島根から鳥取へ・美保関で憧れの古民家に泊まり境港と米子を巡る
島根と鳥取5日間の旅行記です。今回は3日目に体験したことをレポートしますね。境港からゲゲゲの鬼太郎の「猫娘」の電車に乗って米子に到着。しかし、バスの乗り継ぎに失敗するなど山陰旅にトラブル発生!
山陰観光2日目~3日目/島根から鳥取へ向かう
前回までのあらすじは、玉造温泉から松江市まで出てから3か所の神社を参拝した私は、残りの1社「美保神社」を目指すため、一路、美保関と向かいます。美保関と山陰観光3日目の「境港」の旅レポでは、美味しい海の幸をご紹介しますのでチェックしてくださいね!
同じ松江市なのに遠い美保関へGO
14:50に松江駅から美保関を目指して、またまたバスに乗り込みます。2013年に写真家の植田正治さんの足跡をたどるバスツアーに参加した際、一度、美保関に立ち寄ったことがあるのですが、自力で行くのは初めてです。でも、きっと現地に行けば土地勘が働きだすはず!
と、張り切ってはみたものの、これが結構遠くて…、途中でバスを乗り換えて目的地に到着するのは1時間後の16時過ぎです。「レンタカーでも借りて移動すれば楽なんだろうなぁ」と、いつもながら思う瞬間ですが仕方がないのでそのままバスに乗り込みます!40分程度で美保関ターミナルに到着しました。
ややこしいのですが、次に乗り換える「美保関コミュニティバス」では「万原ターミナル15:40発」となっています。「美保関ターミナル」は「万原ターミナル」のことですので、私と同じようにバスを乗り継いで行かれる方は、少々、ご注意くださいませ。
コミュニティバスに乗っている時間は約20分。その間に境港大橋なども車窓から見えるので結構楽しく過ごせます!
こぢんまりとした港が見えてきたら終点の「美保関」です。これだけ遠くても同じ松江市だなんて、つくづく「広いなあ」と思いました。
▼美保関では一棟貸しの古民家に宿泊しました
美保関に到着後、さっそく老舗旅館「福間館」に向かいチェックインを済ませました。バス停からすぐそばにある2泊目のお宿「福間館」は、享保2年(1717年)創業と歴史ある旅館なのですが、今回は本館ではなく別館の「古民家1棟貸し」に泊まります。一人ではちょっと…、いや、かなり贅沢なのですが、地元の京都では高くてなかなか泊まれない「町家」に宿泊することは、私の中で結構楽しみだったのです。
▼「橋津屋」はオール電化で何もかも快適だった
私を一軒家まで案内してくれたのは旅館のご主人。夫婦で旅館を切り盛りされている様子です。「一人で泊まるのはもったいないんだけどねえ」って、3回ぐらい連続で言われてしまいましたが、中に入ってみると…、そう言いたくなるのが納得の広さでした…!
1階2階ともに3部屋ずつ、1人じゃ全部使いきれない広さに驚愕!私が宿泊した「橋津屋」は、古民家とはいえオール電化なので何もかもが快適です。1階真ん中の部屋に「こたつ」があったので、私は「ああ、今夜の寝床は2階の布団じゃなくてここだな」と、思いました。(そして実際に勘(?)は当たり、その通りになった)
▼「大下舎」の五右衛門風呂も気になる…
私が泊まった「橋津屋」の他にも2軒の古民家「浜延舎」と、犬のみですがペット可の「大下舎」があり、そちらも風情がありそうですが、恐らく、水回りも文句なくきれいでしたし、一番快適に過ごせるのはオール電化の「橋津屋」じゃないかなあ、なんて勝手に思っています。でも、「大下舎」の五右衛門風呂には興味があるし、気になって仕方ないです。
▼美保神社と青石畳通り近辺を散策
あまりゆっくりしている暇はないので、とりあえず「美保関灯台」に行けるかどうかを旅館のご主人にたずねてみると「徒歩で30分も坂を上るから大変だよ」とのこと…。また。あるところから「自転車が借りられる」という情報を得ていたのですが、残念ながら現在は貸出をしていないとかで美保関灯台も断念しました。
美保関灯台近辺には「沖之午前・地之午前(おきのごぜん・ちのごぜん)」といって、沖の岩を祭っている遥拝所(ようはいじょ)があり、素敵な眺めなので行っておきたかったのですが…。
沖に見える岩と手前の岩は、美保神社のご祭神「こと代主神(ことしろぬしのみこと・恵比須様です)」が魚釣りをしていた場所だった、との言い伝えが残っています。国譲りの伝説で父親の大国主命(おおくにぬしのみこと)から相談したいと指名され、使者の建御雷之命(タケミカヅチノミコト)が訪ねてきた時も魚釣りをしていたそうですが、やはり、あの沖の岩で釣っていたのかもしれませんね。
▼出雲大社と美保神社は両参り推奨らしい
「せめて美保神社への参拝と青石畳通りだけ見ていこうかな」ということで散策してきました。まずは、美保神社。「出雲大社と美保神社はセットでお参りしてね」と、言われていますが80km以上離れているので昔は大変だったでしょうね。
現代でも車で1時間半程かかる距離にあります。父神の大国主命が祭られている出雲大社はいつも賑わっていますが「美保神社」は、少々、不便な場所にあるせいなのか、ゆっくり参拝できるのでおすすめです。
参道の石段を登っていくと大社造りの本殿が見えてきます。港町の高台にあるので、医師団からの眺めは風情があって好きです。境内では「つつじ」が美しく、風景に華やかさが加わっていました。
この日はご挨拶だけして退散です。宿屋のご主人曰く「毎朝8:30頃から神楽があるので、それを見てから出かけるといい」とのことでしたので「明日も寄ろう」と、考える私でした。
▼太鼓醤油店の「しょうゆアイスクリーム」を堪能
美保神社の参道を降りると見えてくるのが「青石畳通り」の入り口です。向かって左側に見える入り口に鳥居と看板があるのですぐ分かるでしょう。
風情あるレトロな街並みを楽しむ場所で店がたくさんあるわけでもないのですが、写真撮影を楽しめるスポットです。私もカメラ片手にシャッターを切りながら歩いていました。
途中で「太鼓醤油店」という醤油屋さんがあるので立ち寄ります。昔ながらの古民家で、さまざまな種類の醤油やアイスクームや煎餅など、自慢の醬油をつかった商品を販売しています。
松江と出雲市の間にある「平田」というところにも「持田醤油店」という醤油屋さんがあって「醤油ソフトクリーム」を販売しているのですが、こちらの「しょうゆアイスクリーム」は「ごま」「抹茶」「醤油」「もろみ」と、4種類から選べるのが特徴です。
私はシンプルに「しょうゆ」を選びましたが、みたらし団子のたれのような甘さはクセになるおいしさ!美保関に行く際は立ち寄ってみてほしいスポットです。
福間館での食事と古民家で過ごす時間
食事の時間が迫ってきたので、本日の散策は終了。青石畳通りからみた福間館本館には、また違う風情がありました。
港を眺めながらのんびり過ごす時間は、旅情たっぷりのスロウなひと時でした。
▼福間館の夕食で「エイキモ」初体験
いったん橋津屋に戻り、2階の窓から港の様子をのんびり眺めます。天気は崩れていたのですが、とても気持ちの良い時間でした。
食事の時間が近づいてきたので福間館の本館へ出向きます。昔ながらの大衆食堂を通り抜けた奥に座敷があり、既にテーブルの上には幾つかお皿が並んでいます。目の前には掛け軸がかかっていて、お花も生けてあり、なかなか良い雰囲気です。ちゃんと質問すれば「有名な人の書」だとか色々と聞けたと思うのですが、私は食べる方に走ってしまいました。
「さすが!」と、言いたくなるほど海の幸尽くしの料理です。刺身・焼き物・鍋と、目の前の港で水揚げされた海の幸を堪能できます。今回、特に珍しかったのは「エイキモ」ですね。刺身の皿に少しだけ小鉢の中に入っていました。アカエイの肝をゴマ油で和えたものなのですが、目の前の港で朝水揚げされたからこそ頂ける珍味だとか。ゴマ油の香りでツルリとおいしく頂きました!
分厚い刺身は食べ応えがあり、茶わん蒸しにも魚が入っていて魚尽くしです。ご飯もおいしくて大満足!毎朝の水揚げでメニューが変わるというのもいいですね。
▼美保関にはスーパーやコンビニはありません!
また橋津屋に戻って入浴した後、コタツに入ります。ワンタッチでお湯が張れるお風呂は最高でした。なんてったってオール電化ですから、自宅よりも快適です!ここにミカンがあれば最高なのですが、残念ながら調達できる店もなければミカンの季節でもありません。
橋津屋は自炊もできるようになっていて、色々と食材を持ち込んで調理をしても楽しいのかもしれませんよ。自分で魚をさばける人は釣りをしたあとに、宿で魚料理を作って食べる楽しみがあるかもしれませんね。
ただし、宿近辺にはスーパーやコンビニはありませんので、美保関に入る前の松江あたりで食材などを調達しておかないと、現地に着いてから探そうと思っても厳しいと思います。この情報は、予め、押さえておきたい点です。まあ、だから風情に浸れるとも言えるんですけどね。数少なくなりつつある「昔ながらの風景や暮らしぶり」を体験できます。
山陰観光3日目の朝/美保関から境港へ向かうぞ!
三日目はいよいよ鳥取へと向かいます。美保関から境港へ、そして、本日、宿泊する大山へとひたすら南下していくのですが、この日はあいにくの悪天候で苦労の連続でした。ですが、この日も会話を楽しむことができた素晴らしい一日となるのでした。
▼福間館の朝食はおふくろの味+イカ刺し!
気がつくと朝です。はい、予想通り、こたつで寝落ちしていました。朝は船の音がするので昨日の静かな午後の港とは違った表情が見られます。実は朝寝坊しちゃったのですが、魚を水揚げする様子を見たかったなぁ…。
さてと、本館に出向いて朝食です。「昨日はよく眠れましたか?」と、旅館の奥さん。この奥さんが柔和でまた優しいお人柄なので癒やされます。朝食は座敷ではなく、手前の大衆食堂の中でいただきます。窓からは美保関港が一望できて、雨が降っていなければもっと遠くまで見えたんだろうなと思いました。
煮物、ダシ巻き、お豆腐、そしてイカ刺しとブリの塩焼き。イカ刺しおいしーい!その他の一品も優しいお味で、みるみる元気になりました。さあ、今日の旅を始めましょう!
▼美保神社で神楽を見学した後、バスで境港に向かう
宿を出ると雨。宿のご主人が「傘つかっていいよ」と言ってくださったので、ありがたく使わせてもらい、すぐそばの美保神社へ向かいます。すでに神楽は始まっていて、数名の方がずっといらっしゃいました。GW前なので静かなものです。静寂の中、雅な音楽をいつまでも聴いていたかったのですが、バスの出発時刻がせまってきたので後ろ髪を引かれながら離脱…。
バス停へ向かう途中、3年前にイカ焼きを売っていた屋台を発見!「今も頑張ってるんだろうなぁ」と思いながらバス停へ急ぎます。
バスが来るまでの短い間も、名残惜しくてシャッターを切る私。
途中で一度、乗り換えて、昨日は眺めるだけだった境港大橋を渡ってバスは境港市へと向かうのですが松江駅よりずっと近いです。ハハハ。バスに乗っている時間は合計40分ぐらいだったでしょうか、無事に境港市に10時頃到着しました。
▼境港は雨だった
ここからは、iPhoneのナビと3年前の記憶をたどりながらの散策開始です。しかし、とにかく雨が強くてかなわん…、ということで、地元の商店街を探して婦人用品店で傘を購入。
これでようやく雨を気にせず散策できると思ったのですが、ドシャ降りのひどい雨なので写真を撮る余裕はあまりなかったのですが、こればっかりは仕方ない。「ゲゲゲの鬼太郎」関連の店を覗きつつ、次の目的地へと急ぎます。
▼鳥取の写真家 植田正治さんゆかりの地へ
続いて、写真家「植田正治さん」ゆかりの地である「植田正治邸」と、その近くにある「植田カメラ店」へ向かいます。今はどちらも中には入れないのですが、3年前のツアーで立ち寄った思い出の場所なのです。ツアーでは、植田正治邸の中に入れてもらって小物や狐面など、有名な作品に使われた小道具も見ることができて感激したことは今でも忘れられません。
3年前と変わった点は、植田正治邸の前にあった空き地に「売地」の看板がなくなっていたことと、パチンコ屋「ナショナル会館」の大きな看板がなくなっていたことでしょうか。「ナショナル会館」は目印になっていただけに少し迷いました。
植田カメラ店の中には「しゃしんき展」と書いてありますが、やはり中に入れるわけでもなく、写真だけ撮って退散です。
しかし、これ、実は…、近くの喫茶店で「中を見たい」と言えば見学可能だということを後から知って結構ショック!この時は、そのようなことなど知る由もありません。こういうのも巡り合わせなんでしょうね。ご縁があればまたいつか!
▼やっぱり旨かった「いろは寿司」
続けて港方面へ向かい、イカ釣り漁船などを写真に納めながら「いろは寿司」に向かいます。植田正治さんも寄られていたというお寿司屋さんなので、一度行ってみたかったのです。
「いろは寿司」に到着したのは開店して間もなかったので、他のお客さんはまだいませんでした。私は、せっかくだからと奮発して「上握り2,500円」と「魚の味噌汁300円」を注文。店主は寡黙な人で、黙々と寿司を握ってくれます。
運ばれてきた寿司はとてもおいしそう!ネタも丁寧に説明していただいたのですが忘れました…。聞きなれない珍しい魚もあった気がするのですが、寿司の塩梅は申し分なく、魚の味噌汁は鯛の頭が入っていましたが「頭の中にハート形の骨がある」と教えてもらい、つい探してしまいました。
最初は寡黙だった店主ですが、客が私しかいなかったせいもあってか、少しずつ境港の魚について話してくださいました。最初はふむふむと聞いていた私。店主は段々と話に熱がこもってきて、境港でもマグロが獲れるという話に入る頃にはかなりのボルテージに…!
私はそんなに口をはさんでいないのですが「恐らく、本当に境港の魚を愛してらっしゃるんだなー」と、感じました。ちなみに店主は若い感じがしましたね。とにもかくにもご馳走さまでした!
山陰観光3日目の午後はツキに見放されつつ米子から大山へ
ここまで順調に機嫌よく旅行を続けていた私でしたが、少しアンラッキーなことが起こってしまいます。まあ、こんなこともあるから旅は面白いのですが…。
▼境港散策から猫娘電車に乗って米子へ南下
お昼も海の幸を楽しんで納得した私は、境港の町を散策しながらJRの境港駅を目指します。境港はまた美保関とは雰囲気が違う港町ですね。風情があって私は好きです。古民家もいくつかありましたよ。境港駅では、原稿の締め切りに追われている水木しげる先生に出会えます。うう、他人事ではないので辛いですう。
境港駅に着くと、ちょうど「ゲゲゲの鬼太郎」でおなじみの猫娘ラッピングの電車が止まっていました。ラッキーとばかりに乗り込む私。
米子までは乗り換えなしで1時間弱。途中の「富士見町」が繁華街なのでそこで降ります。
▼「米子で何だかツキに見放される」の巻
雨がますます降る中、「植田カメラ米子店」を見に行きました。こちらも閉店していると知ってはいるのですが何となく…。
植田カメラ店の近くに素敵なカフェがあることを知り合いから聞いていたので、かなり楽しみにしていたのですが、今日は定休日だって。あーー、えーーーーー!って、嘆いたって仕方ないですね。雨もひどいしどうしようかと悩みましたが「米子散策は諦めて、今夜泊まる宿に向かってしまえ!」と、気持ちを切り替えました!
しかし、次なる試練が待っていました。この時期、米子駅から次の目的地である大山までは、非常に乗り継ぎが悪いのです。GW中などの繁忙期には「大山るーぷバス」という便利なバスが通っているのですが、いわゆる閑散期は通っていません。だから、米子駅と大山は近くて遠い場所と化するわけなんですよね。
本来の計画では、米子駅から岸本駅まで電車で向かい、そこからデマンドバスに乗る予定だったのですが、この時間帯は岸本駅に行く電車の本数が少ないのです。
さて、どうしたものかと困ってしまい、米子駅からの行き方を色々調べてみたら、どうやら通常の路線バスを乗り継げば大山の目的地近くまで行けそうなことが判明!このとき、改めてネット検索の有り難さを実感しました(笑)
まさか、乗り継ぎに失敗するとは思いませんでしたよ、ええ。「あれ?ここで降りる?ん?」と思った時には、次のバス停へと無情にも発車しちゃったバス…。しかも、地方のバスって1区間が長いので発車しちゃったら戻るのも大変!遠い、遠すぎるよぉ…。
そのバスに乗らないともう後がないという状況だったので、青くなった私は雨がザンザン降る中、どうしたらいいのか分からずプチパニックのまま近辺を歩き回りました。そして、もう一度バス停の表示やネットの時刻表を見たりして、本来とは違うバス停から別のバスに乗れば現地に着きそうだとようやく知るのです!「ゆうあいパル」という温浴施設からバスに乗り込み、ようやく「大山ペンション村」に到着したのでした。
この日は何だかツイていませんでしたねー。いつもなら写真をパシャパシャ撮りながら歩き回るのに、この時の写真が全然残っていないことからも、切羽詰まっていたことがわかります(笑)事前に調べていた以外のことをするとこうなるんです。分かってるんです!分かってるんですが「これもまた旅の醍醐味だから…」と、懲りずにたまにやらかしちゃうのです!アハハ
▼ゲストハウス初体験!「大山バックパッカーズ」
これまで結構国内のあちこちに出かけていた私ですが、実はゲストハウス初体験。2014年にオープンした「大山バックパッカーズ」は、まだ発展中(!)のお宿です。斎藤さんという女性が経営されていますが、廃業したペンションをコツコツとご自身の手でも改装していき、ゲストハウスとして運営されているのだとか。
立派なキッチンがありますが、こちらに備え付けられているコーヒーや紅茶などは自由に飲める嬉しいサービスがあります!一部有料の飲み物もありますが、それはリビングの冷蔵庫に入っているので明確に区別されています。他にも色々嬉しいことはあるんですが、それはまた明日の朝ぐらいに説明しましょう。朝食が嬉しいので。
部屋タイプはツインとトリプル。二名以上の宿泊なら相部屋になることもなく、ペンションチックな利用のしかたも可能です。しかし 、やはりココは「ゲストハウス」なので、他の宿泊者とも交流してほしいということから部屋での飲食は禁止で「リビングを使ってくださいねー」とのこと。
リビングはめちゃめちゃ快適で、ゆっくり会話を楽しめる環境に整えられています。この日は、GW前の閑散期ということで私しか宿泊客がいませんでしたので、斎藤さんご夫婦が話し相手になってくださいました。関西ご出身の方なので、何となくノリが合って楽しいひと時を過ごせました!
特に印象に残っているは、ご夫婦が飼っていらっしゃるオカメインコとヤギのお話。ヤギって飼うのは体力が要りそうだし大変らしいのですが「可愛くてたまらない」と言っているお二人の様子を見て、とても心が和みました。
▼晩御飯は念願のおしゃれなレストラン&バー「FBI DAISEN」で
少々、話が前後しますが…、宿に到着して斎藤さんと話していたときに「食事は?」と、聞かれたとき「FBI DAISENに行きたい」と答えたところ、今日は宿泊客が私だけなので送迎してくださるとのこと!歩いていくつもりだったのですが、上り坂で結構大変だというので素直に御厚意に甘えました。
「FBI DAISEN」は、キャンプやグランピングが楽しめるキャンプ場で、施設内にレストラン&バーを備えているのです。そのレストランが、まぁオシャレで美味しそうで「絶対に行ってみなくては!」と思っていたのでした。ちなみに「大山バックパッカーズ」では、境港のおいしい寿司が食べられる「郷の鮨 たむら」のお食事とセットになった宿泊プランもありかなり迷ったのですが、旅程的に海の幸が続くのでこちらを選択したのでした。
こちらでも客は私だけでしたが、カウンターで店員さんと会話をしながらの食事です。元々私は「ビッグハンバーガー」に興味津々だったのですが、手描きのメニュー表を見ていると、とても美味しそうな「大山ハーブどりとコーンのミルクチャウダーwithガーリックトースト」を発見して、迷うことなく選びました。食事が終わり手持ち無沙汰になったタイミングでフライドポテトも追加。
いつもはあまりお酒を飲まないのですが「さすがに旅行中は飲みたいな」ということで、1杯目は冷凍フルーツサワー、2杯目はホットカクテルのアイリッシュコーヒーを注文。カウンターのお兄さんとGWなど繁忙期の忙しさのことなど、他愛もない話題ながら時間が経つのを忘れるほど楽しく過ごしました。別のお客さんが入ってきたところで私は退散!
ゲストハウスに戻ると斎藤さんのご主人もいらしたので、3人で会話して…、という感じで、ずっと話ばかりしていたのですが本当に楽しかったです。米子から大山に向かう道中は泣きそうになったこともありましたが「終わりよければすべて良し」とは、こういうこと!などと思いながら、山陰観光三日目の夜は更けていくのでした。
【山陰観光2日目旅プラン】島根松江で「佐太神社・神魂神社・八重垣神社」の神社めぐり旅に引き続き、【3日目旅プラン】島根県の美保関から鳥取県の境港、米子を回り「大山」泊の旅レポを綴って参りましたが、次回は【山陰観光4日目】植田正治写真美術館や大山寺近くの円流院を巡り「鳥取市」泊の話です。大山をアチコチ巡って楽しんできます!