人望が厚い人の特徴
人望が厚い人の特徴を紹介。陰口を言う、自慢話をする、ケチ、自分の評価アップを企み裏で手を回すなど、これらは全て「人望を集める人には無い共通点」。付け焼刃では信頼を得られません。日々の積み重ねが大事!
人望が厚い人の特徴
基本的に「人望のある人」の性格は、優しくて、面倒見が良くて、頼りになる人です。人望のある人には、本人が意図しなくても自然と人が集まって来ます。いつも和やかな空気が漂っていて、一緒に居ると励まされたり、元気が湧いたりしてくる人は「人望がある」と言えるのです。
今回は、「人望が厚い人の特徴」を紹介します。
誠実に対応する
子ども相手であっても、耳が遠くなって会話が困難な高齢者であっても、常に誠意を持って接することのできる人。幼いからと軽く見ずに子どもの目線に戻って対応し、「年寄り」だからと疎外せずに年長者に敬意を払えるような人は、老若男女問わずに人望が集まります。
同年代の人が相手で親しい間柄であっても、ひとりひとりときちんと誠実に向き合い、その人の良い部分を引き出せる人は、好感を持たれます。しかし、誰に対しても誠実であるということと「八方美人」は違います。
あちこちに「いい顔」している人は、「相手」を思っているようで、実は「自分が良く見られたい」という思いが根底にあるので、トラブルなどが発生した場合、結果的に多くの人を傷つけてしまいます。
人によって態度を変えない
相手が上司であっても決して媚びず、部下であっても決して威張らず、常に平常心で変わらぬ態度のできる人。自分にとってメリットのある人には媚びへつらい、立場が下の者に対しては横柄な態度をとる人は、必ずと言ってよいほど嫌われます。
身近なところに、上の者に対しては最敬礼で挨拶したり、ゴマをする人がいませんか?客観的に見ると、非常に恥ずかしい姿です。
どんな人に対しても言うべき時には、自分の意見をしっかりと言える人は信頼され、人望も厚いのです。
人の話を最後までよく聞く
決して途中で話の腰を折らず、最後まで相手の話をよく聞いて理解してくれて、的確なコメントをしてくれる人。
少し疑問に思うような話でも、相手の真意を汲み取るには、最後まで話を聞き、相手が本当は何を言いたいのかを正確に把握することが大切です。特に思春期の若者の話は、結論が曖昧だったり、見解が甘かったりするので、途中で自分の意見を挟みたくなることもあります。しかし、最後まで言いたいことを話させて、しっかり聞いてあげるというのも大切なことです。
職場や学校でも誰かがミスした場合に、話や言い訳を聞いてあげたうえで、叱るなり改善策を授けるなりができる人は人望を集めます。
説得力のある話し方をする
落ち着いたトーンのよく通る声で、話す人の言葉には誰もが耳を傾けます。逆に高い声で早口でまくし立てる人の話は、耳を塞ぎたくなったりします。人間の耳とは不思議なもので、心地よい声の高低の範囲内であれば、たいていの話は耳に自然に入ってきます。
ただし、アナウンサーのように声と話し方が良ければ説得力があると言うわけではありません。話だけ上手でも、誠意がなければ伝わらないということです。
どれだけ自分の気持ちを言葉に乗せて相手に伝えることができるのかは、話の内容によります。きちんと内容が整理された言葉は相手の心にも響き信望を集めます。
噂話や陰口をいわない
誰かから噂話や陰口を聞かされても、決して巻き込まれない人。または、最初から聞く態勢を整えない人は人望が厚く信頼される存在です。
管理職になると、部下から「誰々に、こういう噂があります」などと密告されることもあります。そういう場合は、聞かなくてはいけない立場にありますが、密告してきた者の話を鵜呑みにせず「真偽のほどは、こちらで確認するから他言しないように」と釘を刺すことを忘れません。
そういう心配りや気遣いができる人であるからこそ、部下も安心して噂話を耳に入れておこうという気持ちになるのです。「え?なになに?本当?」などと興味本位な態度で聞きたがる上司には、何ひとつ情報を漏らしてはいけません。
口より手を動かす
黙々と自分のやるべきことをする人には頭が下がりますが、口では大きいことを言っていても、まったく行動の伴わない人は信用されません。行動力のある人は、皆をまとめて引率できる力があります。
また、率先して動く上司は部下のやる気を引き出すことができますが、口先だけの人は不平不満を引き出します。
約束を守ろうとする
「できない約束はしないほうが良い」とよく言われますが、相手の気持ちを汲んで、つい約束してしまったことでも、その約束を守ろうと努力する人には誠意が感じられ、そういった姿勢が人望の厚さに繋がります。
約束といっても、プライベートな小さな約束から、ビジネスでの大きな約束まで様々です。「よしっ、俺に任せろ!絶対に約束する!」と大風呂敷を広げる人よりも、「できる限り努力してみるから、信じて待っていて」と約束してくれる人のほうに誠意を感じるものです。
そして、約束が果たせなかった場合でも、言い訳したり逃げたりせずに潔く事実を打ち明けて謝れる人は、一旦は落胆されても、必ず、再び人望を得られます。
自信満々に約束をする人に限って、約束が果たせなかった場合、忘れたフリをしたり、なかったことにしたりするものなので、人望の厚いかどうか見分けたいときにチェックしてください。
気前が良い
とにかくケチには、人はついていきません。飲み会に行っても「今日は、俺の奢りだから、遠慮せずに何でも頼め」と頼もしいことをサラリと言ってくれるような人に、周囲はついていきます。
地獄の沙汰も金次第というように、金払いの良いところに人が集まるのは世の常なのですが、その「お金」に群がる人の人望を得ることに価値があるかといえば「ある」とは言えません。
しかし、部下の身内にお祝いや不幸があった時に、こっそりとポケットマネーでお金を包んで渡すような上司や先輩は、やはり心から感謝され、好かれ、良質な人望を集めることができます。
内面が反映された行動に人望は集まる
多くの人が「いい人だと思われたい」「好かれたい」という願望を少なからず持っているものですが、狙ったところで人望は集まってくるものではありません。どんなに取り繕っても隠せない内側に秘めているものが行動にあらわれて、はじめて人望が厚くなるのです。
良い人ぶっていても、腹の底で人を陥れることを考えていたり、意地悪な行為でだったりします。