写真写りが悪くても良くなるテクニック
今や誰でもやっているfacebook、Twitter、インスタグラムなどのSNS。いつもモデルやアイドルみたいに可愛く自分撮りした写真を堂々と載せていて「かわいい」という嬉しいコメントや「いいね」をいっぱい貰っている友達って羨ましいですよね。
一方で「写真うつりが悪い」ことがコンプレックスで、頑なに撮影を拒絶する女性もいるのですが…、自信を失って思い出の記念ショットを残せないなんて悲しすぎます。
「カワイイ顔で写りたいけど可愛くないから写真は嫌い…」という悩みを解消する「写真写りを良くする方法」があるんですよ「顔の角度」「かわいらしく見えるポージング」「実物以上に(?)綺麗に写る照明の当て方」など、SNSに載せるプロフ画像や友だちと集合写真を撮影するときに役立つ「写真写りを良くするコツ」を紹介します。
目次
メイクで血色の良い顔をつくる
ナチュラルメイクで撮った写真は顔全体がボヤけてパッとしない印象になってしまうため、写真を撮るときは「3倍増の化粧が丁度よい」と言われています。しかし、濃いめといっても、バッサバサの「つけま」、極太アイライン、べったりアイシャドウなど舞台化粧をイメージさせるメイクを施すのではなく「頬・唇」2つのポイントを健康的に色づけて下さい。
血色を良くする方法
・フェイスカラーで顔色を調整する
・いつもより濃い色のリップカラーを塗る
※顔色が悪く見えるブラウン系のリップはNG!
顔にお肉がついているポッチャリさん、骨格が影響して顔が大きいことにコンプレックスを抱いている人は、頬、顎、額など、気になる部分にブラウン系のフェイスカラーをのせて「薄い陰影」を作ることで小顔効果を期待できますが、目の錯覚を利用することが目的なので塗りすぎには要注意!
自然な笑顔をつくる練習をする
身分を証明する写真、集合写真、SNSのプロフ画像など、写真の用途がどうであっても「写真写りの良し悪し」ってやはり気になりますよね。できることなら、違和感を与える「作り笑顔」より「自然な笑顔」で撮影に挑みたいと思っているはず。
自然で感じのいい笑顔の条件
1.目じりが下がっている
2.頬の表情筋が左右バランスよく上がっている
3.口角が上がり、歯が見えている
※上の歯8本程度が理想的
アナタはカメラを向けられたとき、反射的に「感じのいい笑顔の条件」を満たしたスマイルになることができますか?
では、写真写りが良くなるナチュラルな笑顔の作り方を紹介します。
1.表情筋を鍛える
カメラを意識するあまり無表情になったり、目つきが鋭くなってしまったり、顔がこわばって唇をギュッと閉じてしまうなど、緊張して上手く笑えない人は意外と多いのですが、笑顔が不自然な人の顔の筋肉は固まっています。
女優、アナウンサー、など「話をする職業」に就いている人、普段から口を動かして話すことを意識している人、表情豊かで筋肉を動かすことがクセになっている人以外は、言葉を発するときに口元や頬などの表情筋をあまり使わない人は、写真を撮られるときも上手く笑顔を作れません。
でも、簡単なトレーニングをすれば、豊かな表情を瞬時に作れるようになりますよ。
表情筋を鍛える方法
「あ~・え~・い~・う~・え~・お~・あ~・お~」と、口を大きく開けて動かすトレーニングを行う
※声を出す必要ナシ
※毎日10回ほど繰り返すだけでOK
2.決め顔をする直前に鼻で息を吸いこむ
トレーニングを続けて表情筋が柔らかくなったとしても、気分が乗らずに上手く笑えないときは、写真を撮られることが仕事のモデルやアイドルが「明るく自然な笑顔で写る」ために実践している簡単な撮影テクを使えば、急に写真を撮ることになっても慌てることはありません。2つのポイントを覚えておけば安心!
プロが実践・いい表情を作る方法
1)シャッターが切られるときは鼻から息を吸う
※息を吸うと背筋が伸びて、表情も明るくなる
2)レンズは見ない
※カメラの少し上に視線を合わせると、少し目が大きく開く
3.笑顔になっちゃう合言葉でシャッターを押す
瞬間的に自然でカワイイ笑顔をつくる方法」です。撮影を担当する人(自撮のときは自分)が「せーのー」と音頭をとって、「わ・た・り・が・にー」と声を出し、「にー」の伸ばす部分でシャッターを押すと不思議なことに、いつもより自然と笑顔になります。
「ワタリガニ」で笑顔になる理由
「チーズ」「ウィスキー」「一足す一は「二」」など、昔からある定番の掛け声よりも「わたりがに」には、写真撮影時にナチュラルな笑顔を引き出す効果があるのです。
1.「ワタリガニ」という珍妙な合言葉を与えられた人は自然と笑顔になる
2.「ワ・タ・リ・ガ」4文字で複数の母音を発音するので、口角周辺の準備運動になる
3.「ニー」で笑顔は一気に弾け、とっても自然で余計な力が抜けた良い笑顔になる
同じ効果を得られる別のワード
・手つなぎ鬼
・モディリアニ
・ビタミンB12
・細川高国(ほそかわたかくに)
素敵な笑顔をつくるために、シャッターを押すタイミングをはかる合言葉は、口を横に開く母音「イ」で終わり、チーズ」など2文字で短い言葉ではなく、強張りがちな口元の筋肉をほぐす効果がある「5文字以上のワードが望ましいですね。
肌がキレイに写る照明で撮る
多くの女性の間で斜め上アングルからの撮影は定番ショットとなっているため、他とは少し差をつけるために「照明の使い方」を工夫して、もっと写真写りを良くしちゃいましょう。
1.明るい光・場所で撮影する
自撮りをするときは照明を意識すると肌の色がワントーン明るくなり、綺麗な写真写りが実現します。十分な光があればストロボを使う必要はありません。色白で明るく若々しい肌色にするには、”くすみ”や”シワ”などを飛ばしてくれる「明るい光」が必要です。
ただし、直射日光、蛍光灯などの照明にかかわらず、光が真上からあたる位置で写真を撮るのは絶対にNG!顔の陰影がクッキリ強く出過ぎたり、目の下にくまのような影が入るので、実際よりも老けて見える原因になります。
可愛く写る照明ポイント
・夜は蛍光灯ではなく、白熱灯の下で撮影する
・日中の室内では、レースのカーテンを引いた窓のそばで撮影する
また、写真写りをキレイに見せるために、光源の位置が顔と「同じ高さ」か「少し下」にくるようにウォールライトやスタンドを上手に活用して下さい。光は真上からあてるとニキビなどに影ができて肌荒れも目立ちます。
どうしても撮影に適した明かりを得られるベストな場所が見つからない場合は、高い光効果を期待できるプリクラ機の中で撮る方法をお試しください。
2.あごの引き方に注意する
姿勢の良さも写真写りの良さに影響します。背筋を伸ばして体の中心に通っている糸を頭から上に引っ張られているイメージを持って下さい。
この際、気を付けたいのが「顎の位置」です。アゴを前に突き出すと、顔が大きく見えたり、エラが目立ち、顎を引きすぎると二重あごになるなど、姿勢の良さが台無しになり残念な写真うつりになります。
写真写りをよくする裏テクニック
被写体となる自分自身がポージングや表情を演出するだけじゃなく、裏技をつかってキレイに写る方法も紹介します。
1.レンズを指でこすってソフトに仕上げる
専用ソフトを使って加工しなくても柔らかい印象に撮ることができる撮影テクニックです。擦った部分のレンズに付着した「指の脂」によって光が滲んで見える「ソフトフォーカスフィルター効果」を簡単に得られます。女性らしい雰囲気に仕上げられ、肌が荒れや二重あごを隠したいときも活用できるテクニックですよ。
2.キャッチライトを入れて輝く瞳を作る
瞳の中に写りこむ光をキャッチライトと言い、目の中に光が入ることで少女漫画に登場するキャラクターのようにキラキラした目を作ることができます。プロが使う撮影専用道具を購入しなくても「白いハンカチ、紙、アルミホイル」がレフ版の代用になります。
手元に光を反射するレフ板や代用品が無いときは、明るい方角に顔を向けるとキャッチライトが自然に入ります。ただ太陽や強い照明の光源を直接見ると、まぶしくて眉間にシワが寄っちゃうので注意してくださいね。
キャッチライトの上級テク
パソコンのモニターに表示させた画像が目に入るようにする
面倒な加工をしなくてもハートや星のマークを目に映すことが可能な方法です。パソコンに表示する背景は黒、マークは薄い白に近いピンクにすると、顔の肌色に馴染んで瞳もキレイに写ります。
暗い場所でキャッチライト効果を得る方法
カメラの奥にある光をぼんやり見つめるイメージで、少しでも明るい方向へ顔を向ける
落ち着いた照明のレストランやフラッシュが使えない場所で撮影をしたいときに試してください。
自撮りの角度は「斜め上から」を厳守する
より可愛らしく魅力的に写る「斜め上からの撮影」は自分撮りの基本。
斜め上から撮影するとキレイに写る理由
・目が大きく写る
・顎がシャープに写る
・小顔に写る
・肌のたるみが誤魔化せる
常に顔は正面に向けて、レンズではなくスマホ(カメラ)の液晶画面(レンズ)を視線だけで追うのが斜め上から自分撮りするコツ。
1.腕を前に水平に伸ばし、外側に45度開く
2.腕を20度くらい上に持っていく
3.その状態から、さらに肘だけを60度曲げてカメラを顔に向ける
4.頭とフレームの間にはミカン1個分のスペースをあけて撮影
この位置から写真を撮ると自然と目が大きく上目使いになり、口角が上がり微笑んでいるように見えて顎もシャープに写ります。
写真写りを良くする方法/ツーショット撮影
好きな人、恋人、友達などと2人並んで写真を撮った後、お互いに画像をシェアし合ったり、SNSに投稿することも多いですよね。その際、キレイに可愛く(カッコ良く)写っている友だちの隣に写っている自分がイケてなかったら最悪な気分です…。
もともと写真写りが良い「フォトジェニック」ではない人でも、「ベストな状態でツーショット写真を撮影する方法」を紹介します。
1.カメラを目線より上に構えて真っ直ぐ見つめる
「上目遣い」をするのではなく、カメラと平行になるようにレンズを見つめて下さい。上目づかいをした時のように黒目の一部が隠れないので、瞳が自然に大きくパッチリ大きく見えて、あどけないピュアな印象を与える効果があり、カメラを構える角度は「斜め上から」じゃなくてもOK。「正面」でも可愛らしく写ります。
2.相手より一歩下がり、自分の顔の近くに手を持ってくる
ツーショット写真を撮る際に、横に立っている人(彼氏や友人)よりも後ろに一歩さがると遠近法の効果で小顔に写ります。顔の近くでピースサインをすればエラや二重あごなど、気になっている輪郭をごまかせるので小顔効果は更にアップ!
体と顔を小さく見せる効果があるので、男性とのツーショットを撮影するときにオススメするテクニックです。
3.唇を少しだけ尖がらせる
彼氏とのツーショット、女友達と楽しんでいる様子、美味しいスイーツに満足している自撮り画像など、インスタグラムをはじめとするSNSに載せる画像は「かわいい」と絶賛される表情を残したいと思うのが女心。
「チュっ」と何かに軽くキスをするときの唇の形をつくると、大流行した「アヒル口」よりもキュートな小悪魔っぽい魅力を演出できます。また、「チュっ」のカタチに唇を尖らせるのは、緊張から顔が引きつってしまうのを防ぐ効果もありますよ。
4.相手の身体で顔の一部を隠す
自分の顔を相手の首元に寄せて、背中に隠れるように肩からチョコっと顔を出すことで小顔に見える効果があります。お互いに接近しても抵抗を感じない「仲良し関係」にある人とツーショットを撮るときに試したいテクニック。
写真写りを良くする方法/集合写真
撮るときは少し後ろに下がる「ちょっと太めな体型」「顔が大きい」などの悩みを解消して、少しでも小柄で小顔に見せたいのなら遠近法は使うべきです。他の人より一歩、または半歩くらい後ろに下がって下さい。
遠近法にプラスしたい方法
・片足を半歩前に出して体を斜めにする
・端っこよりも真ん中で写る
※横(端)に立つと太って見える
写真写りを良くする方法/運転免許証
写真写りが悪さを実感する人が多い「運転免許証」の写真。表情を作る間もなく、あっという間にシャッターを切られてしまうため「キレイに撮れた」という成功事例は少ないのでは?
身分証明書として提出が求められるなど、他人に見られてしまう機会が何かと多くなる運転免許証の最悪な写真うつりにはガッカリしますが、証明写真でもカワイイ写真写りを実現させるポイントがありますよ。
運転免許証の写真うつりを良くする方法
1)レフ版代わりに白いハンカチを膝に載せる
※光の反射で実年齢より若く写る
2)目をしっかり開いてキープする
※力は入れ過ぎない
3)二重あごにならない程度にあごを引く
4)髪の毛や襟元を整える
※乱れていると老けて見える
5)口元を引き締める
※力を入れ過ぎない
5つのポイントを実践するだけで、写真写りの印象はかなり変わります。
もっと写真写りがよくなる撮影ポージング
女性ならではの魅力を伝える撮影ポージングを紹介します。自分をさらに可愛らしく見せる仕草やポーズの秘訣を知って、「奇跡の一枚」をたくさん撮影しちゃいましょう!
1.虫歯ポーズ
片頬に手の平を当てる仕草をする「虫歯ポーズ」は、雑誌の表紙を飾っているモデルさんもとっていることが多く、「日本の女の子が写真を撮るときに行うカワイイポーズ」と紹介されて、真似をする海外の女性も急増した小顔効果大のポージング。
写真に慣れている人は以下のテクニックを使って、もっと写真写りが良くなる工夫をしています。
虫歯ポーズ・上級テク
・髪の毛で頬の一部を隠す
・ぬいぐるみを使って頬のラインを細くする
・頬に当てた手を少し前にズラして遠近感を出す
2.斜め上から撮るときはA字座りをする
斜め上から撮影すると遠近法で顔が小さく見えるのは既に説明しましたが、「A字座り」をプラスすると無邪気で可愛らしい印象が数倍アップします。
「A字座り」やり方
・イスやソファーに座る
・膝を抱えて、両膝をくっ付ける
・足のスネをクロスさせてAラインを作る
※必ず、太ももはキッチリ閉じ下さい
脚のラインがキレイに見えるだけでなく、男性をドキドキさせる効果がある座り方
3.手でハートマークを作る
女性ならではの「かわいい」を強調するポーズの王道です。ブリっ子なイメージが強いため抵抗を感じる人も多いかもしれませんが、ハートマークを作ることによって幸せな気分になるので表情も明るく可愛くなるんですよ。
また、彼氏の誕生日や特別な記念日にツーショット写真を撮るときのハートは微笑ましい2人の愛が伝わってくるので、意外とマッチするポーズなのです
4.グーにした両手をアゴに添える
あごの下に両手で握りこぶしを作る、虫歯ポーズの進化版ともいえるテッパンポーズは、家でリラックスして寝転んでいるシーンを撮影したいときなどにオススメです。輪郭の大部分を隠せるので、通常よりも目を大きく見せることも可能。
応用編
・襟やストールを両手で握って鼻の下辺りに持ってくる
隠れる部分が多くなるので神秘的なイメージが強まり、顔を全部さらけ出したくないときでもキレイで可愛いイメージを植えつけることができます。
撮影に慣れることも可愛く写るコツ
「自分は写真うつりが悪いから…」と思い込んでいて、写真を撮られることを頑なに拒否していませんか?でも、それではいつまで経っても写真写りがよくなる日は訪れません。
撮影されることに慣れることで顔のこわばりや引きつった表情が解消され、自然なスマイルを見せられるようになり、撮影回数を重ねることによってどんなポーズ、角度、明かりが自分をキレイに美しく見せるのかが解ってくるので、少しずつ自分の写真写りに自信が持てるようになりますよ