彼女との婚約を破棄した理由
両家で結納を交わして厳かに儀式を行なう
2人の間で口約束をして特別なことは行なわない
婚姻届を提出するなど法律にのっとった手続が必要なケッコンと違って、”婚約”は届けを出す必要もなく、恋人同士の間で『私たち結婚しようね』という意思の確認がとれていれば成り立つものです。
暴言を吐いて精神的に追い詰めたり、身体へ暴力をふるうドメスティックバイオレンス、浮気して精神的な苦痛を与えるなど、法律が認める正当事由があれば婚約を破棄し、弁護士を間にたてて慰謝料や損害賠償を請求することも可能。
しかし、『私(オレ)は婚約を解消します』と、一方的に別れを告げられ婚約を解消されたとしても、何も請求できず泣く泣く受け入れるしかないケースも少なくありません…。
『ごめん、やっぱり結婚はナシにしよう』
まさかの婚約破棄宣言を彼氏がしない、とは言い切れないのです…。
それは、付き合っている彼氏にプロポーズされ、婚約指輪をもらい『結婚式を挙げる日が待ち遠しい』と、将来への明るい希望に満ちている女性にとっては冗談では済まされない史上最大の失恋…。
ドラマの世界だけのお話じゃありませんよ、現実にも起こり得るのです…。
では、実際に結婚する前にフィアンセとの関係に見切りをつけてしまった「婚約破棄経験者の男性から聞いた決断の理由」13パターン紹介します。
ただの男の勝手な我儘アリ、妙に納得できる切実な事情アリ、そのまま結婚しても離婚する可能性があるから賢明な判断だと思うものアリ、マリッジブルーの一時的な不安に負けた例もアリ、婚約を破棄したのが本当に正解だったのが不明なケースもアリ、意外な理由など様々ですが人生いろいろです。どうぞ参考までにご覧下さいませ。
永遠の愛を誓ったとしても男女の恋愛関係には何が起こるかわからないので、婚姻届にハンコを押して、提出して、受理されるまでは安心できません。
1.不安が募って希望を失ったから
プロポーズにYESの返事をもらい、2人で結婚に向け準備を始めてから”彼女の欠点”が気になりだし雲行きが怪しくなるパターン。婚約中に彼の気持ちが冷めてしまう理由として、一番多いケースかも知れません。
彼が抱く”カノ女への不満と本音”
料理が全くできない
⇒『美味しいゴハンが食べたい』
掃除嫌い
⇒『汚部屋で暮らしたくない』
専業主婦になれると浮かれてる
⇒『お金のプレッシャーが半端ない』
男性だって結婚生活に対する夢を抱いています。(幻想とも言う)
結婚する前に家事全般が苦手だったり、経済的にダンナさんへの依存心が強く「ニート主婦」になることを企んでいる彼女の一面を見て、その夢や幻想がガラガラと崩壊し漠然とした不安しか残らなくなっちゃうのです。
その結果『人生を賭けてまで一緒にいる女性じゃない…』と、すっかり弱気になり婚約解消という道を選んだ男性も…。
同棲中のカップルなら承知のうえで結婚を申し込むパターンになるのでしょうが、別々に暮らしている場合やスピード婚をしようと思っているカップルには十分あり得ることなのです。
2.何かに縛られるのが嫌になった
女性と違って、男性は結婚に対してデメリットが多いと考える傾向があります。その中でも特に前へ進むことを思い留まらせる要因になるのが「自由がなくなる」という精神的な圧迫感。
もともと自由を謳歌したいタイプの男性の場合は『窮屈な思いをするぐらいなら、結婚しないほうがマシ』と考えることも…。(だったら婚約するなっ!)
コレが耐えられない!
一人の時間が減る
お小遣い制になる
飲み会に自由に行けない
趣味に費やすお金が減る
好きなように暮らせない
一度は絶対的な愛を誓った恋人を傷つけてまで、これらの自由を奪われることが嫌でたまらなくなるのです。
当然、女性としては『今さら何で?結婚しようと思った時点で分かってたでしょ?』と、怒りの感情が湧いてきますよね。
困ったことに、このタイプの中にはしつこく結婚を迫られて面倒くさくなり、その場しのぎでズルズル結婚話を進めてしまった…、という無責任な男性も…。そして土壇場になって怖気づき、最低なドタキャンをやってのけるのです。
3.他の女性が魅力的に見えたから
一夫一婦制の結婚制度のもとでは「パートナー以外の人を一生愛さない」という約束を守ることを前提にケッコンがありますね。
しかし、残念ながら世の中には、結婚を決めた途端にカノ女以外の女性や過去のオンナに胸キュンを求めはじめる”どうしようもないオトコ”が存在します。
なぜ?
『もう二度と恋できないかも…』という危機感のせいだと彼らは主張しています。
結婚する前に他の女性に心を奪われた男性は『このまま本当に結婚して良いのか?』『これが運命の人との出会いかも知れない』と、結婚への迷いが生じたり、現実逃避したい心理が働いてしまうわけです。
また「恋人」から「夫婦」へと相手への意識が変わり、彼女をオンナとして見られなくなってしまうなんて男性も…。
独身時代への未練を引きずり女性にモテていたいタイプの男性には、一生、誰にも結婚を申し込んでほしくないですね)
4.浮気されたから
結婚して2人で幸せな家庭を作りたいと思っているのに、相手が他の男性にヨソ見をしたら、それまで築いてきた信頼関係は崩れて当然。
仮に、一度の過ちだからと心の広い彼氏が許してくれて、お互いが歩み寄り2人の関係を再構築しようとしても気まずさは確実に残ります。
浮気をされた彼氏が受ける心のダメージは大きいので、一緒に暮しはじめた彼女の帰宅時間が少し遅くなっただけでも気が滅入ったり、疑う気持ちと信じたいキモチと葛藤する地獄の日々が待っています。
オトコが婚約者と別れた理由
信じられない相手とは家族になれないから
完全に女性に非があり、慰謝料を請求される正当事由と認められる可能性もあるケースなので、婚約破棄されても自業自得と同情すらしてもらえません。土下座しても許して貰える確率は低いはず。
5.経済的なプレッシャーに負けたから
結婚をする前は『大きな家を建てたい!』『豪華な結婚式をしよう♪』と夢見ていた男性も結婚が決まると、これからの生活にかかる具体的な金額を知って『大丈夫かな…』と、自信を失って結婚自体をやめたくなるケースも…。
オトコが婚約者と別れた理由
一家の大黒柱になるなんて、今の俺には無理だから
具体的にローンを組む準備をしたり、お金がいくらかかる…という現実的な話になったとき、責任や義務を感じるのはやはり男性側であることが多いですよね。
まだ若かったり仕事や収入が安定していない場合は、経済的にどうしようもない問題を抱えているので状況は切実ですが…、だったら安易に結婚の約束なんてするもんじゃない!という女性の怒りの声は多いハズ。
結婚を約束したカノジョとの修羅場を覚悟して誠実な対応を試みたものの、ボッコボコにされた…、なんてエピソードも…。
6.信頼できる人に反対されたから
結婚を決めた後、いろいろな人に彼女を人生のパートナーとして紹介するものですが、そのとき、自分が慕っている人から『あの子との結婚は考え直した方がいいよ』なんて忠告を受け『何かジブンが気づかない悪い一面があるのでは?』と、彼女を見る目が変わってしまったというケースも。
何で他人の意見に左右されるの?
潜在的な不安が表面に出てくるから
彼女のことが大好きで『将来ずっと一緒にいたい』という純粋な想いから婚約したハズなのに、反対されたことによって『本当に上手くやっていけるかな?』と、本人の心のどこかに秘めていた不安が溢れだしてくるのです。
でも、それは女性も同じですよね?人生を左右する大きな決断を下したとき、言いようのない不安に襲われるのは仕方ないこと。
でも、それは一時的な迷いで終わることも多いのですが、信頼している人に反対されたことがキッカケでマリッジブルーに陥り鬱病っぽい症状が続いた結果、婚約破棄というカタチをとった男性も…。
7.結婚前に遊びが派手になったから
結婚すれば家事の負担が2人分になるなど自由に自分の時間を確保するのが難しくなるので、結婚生活をスタートさせる前になるべく遊んで、おきたいですよね。
でも、度が過ぎると婚約中の彼氏から別れを告げられる原因に…。
男の気持ち
『遊び人』『性格が変わった』と、騙された気分に…。
結婚を前に別人のようにお金を遣ったり、今までとは違うジャンルの遊びに手を出しはじめたカノジョの変わりように恐怖を感じて身を引いてしまうのです。
8.結婚式への夢について行けなかったから
結婚式の準備を進めているうちに、彼の気持ちが冷めてしまったケース。
女性にとって結婚式は特別なので、一生モノだから後悔しないように自分の夢は全て叶えたくなるものです。
でも、理想通りの結婚式を挙げるとなると、それだけ費用も掛かります。
- 海外の教会で式を挙げたい
- 引き出物はブランド品にしたい
- 披露宴の演出にもこだわりたい
- 有名ブランドのウェディングドレスを着たい
すべての男性が挙げればキリがないほど尽きないカノジョの願望に応えられるとは限らず、予算ありきなのに女性に譲る気持ちがないとケンカは避けられません…。
遂には『私のこと愛してるなら払えるはず』と、彼女からの理不尽で傲慢な要求に耐えかねて「結婚はなかったこと」と、ギリギリのところでオサラバしちゃう男性も…。
9.隠していた借金が発覚したから
大学へ行くための奨学金返済や親の借金を肩代わりするなど、私的な家庭の事情から借金を抱えてしまうのは仕方ないことです。
でも、カノジョの無計画な性格が借金の原因だった場合、これから人生を共にしようと思っていた男性の意思は、たとえセレブだとしても絶対に揺らぐハズ。
- 欲しいものが我慢できなかった
- 元金の返済が出来ていなかった
- クレジットカードのリボ払いの仕組みを知らずに使っている
これでは『結婚したら私は変わります』と、どんなに彼女が心から誓ったところで信用してもらうのは難しくなりますね。
また更に、一方的に婚約破棄される原因になりやすいのが「多額の借金があることを隠していた」という事実。
例え、彼氏が連帯保証人になっていなかったとしても、婚姻関係を結べば生活費を返済に回すなど、少なからず夫も借金の負担を背負うことになります。
男の気持ち
借金を秘密にしたまま結婚しようとする無責任な考え方が許せなかった
夫婦として、また後に家族として不安のない生活を築いていくためには家計管理から人生設計する能力が不可欠。
借金があるなら、相手に事情を話して”了解を得たうえで結婚の話を進める”のが最低限のルール。
10.深刻な家族の事情が判明したから
身内で起こっていた事情で、相手が知ったらマイナスに感じることを黙っているのはフェアではありません。
『結婚して籍を入れたらコッチのもの』と考える人もいますが、相手に『結婚の約束をする前に重大なマイナス事項を知らされていなかった』と主張され、婚約解消を突きつけられるだけじゃなく、場合によっては慰謝料を請求されることも…。
11.彼女がピーナッツ親子になりそうだから
母親と娘がべったり依存し合っている関係をピーナッツ親子と言いますが『親子の仲が良くていいな』という程度ではなく、結婚式場や新居を決めるときも逐一口を出ししてきて、挙句の果てには『同居するのが当たり前でしょ?』と言い出す始末…。
そして、彼女も『どうせすぐ子供作るんだし、ママの助けが必要だから』と、母親へ頼りっきりの親離れできないタイプだったらサイアクです。
これではマスオさん状態より酷くなるのは目に見えていて、彼氏は夫となったときの自分の居場所がなくなることに危機感を抱きます…。
彼氏が『誰と結婚したいの?』と言いたくなるのも当然。二人で結婚生活をする意識が低い人はパートナーとしてNGと判断され、男性が逃げていくパターン。
12.自分の親と仲良くしてくれないから
結婚の意思が固まってから彼の実家へ挨拶に行ったものの、カノジョと自分の親兄弟との相性が最悪だったことから2人の間に亀裂が入った…、というケースも。
男が愛想を尽かした理由
・自分の親に最低限の敬意を払わない
・彼の家族を嫌い悪口や文句ばかり並べる
彼氏と結婚すれば冠婚葬祭やお正月やお盆など、相手の家族と何かしらの接点を持つことになりますが、建前だけでも歩み寄ることができず見下したような態度をとるカノジョの心の狭さや人間性に幻滅して別れを突きつける男性もいるのです。
ケッコンは同時者だけでは解決できないことも多々あるので、夫婦だけが円満ならばそれで良い、というワケには行かないのです。
13.彼女の愛情を試している
ごく稀に、本心ではないのに婚約解消を言いだす男性がいます。将来を約束したパートナーへ意地悪なことをする理由は「自分への愛の本気度を確かめたい」から。
プロポーズを承諾して(または彼女から申し込んだ)結婚する意志がある彼女に不安を与える”かまってちゃん体質のオトコ”は結婚相手としてどうか…、とも思いますが、実際に存在するので困ったものですね。
彼女の反応&彼氏の気持ち
彼女が『分かった』と、すんなり受け入れた場合
『簡単に納得できる程度の愛情だったのか』と、悲しみ、怒る。
『別れたくない!結婚する!』と、駄々をこねた場合
『自分への愛情が深かった』と、安心して婚約破棄を撤回する。
男性だってこんな情けない作戦なんて本当はやりたくないのですが、結婚が決まった途端にカノジョの態度が変化したなど、何かしら不安な要素があってのことかも知れません…。
婚約解消されても理由によっては復縁も可能
本来、婚約中は夢にまで見た生活を手に入れる一歩手前の最高にハッピーな時期なのに、突然『ケッコンは無かったことに…』なんてフィアンセの彼氏に言われたら、きっと冷静ではいられず暴れまくる女性だっているはず。
でも、どんなに説得しても彼の気持ちが変わらず『結婚しないでこのまま恋人同士でいたい』『別れたい』などという要望を伝えられたら、一度、悪い状況をリセットするためにも承諾したほうが賢明な場合もあります。
もちろん、婚約したことを両親や家族、親戚、会社の人たち、友達たちなどに公表した後に『結婚は取り止めにしました』なんて報告するのは恥を晒すようなもので、社会的な立場があれば世間体も悪く避けたいことです。
でも、復縁を願っているのなら焦りは禁物。一時的な迷いであることも少なくないので、一旦、身を引いて冷却期間をおいてから話合ってみるのも良い方法かも知れませんよ
しかし、式場選びや招待客などの手配も済み、仕事も辞めて結婚するための準備を進めている段階で『ボク、好きな人できました』などとバカな理由を持ちだし婚約破棄を企むような男には厳しい対処法を!
敏腕弁護士さんに相談してそれなりの誠意を見せてもらいましょう
なによりも、只今、婚約中のカップルの皆さまが円満な関係を保ち結婚というひとつのスタートラインへ無事に辿りつけることを祈りつつ、この辺で失礼いたします