同棲ストレスを減らすコツ・彼氏とイイ関係が長く続く

同棲してストレスを感じる原因のひとつに「一人の時間が持てない」という切実な問題があります。経済的に許されるなら、お互いに独りになれる部屋を確保することをオススメします!

愛していても同棲するとストレスは溜まる

付き合っている彼氏と一緒に暮らすと、デートの別れ際に別々の部屋に帰ることが寂しくてたまらなくなったり『彼はいつも何をしているのか?』と、想いを募らせ不安な夜を過ごすことも少なくなるのもメリットのひとつですよね。

また、好きな人と生活を共にすることで結婚を疑似体験できるのが愛し合っているカップルには何よりも幸せなことのはず


でも、同棲を始めて「生活」をするようになると、些細なことや思いがけないことがストレスとなってケンカになってしまうのはよくあること。

彼のことが大好きなのに、腹が立ったり、すれ違いばかりの日々が続いて『自分たちは相性が悪いのではないか?』『上手く行かないかも?』と、理想とは大きくかけ離れた毎日に不安を感じることも珍しくありません。

しかし、今まで違う環境で別々の生き方をしてきた二人が、ひとつ屋根の下に暮らすのだからストレスを感じるのは当然です。

これから彼氏と同棲を考えている人、半同棲状態から本格的に同棲をスタートさせたい人、既に同棲中でイライラや不安に悩んでいる女性に、二人の恋愛を長続きさせるために「同棲ストレスを減らすコツ」を幾つか紹介しますね。

1.一緒に生活する上で必要な連絡をマメにする

自分一人ではなく「二人」で暮らしているのだから、お互いに無用の心配や手間をかけないことが円満の秘訣です。

こういった些細なことでもマメに連絡を取り合うことが共同生活のルールです。

これを怠るとどうなるか?

なんて展開に…。たった1本の電話やLINEやメールの短いメッセージを面倒くさがると、どちらかにストレスが溜まり同棲生活が破局する原因にもなります。

  • すれ違いの原因になる
  • ムシの居所が悪いと喧嘩になる

2.家事分担は時間をかけて役割を決める

生活していくうえでの家事の分担は、どちらかに偏ってしまうと絶対と言ってよいほどケンカの原因になります。

初めから「料理はカノ女。掃除はカレ氏」とガチガチにマニュアルを作って役割りを決めるのではなく、とりあえずザックリお互いの得意分野を分けてやってみて、様子を見ながら分担を調整していく臨機応変な対応をすることが大事です。

しかし、「時間が空いていて出来るほうがやる」などと曖昧なルールにしちゃっていると、必ず『俺は忙しい』『ワタシだって忙しい』と責任を擦り付け合ったり、彼氏(彼女)だけが我慢して負担するなど偏りが出るので気をつけて下さいね。

3.生活費の負担割合をよく話合っておく

一緒に暮らしていれば「お金の話」は避けて通れません。

彼がエアコンもシャワーも好き放題使うのに、光熱費を全く負担してくれなかったらストレスを感じますよね?

また、家賃も水道光熱費もすべて折半していても、場合によっては不公平に感じることもあるので『ケチだと思われるのが嫌だから…』と問題を放置するのは危険。「お金のこと」ってキッチリしておかないと泣きをみることになりますよ…。

こんな事情があっても、できることなら電気代や水道代などお金のことでケンカはしたくないですね。

また、アパートやマンションなど賃貸契約をする場合は、契約者に権利金や仲介手数料などの初期費用が掛かってくるので、折半するのか、もう片方が家賃負担割合を少しだけ多くする必要があるか?ないか?など話合いもしておいたほうが安心ですよ。

4.相手の好きなモノを否定しない

『自分の趣味に合わない』『嫌いだから』と、相手が夢中になっていることを全否定してケチをつけるのはトラブルの元。

第三者にとっては『くだらない』と思えることでも、本人が好きで夢中になっていることを邪魔される筋合いはないし、誰だって気分が悪くなるものです。

こんなケースなら否定もOK

近隣の人たちや一緒に暮らしている彼女(彼氏)に対して常識からハズれた迷惑行動をするなら、冷静に指摘して話合いのうえ改善を!

5.やめて欲しいことは冷静に話合う

トイレの蓋を閉めないなど止めて欲しい悪い癖がある場合、頭ごなしに『それやめて!』と言っても反発されるだけで交渉は失敗に終わります。

命令じゃなく”お願い”してみましょう。

例えば、どうやってお願いするの?

タバコを吸うのをやめてもらいたい場合は『身体が心配だからすぐに止められないなら、せめて本数減らしてね』という感じでやんわりと、体調を気遣っていることを強調しながら自分の要望を伝えます。

また『賃貸だから家が汚れて引越のときに壁紙の張り替え代を請求されちゃうよ』と、金銭的負担がかかることを強調するのも効果的。

『煙がキライなの!臭くなるから嫌なの!』と、感情的に要望をぶつけるとケンカになってストレスが倍増しちゃうので注意して下さいね。

6.記念日を作って非日常を楽しむ

一緒に暮らしていると、デートをしていた頃のドキドキや緊張感が薄れてくるのは仕方ありませんが、胸のトキメキが薄れてくると小さなことにもイラつくようになるので同棲ストレスを感じやすくなります。だから対策が必要です。

シャキッと着飾ってお出かけしてください。『この日だけはケチらずに豪華にする!』と決めて、節約のために普段ガマンして眺めているだけの高級店を予約したり高価なワインを注文してみるなど、2人で過ごす時間に奮発して下さい。

マンネリ打破に非常に有効です。

記念日を楽しむコツ

お出かけした後は、使ったお金や時間以上に充実感が残りますよ

7.自分の部屋を持つ

同棲をしてから結婚をした人の9割が『同棲して良かった』と思っているという統計があるのですが、それでも『自分だけの空間や時間がもっと欲しかった』という悩みを抱えていた人も多いのです。

同棲することを目的として部屋選びをするのなら、間取りは2LDK、2DKが望ましいです。リビングやキッチンという共有のスペースでは2人で仲良く過ごし、後は、お互いに自分の部屋で心ゆくまで雑誌を読んだり、趣味に興じることもできるので幸せが長続きしやすいんですよ

一緒に住んでいて別の部屋で過ごすのは意味が無い?

家族でもプライバシーを重視するのは当たり前のことで、自分の部屋が欲しいと言う声は普通にあるものです。『いつも一緒に居なくては…』と気負わずに、仲の良い恋人同士の関係を長く維持するためにも『自分の部屋が欲しい』と主張しましょう。

8.良いところを見せようと頑張りすぎない

大好きな人と一緒に暮らすとなると家事も張りきっちゃいますね。でも、家事は毎日の単調な繰り返しです。自分だけで抱え込んでいると彼が手を出すタイミングが解らなくて、結局、アナタ一人に負担がのしかかってしまいます。

素顔を見られたくないという理由で、彼氏が眠ってからお風呂に入ったり、早起きして彼が起きる前にメイクをすませる日々も無理があります。

彼が連絡もせずに遅く帰ってきても『ケンカをしたくない』『嫌われたくない』という思いから、物わかりの良い彼女を演じてばかりいるとストレスが溜まり、いつか大爆発します。

一緒に暮らすのだから我慢は必要では?

円満な同棲生活にするためには「ある程度は自分をさらけ出し」「ある程度はガマンする」ことが大事なので「耐えてばかりいる」「文句ばかり言う」では成り立ちませんよね。

だから無断外泊したり生活費を私物化するなどのルール違反にはキッパリとした態度で異議を唱え、2人の間にある問題解決に取り組んで下さいね。

また、自分を曝け出しすぎるのも問題アリ。スッピンジャージ姿がデフォになると『女として終わってる…』と、まだ結婚さえしていないうちに彼氏を幻滅させるのでサジ加減をお忘れなく!

9.結婚を前提とした同棲にする

同棲をしているカップルは結婚に行きつきにくいと言われますが、二人暮らしを始めることを「一緒に暮らしてみる”お試し期間”」として、あくまで将来的に結婚することを前提に進めることをお勧めします。

ただ『寂しいから…』『ずっと一緒にいたいから…』と、お互いのラブラブな気持ちだけを先行させて暮らしはじめると、現実が急に目の前へ迫ってきたときに経済力や2人の気持ちが追いつかず、つまらないことが別れに繋がるケンカへと発展する恐れがあります。

仲良くしていたかっただけなのに?

同棲はママごとではなく、一緒に生活をしていくことです。お風呂掃除の当番で揉める、夕食に嫌いなものを出されたからカップラーメンを食べて大ゲンカになったなど、外で会ってデートしているだけでは解らなかったことが現実の問題になります。

『いずれ結婚するのだから大人としての自覚をもって一緒に暮らすレッスンをしよう』と意識していると、妙なことでケンカにはなりにくいのです。

10.言葉や行動に出して感謝する

2人で生活をしながら仕事や家事や勉強などに勤しんでいると、やはり精神的にも体力的にも負担が大きく、次第にストレスを抱えるようになります。

疲れているときや体調が悪いときに相手が労わって家事を代行してくれたら、口に出してお礼を言う、相手が大変そうなときは率先してやってあげる、などという相手を思いやった行動をとることは、同棲をして馴れ合いの関係になってくると意外と難しいのです。

お互いに感謝する気持ちがあればこそ共同生活は上手くいくのです。

片方が病気で寝ているときに、もう一人が早く帰ってくることは当たり前かもしれませんが、そこで感謝の一言を伝えることが円満な関係をキープする秘訣。

言わなくても伝わるなんて幻想です!

病気で寝ている彼女(彼氏)が『恋人が大変なときに早く帰るのは当然でしょ?』という気持ちで看病を強要するよりも『早く帰って来てくれてありがとう。心強くて、もう治った気がするよなんて言ってくれたら、やっぱり嬉しいものですよね。

『ありがとう』は、近くにいるからこそ言葉や行動にすることが大事なんです

同棲は結婚生活のシミュレーション

結婚前に恋人と一緒に暮らすことは、お互いに家事能力があるか?一緒に暮らしていてストレスフルにならないか?などを見極める良いチャンスです。

同棲が原因のストレスが溜まってイライラを感じたら、何が怒りの原因なのかを冷静に話合い、建設的な気持ちでトラブルに向き合うことが円満な同棲生活を長続きさせるためには欠かせません。

話合いをすることで歩み寄れることは沢山あるので、そういった努力は結婚生活でも役に立ちますよ