顔よりも老化が早い「手」をきれいにする方法
一年中、乾燥や紫外線といった外からの刺激に加え、仕事や家事で酷使されている「手」は大きなダメージを受けています。ハンドケアを疎かにしていると、手は顔よりも10年早く老化すると言われており、書類の受け渡しやレジでの支払いなど、何気ない仕草の中で動く手は意外と目立つので「手の年齢は隠せないものだな」と、女性の手を見た男性がため息まじりに「ガッカリした」という意見もよく耳にします。
手の老化現象と原因
「シミだらけ」「シワだらけ」「血管くっきり」など、手が老けてしまう原因とは!年齢と共に手の甲の血管が浮き出ることや指の関節のシワが目立つことと、皮膚のたるみは密接に関係しているのです。
手の甲のハリや弾力が失われる
手の皮膚は他の部分よりも皮膚の真皮層が薄く、シワやカサつきが現れやすい。紫外線の影響で、皮膚のハリのもとであるコラーゲンやエラスチンが壊されやすい。
手の血管が浮き出る
年齢をかさねるにつれて真皮層のコラーゲンやエラスチンの量は減り皮膚が薄くなるため、肌表面に血管が太く浮き出て見えるのです。
手の甲にシミができる
一年中外に出ている手には、紫外線のダメージが蓄積されて、シミが現れやすい。
手荒れ
手荒れは、手指の肌が乾燥してバリア機能が低下もしくは壊れている状態です。手の皮膚には皮脂を分泌する皮脂腺が少ないので、他の部分に比べてダメージを受けやすいのだとか。加えて、水仕事やシャンプー、手洗いなどが手荒れに拍車をかけてしまいます。
手をきれいにする方法
美しい指先や手をキープして、シワ、たるみ、シミを防ぐケア方法と綺麗な手をつくるための心掛けを紹介。日頃の簡単なハンドケアに指痩せマッサージを加えれば、手のモデルのような「きれいな手」になれます。
1.顔と同じように手のケアも習慣づける
手の老化を防ぐために最も重要なことは保湿ケアです。水仕事をしたり手を洗う度にハンドクリームをこまめにつけるのはもちろんですが、習慣にするなら顔のスキンケアと一緒に行なうのがコツ!
化粧水、美容液、クリーム、日焼止め、化粧下地」等を顔に塗ったら、そのまま「手」にも同じ順番で塗るクセをつけることで毎日のハンドケア習慣が自然に身につきます。
2.指が細くなると噂のハンドマッサージをする
手の肌がキレイになると同時に、手指のむくみもスッキリ解消して女性らしさが強調される「ほっそりした手」を作ると評判のハンドマッサージ方法です。
手のマッサージ方法
- ハンドクリームを手の甲と指にのばす
- 左手の指の根元を右手の指先でつまむように握り、指先まで小指方向(外側)へ捻じり上げる
- 親指から小指まで1本ずつ、左右の手にこのマッサージを行う
3.ハンドクリームと手袋でケアする
お風呂上がりにハンドクリームをしっかり塗ったら、そのまま綿の手袋をはめて寝ます。たったそれだけですが、手肌の乾燥はかなり改善されます。お手入れをサボってカサカサ肌が悪化したときなどの応急処置にもぴったりな方法。手袋は薬局や100円ショップなどでも買うことができます。
4.手も紫外線対策をする
顔やボディと同じように、手の甲にも必ず日焼け止めを塗るようにしましょう。UVカット効果のあるハンドクリームを使えば、紫外線対策とハンドケアが一度に両方できます。
5.水仕事をするときはゴム手袋を習慣にする
水仕事や掃除をする時は、ゴム手袋を着用する習慣をつけましょう。洗剤に含まれている界面活性剤は手荒れの原因の一つです。また、温度が高めのお湯を使うのは潤いに必要な皮脂まで落としてしまうため、手荒れをひどくしてしまいます。
ハンドクリームを塗ってゴム手袋を着用してから水仕事をすると、手肌もしっとりして一石二鳥です。
6.手の水分はしっかり拭き取る
乾燥や手荒れを防ぐためには、濡れたままにしないことが大切です。水仕事や手洗い後は、タオルで擦るのではなく、軽く押さえながら優しく手の水分を吸収させましょう。
特別な日におすすめ!綺麗な手になれるメイク術
ここぞの時には、手にも軽くお化粧して美しく見せる「ハンドメイク」をしましょう。
ハンドメイクの方法
- 顔と同じように基本的なスキンケアを行なう
- ルーセント効果のある化粧下地を塗る
- リキッドタイプのBBクリームを薄く手の甲全体に塗る
- シミにはコンシーラーを叩いて馴染ませる
(手の静脈が気になる人は、オレンジ系のコンシーラーを血管に沿って、叩くように馴染ませる) - 仕上げには粒子が細かいパール入りのルースパウダーを軽くのせる。ハンドメイクを自然に綺麗に見せます
ネイルがキレイに塗られていると、視線を集めて手のアラを隠す効果があります。ネイルを塗るなら、ビビットな色よりも肌なじみの良いヌーディカラーでの爪の手入れも忘れずに。