くるりんぱのコツ・おしゃれに決める絶対ルール

垢抜けた印象を与えるナチュラルな「ゆるふわヘア」は、くるりんぱのコツをマスターすれば簡単に作れます。毛束の量や本数を調節したり、結び目の位置を少し変えるだけで劇的にイメチェンできるのが魅力!

手抜き感なし!くるりんぱのコツ!

不器用な人でも、手軽にお洒落なヘアスタイルができることから人気の「くるりんぱヘア」ですが、やり方を間違えると「手抜き感が丸だしの髪型」になりやすいデメリットもあります。

せっかく「くるりんぱ」したのに残念な感じになってしまうポイントと、可愛くオシャレな髪型にくるりんぱヘアを仕上げるテクニックを紹介します。

「くるりんぱ」基本的なアレンジ方法

セミロング以上で、髪の毛を1本にまとめられる長さがあるのなら「くるりんぱテクニック」を活用しない手はありません。

1.まず、ヘアワックスやスプレーなどを使って、少し「緩め」に髪の毛を1本にまとめる

2.次に、1本に結んだゴムの結び目の上の部分を真ん中から2つに分けて穴をつくる

3.1本に束ねた髪の毛を穴の中に上からくぐらせて、毛束の先を左右に少しずつ引っ張れば「簡単くるりんぱヘア」が出来上がり!

基本的にはポニーテールなのですが、ねじりをくわえることで髪のサイドにボリュームが出たり、動きが出て、女性らしいヘアスタイルになります。

くるりんぱヘアが超簡単になるスティック

超不器用な人にとって嬉しい「くるりんぱヘアアイテム」があります。スティックを髪の毛にさして輪の中に毛束をくぐらせるだけで簡単に「ゆるかわヘア」が完成する優れもの!

100円ショップやドラッグストアで手に入るので、朝の忙しい時間のヘアセットや美容室へ行くお金を節約して結婚式やパーティーなど、ちょっと豪華な髪型にしたいときに1本あると便利ですよ!

くるりんぱ残念アレンジ

何てことのないポニーテールも「くるりんぱ」を使って少しアレンジを加えるだけで雰囲気を変えられるのは魅力ですが、簡単なだけに「手抜き感」が目立ってしまうことがあります。まずは、残念なヘアスタイルになってポイントを確認しておきましょう。

▼ゴムが目立ってしまう

髪の毛束をねじって、ふんわりとさせることが「くるりんぱヘアアレンジのポイント」です。くるりんぱを使って上手くディテールをアレンジしても、太すぎるゴムや浮いてしまう色のゴムが見えたままの状態だと野暮ったい印象になります。

▼ギュッと締めすぎて緩みがない

くるりんぱヘアの醍醐味ともいえる「ふんわり感」が一切、感じられないスタイルも残念パターンのひとつ。

せっかく、手間を掛けずにエアリー感を演出できる「くるりんぱ」という素晴らしいアレンジ道具があるのに、「ひっつめ感」が強すぎるキッチリヘアに仕上げるなんて勿体ない!「髪の毛が邪魔だから、とりあえず1本に結んでみました」という感じがして、手抜きヘアスタイルに見えてしまいます。

▼毛先がバサバサになっている状態

ヘアスタイルの清潔感を決定づけるのは「毛先の状態」といっても過言ではありません。ワックスやヘアオイルなどの整髪料をつけていても、おくれ毛や束ねた髪の毛先がバサバサのままでは所帯じみた印象になります。

柔らかい雰囲気が人気の「無造作でナチュラルなヘアスタイル」を魅力的に見せるには、毛先のケアは欠かせません。何も手を加えていないようでも、しっかりブローやカールで動きをつけて、整髪料で艶をプラスしなければ「やっつけ感たっぷりの残念手抜きヘア」に見えます。

▼短い毛がピンピン出ている状態

長さが不揃いの髪の毛を「くるりんぱ」で捻じると、「ねじれ部分」から短い毛がピンピンと飛び出してしまうのはNG。「捻じること」がヘアスタイルを可愛らしく仕上げる重要なポイントなので、飛び出てツンツンしている毛をうまく処理する必要があります。

また、ゴムで束ねられないほど短い毛の量が多いと毛束がほどけてしまうので、だらしなく疲れた印象になります。

▼髪の量が多すぎてもっさりした状態

毛量の多い人が、一度に髪の毛をまとめて「くるりんぱ」をすると、ねじった部分が極太の綱のように見えて野暮ったいイメージになります。

毛髪の量が豊かなのは嬉しいことですが、捻じりを加えると太さが増すことを計算して2本に分けて束ねるなど、ふんわり軽やかい仕上がりになるよう工夫が必要です。

ひと手間プラス!くるりんぱアレンジテク

簡単に髪型をアレンジできるのが「くるりんぱヘア」のメリットですが、それにひと手間加えることで「手抜き」「ダサい」というイメージを払拭して、「かわいい」「オシャレ」「女性っぽい」という一つ上のヘアアレンジを目指しましょう。

▼手でほぐしてゆるふわ感を出す

毛束をポニーテールの間に通したままの基本スタイルで、なおかつ、きっちり緩みのない状態にしていると、地味な「まとめ髪」なってしまいます。

ねじった部分の髪の毛を指先でつまんで引き出して、ふんわりとした動きをつけましょう。左右対称ではなく、あえて、不揃いになるように髪の毛をランダムにつまんで引き出すことで、柔らかさやナチュラル感が生まれます。

▼シンプルで細目のゴムを使う

くるりんぱヘアにするときは、できるだけ結び目が目立たない細くて、地毛に近い色のゴムを使用します。ヘアスタイルの完成度を左右するのは「髪の毛の流れや動き」なので、美しい髪型をつくる際の道具は可能な限り隠すのが基本。

物足りなさを感じるときは、お花モチーフやキラキラ輝くラインストーン付のコームを結び目の根元に差せば華やかさをプラスできます。

▼若干サイドに寄せた位置で結ぶ

センターで束ねたヘアスタイルは、ひとつ間違うとオバサンぽくなってしまったり、きつい印象を与えてしまうため、結ぶ位置を変えてみましょう。

ポニーテールを左右どちらかに寄せて、すこし緩めに結んでから「くるりんぱ」をすると正面からも毛先が見えるので、やわらかい印象がアップして可愛らしく仕上がります

▼毛先を巻いて動きをつける

前夜から毛先をカーラーで巻いておけば、忙しい朝でも素敵なヘアアレンジが可能です。「くるりんぱヘア」は基本さえ掴めば簡単にできますが、毛先のふんわり感があるとないでは見た目の印象がガラリと変わります

くるりんぱして髪の毛をまとめた後は、艶をだして形をキープするワックスやヘアジェルなどを毛先にふんわりと空気を含むように軽く揉みこむようにつけて動きを出してあげましょう。

▼多すぎる髪の毛は2本に分けて動きを出す

髪の毛が多い人でも工夫をすれば軽やかに見せることが可能です。

2回に分けてくるりんぱする

1本にまとめると毛束が太くなるので、まずは、耳の高さくらいを目安に「上下2つに分けて、上の部分の毛束をくるりんぱ」します。次に、くるりんぱした「上の毛束と下半分の毛束を合わせて」くるりんぱします。

髪の毛の流れが美しく見えるようになり、エレガントな印象になります。2本に分けても捻じった部分の太さが気になる場合は、パーツを上中下の3つに分けると綺麗な動きが生まれます。

ハーフアップでサイドの髪の毛をくるりんぱする

ハーフアップにしてゴムで結んだら、毛束を後頭部の外側から内側へ向けてくるりんぱするだけで上品なヘアスタイルが簡単に完成します!毛先をカールすれば華やかさが加わり、パーティーにも最適な髪型になりますよ。

アレンジの数を増やしてお洒落上級者に!

華やかな雰囲気を演出してくれる便利な「くるりんぱアレンジ」の基本をマスターしておけば、結び目の位置や捻じる毛束の量や回数を調節したり、その日にファッションやイメージに似合うように何パターンにもアレンジが可能なので、おしゃれの幅もひろがります。