貰って迷惑だった入院お見舞い品
入院生活ってヒマな時間が多くてツラいものがありますよね。友人や知人・親族がお見舞いに来てくれた時には嬉しい気持ちになります。でも、暇な病院での生活の中で貰って嬉しい「入院お見舞い品」があれば、逆に迷惑な「入院お見舞い品」もありますよね。
たとえ嫌なモノでも貰う側だったら笑顔で「ありがとう」と伝えればギクシャクした関係になることもありませんが、渡す側でしたら知らず知らずのうちに相手を傷つける結果となるかもしれません。
そこで、実際にもらって迷惑だった入院お見舞いの品を紹介します。入院をしている友人や親戚へお見舞いの品を持っていく時の参考にしてみてくださいね。
迷惑だった入院お見舞いの品/内臓系の病気
入院が必要となる内臓系の病気といえば「胃腸炎」や「盲腸」など、胃腸を悪くして病院へ入ることが多いですよね。その時に貰って迷惑だった入院お見舞いの品とは、一体なにがあるのでしょうか?
強烈な臭いのする花/腸炎
腸炎で入院した時に、近所にすむ従姉妹がすぐに見舞いへ駆けつけてくれました。
その時に花束を持ってきてくれたのですが、とにかく猛烈な臭いがする花で、点滴のみで生活していた私にとって症状が悪化しそうな匂いでした。相部屋だったので、他の患者さんにも迷惑をかけたと思います。
従姉妹の好意はとても嬉しかったのですが、彼女が帰ってすぐにビニール袋で密閉して匂いを封印しました。
ペットボトルコーヒー1ケース/急性膵炎
ストレスが原因で「急性膵炎」になり入院した時のことです。
膵炎で入院したことを知って、食べ物系はNGだと思った友人が持ってきたのは、大きなペットボトルのコーヒー1ケースでした。
コーヒーなら水分だし利尿作用もあるから、身体から悪いものを出してくれると思って持ってきてくれたそうなのですが、カフェインが入っているため飲むことが出来ません…。
相部屋の誰かにあげるにも、大きなペットボトルですし荷物になるので気軽に渡せずに、とても困りました。
絶食中の食べ物/急性胃腸炎
会社で会議をしていた時に、急激に胃の辺りが座ってもいられなくなるくらい痛くなり倒れ、気がついたら救急車で運ばれ病院にいました。
診断の結果「急性胃腸炎」ということで1週間の絶食を余儀なくされ緊急入院となりました。
点滴で栄養を送っているので、意外とお腹が空く感覚がなく絶食は耐えられるのですが、入院の見舞いに来た人がことごとく「食べ物」の手土産を持ってきました。
食べられないと話していたハズなのに、大好きなお菓子などを持ってこられたのは迷惑に思いました。
食事がとれないのに食べ物/急性腸炎
急性腸炎になり入院した時のことです。塩梅が良くなく入院が長引いてしまったので、周囲の人に連絡をしてからすぐに見舞いに来てくれた友人・知人が色々持ってきてくれました。
その時に見舞いの品として多かったのは、一切食事をとれないことを伝えていたのに「お菓子・果物」などの食べ物でした。
入院の見舞い品といえば「お菓子・フルーツ」という固定概念があるので、仕方がないといえばそうなのかもしれません。
「洗面道具」「スキンケア用品」「石鹸」「タオル」などの消耗品のほうが、長期入院の人にとって嬉しいお見舞い品だと思います。
お見舞いに行った時に患者さんの具合をしっかりと聞いてから、お見舞い品を後で送る、2度目の時に持っていくなどがオススメです。
迷惑だった入院のお見舞い品/外科系の病気
病院へ入院する時は内臓系の病気だけではなく、骨折など外科にかかる症状で病院生活を送ることにもなりますよね。外科系の病気や症状で入院した時に迷惑だったお見舞いの品を紹介します。
再生環境がないのにDVDセット/骨折
社会人フットサルの大会で相手選手と接触をして転んだ際に、足を骨折して入院しました。
お見舞いに来てくれたチームメイトの先輩が、JリーグのDVDを大量に持ってきてくれたのですが、病室にはDVDを見る設備がありませんでした。
プレイヤーがあったとしても、10日ほどの入院でしたし全て見ることが不可能な量で、退院してからも感想をしつこく聞かれて迷惑でした。
けん玉/両腕の骨折
私は家の階段で転び、右腕を骨折・左腕にヒビが入り入院することになりました。
何とか入院生活にも慣れてきた頃、友人が入院お見舞い品として持ってきたのが「けん玉」です。それを見て私は「両腕治ってないんだけど…(笑)」と、話すと「リハビリだよ」と、真顔で言うものだから思わず苦笑いしました。
入院していた時はお互い笑っていましたが、正直「けん玉」は、腕が治るまで遊べないですし、荷物にもなるので迷惑でした。
そのまま食べられない果物/椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアで入院をしました。激しい腰痛で安静にしていても痛みがあり鎮痛剤が効いている時間以外は、いつも痛い状況でした。
1日中ベッドに横になり、食事のために起き上がるのも大変な状況の中、入院お見舞い品として貰うのが「果物」です。
イチゴなどそのまま食べられる物は良かったのですが「スイカ」や「メロン」など、皮をむいて食べなければならないものは、起き上がって座ることも出来なかったので、正直迷惑に思いました。
趣味じゃない小説/足の骨折
転んで足を骨折して入院したことがあります。痛みが治まってきても足を骨折していると病室から出るのも大変で、リハビリ以外は病室でテレビを見て過ごしていました。
その状況を気遣ってくれたのか、入院お見舞い品に本を頂くことも多く、ファッション誌やタウン誌、ホビー誌は良かったのですが、好みじゃない小説は読破するのがつらかったです。
感想を聞かれるし、時間を潰すどころか、時間が長く感じていたので迷惑に思いました。
迷惑だった入院のお見舞い品/出産での入院
病院へ入院する時って病気だけではなく「出産する時」にも入院しますよね。お産の時に持ってこられると迷惑な入院見舞い品とは、何があるのでしょうか?
大量のフルーツが迷惑に思いました
出産で入院した時に貰って迷惑だったのは、大量のフルーツです。
義母にとっては「お見舞い品といえばフルーツ」だったのかもしれませんが、備え付けの冷蔵庫は大きくないですし、飲み物が大量に入っていたので他のものを入れるスペースがありませんでした。
足が早い果物ばかりでしたので、結局腐りそうになった時に実母に持って帰ってもらいました。
大きな写真立てを貰いました
お見舞いに来てもらった時に手土産をくれるのはいいのですが、賞状を入れるサイズの大きな写真立てを貰った時は困惑しました。
子どもの写真を飾るといっても厳選した写真しか飾っていませんし、自分の好みに合っていなければ、ほとんど使うことがありません。しかも大きかったりすると処分にも困ります。
それ以来、自分が人に入院のお見舞い品を贈る時は「迷惑じゃないかな?」と、考えてから贈るようにしています。
お見舞い品は相手の病状を確かめてから選ぶ
入院お見舞いの品を持っていく時には、相手の病状を確かめてから持っていくか、お見舞い2回目の時に持っていくと、迷惑になる入院お見舞い品を避けられますね。
特に胃腸系の病気で入院をしていると、弱った胃腸を休ませるために絶食期間があることが多いので、食べ物を持っていくのは避けたほうがいいでしょう。
ぜひ、相手に喜ばれる入院お見舞い品を持っていってあげてくださいね。