塩シャンプーで洗いすぎないヘアケア
毎日お風呂に入ってしっかりシャンプーをして汚れを落としているはずなのに、ニオイやフケ、抜け毛、かゆみ、べたつきが気になってきた…。もしかしたら、それは髪の毛の洗い方に原因があるかもしれません。
健康的な正しいシャンプーの仕方に“塩”の力を利用してみませんか?
敏感肌で刺激の強い洗髪料を避けたい人、頭皮にトラブルを抱えた人も安心して使うことができる塩シャンプーのやり方を紹介します。
市販のシャンプーは頭皮を臭くする?
生き物の体には必ず細菌が住み着いています。「えっ?キモイ…全部落としたい」と思うかもしれませんがちょっと待って!細菌には“病原菌”と“常在菌”の2種類があるんです。
2種類の細菌のちがい
□病原菌
・臭いや汚れの原因
・体に悪影響を及ぼす
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□常在菌
・頭皮のケアをしてくれる
・肌の免疫力を高めてくれる
「除菌=清潔」というイメージがありますが、取り除きたいのは病原菌だけ!ブドウ球菌のような常在菌まで落としてしまうと、頭皮がボロボロになって肌トラブルの原因に…。
だから、洗浄力の強い液体シャンプーをたっぷり使って、毎日キレイに髪の毛を洗っていると、常在菌までも洗い流されてしまうことに…。このときの頭皮は「何もない」つまりとても無防備な状態というわけ!
こんな状態になってしまうと悪い菌が元気になって繁殖してしまい「クサーイ臭い」の原因になることも。
頭皮を健康にする!塩のパワー!
ほこりや垢、汗などは、お湯だけでも洗い流せるもの。やはりベタベタした感覚が…油分が多い皮脂はシャワーでは落とせません。そこで活躍してくれるのが油を浮かせてくれる塩というワケ!
落ちにくい皮脂の汚れは少し熱めのお湯を使うと溶け易くなって効果的!塩に含まれるナトリウムイオンが、垢やフケに含まれるたんぱく質を溶かしてくれるから、頭皮に汚れが残るのを防いでくれるのです。
ゴシゴシ洗い過ぎないヘアケアが大切なポイント!
実践!塩シャンプーの仕方
では、実際に塩シャンプーを試してみましょう!
塩シャンプーの作り方
Ⅰ. 洗面器にぬるま湯を半分入れる
Ⅱ.塩を大さじ1入れる
Ⅲ.良くかき混ぜる
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粗塩がオススメ!(なければ普通の塩でもOK)
※精油を入れていい香りを楽しむのもアリ!
1.ぬるま湯でホコリや汚れを洗い流す
髪の毛や皮膚の表面に付着しているほこりや汚れをぬるま湯で洗い流すこと。市販のシャンプーと同じように予洗いを忘れずにやっておきましょう。
外出していない日ならこれだけでも充分に汚れを落とすことだってできるくらい大事なこと!
2.塩入りのお湯を頭皮にかける
ここで、ぬるま湯だけでは落とせなかった皮脂の汚れを落としていきます。予め洗面器に作っておいた洗髪料を頭皮にしっかり行きわたるようにかけて、爪を立てずに優しくマッサージするように洗っていくのがポイント!
ぬるぬるした感覚があれば、頭に残った余計な油分が落ちている証拠!
3.シャワーで洗い流す
最後に塩シャンプーで浮いた余分な油をキレイに落とせば完ペキ!できるなら2~3分くらいかけて汚れが残らないようにしっかりと洗い流したいところ。
塩シャンプーの注意点
・負担をかけないように3日に1回程度
(やりすぎは逆効果になることも…)
・肌に直接塩を塗り込むようなことはダメ