育ちが悪い印象を与える人の特徴・貧乏・裕福は関係ナシ
『育ちが悪い』と評価されたら誰だって屈辱感を味わうものですよね。しかし、一般常識を備えた両親に育てられなければ、イコール「育ちの悪い人間」になってしまうものなのでしょうか?それは違います!
育ちが悪いと思われる女性の特徴
『あの娘は、育ちが良いからね』『育ちの悪いヤツとは付き合うな』などという会話をよく聞きますが、実際に「育ちが良い」「育ちが悪い」とは、どういうことを示すのでしょうか?
「育ちが悪い」と思われる女性は、男性から敬遠されると言われますが、どういう面が嫌われる原因となるのでしょうか?一般的な、ある定義に当てはまる「育ちが良い」とされる女性にも、恋愛対象として付き合うにおいて困った点があるはずです。
まずは、「育ちが良い」と思われる女性の特徴と短所を挙げていきます。
家族や周囲の善意の中で育ったので、人を疑うことを知らない
世間知らず
穏やかな環境にいたので、暴言に慣れていない
キツイ言葉に拒否反応を示す
常識を躾られてきた
所作が堅苦しいので、気軽に付き合えない
衣食住に関して、家庭の影響が大人になっても反映している
食べ方や身だしなみなどの行動が染みついているので、立ち食いなどの応用が利かない
ハッキリと自分の意見が言える環境に育った
社会に出て道理が通らず苦労する
…というように、良い面もあれば悪い面もあるわけです。
逆に「育ちが悪い」と思われる人が全てダメダメということでもありません。
- 言葉遣いは悪くても、心がこもっている
- 行儀が悪くても、サバイバルやパニック時には強い
- 打たれ強いので、へこたれない
- 他人のダメな部分も、受け入れられる
上記のように、良い面もたくさんある訳です。
ごく稀に、育ちの良し悪しに、以下のような偏見を持っている方もいますが、それは正解ではありません。
育ちの良い女性
裕福な家庭・常識のある両親に育てられた・上品な振る舞いをする
育ちの悪い女性
経済的に貧しい家庭・片親で育った環境・下品な態度をとる
両親が揃っていて裕福な家庭に育ったとしても、甘やかされたが故に道を踏み外す人もいますし、片親で貧しい暮らしを強いられて育ったとしても、親や周囲の大人の愛情をたくさん受けて立派に成長する人もいます。
では、いったい、どんな女性が『育ちが悪い』『どういう育ち方をして来たのだろう?』と男性に思われるのか、その疑問を解消すべく、”育ちが悪い”と思われてしまう女性の特徴を男性目線の辛口コメントと、まとめを以下の順番で紹介していきます。
1.話し方で『育ちが悪い』と感じること
会話は人類の生み出した最高のコミュニケーション方法であり、自分の言葉を相手に伝えることによって愛情も憎しみも生まれて来るわけですが、もし、言葉がなかったら、愛する人に感情の機微を伝えるのは難しいことでしょう。
また、自分の意思を正確に伝えることにおいても大切なものですが、言葉は使い方によっては毒にも薬にもなります。
男性は毒を吐くような言葉遣いの女性に拒否反応を起こし『この人は育ちが悪い…』と判断してしまうのです。以下は、言葉遣いや話し方に対する、男性の意見です。
乱暴な話し方
『マジ、ムカつく~』
主語がないので、何がムカつくのかわからないが機嫌が悪いことだけは理解できる。
『お前、ふざけんなよ』
男言葉がカッコイイと勘違いしているのかも知れないけど、カッコ悪いですから…。
『うわ~、これヤバイッ!』
皆が遣っているけど、ニッコリ笑って『これ、美味しいね』と言ってくれたほうが可愛い。
大声でガサツな話し方
- 人前で大声を出して話すのは止めて欲しい
- シ~ンとしている映画館の中で、大声で話かけるのはマナー違反
- 女の趣味を疑われるから、友だちといる時にガサツな態度で話すのは勘弁して…。
人の話を聞かずに自分のことばかり話す
- 自分のことばかり話して、こっちの言うことは全然聞いてないとウンザリします。
- 学校の先生に『まず人の話を聞きなさい』って言われなかった?
- 自慢話ばっかりするのは止めてください。
空気を読めない発言
- 自分の友人が気を利かせて彼女に飲み物やお菓子をくれたとき、お礼も言わないで『いらない』『これ、嫌いだから』と突き返さないで…。
- 家族に紹介したときに相手の目も見ずに『どうも~』の、ひと言だけしか言わなかったときには冷や汗が出ました。緊張していたとしても、きちんと挨拶のできない女性はNG!
2.食事の仕方で『育ちが悪い』と感じること
箸の持ち方など、食事マナーが身についているかどうかは育ちの良さを感じられる要素のひとつのため、男性にとって"女性の食べ方やマナー"は目につきやすく、気になるところなのです。
"ご飯を一緒に食べている相手やお料理を作ってくれた人"などへの配慮がない食べ方をする無神経さに、"育ちの悪さ"を感じるのです。
食べ残しが多い
- メイン食事はごっそりと残してデザートばかり食べていると『注意してくれる人がいない家庭で育ったのかなぁ』と、残念に思う。
- 食が細いことを上品と勘違いしている女性が結構多いが、元気にモリモリ食べてくれた方が嬉しい。
- あんまり汚い残し方をすると、料理を作ってくれた人に申し訳なく感じるものだと思うが、子どもの頃に『残さずに食べなさい』って言われて育たなかったのか?
食べ方が汚い
- クチャクチャと音を立てて食べられると食欲が失せるので止めて欲しい。
- 婆ちゃんが厳しかったので、迷い箸や寄せ箸などの間違った箸の使い方をする女性は気になる。
偏食が極端すぎる
- ご飯の代わりにスナック菓子ばかり食べている女子を見ていると『ちゃんと食事をさせてもらえる環境で育ってこなかったのでは?』と、心配になる…。
- レストランで出された料理に嫌いなものがあったとき、不機嫌な顔をして皿から取り分け灰皿に入れる姿を見て唖然とした…。
- 好き嫌いがあっても良いけど、『ええ~?こんな物が好きなの?』と、相手が好きなものまで否定する必要はないし、止めて欲しい。
スマホをいじりながら食事をする
- 子供の頃、お母さんがオヤジに『食事しているときぐらい、新聞を読まないでっ!』と、注意していたけど、僕は彼女に『食事をしているときぐらい、携帯は触るなよ』と言いたい。
- 携帯ってバイ菌だらけで汚いんだから、食事のときにスマホをいじるなんて不衛生でしょ?
3.服装やメイクで『育ちが悪い』と感じること
外見を飾るために必死になり過ぎるのは”内面の自信の無さの表われ”と捉えられてドン引きされたり、『愛情を受けられなかったから性格が歪んでモノに執着するようになったのかも…』と、男性を誤解(?)させる原因になることもあります。
男性から見ると高価なブランド物を身につけている女性が、イコール「育ちが良い」とは言えず、周囲の人へ不快な思いをさせないように身だしなみに気を配り、清潔感をキープすることのほうが大切なようです。
ブランド物にこだわりすぎる
- 『これ、ブランドなんだけど…』と自慢をしたり、常にファッション雑誌をチェックしている女性とは付き合いたいと思わない。
- 『ブランド物だから絶対ハズさない!』と信じ込み、似合ってもいない服を着て喜んでいる女性はかわいそう。似合っていればノーブランドの服でも決まるのに、センスに自信がないのかな?
- ブランド品でも毛玉だらけの服じゃ、全然、高価に見えないので気を使うところを間違えないほうが良いと思う。
電車の中でメイクをしている
- 『公共の場で平然とメイクをする女性は「女のたしなみ」を教わっていないのか?』
- 『他人の迷惑になることは、しちゃいけないって教わらなかったのかな?』
- 彼以外の男は眼中にないのか、周囲の人から冷たい視線を送られているのに気がつかないのか開き直っているのか、いずれにしても見苦しい。
ネイルが剥げていて汚い
- ネイルが剥げかかっていて汚れた状態の爪を見ると、絶対に彼女の作った料理は食べたくないと思うし、爪を伸ばし過ぎていたら家事だって出来ないでしょ?
- どうせネイルをするなら、指先の肌など手全体のケアや清潔感を保つことも忘れないほうが良い。
枝毛だらけの髪の毛
- カラーをしすぎて明らかに髪が傷んでいる状態は”みすぼらしく”見えます。
- ヘアスタイルよりも、枝毛の多さが気になる…。
ネイルや髪の状態が『育ちが悪い・良い』という印象を左右するのか疑問に感じる方もいらっしゃると思いますが、見出しなみには”生活スタイル”が表れるため判断要素のひとつなのです。
4.公共の場で『育ちが悪い』と感じること
大人の社会人として行動できているかどうかを試される”公共の場”での振る舞いに自信はありますか?さて、男性たちは「育ちが悪い」と感じる女性の行動とは?
電車やバスの中で、お菓子やおにぎりを食べている
- みっともないし、不衛生…。
- 子どもが真似をするでしょ!
- 電車やバスの座席は公園のベンチじゃないんだし、我慢できないくらいお腹が空いているなら駅のホームのベンチで座って食べるほうが他人に迷惑をかけない分、まだマシ…。
ゴミをポイ捨てする
- 花火大会の後、歩道にゴミが散らかっているところに、彼女が自分のゴミもポイ捨てしたので注意すると『だって、皆も捨てているじゃない!』と、子供みたいな反論をされた。『二十歳過ぎた大人に、こんな程度のコトを教えなきゃいけないのか?』とウンザリして付き合いを続けていく自信がなくなった。
- ゴミ問題を抱えている今の日本で分別意識のない人ってどうなのよ…?と思うし、お母さんも実家で分別せずにゴミを捨てているかも知れない、という疑惑が拭えない。
- バイトしているファストフードの店で、食べ終わった後にカップやフォークをいい加減に捨てる人を見ると『親も同じなのかな?』と思うし、女性のだらしなさに呆れることが多々ある。
電車やバスで席を譲らない
- 今までスマホに夢中だったのに、老人が前に立った途端に寝たフリをするのはズルいし、思いやりを教わって来なかったのだと感じる。
- お年寄りや体が不自由な人に席を譲るのは勇気が要るけど、『席を譲るのは偽善だ』と言い放った女性にビックリしたことがありますが、偽善じゃなくて常識ですから…。
道端に座る・しゃがむ
- 自分の家ではアグラをかこうが、しゃがみ込もうが自由だけど、道路やコンビニの前など公共の場に平気で座り込んでいる女の子を見ると『みっともないな…』と心の底から思う。
- 思春期や反抗期をむかえた10代半ばくらいの子なら『仕方ない、時が来ればわかるだろう』と寛容になれるが、親に教わった、教わらない、という事実は関係なく、自分自身で判断できる年頃になった女性が同じことをしていると呆れてしまう。
5.金銭面で『育ちが悪い』と感じること
何をするにもお金のかかる世の中ですが、「お金に汚い・ドケチ・浪費家」など、金銭面で『この人、育ちが悪い…』と感じることとは?
常に『これ、いくらだった?』と金額を気にする
- せっかく彼女にプレゼントを贈ったのに、最初に値段をたずねられたときは『礼儀を学んで来なかった人なのだ』とガッカリした。安いか高いか金額が気になる理由は不明ですが、値段を聞かれたくないこともあるし、やっぱり失礼にあたる行為だと思う。
借金が多くて返済できない
- 今ではカードで買い物をするのも常識ですが、返済のアテもないのに物欲だけで次々と物を買ってしまう金銭感覚のない女性からは、計画的にお金を使うことを教わらなかった印象を受けます。
セレブに憧れている
- お金が無いよりあったほうが良いですが、常に芸能人やIT企業の社長が乗っている車が幾らだとか、何億円の家を買ったという話題ばかりだとウンザリするし、興味の対象が”お金一色”なのは心の豊かさを教わらない環境で育ったのでは?と勘繰ってしまう。
- 自分は努力して稼ごうとせずに「玉の輿」に乗ることばかり考えている女性からは腹黒さを感じるし、親に『高学歴、高収入の男を狙え』と拭き込まれているのではないかと恐怖を感じる。
6.衛生面で「育ちが悪い」と感じること
通りすがりに漂うシャンプーや石鹸の香りに男性が弱いように、女性には清潔でいて欲しいという願望があるので、不潔だと思った瞬間にドン引きする男性は多いのです。また、”身だしなみ”同様に、衛生面はライフスタイルの乱れやだらしなさが表れるため、”育ち”の判断に直結しやすいのです。
手を洗わない
- 『外から帰ったら、手を洗ってウガイをしなさい』って子どもの頃に、お母さんや幼稚園の先生から言われなかったのか、トイレから出て来ても手を洗わない女性にはドン引きします。バイキンが増殖した手で過ごしているせいか風邪を引くことが多いのですが、心配になるというより、何て指摘したら良いのか困惑するし、絶対に手料理は食べたくないです。
不潔だと思った瞬間
- シャツの襟元が汚れていたのを見たとき
- 肩にフケがたくさん落ちているのを見つけたとき
- 何日も同じハンカチを使っていると知ったとき
彼女の部屋でドッキリしたこと
- 部屋に空のペットボトルや、飲みかけで数日経過したと思われるペットボトルが散乱しているを見て、親から片付けや掃除する教育を受けていて本人がだらしないだけかも知れないけど、やっぱり『親の顔が見てみたい』と思ったのは事実です。
- テーブルの上に匂いのキツイ香水や化粧品を置いたまま食事をしているのを見て、気持ちが悪くなったし『実家では同じことしていても許されているから、一緒にご飯を食べている他人へ配慮できないんだな』と感じました。
- 窓の桟もテレビの上も何もかもが埃だらけの空間で平気で生活している姿を見て、彼女の意識や汚部屋で暮らせる感覚が恐ろしくなった。
- 無神経なのか怠惰なのか貸してあったCDがホコリだらけで戻って来て、顔も可愛いし良い子なんだけど、礼儀知らずの意外な一面が本当の姿なんだとガッカリした。
7.非常識で『育ちが悪い』と感じること
『世間一般の常識には左右されない』と言い切る女性でも、それなりの社会的地位のある人は、最低限の常識は持っています。ここで言う「非常識な女性」とは自覚のない人なのかも知れません。
挨拶ができない
- 人見知りなのかも知れないけど、初対面の人にきちんと挨拶できないと大人とは言えないと思うし、家庭で教育を受けられなかったとしても学校で学び身につけられることだと思う。
- 頭だけペコッと下げるのが挨拶だと思っているのか、きちんとお辞儀のできない女性を見ると『身近な人が腰を折って挨拶をする姿を見たことがないのかな?』と感じる。
行列に割り込んでくる
- 行列のできる店で先に並んでいる人がいるのに、友だちがいるからと平気で割り込んで来たり、『きちんと並んで辛抱強く待つなんて日本人ぐらいよ』と、日本人の美徳を馬鹿にする女性がいたけど、それ以前の問題だと思う。
- 長時間、待つのが嫌なら”諦める”っていう選択肢はないのかな?ホントに図々しいよね。
8.性格面で「育ちが悪い」と感じること
実は性格面で「育ちが悪い」と男性から思われてしまうのが、一番問題なのです。生活習慣は反省して直そうと思えば、ある程度、改善されますが、性格をガラリと変えるのは難しいことです。
しかし、自分の性格に難点があることに気がついて、それを素直に認め、自ら直そうと努力することで変われることもあるはずなので、尖って生きるより、明るく穏やかに過ごしたほうが人生を楽しめると思います。では、男性たちの辛辣な意見の紹介は、以下で最後でございます。
僻(ひが)んだり妬んだりする
- ひがみ、ねたみは幸せを感じていない人の専売特許だし、仲良くしていると思っていた女友だちが幸せになると妬み、不幸になると嬉しそうにする女性は怖いし『家庭環境に問題があったのでは?どんな育てられ方をしたのだろう?』と、思ってしまう。
- 自分に自信がないからなのか何かと他人と比べたがって、自分より劣っている人を見ると安心するって情けないし、金持ちや美人のことを羨ましがるより自分の長所を伸ばしたほうが実りある人生を送れるのではと思う。
素直じゃない
- ”誰かに何かをしてもらって当たり前”という感覚を培う環境で育ってきたのか『ありがとう』という感謝の気持ちが伝わって来ない女性って損すると思うし、自分が悪かったときに、素直に非を認めて『ごめんなさい』と謝れない女性を見ると捻くれた心にウンザリする。
- また、すぐに『だって…』と言い訳をしたり、責任転嫁したりする女性と接すると『一生、誰かのせいにして生きて行くのかな?子どもの頃から言い訳ばかりして来たのかな?』という思いが拭えないので距離を取りたくなります。
陰口・悪口を言うことに罪悪感がない
- 陰口や悪口は誰でも言うけれど、普通は『言い過ぎたかな?』とか反省するものですが、悪口を言うこと自体を趣味みたいに楽しんでいる人っているんだよね。
- 自分のことは棚に上げて、人の短所を見つけて悪口を言い連ねる女性に言いたい。『他人のフリ見て、我がフリ直せ』と…。
- 根拠や信憑性のない噂話が大好きで、『ネタを仕入れた』とばかりに面白がって周囲に広める女がいるけど『他に話題がないのかよ』と言いたくなる。
平気で嘘をつく
- 相手を傷つけないためにつく嘘なら、まだ理解できるけれど、保身のために嘘をつくのは何だかみっともないし、とにかく見栄っ張りな女性の嘘は、こちらにとってはどうでも良いけれど、聞いていて憐れに思えてくる。
- 嘘ばかりついていると人から信頼されなくなることがわからないのか、子供の頃、親や学校の先生から『ひとつウソをつくと、そのウソを守るために次々とウソをつかなくてはならなくなって、苦しくなるばかりだよ』と言われたことがあるハズなので思い出して欲しい。
つまり「育ちが良い・悪い」とは何だ?
男性たちの意見は独断と偏見に満ちて、バラバラなことに言いがかりをつけているようにも思えますが、実は「育ちが悪い」と思うことに関して、共通しているものがあるのです。
結局は以下のことを訴えているのです。
常識やモラルを持っていない
相手の立場を想像できない
周囲の空気を読めない
自分を必要以上に良く見せようとする
自分に自信がなく卑屈になっている
上記のことは、決して経済的に貧しい家庭に育ったからとか、片親の下で育ったということが原因ではありません。
お金持ちで両親共に揃う環境で育ったとしても、子どもの頃に”躾てもらう機会がなかった”場合は、常識を疑われる言動をとっていることに気づけないまま大人になってしまうのです。
「しつけ」の基礎となるものは、まずは家族や周囲の大人への信頼と安心の中で育まれます。
子ども時代に多くの愛情を注がれた、可愛がってもらった、無条件に肯定された、という経験によって「自分を粗末にしない心」「かけがえのない自己」が形成され、ベースが出来あがり、大人になって「他人を思いやる」「他者の状況や気持ちを想像する」ことができるようになるのです。
しかし、子どもの頃に厳しく躾けられたはずの社会的常識を、大人になってから忘れてしまうこともありますし、覚えていたとしても『面倒くさい』『そんなの関係ないから』と、実践しない人もいますよね…。
「人間関係でつまずいて自分が間違っていたと気づいたとき、子どもの頃を思い出してみて下さい。きっと家族や周囲の大人たちは、ちゃんと注意やアドバイスをしてくれていたハズです。
『これが常識というものだよ』
『こんなことをしていたら、恥ずかしいよ』
『他人に迷惑をかけてはいけないよ』
『つまらない見栄や嘘は、必ず自分に返って来るよ』
”親の意見とナスビの花は千にひとつのアダもない”という言葉がありますが、人生を経てきた先輩たちの言葉には嘘がないと言う意味です。
子どもの頃に親から言われた「耳に痛い言葉」というのは、愛情があるがゆえに子どもが社会に出て恥をかかないように苦言を呈していたのでしょうね。
そして、しっかりと「しつけられた子ども」や、直接、両親から学ぶ機会がなくても身近な大人たちの振る舞いから自身で学んできた子どもが大人になったとき「育ちが良い」と言われ、何も教えられず、さらに自身で学ぶ機会もなかった子どもを「育ちが悪い」と言うようになったのかも知れませんね。
男性たちに言いたい放題なことを言われるのも癪(しゃく)ですから、今一度、自分の言動を振り返ってチェックしてみましょう。心が満たされて充実している女性のことは、誰も『育ちが悪い』とは思いませんから