靴擦れを防止する方法・新しい靴を無理なく履く裏技
靴擦れを防止しないとタコやマメができたり腰痛になったりと、身体のアチコチに不調が出てきます。でも可愛いパンプスやヒールが履きたいという女性に、ワセリンなどで簡単に靴擦れを防止する方法をご紹介します!
怖い靴擦れを防止して楽に靴を履く方法
何度やっても、新しい靴を卸すのは気持ちが良いものです!靴擦れを起こすまでは…。
靴というものはほぼ毎日履くものですから、一度靴擦れを起こしてしまうとずっと痛い上に歩くたびに傷と擦れてなかなか治らないものです。痛い足を抱えながらお洒落しても、楽しくありませんよね。
しかも靴擦れを放っておくと水ぶくれができ、皮がめくれます。傷をそのままにしておくとタコやマメができ、痛みで変な歩き方の癖がつくと腰痛になる上、靴擦れが悪化するという悪循環に…。もっとひどい場合には傷口からバイ菌が入り、化膿してしまう可能性があります。
靴擦れの原因はいくつかありますが、主な原因としては「外反母趾など足に問題がある場合」、「靴のサイズや形が合っていない場合」そして「靴が硬い場合」が考えられます。
「足に問題がある場合」は病院にかからないと根本的な解決にはなりませんが、「靴が合ってない場合」、「靴が硬い場合」は、工夫次第で靴擦れを無くせるかもしれません。
それでは、恐ろしい靴擦れを防止して、お洒落を楽しむ方法をご紹介します!
シューフィッターに相談する
経験から自分が靴擦れしにくい靴の特徴を覚えていくのもひとつの手ですが、何回も痛い思いをしなくてはいけないのが欠点ですよね。そんなときは、シューフィッターに相談しましょう。
▼シューフィッターは靴のスタイリスト
その人に似あう靴を選ぶというだけでなく、左右で大きさも形も違う足を計測し、その人が最も楽に履ける靴を探し出してくれる靴選びの専門家です。シューフィッターを名乗るには資格が必要で、構造や材料など靴に関することだけでなく、足の構造や歩行に関する医学的な知識も基本として身につけています。
自分の足に合った靴を探し出すだけでなく、調整用パッドやクッションを使用して靴内での調整を行う技術も持っていますので「デザインは好きだけど足に合わない」という場合でも、簡単に諦める必要はありません。
絆創膏を貼る
靴擦れができた後、傷を保護するために使う人も多いのですが、靴擦れが起きる前のクッション材としても使えます。特に擦れやすいかかとは、汗と摩擦で絆創膏が剥がれやすいので、常に予備を準備しておくと安心ですね。
靴の内側に絆創膏を張る方法もアリ!友人や彼氏の家にお邪魔する時や小上がりを利用する時など、靴を脱ぐ場面で絆創膏を貼った足を見られたくない人に人気の方法です。
新しい靴を履くときは何枚か持ち歩く
新しい靴を履くときは絆創膏を何枚か持ち歩くようにしています。実際に履いて歩いてみないとどの辺りが擦れるかわからないので、痛いなと感じ出したら早めに直接足に絆創膏を貼って、ひどい靴擦れにならないようにしています。
絆創膏だけでなく、靴擦れ防止専用の貼るタイプの商品を使った方法も併せてご紹介します。
▼「バンドエイドのマメ・靴ずれブロック」を使う
「バンドエイドのマメ・靴ずれブロック」は老舗バンドエイドの商品だけあって、肌へのフィット感や粘着力は完璧。1枚100円程度と少し高いことと、クッションが厚いため足が窮屈に感じることがありますが、靴擦れの予防や靴擦れができた後でも使えます。ケース付で持ち運びが便利なので、外出先で靴擦れしてしまっても安心ですね。
▼「バンヘッドのシューズエイド」を使う
薄いトゥシューズで踊り続けるバレエダンサーの足の痛みを軽減するために開発されたのが、「バンヘッドのシューズエイドシリーズ」です。自分好みの大きさにカットして使うものが多く、洗って乾燥させれば接着力も復活し、繰り返し使うことが可能なのでコスパも良いのが嬉しいです。
▼100均グッズを使う
100均には靴擦れ防止商品が置いてありますので、自分の足に合わせたものを見つけてみてください。具体的にどんなものを使っているかを体験談形式で紹介します。
「靴のトラブル和らゲルパット」を使いました
「靴のトラブル和らゲルパット」は、ぶよぶよとしたゲルでできているので足に優しく、ダイソーで売られている100円商品なのでお財布にも優しいです。ヒールだけでなく大抵の靴に使えますし、透明で目立たないのが嬉しい商品です。
靴擦れ防止用のクッションを使いました
かかとをよく靴ズレすることが多いので、100均でも売っている靴擦れ防止用のクッションをかかとに貼って過ごしています。これは貼ると貼らないとではすごく大差があるので、やっておいた方がいいですよ!これのおかげで遠出する時やデートでおしゃれなヒールを履いた時も、かかとに貼っておくだけ全然痛くないので、やってみて下さい!
スポンジが付いている両面テープを使いました
100均などで、スポンジが付いている両面テープが売っているので、それを靴に直接貼ります。幅が1~2センチなので、目立ちません。スポンジがクッションの変わりになってくれるので安心して履けます。剥がれてしまったときのために、予備でポーチにカットした状態で入れておくことも出来るので、安心です。
素足で靴を履かない
靴擦れを起こしてくれと言わんばかりの行為が、革靴やパンプスを素足で履くことです。ストッキングも効果的ですが、できれば靴下やフットカバーのようなある程度厚さがある物を履くと、より靴擦れを起こしにくくなります。
フィットする靴下を履くようにしています
偏平足気味で幅が広い靴じゃないときついことが多いので、なるべくフィットする靴下を履くようにしています。スニーカーやスポーツシューズの場合は紐をきつく締めずに、伸縮性のテーピングテープを足に貼って靴擦れを防止しています。
絆創膏の代わりにテーピングテープを使って擦れそうなところを保護しつつ、さらに靴下を履いて二重に靴擦れを防止している方もいらっしゃいます。
ワセリンを塗る
ワセリンは安いのに乾燥肌に良い保湿アイテムだといいますが、実は靴擦れにも効果があるのです!靴擦れは靴と皮膚がこすれ合うことで起きるので、ワセリンの外的刺激から肌を守る働きが足の痛みを予防しくれます。
適度に刷り込むようにします
かかとにワセリンを塗って靴擦れを防止しています。塗りすぎるとベタつきますが、適度に擦りこんでおくと摩擦を防いでくれるし、皮膚が柔らかくなって靴が当たっても楽です。靴の方にも少し染み込んで革が柔らかくなってくれるのも効果があるように思います。
ワセリンを塗るだけで予防になるので、いつも靴擦れを起こしてしまう場所以外にも靴との摩擦が起きやすい以下の場所にも塗っておきましょう。
靴との摩擦が起きやすい場所
・足指
・かかと
・足裏
・くるぶし
靴を柔らかくする
靴、特に革靴は革が伸びるまで足が痛くなりがちです。シューストレッチャーや皮革柔軟剤、薄めたアルコールといった専用の用品で柔らかくするのが一般的ですが、今回紹介するのはジップロックを用意するだけでいいのです!
まず、水を1/3程度入れたジッパーが付いたポリ袋を用意します。ポリ袋の大きさはMでもLでもかまいませんが、Lに入れるときは1/3より少なめに入れるのをおすすめします。水が漏れないようしっかり口を閉じた袋を靴の先に入れ、数時間そのまま冷蔵庫で冷やします。取り出したら無理に氷を解かそうとせず、自然解凍してください。自然に解かすことで、革をより長い時間氷でストレッチできます。
水と氷の体積の違いを利用した革を伸ばす方法ですが、水を使うので濡れるとシミになりやすい薄い色の革靴ではやらないでください。
靴に袋に入れた氷を入れます
靴に氷を入れて履きやすくなるようにしています!ビニール袋に水を入れ、水の入った袋を靴の先に入れたまま、数時間冷蔵庫で靴を冷やします。衛生のために靴自体もビニール袋で覆います。この工程を二、三度繰り返すと靴の先端が伸びて履きやすくなるのです!
靴擦れを防止して楽しいお出かけ!
女性は男性に比べて、ヒールやポインテッドトゥといった足に大きな負担をかける靴を履く機会がある分、靴擦れになるリスクも大きくなります。靴擦れから膝の痛みや腰痛を発症することもありますので、今回ご紹介した防止策を実践してみてください!
お洒落は足元から。しかし、足が健康でなければお洒落の楽しさも半減です。足の痛みで曇った顔ではなく、靴擦れ対策をして美しい笑顔と共にお洒落を楽しみたいものですね。