自転車点検は自分でしたい!思わぬ事故を防ぐチェック項目5選!

長い間放っておいた自転車は、状態が悪くなっていることがあります。そのまま乗ってしまうと思わぬ事故を招く恐れもあるため、しっかりと整備してから乗るよう心がけてくださいね。

チョット待って!
久しぶりに乗る前に点検を!

だんだんと気温が上がってくる春は地域によっては積もっていた雪も溶け、自転車で風を切って走るのが気持ち良い季節。通勤や通学、買い物などで活躍する機会が増えますね。

ですが、久しぶりにサイクリングに出掛ける前に「自転車点検」忘れていませんか?

自転車は消耗品なので安全に乗るためには、定期的なメンテナンスが必要です。

数ヶ月ぶりに乗るときには、特にしっかりチェック&整備をしていないと、自分だけでなく、誰かにケガをさせてしまうことにもなりかねません

そこで、事故を未然に防ぐために”自分でできる自転車点検の方法”を紹介します。

1.タイヤのチェック

タイヤは自転車の乗りごこちを大きく左右すると言っても過言ではない箇所です。

快適に乗るためにも、チェックすることをオススメするのが以下の項目なのです。

タイヤのミゾ
タイヤの空気圧
パンクしていないかどうか
ヒビが入っていないかどうか

この4点を整備するだけでも、苦労してのぼっていた坂道が快適にのぼれるようにもなるのです♪

空気圧チェックのやり方!

メーカーによって表記は異なりますが…、自転車を買ったときについてくる説明書に「適正の空気圧」が書いてある場合がほとんどです。

コレが足りないと、いくらチカラを入れてペダルを踏んでもちっとも進まないことがありますし、多すぎてもキケンです!

なので、空気圧の最大値より少し足りないくらいを目安に空気を入れることを心がけてくださいね。

タイヤのひび割れ・ミゾをチェック!

タイヤがヒビ割れている
ヒビが入ったところから中が見える
タイヤの表面に刻まれているミゾがない

この3点のうち1つでも当てはまったら、タイヤを交換するタイミングです!

ヒビ割れはパンクする危険性が高まり、ミゾが消えかけているタイヤはブレーキをかけてもすぐ止まれないことに繋がるため大変キケンなのですよ。

2.チェーンのチェック

チェーンには、自転車の走行に関係のある部分と関係のない部分があります。

走行に関係のある部分のチェック方法は以下の通りです。

チェーンが黒い塊にまみれていないか
ペダルを踏んだときに音がしないか

この2つをチェックし不具合を直すと、快適に乗ることができますよ!

ペダルを踏んだときにカチャカチャうるさくない?

ペダルを踏んだときにカチャカチャ音がなるのなら、チェーンがたるんでいることが考えられます。

ひどくなるとチェーンが外れてしまうことがあるのです。走っているときに外れてしまったら転倒してしまう可能性もあり、たいへんキケンです!

チェーンを調整するには、後輪の軸を前後させることで修正できます。固定しているナットを緩めて、たるみが1~2センチになるように調整してくださいね。

チェーンのメンテナンス方法!

チェーンの点検は、洗浄と注油で1セットです。

しっかりと注油できていないと、思わぬ事故をまねく恐れがあるため、しっかりと汚れを落として、キレイにした状態で行うことが大切です。

しっかりと洗いたい方は専用のクリーナーを使って汚れを落としてくださいね。面倒だなと思う方は布で拭くだけでもOKです。

その際は、手を巻き込んだりはさまれたりしてケガをしないよう注意してくださいね!


洗浄が終わったら、注油です。

手でペダルを回しながら、チェーンに油を落としたり吹きかけることで、全体的にまんべんなくかかりますよ。

終わったあとに、オイルがチタチタ垂れてくるならかけすぎています

走っているときに油が飛び散り、お気に入りの洋服が汚れてしまう恐れがあるので布でふき取ってくださいね

3.ブレーキのチェック

ブレーキは、自転車のパーツの中でもっとも重要なところです。

点検をするときは、以下の2点が大事です。

ブレーキの効き具合
ブレーキをかけたときに変な音がしないか


効きが悪いなと思ったら、次の項目をチェックしてくださいね。

ブレーキのゴムがしっかりとくっつくか
レバーから伸びているワイヤーが切れていないか

ブレーキの効き具合は、レバーについているネジを回すことで調整ができますが、これはあくまで応急処置です。アナタの命にも関わることなので、専門店で点検をお願いしてくださいね。

4.ライトのチェック

道路交通法では、夜間の自転車走行でライトの点灯が義務づけられています。

自分の身を守ることにもつながるので、しっかりとチェックしてくださいね。

ライトの点検項目!

・しっかりと点灯しているか
・チカチカ切れたりしないか
・後ろについている赤い反射板が壊れていないか

ライトのつきが悪い場合や、ライトがつかない場合は、球切れか配線が切れている可能性があります。

ホームセンターで売っている自転車用のライトを取り付けるか、専門店で新しいものに交換することをオススメしますよ♪

5.ペダルのチェック

ペダルは壊れないと思われがちですが、自転車の中でもっとも過酷に戦っている部分です。

ペダルの点検項目!

・曲がっていないか
・ガタついていないか

ペダルが破損をしてしまうと、乗れなくなってしまいますし長い道のりを手で押して帰るハメになってしまいますので、気をつけてくださいね

“命を守ること”につながります!

寒い冬が終わり、暖かくなってくると乗りたくなる自転車ですが、乗り始める前のメンテナンスをサボってしまうと、アナタの身に危険が降り注ぐことにつながる恐れがありますので、しっかりと点検をすることをオススメします。

もし、坂道でタイヤがパンクしたら…
もし、ブレーキが効かずに止まれなかったら…
もし、いきなりチェーンが外れて転倒したら…

自分が大ケガをするだけではなく、子どもや動物をひいてしまう危険性だってありますよ

できることなら、1ヶ月ごとに自分で点検をして、乗らない時期や乗り始めるときには専門店の方に点検をしてもらうのが理想です。

他の人をケガさせてしまったり、サイアク命を奪ってしまう可能性もありますので、安全運転にも心がけてくださいね