浪費癖を治す方法・余計な出費をしないために今すぐ実践
浪費癖を治す方法を紹介します。20代30代は100~200万円、40代は500~700万円を貯金している人が多くいますが、あなたはどうでしょうか?浪費癖を治す方法を知れば無駄遣いが減り、貯金出来るようになります。
浪費癖を治す方法
20代、30代は100~200万円、40代は500~700万円を貯めている人が多いです(注1)。あなたの貯蓄と比べていかがでしょうか。ダメだと思っていても使いすぎてしまうことは誰にもあることですが、頻繁に浪費してしまうのは治すべきでしょう。
今回は、浪費癖を治すために実際やっている方法をアンケートしてみました。あくまでも、ストレスの無い範囲で実践しましょう。浪費を治すために我慢をしすぎてストレスが溜まり、買い物で発散させるという負の連鎖は避けるべきです。
収入と支出をハッキリさせる
あなたは、今月何にどれくらい使ったかを覚えていますか?浪費癖のある人は自分が何にお金を使ったかを把握していないことが多いので、まずは支出を知ることから始めましょう。自分の1ヶ月の細かい支出を知ると、どれくらいの金額が無駄な出費に使われているか自覚できるため、収入以上にお金を使うことも減るでしょう。
そのためにも、家計簿やお小遣い帳を利用するのがおすすめです。最近はアナログな手書きノートだけでなく無料で利用できるスマホアプリもあるので、気付いた時や買い物時の移動時間に手軽に記入出来ます。
書くだけでは不安だという人は、使う目的別に封筒を用意して保管しておくと分かりやすく「見える化」されるのでお勧めです。使うたびに封筒の中の現金が減るので「ちょっと使うのセーブしよう」「今月は少し余裕あるかも」と、自然に意識出来るでしょう。
収入と支出をハッキリさせる
欲しいものと今月分の必要経費をメモ帳に書き出していき、大体の金額を合算して合計金額を出す。次に、必要なさそうな物を削る。削り終えたら合計金額を計算して、今月の収入分と照らし合わせていく。
スマホのメモ帳アプリを使えば、移動などのスキマ時間に出来るのでお勧めです。私はやる前に比べて、無駄な買い物が減りました。(30代/女性)
給料を用途別に分ける
給料が入ったら、給料日のうちに用途別に分けます。貯金は先に貯金口座に移し、食費、交通費、被服費など、用途ごとに封筒に入れて保管します。
使うときはそれぞれの封筒からお金を出すことによって、何に対する支出が多いのかが、目で見てすぐにわかるようになります。(20代/女性)
買い物に行く前にリストを作る
ショッピングや買い出しに行く際、自分が買うべきものを意識していますか?浪費癖のある人は、買いたい物をハッキリさせないままお店へ行ってしまうので、必要のない物まで買ってしまう可能性が高くなります。
無駄遣いを減らすためにも、リストを作りましょう!買い物へ行く前に「買う物リスト」か「家にある物リスト」を作っておくと、家にあった物や必要のない物を買うことが無くなります。
家にある物リストを作る
必要なものをメモ書きにして、買い物の時の無駄を無くすことです。
ついついお菓子や調味料など買いたくなるのですが、あらかじめ「家にあるものリスト」を作って見ながら買い物すれば、無駄なものは買わなくて済むので役立っています。(30代/女性)
買う前に問いかける
買う前に「本当に必要な物かしら?」と自分に問いかけていますか?浪費してしまう人の中には、本当に今必要なものかどうかを考えずに、欲しいと思ったらすぐに買ってしまいます。
今持っている物と似たようなデザインや機能が似ているのではないか、より欲しい物・行きたい場所があるのではないか、と自分に質問するのがオススメです。買う前に一度立ち止まることで、客観的に「自分の財政状況」や「必要の物かどうか」を見つめ直せます。
1つ買ったら1つ捨てる
服や雑貨など、形の残る物品に限った対策ですが、私は1つ物を買ったら、今まで持っていた物を1つ捨てるという決まりを作っています。
「買おうかな」と思っても、まだ着られる服や使える雑貨を思い浮かべると、捨てるのはもったいないから新しく買わないでおこうと思い止まれます。(30代/女性)
より欲しい物と天秤にかける
何かを衝動買いしてしまいそうなとき、それよりも欲しい物や行きたいと思う場所を思い浮かべ、貯金しようと自分に声をかけます。
その場でどちらがより欲しいかを天秤にかけることで、浪費癖が発動しないようになりました。(20代/女性)
買い物の回数を減らす
毎日買い物に出ていませんか?ついつい浪費してしまう人は、お店に入る回数が多いとそれだけ無駄な買い物をする可能性が増えてしまいます。意識的に買い物へ行く回数を減らすことで、無駄遣いする機会も減らせます。
また、24時間営業でどこにでもあるコンビニエンスストアは、スーパーやドラッグストアに比べて価格が高いのですが、便利さからつい立ち寄ってしまい、必要のない物も買ってしまいます。コンビニへ行く回数を減らすだけでも、出費が減るでしょう。
買い出しは週一
買い物を週一にして、出来る限り一日で一週間分の食料を購入するようにしています。
買い物へは一人で歩いて行けば、沢山の荷物が持てなくなるので、余分な物を持つ余裕が無くなり、必要な物しか買わなくなります。
また、お金があると使ってしまうので、最低限の金額だけを電子マネーにチャージして使う方法も取っています。(30代/女性)
コンビニに行かない
コンビニになるべく寄らないことです。コンビニはスーパーやドラッグストアに比べて割高であるにもかかわらず、誘惑に負けて不要な物までついつい買ってしまうことが多いので、初めから入らないようにしています。(30代/女性)
財布の中をなるべく減らす
財布の中に多めの現金やクレジットカードを入れていませんか?浪費癖のある人の中には、持っていれば持っているだけお金を使ってしまう人がいます。
初めから財布の中身を減らしてしまえば、使える現金がないため無駄な出費も減ります。また、少ない中でやりくりしようと考えるので、自然と価格を比較するようになり節約できるようになります。
カード類を持たないようにする
クレジットカードやキャッシュカードなどを持ち歩かないようにしています。
財布の中にカードがあると現金がなくてもお金を使ったり引き出したりしてしまうので、そもそも持ち歩かないようにして、手持ちの現金だけで済ませられるようにしています。(30代/女性)
手持ちをギリギリの金額にする
私自身の話になりますが、手元の現金はギリギリ足りるかどうか程度の金額がベストです。
そうしておくと、心もとない財布でやりくりしようと考えるので、同じ商品が店舗によって販売価格にかなり差があることを意識するようになります。
例えば、コンビニで缶コーヒーを購入すると1本120円かかりますが、ドラッグストアやスーパーでは1本38円だったり50円だったりとかなり安く買えます。
同じように、生活に必要な物品を購入した時にも、最安値を知らないために相対的に浪費していることがあります。少しでも安値で買い物することを楽しむようにすると、ギリギリだと考えていた財布の中身は、意外と余裕があったりするのです。(40代/男性)
貯金の目標を立てる
計画を立ててお金を使っていますか?つい浪費してしまう人は、貯金の計画を立てていないことが多いため、目的もなく衝動的に出費してしまいます。
価格の高い物や旅行といった、貯金しないと購入できないものを買う計画を立てると、不必要な出費を抑えられます。欲しい物や行きたい場所の写真をスマホの壁紙に設定しておくと、常に意識出来るのでより無駄遣いを減らせるでしょう。
目標を立てる
浪費癖を治すには、目標を立てることが一番です。
例えば、良い電化製品が欲しいとか、どこかに行きたいとか考えたら、どれくらい貯金すれば良いかを調べます。それから貯金期間を決めれば、1ヶ月にどれくらい貯めれば目標達成できると逆算して計画を立てます。
計画を立てると無駄遣いを減らせるし、目標を達成したらそのご褒美みたいな感じで欲しい物を買ったり行きたい所に行ったりするので、やりがいも感じます。 (20代/女性)
目標を周囲へ宣言する
必要なお金を持たない、目標を立てて貯めるといった浪費癖を治す方法を試したなら、最後のダメ押しとして周囲に「貯金しているから、浪費しそうになったら止めて!」と頼んでおきましょう。
自分でも気づかない浪費してしまうポイントがあったとしても、周囲の人に頼んでおけば、キチンと気付いて注意してくれるでしょう。
最終手段は周囲への宣言!
自分が一番何にお金を使っているのかを書き出して、必要なお金以外持たないようにする。また、旅行や欲しい物など、何か目標を立てて、絶対に出さないと決めた銀行口座を作り、その中に貯金していく。
それでも使いそうだと思った時は、自分を注意できる人に「今貯金しています。いくら貯めます」と宣言しておく!(20代/女性)
浪費癖を治すために出来ること
どうしても自分が信用できない人は、定期預金をしてみると良いでしょう。銀行に特定の期間だけ決まった金額を預けるのが定期預金で、普通預金よりも高い金利が付きます。初めに決めた金額が強制的に預金させられる上に、特定の期間が過ぎないと基本的に下せません。
浪費家はある分だけ使ってしまうので、強制的に一部の給料を使えないようにしてしまうのが、一番お金が貯まる方法です。自分の使えるお金を減らし、どれくらい無駄遣いをしているかを把握することが、浪費癖を治すスタートになります。
参考文献