ミニマリストを食事もミニマムなの?
自分にとって余分なモノや必要以上に物を持たないシンプルな生活をしている“ミニマリスト”が注目されていますが、一切の無駄がない生き方って憧れますよね。
ネットやニュースでは「いかにミニマリストの持ち物が少ないか」ということばかりに焦点が当てられていますが、ミニマリズムを愛する人達は一体どんな食事を摂っているのでしょうか?
ミニマリストの食生活は大きく分けて以下、5つのタイプに分けられます。
- 食事は最小限しか摂らない
- すべて外食で済ませる
- 同じ物を食べ続ける
- 一汁三菜に心がけている
- 調理の手間なく食べられるモノに限定
では、ミニマリストたちが実践している食生活を紹介します。
1.食事も最小限に抑える
ミニマリストの中には食事でも余分なモノ(カロリー)を摂取したくないという考え方から最小限に留めている人もいて、お腹をいっぱいに満たすことよりも身体に必要な栄養素を摂取する感覚で食事をしているのです。
ミニマリストが主に摂取する物
果物
水分
野菜ジュース
食事を用意して、食べる、片づける一連の時間も無駄だと感じているタイプの究極なミニマリストは、食事に時間を割こうとしません。初めてミニマリストを目指す人が、いきなり食事をミニマル化するのはキツいので、無理をして体調を崩さないように注意してくださいね。
2.火を使わないモノを食べる
ミニマリストの人は、本格的な調理を好みません。キッチンにはフライパンを始めとした調理器具も最低限しか用意していないので、しっかりと自炊が出来る環境の人が少ないのです。
また、料理をすると生ゴミも出て、部屋に余分なモノが増えた感覚になるので、しっかりと食べつつも簡単な食事で済ませようとします。
火を使わず食べられるモノ
パン
シリアル
フルーツ
ヨーグルト
野菜ジュース
食事を生活の中で重要視していない考え方で、なるべく食事も簡素に済ませようとしています。
3.食事をアウトソーシングする
調理器具・食器を一切持っていないタイプのミニマリストは、家で食事をせずに全て外食で済ませています。一人暮らしであれば外で食べたほうが安く美味しい場合もあるし、食事をするのに必要な机や椅子などの環境も整っているので、落ち着いて食事を摂ることが出来ますよね。
ミニマリストの食事スタイル
朝は通勤途中のショップやコンビニ
昼は会社近くのお店でランチ
夜は職場仲間と楽しくディナー
ミニマリストの中でも、最も食事が充実していて食費もかけているタイプですが、常に外での食事なので病気になった時や忙しい時は食べに行くことが出来ないので苦労することもあるようです。
4.同じものを食べ続ける人
芥川賞を受賞した羽田圭介さんは、1度に同じ食材を大量に用意して、食べきるまで何日も同じ食事を摂ることで有名です。
羽田さんの食生活
鶏肉を大量に買い、3食分の食事を一気に作る
ミニマリストの中でも合理的で徹底しているタイプの人は、自分で手作りをしますがメニューは大体決まっているのが特徴です。一見、食にこだわりがあり、毎食完璧に作りそうなタイプですが、同じメニューを作るほうが早く食べられるし最も簡略化されたストレスのない方法ですよね。
5.一汁三菜に心がけている人
一汁三菜を心がけているタイプの人は、僧侶のような食生活を送っていることが多く、かなり健康志向が高いので手作りにもこだわり、バランスよく食事を摂取していますし、身体に悪い食べ物は摂らない主義の人がほとんどです。
一汁三菜のメニュー
雑穀米
味噌汁
豆腐
小松菜
煮豆
※和食を中心に、ストイックなメニューを心がけています。
まるで修行をしているかのような食生活ですが、彼らは健康を第一に考えているので、間食はもちろん、化学調味料など添加物が入っているお菓子やインスタント食品を食べる習慣はありません。
シンプル生活の中で何にポイントを置くかで食事も決まる
「ミニマリストはこういう生活をする人」と、決まったスタイルがなく、1人1人の食事に対する考え方でカタチも様々に変化します。
- 食事も最小限に済ませたい
- 調理する時間を排除したい
- 食事を楽しみたいけど、家にモノを増やしたくない
- 食事に限らず、無駄な時間を排除したい
- 身体に悪いものは、一切なくしたい
など、考え方は人によって様々で「ミニマリストはモノを買わないで節約をする人」という意味では無いので、食事を家に持ち込まない外食で済ませているタイプは、自炊している人に比べて食費がかかりがちです。
部屋に物があふれていることに嫌気がさしてミニマリストを目指そうと思っても、全てを真似して健康被害が起きては元も子もありません。まずは、自分のライフスタイルに合ったミニマリストの食事をマネて自分にピッタリな方法を探してくださいね。