ソープカービング・石鹸で可愛い雑貨を手作りできる趣味

洋服をリメイクすることで、まだ着れる服を捨てることなく活用することが出来ます。ハサミで切ったり、ミシンで塗ったりするだけで、クローゼットに眠っているジーンズやTシャツを着ることが出来ますよ。

夢中になれる!ソープカービングの魅力

ソープ・カービングング(Carving)とは、「彫刻」を意味し、野菜を動物などのモチーフに彫って料理の飾りとして添える「ベジタブル・カービング」や、インテリアに最適な「カービング・キャンドル」、タイ王国で700年以上の歴史があり果物を立体的に美しく彫る「フルーツ・カービング」など、カービングの対象は多岐にわたります。

自分好みのセンスで作ることができるハンドメイド雑貨に凝っている人って多いのですが、クッションカバー、バッグ、洋服などの他に、DIY人気に火が着いてからは椅子やテーブルなど大きな家具まで手作りしちゃう女性も増えてきましたよね。

やはり、既製品とは違う味わいに仕上げられることと、手間暇かけて完成させたハンドメイドの物には愛着が湧くものです。


今、漠然と何かを作りたいと思っているだけで新しい趣味を探しているもののピンとくる物が見つからない人にオススメしたいのが、少し時間が空いたときや何かに没頭したいときにピッタリの「ソープカービング」です。

加工しなければ”ただの石鹸”でも、専用ナイフで削って美しい刺繍模様など繊細で美しい小物に変身させることができる「ソープカービング」は、必要な道具も少ないので気軽にはじめることが出来ますよ。

ソープカービングに必要な物

  • 固形石鹸
    (柔らかいタイプが良い)
  • 専用ナイフ
  • ドライヤー(冷風)と化粧筆
    (削りクズを飛ばすときに使用)

カービングの専用ナイフは500円~1000円前後。固形石鹸も100円ショップでなら「1袋3~5個入」の商品も手に入りますよ。練習用の石鹸は100円ショップで購入し、自信がついてきたら「香りや色」にこだわった石鹸でトライを!

『石鹸を削るときの感触が何とも言えず癒される』との感想を聞いて、すぐにナイフと石鹸を買うために100円ショップへ行ったものの、残念ながらソープカービング専門用品の扱いがなく”彫刻刀”を購入して挑戦しましたが、削り方が限られてしまうので刃が薄い専用ナイフが適しているのは間違いないようです。

ソープカービングの楽しみ方

細かいディテールにこだわったレース模様などの作品をつくるには高度なテクニックが要求されますが、まずは”シンプルな花や貝殻”などから始めてみることをオススメします。

いつか作ってみたい!

  • バラ
  • ダリア
  • レース模様
  • チューリップ
  • イニシャル
  • 貝殻
  • ケーキ
  • デコレーション

色とりどりの花々を自在に彫れるようになれば、花束やフラワーアレンジメント風にしたりリースを作成して壁に飾ったり箱にこだわるなど、楽しみの幅をどんどん広げられますよ

作品の活用術

  • クローゼットに香り用として置く
  • ベッドサイドにアロマ代わりに置く
  • インテリアとして飾る

ソープ・カービングは、「飾り物」としてインテリアやプレゼントに活用するのが一般的。石鹸をお花や動物の形にするなど自由にテーマを設定できるのはハンドメイド雑貨だからこそのメリットです。

大切な人が泊りに来るときに、「おもてなし用の石鹸」として使うのもお洒落ですね。洗面所やバスルームが石鹸ひとつでセンスが光る華やいだ雰囲気になること間違いなし!

初めはプロの指導を受ける

気軽に我流で始めることもできますが、最初はソープカービングのプロのアドバイスが受けられる本や動画を参考にして基本を覚えたほうが「出来ない壁」「毎回、同じような作品になる壁」にぶつかって本当の楽しみを味わう前に放り投げてしまう可能性は低くなります。

まさに、張り切って始めたものの、”できない・同じ物ばかりの壁”に負けて、以下の画像と同じパターンの物しか作ることができず挫折したのが私です…。5回作って、すべて同じ形になってしまいました。

しかも、美しいバラを作りたかったのですが菊の花にしか見えません(笑)その後、ヒヨコでも彫ってみようと挑戦しましたが、悲惨な結果で現物はもう手元にございません…。

やはり基本は大事ですね

ソープ・カービングの注意点

削りやすい状態にするためにレンジで石鹸を温める方法があるのですが、石鹸はすぐに熱を帯びるため、加熱時間の調整と火傷にはご注意くださいね。

また、ソープ・カービングの必需品、専用ナイフの刃物でのケガにも気をつけましょう。

上達するほど楽しめるソープカービング

「固形石鹸」を削るアートのソープカービングは、香りや石鹸にナイフを入れる柔らか感触にリラックス効果があると、長年、根強い人気があります。材料費などのコストも安いので気軽に楽しめる趣味ですよね。

独学で覚えたり、教室に通ってじっくり基礎から学ぶのも方法です。基本的なことさえ覚えたら、あとは自分の感性で思いのままの作品作りに挑戦してください。彫る技術が上達すれば花びらを作って1枚ずつ繋ぎ合わせたり、ビーズやラインストーンで綺麗に飾りつけるなど、どんどん作る楽しみが増えますよ