若く見られる秘密・50代で20代の美肌を持つアノ人の美容法

実年齢よりグンと若く見られることを願っている女性に、美容研究家、白川みきさんのアンチエイジングアドバイスを紹介。整形したり、若作りメイクやファッションで誤魔化す必要はなく、お金も手間も掛らない美容法。

本当の年齢より”若く見られる”美容法

”実年齢”はどうしたって変えられないものですが、”見た目年齢”は年齢で決まるものではありません。

10代や20代の女性であっても、髪をボサボサにして猫背で歩き、緊張感のない表情をしていたり、夜更かしが習慣になって疲れ切った顔をしていれば、本来の若々しさは失われて『あの子、若いのに老けて見えるわね…』と、残念ながら見た目年齢はグンと上ってしまうものです。

また、アラサー、アラフォー、アラフィーと、30代、40代、50代の年を重ねた女性であっても、見出しなみを整え、清潔感を保ち、背筋をシャキッと伸ばして、口角をキュッと上げ引き締まった表情を心掛けていると、『彼女、年齢不詳よね』と、見た目だけでは何歳なのか分からない美しさをキープすることが出来ます。


今回は、アンチエイジングアドバイザーとして幅広い年代の女性たちから支持を受けている美肌研究家「美人は薬指からつくられる」の著者(アスコム刊)で知られる、白川みきさんに教えて頂いた「時間も手間もお金もかけずにキレイになる方法」の中から、誰でも即、実践できるアンチエイジングのポイントを3つご紹介します。

50代でありながら20代の肌年齢をキープしている、白川みきさんの”若さの秘密”を参考にすれば、実年齢よりも若く見られる夢が叶えられますよ。

1.美しさの土台を”舌回し”で鍛える

肌(表面)や筋肉(土台)は、常に重力の影響を受けて下方向へ引っ張られているため、加齢と共に水分量や皮脂量が減少してハリを失った肌や筋力が衰えた筋肉は、ますます重力に抵抗できなくなり”たるみ”が発生し、見た目の若さが損なわれます。


多くの女性は、必死になってスキンケアに励みますが、美容成分をたっぷり与えて肌(表面)を潤わせたとしても、土台となる筋肉が衰えていては”焼石に水”です。

パリッと張りのあるチョコレート(肌)をコーティングした、柔らかいゼリー(筋肉)を垂れ下げたらどうなるか?重力に抵抗できないゼリー(筋肉)は下へ引っ張られ、表面を美しく覆っているチョコレート(肌)にもヒビ割れや弛みが発生しますよね。

美しく若々しい見た目を保つには、”肌と筋肉の両方をケアする必要がある”のです。


口の周りの筋肉を鍛える「舌回し」は、上記の”老け顔をつくる土台の悩みを予防、解消する効果”があり、やり方も簡単です。

「舌回し」やり方

口を閉じたまま、歯の表面を舌でなぞりグルッと回すだけ!

  • 右回り、左回り、各20回で1セット

一日3セット行うと効果は更にアップします。慣れないうちは頬や首筋などが筋肉痛を起こしますが、それは「舌回しエクササイズ」が効いている証拠なので、無理をしない程度に続けて下さい。

たるみやほうれい線の影響で、全体的に老けた印象を与えている”緊張感に欠ける顔”が徐々にスッキリ若々しく変化してくるので、「舌回し」によるアンチエイジング効果を実感できますよ。

「舌回し」は、自宅でテレビを観ているとき、家事をしながら、入浴しているときなど、日常生活の中で気軽に取り入れられるので、エステへ通う必要もなく手間もお金も掛りません。

2.「ミルク洗顔」で肌の保湿力をアップさせる

透明感があり、艶やかな年齢不詳の若々しい肌を実現するには、くすみ、弛み、シワの原因に繋がる”肌の乾燥対策”は欠かせないケアのひとつ。

20代の肌年齢をキープしている白川さんは、化粧水、乳液などで、お手入れをする前に、誰もが行う”洗顔の段階から保湿ケア”を忘れません。朝のスキンケアで実践しているのが、油分と水分が含まれている牛乳を活用した「ミルク洗顔」です。

「ミルク洗顔」やり方

【1】30度くらいのぬるま湯と100ml位の牛乳を洗面器の中で混ぜる







【2】顔を素洗いした後、【1】を手ですくい、肌を擦らず、浸すように優しく洗う



【3】タオルを顔に軽く押し当て、水気をとる

ミルクの匂いが気になる場合は、【2】の後、流水で軽くすすいでも構いませんが、保湿効果をアップさせるため、あえて「水で流さない」のが、白川流のミルク洗顔方法。


実際に試してみましたが、お肌のシットリ感が持続しますよ!

3.『もう』より『まだ』で意識を若く保つ

若い頃と比べて自分の見た目に自信を失ったときや、体力が落ちて思うような行動がとれなかったとき、多くの人は『私はもう年だから…』という一言で現実を受け入れようとしますよね?

しかし、アンチエイジングを目指す人にとっては、『もう年だから…』という、”年齢に対する諦めを含んだワードは言ってはいけない言葉のひとつ”であり、『まだ、○○歳だから…』という、”ポジティブな言葉を発するべきだ”と、白川みきさんは仰っています。

老けるワード

『もう年だから、出来ない』
『もう年だから、無理』
『もう年だから、仕方ない』

確かに…、『もう年だから…』の言葉の後には、マイナスな印象を受けるワードばかりが続きます。口癖になってしまうと、まずは”意識”から老化がはじまり、見た目も急激に老け込みそうですよね。

若さを保つワード

『まだ○○歳だから、○○が出来る!』

何かに終止符を打つような『もう』という言葉より、可能性や未来への希望が湧いてくる『まだ』という言葉を発したほうが、心のハリや若さに繋がるのは間違いありません。

実年齢より若く見える人の多くは「気持ちが若い」のが特徴なので、じっくり観察してみてくださいね。

一年後に差がつく美容法は試す価値あり

”年相応の美しさ”というものもありますが、やはり『少しでも若くキレイな状態を維持したい』と願うのが、女性の正直な気持ちですよね。

白川みきさんの美容法は「若づくり」を推奨したり、表面的に若く見せるために「お肌のお手入れだけすれば良い」という類のものではなく、内側、外側の両方へアプローチをして”実年齢に負けないアンチエイジングの美”を追求されているのが特徴です。

実際の年齢よりも若く見られるのに、決して、嫌味な印象を与えない美しさのヒントが掴めるはずですよ♪

教えていただいたのは

白川みき さん
(1962年生まれ 名古屋出身)

20代からモデルとして活動。美容研究家として、美容情報をブログや雑誌等で発信。JMAアンチエイジングアドバイザー資格を取得。見た目年齢が若くなる「愛され美肌」セミナーを開催し、20~60代の幅広い年代層の女性から支持を集めている。

リボンやカメリアをモチーフにしたヘアアクセサリーブランドやUVケアアイテム等もプロデュースし、2013年4月、大人の女性に「おリボン」ファッションを広める「日本おリボン党」を立ち上げ、党首を務める。


著書:『美人は薬指からつくられる』(アスコム刊)

白川みきさんの著書『美人は薬指からつくられる』(アスコム刊)では、今回、ご紹介させていただいた美容法以外にも、ファッション、体型維持、ヘアスタイル、スキンケア、メイク、コンプレックスとの向き合い方など、多方面からアンチエイジングを実現させる秘訣が紹介されています。