結婚資金の貯金術!パートナーと一緒に実践したいお金の貯め方
結婚資金を貯金していくためには、同棲して生活費を節約したり、お互いお金の流れを明確にして相手から信頼を得ることが大事です。目標金額まで2人で協力をして貯めていきましょう。
結婚資金を貯めるコツ
付き合ってから数年が経つと「そろそろ彼と結婚したいな」と、思い始めますよね。ですが「一緒に暮らして生活」する「結婚式を挙げる」ためには、先立つお金が必要になってきますよね。
恋人同士2人3脚で結婚に向けたお金を効率良く貯めていくには、どうすればいいのでしょうか?
そこで、「お金を貯め始める前にする準備」と、世の中の夫婦が「恋人時代にやっていた結婚資金を貯めた方法」を紹介します。
目次
2人で結婚資金をを貯める方法
自分たちの口座にそれぞれ結婚資金を貯めていくスタイルもいいのですが、一緒に貯めていくならパートナーから「お金の信用」も得たいものです。結婚をしてずっと支え合いながら暮らしていくためには信頼が1番大切です。
どうすれば「お金の信用」も一緒に得られる結婚資金の貯め方が出来るのでしょうか?
1.結婚までに貯める金額を決める
結婚をする時に「婚姻届けを提出するだけ」ならかかる出費は0円で済みますが、主に以下の項目に大きなお金が必要になります。
結婚をしてからかかるお金
・結婚式の費用
・新婚旅行の費用
・新居の購入or賃貸(引っ越し)費用
「結婚式を挙げない」「新婚旅行にも行かない」ことで、大幅に費用を抑えることも出来ますが、あまりにも資金がない状態で結婚をすると将来も不安ですよね。
そこでまずは「結婚式や旅行をやる・やらない」は別にして、2人で貯めていくお金の目標金額を決めましょう。2人で見据えるゴールであり、結婚生活のスタートを決めておくことで、モチベーションを保つことが出来ます。
2.目標金額を決めたら新たに口座を作る
結婚する時に貯めておきたい目標金額を決めたら、2人で管理する口座を1つ作りましょう。
結婚資金用の口座を作るメリット
・いくら貯まったのかひと目で分かる
・お互いにお金に関しての信用が生まれる
「今まで自分が貯めていたお金」と「結婚資金」を一緒に貯めていると「何のお金がいくら貯まった」のか分かりにくく、大きな出費があった時に口座残高を見て「まだこれだけお金がある!」と、勘違いして結婚資金にまで手をつける可能性があります。
また、2人のお金を1つの口座に貯めておき、毎月記帳した通帳をパートナーに見せることで「勝手に将来のお金に手をつけない」というお金の信用も生まれます。
3.お金の不透明さを無くす
結婚してからも恋人時代と変わらず生活していくには「お互いの信用」が大事になってきます。
「借金がある」など後ろめたいことを隠していると、パートナーから信用されず結婚生活も上手くいかなくなることもありますので、一生付き合っていきたいのなら「お金のことに関しての不透明さ」を無くすことが大切です。
4.どちらが家計を管理するか話し合う
結婚をして夫婦になると、お互いが稼いだお金で暮らしていくことになります。2人で決めた生活費をお互いの給料の中から折半して暮らすのもいいのですが、この管理方法ではお金が貯まりにくいデメリットがあります。
家計を別々にするデメリット
・浪費が増える
・お互いお金に関して無頓着になる
・月の貯金額が少なくなる傾向にある
生活費を折半して暮らしていると、妻か夫が「退職をして収入が無くなった」「転職をして収入が減った」時に、家計が苦しくなって止む無く生活レベルを落とし、ストレスを溜める生活が待っているかもしれません。
また、お互い別々にお金を管理していると、実際の貯金額が分からないのに「ちょっとくらい贅沢しても、夫(妻)が貯めているだろう」と、油断する気持ちが生まれ浪費しやすい傾向にあります。
一般的には「夫が生活費を稼ぎ、妻がお互いのお小遣いや貯金を稼ぐスタイル」が多いですよね。もし、出産などのイベントで妻が退職をして収入が無くなっても、夫に生活費の負担が増えませんし、結婚をしてから妻が稼いでいたお金を貯蓄しているので余裕を持って生活できるハズです。
5.同棲して生活費を節約する
お互いに実家から離れて1人暮らしをしている時は、思い切って同棲生活を始めることで生活費の費用を節約することが出来ます。
同棲を始めるメリット
・家賃
・食費
・水道光熱費
※上記の大きな生活費を半分に抑えることが出来ます。
別々に1人暮らしをしている時は、それぞれ「家賃」「食費」「水道光熱費」を負担していますよね。同棲を始めると、それらの固定費をまとめることが出来ますので現在かかっている生活費を節約することが出来ます。
また、男性か女性のどちらかが家計の管理を始められますので、結婚する前からやりくりを経験することが出来ます。
世の中の夫婦が実践した結婚資金の貯め方
2人で結婚資金を貯められた夫婦の貯金エピソードを紹介します。実際には、どのように管理すれば貯まりやすいのでしょうか?
夫は生活費を稼いで妻の収入は貯蓄した
私たちは、結婚をする2年前から100万円を目標に貯め始めました。貯金を始める前までは結婚なんて全く考えず好きなようにお金を使っていたので、あまり貯金はありませんでした。
結婚する1年前くらいから同棲を始めましたので、彼の給料は生活費に、妻の給料は全額貯金する形で貯めていました。
結婚する際の費用(内祝いや食事会)なども、全額2人の貯金から出ているので不満はなく、喧嘩もありません。
結婚した現在も、恋人時代から貯めていたお金はほとんど使っていないので、専業主婦になるまではこの形を続けていきたいと思っています。
天引きと節約で月8万円貯めた
200万円を目標に、2年間かけて貯めました。まず、給料が入ったら月に5万円を自動的に積立口座へ天引きするサービスを利用しました。これで何もしなくても5万円が貯まります。
そして、給料日前にはお小遣いが余るように、コンビニに行くことを控えて昼食はお弁当生活に変え、買い物に行っても同じような服を買っていたので、衣服の買い物の回数を減らしました。
これで、天引き5万円、お小遣いを平均して3万円ほどの、合計で8万円を月に貯金していました。
共通口座を作って120万円貯めた
結婚する1年前から目標金額100万円を目標に貯め始めました。
結婚式はせずに食事会だけ行う予定だったので、その費用に30万円、引っ越しや家財道具を買うために70万円貯めることにしました。お互いに毎月3~4万円ずつを共通の口座に振り込んでいく方法にして、1年で120万円の貯金が出来ました。
急な出費のため、2人で決めたお金を振り込めないこともありましたが、余裕のある月に多めに振り込むことで解決し「少なかった月は家事の負担を増やす」という罰ゲームが待っていたので、お互いに頑張れました。
目標金額を貯めるためには、共通の口座を作ってゲーム感覚で貯めていくといいと思います。
実家に戻って節約した
結婚の話が出始めてから結婚式までの1年6ヶ月で貯金をしました。目標金額は1人あたり300万円で、結婚式の資金に150万円、新婚旅行と新生活の資金に50万円、残りは結婚後の自分用の貯金です。
貯め始めた当時の給料は月に20万円ほどで、就職後は1人暮らしをしていましたが、ちょうど実家からでも通勤できる場所へ異動が決まっていたので、実家に戻りました。
実家への生活費は月に5万円払っていましたが、それまでの家賃・光熱費・食費と比べると大幅に余裕が出来たため、貯金に回せる金額が増えました。
その他にも、毎日コンビニで昼食を購入していましたが、料理の腕を磨くためにもお弁当を作り、水筒を持参して節約をし、ボーナスの8割は貯金に回し、残りの2割は友人との旅行など、最後の独身生活も思う存分楽しみました。
楽しみながら生活費やデート代の節約をした
遠距離恋愛だったため、会うたびにリッチなデートをしていましたが、お弁当持参のピクニックや無料の動物園に行くなど、お金の掛からないデートに変更し、いかに安くデートを楽しむかを考えました。
1人暮らしで仕事が忙しく、日用品までもコンビニで購入する主人の為に、会いに行く時は安く買った日用品をスーツケースに詰めていくなどの努力もして、無理のない範囲で楽しみながら目標金額まで貯金できたのが良かったです。
貯金を最優先して生活をした
結婚式の1年前あたりから貯金を始めてお互い働いていたので、それぞれ給料の一部を貯金に回していました。
海外ウェディングの費用に50万円、国内での披露宴に100万円の合計で150万円を目標に、2人合わせて10~12万円を毎月貯金して1年ちょっとで目標を達成しました。
とにかく貯金を最優先して、残ったお金で生活のやりくりをするようにしていて「結婚式」という明確な目的があったので、お互いに頑張ることが出来たのだと思います。
同棲して浮いた分の生活費を貯金した
付き合い始めて1年が経過した頃に、彼と同棲することになりました。
だいたい1年で100万円を目標に、月にお互い3万円ずつ出して、彼の新しく作った通帳に貯蓄を始めました。その他にも同棲中の月々に余った分も貯蓄に回していました。
目標金額の使い道は結婚式と新婚旅行と決めていて、足りない分はそれぞれの貯金から補おうと考えていました。
実際にはご祝儀や親からの援助もあり、新婚旅行に出かけても余るくらいでしたが、費用の面で前払いも発生するので、前もって貯蓄をしていたことで、気持ちに余裕があるのは良かったです。
結婚を考え始めたら、1人で考えるよりも2人で話し合って貯めておくことで、お互いの金銭感覚なども知ることが出来てスムーズにことが進むと思います。
自働振込と通帳管理で250万円貯めた
結婚する2年前から5~6万円ずつ、ボーナスが出たら10万円を貯金していました。
しかし、夫は給料が出ると無計画に全部つかってしまうタイプなので、貯める分は自動振込で月々決まった金額を貯めて、独断でおろせないように通帳は妻の私が管理していました。
結婚式と新婚旅行と新居の費用を考えて目標の貯金額は250万に設定して、夫とも話し合い2人で同じだけ貯めればいくらか残るはずだからということで、2人の歩調を合わせてコツコツ貯めました。
無理のない貯蓄計画を立てよう
結婚するまであと1年だから、すぐに2人で結婚式資金の300万円貯めよう!など、平均的な20代カップルの給料では貯めることが厳しい金額を設定すると、いまの生活も苦しくなります。
婚姻届けを出してから結婚式をして、1年後に新婚旅行に行こうなど、時期をずらしたり予算をさげたりして調整することも大切です。後悔のない結婚生活にするためにも余裕を持った資金作りをしてくださいね。