部屋が汚い人の共通点
日ごろから、部屋を汚さないよう心がけていても、いつの間にか部屋が汚くなっていることがあります。
綺麗な部屋をキープし続けるために、何か良い方法はないかと考えても、「そもそも部屋が汚くなってしまう原因が分からない」、「結局どうして良いのか分からずに、何年も同じことを繰り返している…」なんて悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。
それもそのはず、部屋が汚くなってしまう原因の多くが「無意識に行っている習慣」にあるからです!
- 部屋が汚い人の心は乱れている
- 部屋が汚いと運気が悪くなる
自宅に限らず、仕事場などで自分が身を置く部屋(空間)が散らかっていたり、不衛生だったりすると、「天才だから」と持ち上げられることもありますが、良い評価が得られないのが一般的です。
終活の一環として早々に不要品を処分する人も増えてきましたが、家財道具やゴミなどを大量の残されると、家族も整理に追われて大変な思いをすることがあります。
いつどんな時でも他人を自宅へ招きいれても大丈夫なくらい、住環境はスッキリと整えておくことをおすすめします。
今回は、整理整頓された清潔で過ごしやすい環境に整えるために、部屋が汚い人の共通点に目を向けて「部屋が散らかる・汚れる原因」を把握しておきましょう。
部屋が汚いとストレスが溜まる
部屋が汚かったり物で溢れていたりすると、どうしてストレスが溜まるのでしょうか?
立て続けに違う香りを嗅いでいると匂いが分からなくなってくるのは、嗅覚が疲れることで引き起こされている現象です。
視覚も同じで、目から入った情報は脳で必要な情報とそうでない情報に分けられます。
パソコンやスマホは、メモリがいっぱいになると動作が鈍くなりますが、これと同じように、目から入ってくる情報量が増えれば増えるほど脳が刺激され疲れてしまい、その結果、ストレスが溜まります。
洗濯物や無造作に床に積み上げられた雑誌の山、一見しただけでは何が置いてあるのか分からないゴチャゴチャしたテーブルの上など、自分では見慣れているはずの風景も例外ではありません。
また、部屋が汚くて物を置いてある場所を把握しきれないので、必要な物を探すときに時間が掛かってイライラします。
さらに、汚れた部屋にいると、無意識に「片付けたいのに散らかったままだ…」と掃除しないことに罪悪感を覚え、面倒な片付け作業を考えるだけで気持ちが重くなることもストレスに繋がります。
部屋を汚くする人の習慣
ここからは、いよいよ本題。いつの間にか部屋が汚くなってしまう人に共通する習慣を集めました。逆の習慣をつければ、汚部屋から脱出することも夢ではありません。
1.物を捨てられない
部屋がキレイに片付いている人ほど、余計な物を持っていません。使わないものや「今」使っていないものは、捨てたり、リサイクルに出したりして定期的に処分します。
一方、部屋が汚い人は、物を溜めこむ習慣があり、まったく使っていないものでも、「もったいない」「いつか使うかも」と捨てずに保管してしまうのです。
10年以上も前に使っていた文具、数年前の雑誌、もう何年も袖を通していない服や着られなくなった服、いつか使うかもしれない紙袋など、今使っていないのに保管し続けているものはありませんか?
所有物が多くなるほど片付けや管理が大変になり、部屋も散らかりやすくなるのです。
2.「とりあえず」どこにでも物を置く
部屋がキレイな人は、物を使い終えたら元の場所に戻します。
でも、部屋が汚い人は、脱いだコートを「とりあえず」ソファに置く、読みかけの雑誌を「とりあえず」床に置く、使用済みのティッシュを「とりあえず」テーブルの上に置くというように、無意識にどこにでも物を置いてしまうんです。
部屋をキレイな状態に保つことを気にかけている間は、物が目につくたびに片付けます。
しかし、疲れていたり帰宅するのが夜遅くなったりすると、面倒になって後回しにし続けた結果、至るところに物が散乱して部屋が汚くなるのです。
3.物を置く場所が決まっていない
部屋がキレイな人は、「物の種類」「使う場所」などカテゴリーで分けて、物の定位置を決め、使ったら元の場所に戻します。
でも、部屋が汚い人は、「元に戻す」以前に、そもそも物の定位置が決まっていないことが多いんです。
物を戻す場所がないと、「とりあえず」という形で、目についた場所に物を置いたり、そのまま置きっ放しにすることに繋がり、部屋中に物が散乱した状態になってしまいます。
4.ギュウギュウに物を詰め込む
部屋がキレイに整頓されている人は、片付けるスペースに2割程度のゆとりを持たせています。
隙間なく収納すると見栄えも良くなりますが、目一杯に詰め込んでしまうと、物が増えたときに収納するスペースが無くなってしまうからです。
部屋が汚い人は、せっかく定位置を決めていても物が多すぎて、収納スペースに収まりきりません。
無理に詰め込んで収納ボックスや棚がギュウギュウになり、結局、収まりきらなかった物がはみ出すので部屋がスッキリしません。
5.見えないところに物を隠す
クローゼットの中、ベッドの下、机の引き出しなど、目につかない場所も無秩序に物が溢れています。
それは、来客があったときに、「とりあえず」という形で見えないところに物を隠す習慣があるから。
隠した後に片付けずに放置するので、部屋だけでなく、普段は目につかない場所にも物が散乱するのです。
6.不要な物を買う
物の定位置が決まっていて整理整頓された部屋で暮らしていると、どんな物をどれだけ持っているのか把握できるので、基本的に無駄なものを買うことがありません。
「物が多い」のは部屋が汚い人の共通点ですが、買い物が多いから物が増えるのです。
部屋が整理されていないことで、物が見つからずに同じものを購入したり、よく考えれば使わないのに、便利な物を見かけると衝動買いしたりなど、後のことを考えずに買い物をします。
さらに、物を捨てられないので、物は増え続ける一方。
これでは、物の定位置を決めたとしても収納スペースが足りなくなるので、「物を出したまま」「置いたまま」の状態に陥り部屋が汚れていきます。
7.何でも後回しにする
部屋をキレイに整頓している人は、「片付けよう」と思ったら行動に移すため、片付ける物の量も手間も少なくて済みます。
ところが、部屋が汚い人は「要らないものは、後でまとめてリサイクルショップに持って行こう」「雑誌は月末にまとめて捨てよう」「脱いだままの服は週末にまとめてハンガーにかけよう」と何でもまとめてやろうと言い訳をして後回しにしがち。
「まとめてやること」が性に合っていて綺麗な空間をキープできる人もいますが、毎回、「思っているだけで実行しない状態」が続き、部屋が汚くなっているのなら改善が必要です。
一気にやろうとすると片づける物の量やエリアが多くなり、その分、時間も要するので作業が面倒になったり嫌気が差して、また、「後回し」にします。
その結果、掃除や片づけが中途半端になり、いつまで経っても汚い部屋から抜け出せなくなります。
習慣を改めてキレイな部屋にチェンジ
いつの間にか部屋が汚くなってしまう人の習慣をピックアップしましたが、幾つか思い当たる部分もあったのではないでしょうか?
思い当たる部分が「あなたの部屋が汚れている原因」です。
なかなか物を捨てられずに残しておく習慣がある人は、3ヶ月、半年など期間を決めて、その間に一度も使わなかったものは思い切って捨てる。
どこにでも物を置く習慣がある人は、物の定位置を決めて、使ったら、その都度、元の場所に戻す。
買い物が多い人は、よく考えてから物を購入するというように、部屋が汚くなる習慣を改めましょう。これだけで、いつの間にか部屋が散らかって憂鬱になるのを防げます。
部屋が汚れてしまう原因の多くは、物が多過ぎること。まずは、この機会にミニマリストやシンプリストの良い面を取り入れて、使っていない物を処分するところから始めてみることをお勧めします。