遠距離恋愛の歌・寂しすぎる心を優しく強く抱いてくれる曲
遠距離恋愛の歌は不安や寂しさに負けそうな気持ちを優しく温かく包んでくれます。遠く離れている大好きな彼氏を想う女性なら、世代を超えて、必ず共感できる歌詞やメロディに出会えますよ。
遠距離恋愛の歌/邦楽・洋楽10選
転勤、家族で引っ越し、旅先での出会いなど、男女が遠恋することになる背景は様々ですが、再会する約束の日が決まっていないと会いたいときに会えない苦しみに負けそうになることもありますよね。『1分だけ良いから顔を見たい』『抱きしめてもらいたい』と願っても、遠く離れて暮らす遠距離恋愛をしているカップルには叶わない夢。
電話に出てくれない、メールやLINEの返信をくれない遠恋中の彼氏に対する不信感を放置していると、被害妄想ばかりが膨らんで自ら地雷を踏み二人の関係を終わらせてしまうこともあります。
悲しみや不安に押しつぶされそうになった時は遠距離恋愛の歌を聴いて、もう一度、彼氏を信じてもう一歩だけ前進する勇気をもらうに限ります。
傷つき弱っている心に沁みる”恋愛の名言のような歌詞”や、不安定になっている心を揺さぶるメロディが満載の「遠距離恋愛ソング」を邦楽、洋楽に分けてご紹介します。
遠距離恋愛の歌/邦楽編
両想いなのに離れて暮らす運命と戦っているときの切ない心にメロディや歌詞がストレートに響いてくる邦楽・遠恋ソングを紹介します。
1.「電話」レミオロメン
遠恋中は毎日メールで連絡を取り合っていても、電話で声を聴いていても『恋人に会いたい』という想いが募るものですよね。
でも、寂しさを我慢して会いたい気持ちに蓋をしていると、だんだん素直に『会いたいよ』と告白することができなくて『本当に彼のことを愛しているのか?』と、自分でもキモチが分からなくなり悩むことはありませんか?
離れていることが不安になって電話を掛けて、特に話すことがなくてもなかなか切れなくて、結局、夜更かしをして次の日の仕事がツラくなったり、電話口でワガママを言ってケンカになりかけることもあります。
レミオロメンの「電話」は、遠距離恋愛をしている二人の日常を鮮やかに切り取って『離れていてもひとりじゃない』と、勇気を与え慰めてくれる歌です。
女性ヴォーカルの曲を聴くと切なくなり過ぎる人にお勧めしたい、歌詞に共感できる名曲です。
2.「花束」バッグナンバー
センチメンタル・ロックバンドとも評される実力派バンド「バックナンバー」は、胸にスッと染み込む歌詞に共感を覚える人も多い、恋愛ソングを多数リリースしています。
ロックな演奏にヴォーカルの甘すぎない声がよくマッチして、ベタな恋愛ソングが苦手な人でも照れずに聴ける曲が多いですよね。
「花束」はハードな演奏と詩の内容のギャップが面白く、センチメンタルになりすぎない名曲で、遠距離恋愛カップルにありがちな浮気の心配や、久しぶりのデートでケンカして一生懸命、謝っている様子が男性目線で描かれています。
彼の気持ちが掴めなくて不安なとき、愛情を確かめたいけれど素直に彼に訊けないときに聴くと、男心を少し理解できた気がして勇気と安心感を得られる歌です。
3.「わたし鏡」関ジャニ∞安田章大
コンサートではエイトレンジャーに扮して会場を沸かせたり、ステージの端から端まで駆け回るパフォーマンスで魅了してくれたりと、バラエティ色の強いイメージがあるジャニーズアイドルですが、持ち歌の演奏もメンバーそれぞれがパートを受け持ち、歌謡曲からバラードまでこなせるアーティストとしての実力の高さには定評があります。
安田章大さんは、ギター、ヴォーカル、作詞作曲も担当していますが「わたし鏡」は女性目線で書かれたレトロな歌詞の曲で、恋人が彼氏を思う不安や愛しさや切なさを歌っています。
一人でいると、つい悪い想像をして、相手が忙しいと解っているのに連絡をしてしまう、『会いに来て』と、無理を言って困らせて自己嫌悪になってしまう、好きでたまらない恋人と遠距離恋愛をしている人なら誰でも陥ってしまいそうな気持ちを受け止めて癒し、離れていても乗り切れそうな気がしてくる歌です。
4.「バスロマンス」チャットモンチー
チャットモンチーは3ピース女性バンドで、ドラムとベースの演奏力の高さとギターヴォーカル「えっちゃん」の可愛い声のギャップが魅力です。「バスロマンス」ではギターリフが印象的で一度聞いただけで耳に残り、共感できる歌詞はつい口ずさみたくなります。
遠距離恋愛カップルは、思うように会えないし、好きな人を近くに感じるために会いに行くためには、価格の安い長距離バスや夜行バスを利用するにしても”お金”が掛かります。
新幹線のホームで恋人を待つのも絵になる風景ですが、この世で一番愛している恋人を乗せたバスを待っているときの気持ちは、世界中のどんな人にも負けないくらい幸せを感じるものですよね。
恋人に『好き好き大好きっ』って、溢れる感情をぶつけたいけれど言えない人、距離が離れていることさえ恋愛のスパイスにできる”幸せいっぱいの恋をしている人”に聴いて欲しい歌です。
5.「C7」GO!GO!7188
GO!GO!7188は、ギターとベースが女性、ドラムが男性の3ピースバンド。「超天然!グループサウンズ・キュートガールズバンド」と銘打たれている通り、懐かしさを感じるフレーズを多用した演奏力はかなり高く、特にベースプレイは必聴です。
ハイレベルな演奏に女の子の甘さを内包した、一人称「あたし」の気持ちがハードな歌声がのり、聴いているとGO!GO!7188の世界にどっぷりハマります。
「C7」では、離れていると大好きな彼のことを忘れそうで怖い、一人でも大丈夫と強がってみても「あたし」はそこまで強くないと歌っています。
彼のことが好きだからこそ、誰でも『一緒に居すぎると慣れ合いになって飽きてしまうのではないか』『離れて暮らしていると忘れられて、他の人に気持ちが移ってしまうのではないか』と、信じようと思っていても心が揺れ動きます。
彼を失いたくない、忘れたくないから「あたし」は彼の真似をして、「C7」のギターコードを押さえるのです。彼との未来に悩んでいて、気持ちが揺れている人を元気づけてくれる遠恋にぴったりの曲です。一緒に「あたし」になりきって歌ったら気持ちがスッキリしますよ。
遠距離恋愛の歌/洋楽編
会えない時間に不安や切なさに負けそうになるときに、恋人を信じて前へ進む勇気や希望を与えてくれる海外有名アーティストが贈る、洋楽・遠恋ソングを集めました。
1.「エターナルフレーム」バングルス
バングルスはアメリカのガールズバンドの走りで、キュートなルックスと演奏力の高さで活動を続け、いったん解散しましたが2000年から再び活動しています。「エターナルフレーム」はバングルス最大のヒットソングで、日本では松田聖子さんやTOKIOの長瀬智也さんがカバーした歌です。
オルガンのような音色のシンプルなアレンジに、いつもはバンド演奏をしているメンバーがコーラスを受け持っています。
実は、この曲には因縁があるのです。バンドで一番人気のヴォーカルであるスザンナ・ホフスをソロデビューさせようと画策したプロデューサーによって、このようなアレンジになり、それを面白く思わないメンバーとスザンナに亀裂が入り解散となったのでした。ところが近年再結成して、この曲でコンサートのアンコールを行うなど、以前の確執を乗り越えて、この曲で結びつきが強くなったことを私たちに知らせてくれました。まるで波乱万丈の恋愛を乗り越えたようなエピソードですね。
スザンナの声は独特で甘くハリがあり伸びやかに歌い上げて、彼を思う気持ちを私たちの心にしみ込むように届けてくれます。離れて暮らしていて思うように会えなくても、気持ちは「きっと一緒」だと信じられる優しく穏やかになれる曲です。
2.「To Be With You」Mr. Big
Mr. Bigのアカペラ調の曲で、シンプルだけど聴いていると元気が出てくる曲です。それもそのはず、歌詞は失恋した女の子に『僕がずっとそばにいるよ』と、優しく語りかける素敵な歌なのです。
遠距離恋愛中のカップルが思うように会えないことはもちろん、電話やメールでも些細なすれ違いが起こりがちです。彼を信じていても、時々、寂しくて堪らなくなるときに聴くと『きっと彼も同じように傍に居たいと思ってくれている』と、心が落ち着きますよ。
ギターの名手ポール・ギルバートの演奏も必聴ですが、ヴォーカルのエリック・マーティンの甘い声が彼に優しく語りかけられているようで、彼に会えないさみしさが癒されますよ。
3.「Photograph」Def Leppard デフ・レパード
友達とランチしたり、楽しく過ごしている様子をパシャパシャとスマホで撮って、遠く離れている彼氏や彼女に送信することを日課にして寂しさを埋めているカップルも多いのですが、やっぱり実物に会いたくなります…。
デフ・レパードの「Photograph(フォトグラフ)」では、写真じゃなくて実物の君に会いたいという素直な気持ちを歌っています。たくさんの写真や動画を送ってもらっても、余計会いたくなる気持ちとシンクロしますよね。
デフ・レパードは1980年代から、現在にかけても活動しているイギリスのロックバンドです。「Photograph」はMTVリクエスト放送でマイケル・ジャクソンの「ビート・イット」を超える支持を集めたことでも有名で、ロックな演奏も歌詞も恋人たちの心をとらえました。
ドラムのリック・アレンが交通事故で左腕を失ってバンド解散の危機となりましたが、シモンズ社というドラムメーカーは、左腕がなくても両足でサポートできるドラムを開発してリック・アレンに提供し、バンドは存続しています。リックの不屈の精神とドラムプレイに遠距離恋愛のさみしさを励まされるはず。
4.「Open Arms」Journey ジャーニー
映画の主題歌にもなり、ジャーニーを代表するラブソングです。恋愛中は毎日会っていても誤解や些細なすれ違いが起こるものなのに、遠距離恋愛をしていると、更に心が離れてしまいそうで心配や不安が尽きません。
『僕を信じて』『僕の隣にいるのは君しかいないよ』と、不安を吹き飛ばしてくれる歌です。
ジャーニーはアメリカのサンフランシスコで結成されたロックバンドでブルージーな演奏やバラードも得意とする音楽性の高いバンドです。ヴォーカルはスティーブ・ペリーが有名ですが1998年に脱退、その後も新たなヴォーカルを迎えてバンドは活動を続けています。
「Open Arms」はピアノを中心にスティーブ・ペリーのハイトーンで伸びやかなヴォーカルがだんだん迫力を増して壮大に愛を語り、離れて暮らしている恋人同士をセンチメンタルな気分にさせて会いたい気持ちに拍車をかける曲です。寂しさや孤独を抱えて恋愛している自分に浸りたい時にお勧めです。
5.「I Miss You」Adele アデル
アデルはイギリスの歌手で、歌唱力と表現力の高さで注目を浴びる女性シンガーです。遠く離れて会えない二人の距離を縮めたい熱くもどかしい気持ちを表しているような、硬質で情感を高めていく歌い方が特徴のアデルは、日本ではあまり知名度は高くないのですが、これから人気に火が着くのは時間の問題。
「I Miss You」では、控えめなキーボードとストリングスがアデルのヴォーカルを引き立てていて、恋人を焦がれる気持ちを余すところなく情感たっぷりに表現しています。
やっと会えても、また、それぞれの場所へ帰っていかなければならない二人が解っているのに恋人の痕跡を探してしまう、恋しくてせつない気持ちをのせたアデルの声は胸にしみ込んでいきます。
ロマンティックにドラマティックに会えない彼のことを考えて、思いきり恋の熱にひたりたって遠距離恋愛ソングを聴きたい時におすすめの歌です。