離婚したい夫の本音がハッキリわかる行動・態度まとめ

離婚したい夫がとる行動のなかに、夫婦の危機を乗り越えるヒントが隠されています。我慢が限界に達して怒りっぽくなったり、家事を押し付けられ家庭内での男としての存在意義に自信を失うと別れがチラつくのです。

離婚したい夫の本音がハッキリわかる行動・態度まとめ

離婚したい夫には変化があらわれる

一生の共にするパートナーでいることを誓って結婚したのだから、喧嘩しようが、嫌いな一面があろうが、旦那様とは上手くやっていきたいのが本音ですよね。2人の間に子供がいれば尚更のことではないでしょうか。

でも、「私たちは絶対に別れないで、一生、夫婦として幸せを築いていくんだ」と、強く心に決めていても、現実には思い通りにならないケースもあります。

現在、3組に1組の夫婦が別れるといわれており、離婚理由は”浮気や金銭問題”ではなく”性格の不一致”が最も多く、なんと8割の人が結婚相手として選んだパートナーとの”考え方や価値観の違い”に耐えかねて別れを決めているのです。

今の結婚生活が安泰であっても、ちょっとした気持ちのすれ違いから埋められない溝を深めてしまうことがあるので安心はできません。特に、「離婚したい」と考えだした夫の中には、モラハラ態度や行動で妻を精神的に追い詰めたり、コミュニケーションさえ拒否することも…。

決定的な判断を下す前に”離婚したい夫”に表れる、行動や態度の変化を紹介します。「リアルな体験談」も参考に!

1.帰宅時間が遅くなる

今までは仕事が終わったら真直ぐ帰っていたのに、お酒を飲んで帰ってくる頻度が多くなり、更には、奥さんが寝る時間を見計らってコッソリ帰ってくるようになるのも、離婚したい夫がとる行動のひとつ。

離婚を考えるダンナが陥りやすいのが“帰宅恐怖症”です。自分の家なのに居場所がなくなり、妻や家族と過ごす時間を苦痛に感じるのです。

夕日に黄昏る男性

帰宅恐怖症になる夫を作り出すのは、以下、妻の特徴にも原因があると言われています。

夫をバカにする言動が多い

文句や不平不満が多い

怒鳴る

ヒステリックになる

帰宅恐怖症が重症化すると、安らげる場所を見つけようとして他の女性との浮気に走りやすくなる傾向があるため、離婚願望に拍車が掛る恐れがあります。

夫が家に帰って来なくなって、今後、円満な夫婦関係の復活を願うのであれば、旦那さんの堪忍袋の緒が切れる前に、これまでの態度を振り返って優しく接することをおすすめします。

2.「疲れたから後にして」が口癖になる

奥さんが、お願い事や相談を持ちかけても「疲れているから後にしてよ…」と、毎回のように相手にしなくなる反応も離婚したい夫からのサインです。旦那さんは妻と向き合うことが億劫で無関心になっている可能性があります。

夫の態度に悩む女性

「あれやって」

「これもやって」

「男なんだからこれぐらいしてよ」

日頃から夫に対して、過剰な家事の役割を与えて強制ばかりしていると、夫は家庭生活に疲れてしまうばかりではなく、妻のことを「ダメな嫁」と思うようになり”良きパートナー”として見られなくなるのです。

たとえ共働きであったとしても”男性を立てるような頼み方をする”など、男のプライドに配慮しないと夫の関心を引くことは難しくなるかも…。

3.妻の実家に顔を出さなくなる

長期休暇をとれるお盆や年末など、多くの人が帰省して自分の親や家族に会い行くものですが、これまで妻の実家にも顔を出していた旦那が一切、近づこうとしなくなったのなら離婚したいと思っているサインの疑いあり。

夫婦の仲がギクシャクしていたり、心のどこかで別れを考えていると、相手の親や家族と会っているときに取り繕うことが面倒臭くなり、自然と足が遠のいてしまうことがあるのです。

配偶者の両親や家族と上手くいかないことも、離婚を考える原因になります。実家へ帰省した際に夫の居場所がなくなるような雰囲気になったとき、ちゃんとフォローしていますか?夫が実家に顔を見せたがらなくなったら、優しく理由を聞いてあげることをオススメします。

4.極端にコミュニケーションが減る

女性と比べると、男性は自分のこと積極的に話そうとしない傾向はあるのですが、妻側から積極的に働きかけても、全くコミュニケーションを取ろうとしなかったり、無反応なのは問題です。

妻に無反応な男

夫とのコミュニケーション度チェック

挨拶を返してくれない
質問しても返事が返ってこない
顔を見てくれない
笑顔を絶対に見せない
無視されることが多い

※2つ以上当てはまったら危険!

安心感や慣れから会話やアイコンタクトがなくなるケースもあるのですが、短期間で極端に夫の態度に変化が見られるようなら、妻や家庭生活に対して“嫌悪感”を抱いている可能性が高いのです。

しかし、結婚している限り、一時的に嫌いになったからといって、簡単に離婚するわけにはいかないので、このケースでは関係を改善する猶予がかなりあると言えます。

険悪な雰囲気になっても妻側に離婚の意思がないのなら、自分から「離婚しよう」とは言わないことが関係を修復するには大切です。

5.明らかに気が短くなる

これまでは優しく接してくれていた夫が急に怒りやすくなって些細なことでキレるようになるのも”離婚したい夫”に顕著にあらわれる特徴のひとつ。

ずっと我慢して妻に言えなかった不満が蓄積し、爆発寸前なのかも知れません。また、これまでは愛情があったからこそ耐えられたことが、何かをキッカケに夫の境界線を越えてしまい、感情をコントロールできない状態にまで怒りが達しているのかも…。

夫に怒られる女性

どうして怒っているのか、根本的な理由を夫も理解できていないコトがあるので、冷静に話合う機会を設けて離婚回避の道を探って下さい。

離婚したい夫の行動「リアル体験談」

現在進行形で離婚を匂わすダンナの態度に直面して離婚しようか悩んでいる妻、既に離婚している元夫がとっていた、家庭があって子供もいるのに信じがたい身勝手な行動など、実際のエピソードを体験者に教えてもらいました。

何年も無視、外泊、会話無しです

中学生の娘が一人いますが、旦那は結婚数年後から不倫をはじめたので、多分、その頃から私のことがウザくて堪らないのだと思います。子供が小さかった頃は、直接、離婚を切り出してくることはありませんでしたが、私が話し掛けても口をきいてくれないし、一切目も合わせてくれない状態が数年続いています

主人の考えていることは全く分からず、今でも休日出勤だと土日に出掛けるのですが本当なのかどうかもわからないし、確かめる気も起きません。

幸いなことに娘には甘く、小学生の頃までは娘の話には耳を傾け、娘の望むことは叶えられるだけ叶えていましたが、中学生になった娘に相手にされなくなってからは家に帰ってくる回数が減りました。

更には、給料もあまり入れてくれなくなり、このまま一緒に暮らしていても仕方ないので離婚を決断する時期だと思っていますが、慰謝料などの問題があるので自分からは切り出さずに、主人から言ってくるのを待ちます。とりあえず、「娘の受験が終わるまでの辛抱だ」と、自分に言い聞かせる毎日です。(妻38歳/夫40歳)

夫が嫌になった妻

冷たくて無関心な態度をとられています

結婚3年目ですが子供はいません。主人は喧嘩する度に「俺は、お前と結婚してから1カ月経った頃に、離婚したいと思っていた」と言い、実際にほとんど会話はナシ、「いってらっしゃい」「お帰りなさい」と声を掛けてもシカトの連続。

ちょっと失敗をするともの凄い形相で睨みつけ、私が話掛けると本気で嫌そうな顔をするので必要最低限のことしか話さないようにしていますが、彼の言うとおり、結婚1ヶ月目にして離婚願望があったようです。

ほとんど会話をしないため、離婚話は保留(?)にしているのか夫の真意は分かりませんし、心が通い合わないまま夫婦を続けていく意味を見い出せませんが、今は私から別れ話を持ちだす気力がありません。どちらに転ぶか分からない危険な状態なのは確かです。(妻32歳/夫35歳)

家族に距離を置いています

結婚当初はラブラブでしたが、3年を過ぎた頃から棘(とげ)のある言い方をするようになり、優しさが感じられなくなりました。離婚の意思を問いただしたところ「離婚したいけど、経済的な負担が大きいから我慢している」のだそうです。

私と一緒にいるとイライラするのか、同じ部屋で過ごすこともなく、完全に家庭内別居の状態です。共通の趣味にも「来るな」と拒絶され、すれ違い生活は4年間も続いています。

会話も減り、飲み会があると午前様の帰宅は当たり前だし、休日も家族で出掛けることもなく、自分のやりたい事に没頭しています。

妻に対する愛情が冷めて、態度や発言が厳しくなるのは仕方ないですが、二人の子供(低学年)とも接点を持とうとしないので、冷え切った家庭で辛い思いをさせています。夫はまったく歩み寄ろうとしないので、離婚したほうが良いのか悩んでいます。(妻35歳/夫39歳)

夫に相手にされない妻

家に帰って来なくなりました

離婚した元夫が、別れを切り出す前に2年間とっていた行動です。子供は2人で、当時は中高生でした。

カリカリして小さなことでも怒鳴る、食事中に会話しない、食べ終わると直ぐに部屋に籠(こも)り、休日も「独りの時間が欲しいから」と、頻繁に出掛けるようになりました。

夜ご飯は外で食べることが増え、やがて、お風呂もスーパー銭湯で入るようになり、「友達の家に泊まる」と、嘘をついて半年以上もネットカフェで寝泊まり生活を送るようになり、自宅へ帰って来なくなりました。(妻40歳/夫42歳)

結婚を続けたいなら歩み寄って望みをつなぐ

「嫌いになった」「生理的に受け付けなくなった」「一緒にいてもつまらない」「他に好きな人ができた」など、現状に対する不満がいっぱいで辛い日々だとしても、法律的には確固たる理由なくして離婚は出来ません。

お互いに離婚したことがプラスになるケースもありますが、一時的な感情に流されて離婚しては夫と妻だけじゃなく、子供の人生を狂わすこともあります。

離婚したい夫に理不尽な態度をとられたとき「そんなに嫌なら離婚してやるわよ」と、妻が感情的になって別れを切り出しても後悔します。夫婦二人、または家族皆がどうすれば幸せになれるのかをじっくり考えて話合ってみることで、明るい未来を掴めますように

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三田聡子

嬉しかったこと、辛かったこと、全ての恋愛経験で感じたことをもとにコラムを作成しています。