離婚のメリット・デメリットを経験者に聞いてみた!
離婚はメリットばかりではなく、デメリットもあるもの。それなりの理由があって別れが訪れますが、子供がいたり、収入面の問題があるのであれば、破局すればいいことも悪いことも多々あるものです。
離婚を経験したメリットとデメリット!
出会いもあれば別れもある、というのは結婚後の夫婦にも言えること。厚生労働省によると、3組に1組のカップルが離婚するというのが今の日本の現状です。
「離婚してよかった!」
「離婚しなきゃよかった…」
別れる男女の事情もそれぞれ異なるとはいえ、離婚するメリットとデメリットをつくづく実感させられたという女性は少なくありません。今回は、離婚を経験した女性たちに「離婚のメリット・デメリット」を率直に語ってもらいました!
1.離婚してから全てが良い方向に向かった
メリット
離婚してよかったことは離婚前に160cm30kg代まで体重が落ち、心身共に崩していた体調が良くなったこと。またその後、縁あって再婚したのですが、離婚していなければ今の主人と結婚する事もなかったので離婚してよかったなと思います。
デメリット
離婚して悪かったことは、やはり子供の転校など環境が変わったり、子供の心に傷をつけたり、自分の計り知れない所で子供に辛い思いをたくさんさせてしまったことですね。それでも自分の決断に後悔はしていません。
2.自分らしさを取り戻せたこと
メリット
私が感じた離婚のメリットは伸び伸びと生活できるようになったことです。結婚当時は夫が亭主関白だったがために、自分をねじ曲げてでも夫に合わせることが多かったのですが、離婚後はそのつかえが取れたように自由になり、自分らしさを取り戻すことができるようになりました。
デメリット
離婚して悪かったことはやはり収入面。夫が公務員だったために他の家庭よりも裕福だったので、結婚生活中、私は働かなくて済みました。今は慰謝料ももらっていないので、パートに出てはいますが思うほど稼げません。それでも自分の力で暮らせることにとても満足しています。
3.自分の時間を自由に使えるようになった
メリット
私が離婚して良かったことは、自由になれたことです。もう息苦しい生活もなく、子供が寝てから自由に自分の時間が使えるようになりました。一人で家事や仕事、子育ての全てこなすことは大変ですが、離婚前も変わらなかったので、そこはそんなに抵抗はありませんでした。
デメリット
離婚を通して感じたデメリットは特別ありませんが、仕事場では離婚をしたことを話しておらず、旧姓にも戻していないので、旦那の話を振られる時は辛くなります。自分を偽り続けるのが時々疲れることがあります。込み入った話は誰ともしたくないし、無意識的にあまり仲良くならないようにしているのかもしれません。
4.離婚して怒鳴られる不安がなくなった
私の両親はとても仲が良く、両親のような明るい家庭をいつまでも続けたいと思っていました。でも、夫婦同士の大切な話題にもキチンと向き合ってくれない主人とは離婚となりました。
メリット
離婚して良かった事は、いつワケのわからない事を言い出して怒鳴られるのかという不安がなくなったことでしょうか。物事を理屈のあわない事を言ってもの凄い声で怒鳴りちらすのです。そういった面では私は気楽になりました。
デメリット
離婚して悪かったことは、元主人が公務員ですから決まって給料が入っていたのに、離婚後は、お金が私の手元に入らないことです。
5.元旦那の心配をしなくても良くなった
メリット
3年の結婚生活にピリオドを打ちました。結婚しているときは旦那の仕事に不安もあり、心配の毎日でした。悩んでばかりいるので私も精神的におかしくなってしまうのではないかという思いもありました。
離婚してからは自分のことだけを考えていれば良いので気が楽になりました。旦那がこんな状態でどうなってしまうのだろうという不安が消え去り、その後は私もバリバリ仕事をしています。自分の好きなことができるのが離婚して良かったことでもあります。
デメリット
悪かった点は自分自身で生活をしていかなくてはならない、ということです。仕事は休めません。「嫌だな」と思った日も行かなくてはならないのが少し辛いです。
6.見えなかったものが見えてきた
夫が2度目の鬱になり、再発したことがキッカケで私から離婚を切り出しました。
メリット
離婚してよかったことは常に相手のペースに合わせなくていいこと、いつも「体調どうかな?」などと心配したり、すぐに疲れてしまうため、どこへ行くにも気を遣いながら生活しなくていいことです。ある意味、自分なりに介護から解放された気持ちでした。
デメリット
悪かったこととしては罪悪感が残ったことですね。一度は添い遂げると誓ったはずなのにそれが出来なかったこと、夫を支えきれなかったことが今では私自身を苦しめています。
7.気分がとても晴れ晴れとした
メリット
私が離婚をして良かったと思ったこと…それは気分がとても楽になり明るくなれたことです。離婚をするまでは、前の旦那と揉めてばかりで毎日気がふさいで悩んだりしていましたが、離婚が成立してからは「あの時は一体なんだったのだろう」というくらい楽になり、前向きになれました。
デメリット
また離婚をしたときのデメリットとしては、自分の職場の人に離婚を伝えないといけなかったことです。会社の手続きなどの点で離婚を隠すことができませんでした。女性の多い職場だったので、しばらくはウワサになっていたと思います。
『君がいない人生は考えられない、絶対幸せにする』と、ロマンチックな言葉をかけてくれるわりには具体的な行動が全く伴わない人で、彼の実家で奥さんがいわれのないことでピンチになってもかばってくれることがありません。
また、お給料を家庭に入れてくれる他は何もせず、奥さんが全てやりくりをして旦那さんの妹の生活費まで工面する状況でした。
1人で頑張っても全く評価されない環境につかれたし、この先もずっと変わらない生活だと確信できたので、損切りのつもりで離婚に踏み切りました。
離婚をしてからの生活
働いていたので経済的ダメージが少なかった
転勤という形で自分の地元にトラブルなく帰れた
元夫と、妹のお金を管理するストレスがなくなった
精神的な疲労から立ち直るのに数年かかったそうですが、ストレスだらけの生活から解放されてヒドイ肌荒れも治り、まったく離婚した後悔はありません。
8.娘と2人楽しい毎日が訪れた
結婚して13年、離婚を考えたのは子供が生まれた10年前からでした。主人は子供好きと言っていたのに、いざ子供が生まれてみると子供の世話をしないどころか夜泣きをする生後数か月の娘に向かってうるさいと怒鳴り、私も毎日寝不足でこちらの方が泣きたいほどでした。他の家庭のご主人は育児に協力的で、よその家が本当に羨ましかったです。そんな中で育った娘はもちろん父親にあまり懐かず、子供が小学4年生の時「お母さんなんであんなお父さんと結婚したの?」と聞いてきて私の決心もつきました。
それまでは父親の機嫌をうかがうように暮らしていたのですが、離婚したおかげで娘と私、二人でのびのびと楽しく暮らしています。離婚をするまで10年あったのでヘソクリも貯めていたし、資格もとって仕事も正社員になったので、これから娘のためにもっともっと頑張って働きます!こんなに毎日楽しくなるなら、もっと早く離婚すれば良かったです。
9.夫婦を演じなくても良くなった
離婚というと、世間では悪いイメージが先立って「かわいそう」なんて思われがちですが、私は離婚をしてよかったと実感しています。片親になることで子供には辛い思いをさせてしまうこともありますが、仮面夫婦を続ける事は自分にも子供にも良くないことです。夫婦がギクシャクした環境の中で子供を育てていると、子供に気を遣わせてしまいます。
実際、離婚して最初は寂しそうな顔をしていましたが、今は昔以上に笑って過ごしていることが多くなりました。私は、離婚は悪いことばかりではないんだなと実感しました。
10.ストレスの原因を取り除ける
メリット
夫婦をやめて良かったことは、自分がパートナーと同じ空間にいる中で萎縮して強いストレスを受けることがなくなったことで、相手の顔色をうかがったり、相手の言葉に傷つけられ息が詰まる思いがなくなり、とても気楽になれます。
元夫に合わせてなくなっていた自分の時間を取り戻せますし、食生活・仕事・趣味・交友関係など、すべての面で上向きになったので離婚をして満足しています。
でも、家事や育児の負担を半分ずつに分けていたことが、全て1人でやらなくてはいけないため家事が苦手な人は生活が重くのしかかってくるハズ。
感情的に離婚届を突きつけずに、仕事・家事・育児が両立できるようにしっかりと地固めをしてから別れたほうが良いと思います。
家にいても家事をしてくれない、子どもの面倒も見てくれない旦那だと、奥さんばかりに負担がかかってストレスが溜まる一方です。
また、子どもが『父親というのは家事をしないんだ』と、元旦那と同じ性格に成長するのではないかと不安でした。
離婚をしたら『共働きなのに私ばかり苦労している』と思う気持ちがなくなり、ストレスから解放されました!
デメリット
でも、やはり子どもがいる家庭での離婚はデメリットがあります。
子どもがいる家庭でのデメリット
スポーツを教えるには母親だと限界がある
子どもとの時間がとれずに寂しい思いをさせる
経済的にも苦しいことが多いので、子どもの友達と一緒のおもちゃやゲームを買ってあげられないことがあるので、納得のいく説明をしてあげることが大事です。
11.金銭面で苦労するけど精神面で健康になる
メリット
子供を産むときに仕事を辞めることが多いのと、子育てをしながら仕事を探すのはなかなか難しいし、子供を両親の事情で勝手に巻き込むことに罪悪感があります。
でも、夫だけではなく義両親に邪魔されることなく自分の人生を楽しむことが出来ますし、夫のいびきで起こされることもなくなり安眠を得られることもメリットの1つ。
また、夫と義両親の介護の心配をしなくてもいいことが最大のメリットかもしれません
デメリット
離婚をするデメリットは、金銭面や住む場所などの物理的な問題であるのに対し、メリットは精神的な面だと思います。
宝くじが当たれば万事解決するのに…。
12.子供の幸せを願って離婚を決意
『子どものために離婚をしない』と、家庭内別居を選択する夫婦もいると思いますが、一方で『親の不仲に苦しんでいる子ども』もいます。
離婚におけるデメリット
経済的な問題
父性か母性が家庭から欠ける
子どものために、円満離婚をするならデメリットを解決する必要がありますが、散々こじれた夫婦関係の元で子どもが育つほうが不幸だと思い、離婚を決意した夫婦もいます。
元夫からは養育費を払ってくれていますし、月に1度子供たちと会っているので個人として許せないことがあっても、父親としての最低限の義務を果たしていると考えると気持ちが割り切れます。
子どもにとっては、親が不幸でいる環境で育つよりも、夫婦だった2人が少しだけ距離を置いても子どもが幸せなら、そちらの環境のほうがいいハズ。
1番大事なのは、自分たちのことではなく子どもへの愛情ですね。
「結果的に離婚してよかった」派が多数!
夫の介護、子供に対する態度、亭主関白過ぎる夫へのストレス…。彼女たちが離婚を決意する理由は様々ですが、皆さんほぼ、「別れて正解」と感じていることが伝わってきました。
また、子供さんがいらっしゃる家庭であれば離婚時に話がこじれるケースも少なくないとはいえ、新たな生活リズムが整ってからは「仮面夫婦を続けるよりも幸せ」「子供も昔より楽しそう」という意見も。例え失うものがあったとしても、「旦那との離婚」が自分や子供が最も幸せになれる選択であれば問題はないのかも?