入れを心掛けてくださいね。
4.乾燥を防ぐビタミンを摂取する!
乾燥に強いお肌を作るには、外部から潤いを補給するだけではなく、『内側からのケア』も忘れてはいけません。
まずはカサカサを防止する、ビタミンたっぷりの食品を紹介します!
乾燥肌に効く食べ物!
・レバー
・うなぎ
・パセリ
・玄米
・豚肉
・ゴマ
・ナッツ類
レバーやうなぎに含まれる『ビタミンA(カロテン)』は、角質層の保湿を維持する働きがあります。
新陳代謝を高め、皮膚の炎症を抑える働きがあるのが『ビタミンB』を含んだ玄米や豚肉。
胡麻やナッツに含まれる『ビタミンE』は血液の循環を良くして、肌に潤いを与えてくれます。
反対に、乾燥肌の方が取り過ぎに注意したいのが『香辛料たっぷりの激辛メニュー』や『白砂糖を多く含んだお菓子類』。
辛いものにより血行が促進されるのは確かですが、過度なものだと肌のかゆみが出る要因に。
白砂糖はビタミンB不足になる原因につながるので、乾燥肌の方は摂取する量にはご注意を!どうしても甘いものが食べたいときは、『黒砂糖』が使われているものを食べるのがオススメです。
たくさんの種類のビタミンをバランス良く摂ると、肌の働きが正常に回復していきます。バランスの良い食事を心がけて、乾燥でゴワゴワの肌を潤い美肌へと導きましょう
5.睡眠時間はしっかりとる
睡眠不足が続くと肌荒れしてしまうように、睡眠とお肌はとても深い関係にあります。
22時~2時の間のゴールデンタイムには、肌の新陳代謝を促して、肌のダメージを回復させようとする『成長ホルモン』が分泌されます。
肌のターンオーバーは、この成長ホルモンがないと引き起こされないもの。つまり、しっかり睡眠時間を確保しないと、ターンオーバー機能が正常に働いてくれないのです。
理想は?
日をまたぐまでには就寝する!
忙しい現代女子はどうしても不規則な生活リズムになりがちですが、最低でも6時間は睡眠時間を確保しておきたいところ。
質の良い睡眠時間をとるために、照明が明るすぎないか、寝室の温度・湿度は適度かどうかにも注意しましょう。
生活習慣を改善すれば
潤いは戻ってくる!
日々のちょっとしたクセが、カサカサ肌の原因につながってしまうんですね…。
『肌トラブルを何度も繰り返しちゃう…。』という女子は、改めて自分の生活習慣を見直して、どこかに問題点がないかを徹底的にチェックしてみましょう。
自分の肌のしくみをしっかり理解して、5つの美肌作りのポイントを参考に、乾燥知らずのうるうる肌を手に入れてくださいね