【使わない家電】欲しくて買ったのに意外と使わなかった物

テレビやクチコミで新しい機能がとても便利だという情報を得ると、思わず買いたくなるのが家電製品です。冷蔵庫や洗濯機など、普段の生活に欠かせないわけではないけど、欲しくて買ったら意外と使わない家電とは?

【使わない家電】欲しくて買ったのに意外と使わなかった物

使うと思って買ったのに意外と使わない家電

「喋る家電」など家電量販店や雑貨屋や通販サイトなどで、新しい機能がプラスされた物や「あったらいいな」と思う便利な家電を見かけることが増えました。

「便利そうな物」「珍しい商品」「新製品」など魅力を感じる家電を見つけると、つい衝動買いしたくなりますが、「欲しい」という気持ちだけで家電に飛びつくと無駄遣いに繋がる可能性があります。

今回は、「欲しい」「必要だ」と思って購入したのに、結局のところ使わなくなった家電を買ってしまった人たちの声をお届けします。

生活していくには、ある程度の家電は必要になりますが、ライフスタイルや部屋の大きさなどを振り返って、「本当に必要かどうか」を考えてから購入することをおすすめします。

家庭の家電製品

「絶対に使う!」と思って購入した家電の中には、数回使っただけで埃をかぶっている物もあるのではないでしょうか?

お金や収納スペースを節約するためにも、家電を購入する前に参考にしたい体験談を交えて、「欲しくて買ったのに、今では使わない家電」を紹介します。

冷暖房など室内環境を整える家電

暑すぎたり、寒すぎたり、湿気でジメジメしすぎたり、カラカラに乾燥したりすることのない、快適な部屋づくりに家電は大活躍します。

しかし、乾いた空気を潤わしてくれるなど、家電を買った目的を果たしてくれる商品であったとしても、住空間にサイズが合わないと使わなくなる可能性大!

また、期待していた以上の効果が得られないことも、使わない家電として押し入れ行きが決定する原因になりやすいので、価格に惑わされずにスペックなどを事前にチェックしておきましょう。

超音波加湿器

超音波加湿器

何度もお店に通い、「眺めては考える」の繰り返しで、やっと購入した一万円の加湿器です。
白くてデザインもシンプルだし、フィルターなどのランニングコストも掛からないので買いました。

しかし、冬に使おうと思ったのですが、窓に結露ができるし、カビの発生も心配で出番なし…。今ではホコリをかぶっています。41歳/女性

加湿器

インフルエンザや風邪予防のために、15,000円ほどで購入した加湿器です。

肌や喉が潤うのは良いのですが、リビングに置くと何をするにも邪魔になるほどサイズが大き過ぎて、すぐに押入れに片付けてしまいました。今は、ずっと加湿器を欲しがっていた両親に譲りました。43歳/女性

サーキュレーター

サーキュレーター

部屋の空気を循環させるサーキュレーターを5万円くらいで購入しましたが、今ではインテリアと化しています。

最初のうちは省エネに役立てるためにエアコンと併用したり、部屋干しの洗濯物を早く乾かしたいときに活用していたのですが、想像していたよりも高い効果を感じられなかったので、今ではリビングに置いたままです。23歳/女性

小型ファンヒーター

足元を温めるために2,000円ほどで購入した小型ファンヒーターです。部屋全体を暖めるほどではないけれど、冷える足元は温めたいと思って購入したのですが、思ったよりも温かくならなかったからです…。

小型ファンヒーターをいじる男性の手

これなら部屋全体を暖めた方が早いと気づき、数回使っただけで長いこと押し入れの中で眠っています。49歳/男性

冷風扇

毎年、夏になると省エネ家電として販売されているので気になっていた冷風扇です。

水が蒸発するときの気化熱を利用して涼しくするということで、約5,000円とお手頃価格だったし、エアコンよりも電気代が安くなると言われて購入しました。

でも、私が購入した商品は、思っていたよりも冷えないどころか湿度が上がって蒸し暑く感じるので逆効果なのです。数回使っただけで物置にあります。40代/女性

1人用ホットカーペット

和室で手芸を楽しむときにちょうど良いサイズだと思い、2,000円くらいで購入した1人用ホットカーペットです。

カーペットと体の間に何か敷くなど、体調を考えて工夫すれば大丈夫だったのかも知れませんが、長時間座って体が温まりすぎたせいか、のぼせたような状態になってしまってから使わなくなりました。56歳/女性

美容・健康器具で使わない家電

鏡を見る女性

「キレイになりたい「疲れをとりたい」と思っている人の購買意欲を刺激するのが、美容や健康をサポートすることを目的に作られた家電製品です。

しかし、これら美容や健康器具を買うにあたって、盲点となりやすいのが「実際に商品を使う時間を確保できるのか?」ということ。せっかく購入した美容機器を「活用する暇がない」ケースには心当たりがあるのでは?

フェイスシェーバー

カミソリよりも肌に優しいような気がして、顏のムダ毛処理用に約1,500円で購入したフェイスシェーバーです。

思ったよりも剃り味が悪くてカミソリを使ったほうがスッキリするので、ほとんど使わなくなりました。今では、戸棚の中で眠っています。26歳/女性

スチーマー美顔器

約一万円で購入した、水蒸気を肌にあてることでフェイシャルケアできるスチーマー美顔器です。忙しい日が続いて使う暇がなく、今では押し入れの中にしまったままです。

大きくて持ち運びが大変なので家でしか使うことができず、スチームが出てくるまでの時間も長いし、10分くらいスチームを顏に当てないと十分な効果が期待できないというので、まとまった時間がないと使う機会がとれないのです。23歳/女性

マッサージ機

使われていないマッサージ機

首の治療のために、36万円ほどで購入したマッサージ機です。使うと凝りがほぐれて気持ち良いので最初は1日1回使っていたのですが、残念ながら首の痛みの改善には至りませんでした。

サイズが大きいので部屋に置いていても使わないときは邪魔になるので、今は物置にしまったままです。29歳/男性

アロマディフューザー

アロマディフューザー

アロマが好きなので、その日の気分に合わせて香りを楽しめるアロマディフューザーを購入しましたが、ほとんど出番がないまま棚に置いたままの状態です。

手軽に好きな香りを楽しめてリラックス効果もあり癒されるうえに、お手入れも簡単そうだと思って買ったのですが、子どもがいると自分の時間を作れません。

一人でゆっくり休めるときに使おうと思っているうちに、ちょっと高かった精油も古くなってしまい残念です。36歳/女性

調理器具で使わない家電

面倒な下ごしらえを簡単にすませたり、時間が掛かる調理時間をハイスピードで終わらせる便利な調理器具をテレビショッピングや通販番組で見て、即決買いしたことがある人も少なくないのでは?

確かに便利な機能をそなえた調理機器はたくさんあって買いたくなりますが、重宝するのは「使ってこそ」の話です。洗ったり、セッティングするのが面倒だったりすると、どんなに便利な物でも「使わない家電」になってしまいやすいのです。

ワッフルメーカー

ワッフルメーカーで焼くワッフル

1万円くらいで購入した、いつでも簡単にワッフルが焼けるワッフルメーカーです。
自宅でワッフルを焼くなんてオシャレな感じがするし、自分でワッフルを作る楽しさもあったので、最初のうちは何回か使いました。

でも、新鮮味がなくなった今では、まったく使わずに戸棚の奥にしまったままです。21歳/男性

フードプロセッサー

海外で暮らしていたときに、日本円にして3,000円くらいのフードプロセッサーを購入しました。

フードプロセッサーは、どの家庭にも1台はあるほど現地の料理づくりには欠かせない料理器具です。帰国時に持ち帰ってきましたが、日本料理では出番が少なくて、ほとんど使っていません。63歳/女性

フードプロセッサー

5年前に2,500円くらいで購入した、野菜やフルーツを細かく粉砕するミキサーです。

ちょうど、野菜やフルーツを使ったジュースを作るのにハマっていた時期で、ひと月くらい愛用していましたが、刃を洗うのが面倒になって使わなくなりました。今ではキッチンの棚の上に放置しています。30歳/女性

ジューサー

簡単に生ジュースが作れるジューサーを3万円くらいで購入しました。テレビショッピングで紹介されているのを見て、家族の健康に役立つと思って衝動買いしたものです。

自宅に届いてしばらくは、野菜やフルーツを使った生ジュースを作っていたのですが、一人分のジュースを作るのにも、たくさんの野菜やフルーツが必要になります。

家族分となったら材料費だけで家計を圧迫するほど、とにかくコストが掛かるので…。結局、購入してから2週間ほどで使わなくなりました。今は、台所の棚の奥にひっそりとしまってあります。48歳/女性

ジューサー

手軽に野菜とフルーツを使って美容と健康に良さそうなジュースを作ろうと思い、税込み4,000円くらいで購入したミキサーです。

しかし、そもそも我が家には、お腹が空いたときにわざわざジュースを作って飲むという習慣がなかったので、使ったのは最初だけ…。今では、キッチンの棚で眠っています。36歳/女性

スムージーマシーン

冷凍したフルーツで簡単にスムージーが作れるという、約5,000円のマシーンを購入しました。一ヶ月くらいは家族でハマっていたのですが、次第に下準備が面倒くさくなって使わなくなりました。
現在は、どこにあるかも分かりません。38歳/男性

ノンフライヤー

2万円くらいで購入した、油を使わずに調理できるノンフライヤーです。

吊り戸棚

料理のカロリーダウンが目的だったのですが、いざ調理を始めてもフライパンで焼いたり、煮込んだりしたほうが楽なので、一度使用しただけで使わないままになっています。
一応、すぐに使えるように箱から出してありますが、キッチンの棚に入れたままの状態です。

ホームベーカリー

 材料を入れるだけで、誰でも簡単に焼き立てパンが作れるホームベーカリーを12,000円ほどで購入しました。

「焼き立てのパンが食べられるようになったら、朝、起きる楽しみになりそう」と思っていたのですが、起床時間に合わせてパンが焼き上がるようにセットしておくと、明け方、ホームベーカリーが動く音で目覚めてしまうことが続き、ゆっくり眠れないので使わなくなりました。

今でもキッチンの片隅に置いてありますが、使うのは数ヶ月に1度ほどです。42歳/女性

ホームベーカリーで作ったパン

 朝食に焼き立てパンが食べたくて4万5,000円くらいで買ったホームベーカリーです。
ひと月ほど使いましたが、パンをこねる音が想像以上に大きいんです。朝、焼き上がるようにタイマーをセットしているので、寝ている間にパンをこねる音が響き渡り、目が覚めます。

ゆっくり眠れないので、使うのをやめました。今では、物置に入れたままになっています。40代/男性

掃除器具で使わない家電

家事の手間を省いてくれる便利な掃除用の家電の中にも、ライフスタイルや幅や高さ、容量などのスペックの調査不足によって、欲しくて買ったのに「使わない家電」と化することがあります。

ロボット掃除機

スイッチひとつで、勝手に掃除してくれるロボット掃除機を4万円くらいで購入しました。

ロボット掃除機

きっちり部屋の隅々まで掃除することまでは期待していませんでしたが、同じ所を何度も行ったり来たりすることが多く、わざわざ自分の手で掃除したい方向にクリーナーを動かさないと思うように掃除が進まないのです。
また、留守中に掃除ができると思っていたのですが、購入した型にはタイマー機能が無し…。

同メーカーの最新型は掃除するルートや充電器に自動で戻る設定などもありますが、私はセール価格に目がくらみ古い型を購入したので、もう少し機能を調べておくべきだったと反省しています。

自分で掃除機を使って掃除した方が早いので使わなくなり、知人に譲りました。42歳/女性

ふとんクリーナー

2万円前後で布団に潜んでいるダニやハウスダストを取り除くクリーナーは、購入前に思っていたほど使いませんでした。

クリーナーが重たくて掃除をすると腕が疲れるし、吸引力も自宅で使っている他の掃除機に劣るので、残念ながらほとんど活躍していません。今では、押し入れの中に入れたままです。39歳/女性

家庭用高圧洗浄機

家中をキレイにしたくて、高圧の水で汚れを楽に落とせるという家庭用高圧洗浄機を15,000円くらいで購入しました。

家庭用高圧洗浄機

購入前に確認しなかった自分が悪いのですが、水道ホースと蛇口が合わなかったことが買ったのに使わなかった理由です。

我が家の水道はホースを取り付けられないタイプの蛇口なので、無理に取り付けてもすぐに外れてしまって、結局は使えませんでした。現在は、クローゼットの奥にしまったままです。37歳/女性

スチームクリーナー

家の中の汚れを簡単に落とせるというスチームクリーナーを約3万円で購入しました。

これまで大変だった床の拭き掃除が楽になると思ったのですが、途中で中断すると、床が白く焼けてしまったり、細かい部分にヘッドが入らなかったりなど、思ったよりも使い勝手が悪い商品だったのです。

床掃除する女性

確かに、スチーム効果で汚れは楽に落とせるのですが、重くて小回りがきかないので段々と使わなくなりました。軽量型など、自分に適しているか購入前にチェックしておくべきでした。今では物置に入れたままで、大掃除の時でさえ使いません。50歳/女性

考えずに飛びつくと使わなくなる

冷蔵庫、洗濯機、掃除機など、毎日の暮らしに欠かせない存在となっている家電。最近では、ひとつのジャンルに特化した便利な家電も増えています。

新しい家電を見ると、「あったら便利」「これなら使いたい」と、思わず衝動買いしてしまうこともありますが、便利そうというだけで、安易に購入を決めるのはNG!

体験談にもあるとおり、最初は使っても、使う機会を作るのが面倒になったり、かえって不便さを感じたりなどして、いつの間にか使わずに持て余してしまうことも多いのです。

どんなに欲しいと思って買っても、使わなければお金と収納スペースの無駄遣い。便利なものがそのまま使うものになるとは限らないので、無駄遣いを避けるためにも、ただ物珍しくて欲しいのか、本当に必要なのかをじっくりと考えてから購入しましょう。

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迫田春奈

ライフハックなど日常の役に立つ情報を中心にコラムを書いています。気になったことは自分で実際に試してみるのが好きです。