部屋の片付けのコツを押さえる
モノが散らかり放題の汚部屋をキレイな部屋にしたくても、整理整頓や片づけが苦手だったり、育児や仕事などに追われて思うように部屋の片付けに時間がとれずに悩んでいる人は多いですよね。
「部屋が汚すぎて、どこから手を付けたら良いのか?片づけ方がわからない」と悩んでいる人でも実践できる、「部屋の片付けのコツ」を紹介します。
一部屋ごとに片づけるエリアを分ける
まず、部屋ごとに「片づけるべき場所」を分類します。
部屋 | エリア1 (大) |
エリア2 (中) |
エリア3 (小) |
---|---|---|---|
寝室 |
ベッドサイドの棚 | テレビ棚 | クローゼット |
居間 |
ソファーの上 | テレビ棚 | 郵便物や雑誌 |
台所 |
シンク台の上 | 冷蔵庫 | 引きだしの中 |
部屋でリラックスしようと思っても積みっぱなしになっている雑誌や郵便物が気になって仕方がない棚、普段は目につかないけれど開けるたびに憂鬱な気分になる物が散乱してグチャグチャになっている引き出しの中などをピックアップして、大中小のエリアに分けます。
この作業は、散らかっている部屋をどこから片付けたら良いのか分からなくなって整理整頓に取りかかるのが面倒になることを防ぐ効果があります。
部屋を片付けるコツ
片づける場所を把握する
片付けるエリアに優先順位をつける
表1をサンプルにした場合、居間は「大エリア」のソファーの上から片付けをはじめます。
大きなエリアを最初に片付けるメリットは以下の通り。
目につきやすいスペースの大きな場所を片づけると『後回しにしていた部屋の片付けをやった!』という達成感が生まれます。達成感を持続させることは、部屋を片付ける意欲に影響する重要なポイント。
引出の中の小物など、細々したモノを整理すると確かにスッキリ感は得られますが、引きだしは開けなければキレイになった状態を再確認できないので、最初に小エリアに手をつけると「達成感が持続しにくい」のです。
部屋を片付けるコツ
「目に入りやすい大きなエリア」を優先する
一日一箇所の片付けから始める
汚部屋を一気に片づけよう考えると精神的なハードルが高くなります。次第に『明日にしようかなぁ…』と億劫になり、先延ばしにする悪い癖に負けて失敗する原因に…。
部屋を片付けるコツ
「一日に片づけるのは1箇所だけ」と考える
気持ちがラクになって片付けや掃除が苦ではなくなります。
家具の役割を守る
数日かけて少しずつ部屋が片付いてきたら「家具の役割とルール」を再確認します。
家具 | 役割 | ルール |
---|---|---|
ソファー | 座るところ | 衣類を置かない |
ベッドの上に洗濯物やバッグ等、「寝るためには不要なモノ」が占拠していたり、衣類や雑誌、食べ物などモノの種類なんて関係なく、部屋中に物が散乱しているのが汚部屋の特徴ですよね。
部屋が少し片付いてきた状態になった頃に、今後、すっきり片付いた部屋をキープするルール作りを開始して下さい。
写真を見ての通り、ソファーの上に脱ぎっぱなしにしていた洋服を片づけるだけで寛ぐスペースが大幅にアップ!ソファーの役割りは座ったり横になる私たちを受け止めることであり「物置ではない」のです。
不要なものを置いていると、それだけ快適な空間をムダにしているということが分かりますね。
小物は複数のボックスにいれて一時保管する
テーブルや棚に定位置が決まっていない物が散乱した状態では、どこに、何があるのかが分からないので自宅の鍵やスマホが見つからず、朝、出掛けるまえに大慌てする羽目になります。
また、「大エリア」が片付いていても、小物類がゴチャゴチャしていると部屋全体が散らかっている印象が強くなるので気を付けたいポイント。
しかし、もともと片付けが苦手な人にとって一番の難関が小物類の整理整頓なのですが、良い方法があります。
まず、複数のボックス(段ボールでもOK)を用意して、小物を入れてしまいます。すると、棚やテーブルの上が「一時的にスッキリする」ので、片付けに取りくむために必要な「達成感を疑似体験できる」のです。
片付けに適したボックスのサイズ
・宅急便80サイズ程度
大き過ぎると箱の中に入っているものが把握できず、片づけるのが嫌になって挫折します。
みかん箱サイズ程度のボックスを複数用意して、1個の段ボールの中身を満タンにしないことが片づけ成功の秘訣です。
段ボールや箱が無い場合は、スーパーの買い物袋でもOK!
一日、一箱(一袋)ずつ、数日置き、または週末に中身を整理していく方法です。この際に、ごちゃごちゃライフへリバウンドしないように不要なものは出来るだけ処分して下さいね。
小物は関連するもの同士を近くに置く
- 郵便物とペーパーナイフ
- 携帯電話と充電器
- 時計とカギ
関連性のあるモノや外出時に必ずセットで持っていく物同士を同じエリアで保管しておくと探す手間も省けます。
また、郵便物のなかでも「溜まりやすい請求書」やダイレクトメールなどを乱雑に保管していると、支払いや大事なイベントへの参加を忘れたり、間違って古い書類と一緒に捨ててしまうなどの恐れがあります。
「開封済(支払済)」「未開封(未払)」に分け、バラバラに散らからないように100円ショップで購入できるディッシュスタンドなどに「立てて保管」します。
中期的なスケジュールを組みが片付けのコツ
散らかっている部屋を片付けるには時間を要します。
一日、または数時間で片づけることも不可能ではありませんが、無理な計画をたてると余計に面倒くさくなって手が付けられなくなるので、散らかり具合によっては1ヶ月単位の目標を立てて下さい。
少しずつ部屋が片づいてくると「すっきりした空間にいると気分が良くなること」を実感するようになり、整理整頓、掃除、片付けをする良い習慣が自然と身につきます。